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しおりを挟むかち かち と震えて鳴る歯はうまく動いてくれず、結局はその指でこじ開けられてしまった。
指が深く差し込まれて舌を押さえつけ、吐き気に喘いでできた隙間に佐伯の舌が入り込む。
それに、噛みついて反撃する勇気なんて僕にはない。
歯列を舌先でなぞられ、甘噛みされて……
「 んっ んぅ!」
押しのけようと足搔いていたはずの手はいつの間にかワイシャツを強く握りしめるだけになり、寝間着代わりのシャツをたくし上げる力にも抵抗できなかった。
くちゅくちゅと耳を打つ水音。
深く角度を変えながら何度も咥内を犯されて、息がうまくできなくて脳がぼんやりと痺れる。
汗ばんだ指に胸の先端を探られた時、体が跳ねて昂ぶりが佐伯の足に擦れてしまった。
熱さと、痺れる感覚に腰が仰け反る。
寝るために用意した薄いスウェットでは、それを隠すこともできず。
「 っ ふ 」
どちらの唾液ともわからない糸を引いて体を起こした佐伯が、小さく息を漏らした。
「ち、が、 コレ、は……生理現 象で」
はっ はっ と上がる息の合間に言うけれど、それを聞いてくれたかはわからない。
ただ骨ばった長い指先がスウェットを引きずり下ろし、中のモノを引きずり出すのが見えた。
なぜ?
なぜ、どうして佐伯の手はオレのモノを包み込んでいるんだ?
「 やめ、て」
「 」
「……やめて、くだ さい 」
力の入らない震える指で、急所を掴む手を退けようとしたけれど、それは佐伯の指の隙間から零れてくる先走りで滑って役に立たなかった。
にちゃ にちゃ と、扱き立てられて感じているのは確かなのに、羞恥とあり得ない出来事に混乱して首を振るしかできない。
「い、や 」
重怠い腰の熱に、嗚咽が零れる。
自分で弄るのとは全く違う快感にぐずぐずと泣きじゃくった。
「や、ぁっ」
手を取られて引っ張られる。
伸ばした先で触れる、熱。
焼けるような、猛る、佐伯の……
「 握れ」
言葉は簡潔で、言い返すことを望んではいない。
「っ ふ……ぅ、は い 」
僕のモノに重ねられた佐伯のソレは、固く反り返って僕のモノと同じようにてらりと先端を光らせている。
二人の手に包まれた部分は目が回るような快感をもたらして、佐伯の動きに合わせて懸命に腕を動かす。
柔らかいのに固く張りつめて、先走りは冷たいのに熱くて。
「 ひ、んっ 、ぶ ちょ、 も」
もう、達してしまうと告げると、視線がお互いに擦り合わせている先端へと落とされたのが分かった。
鋭いとは言え、視線に質量なんてないはずなのに、赤く張りつめた先端を撫でられたような気がした。
「ぃ、────っ」
微かにかちんと歯が鳴って、貪ってくる唇の感触に突き動かされてお互いの体が小さく硬直した。
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