電子の帝国

Flight_kj

文字の大きさ
92 / 175
第15章 運河攻撃作戦

15.1章 攻撃作戦始動1

しおりを挟む
 海軍軍令部に東太平洋の潜水艦攻撃作戦の状況が報告されてきた。昨年から新設された一部一課の潜水艦担当の有馬中佐は、届いたいくつもの報告を基にして、既に作戦の分析を開始していた。輸送船団の規模と攻撃に参加した潜水艦の数を考えると、沈めた輸送船はやや少なかったというのが、彼の1次分析の結果だった。

 不振の原因は明らかだ。米軍の小型爆雷が航跡誘導魚雷を妨害したことが大きい。それ以外に、彼は「伊19」の木梨中佐の報告内容に着目していた。「伊19」が船団攻撃を再開した時点で、駆逐艦の前方から30発程度の小型弾頭が投射されるのを目撃したという報告だ。木梨中佐の報告では投射して着水した後は何も爆発しなかったとのことだが、水中で潜水艦に命中すれば信管が爆発するだろう。爆雷では不可能な前方投射型の対潜水艦兵器と考えて間違いないだろう。

「輸送船団への潜水艦攻撃では、航跡誘導魚雷を無効化する小型爆雷がかなり使用されました。このまま多数の艦艇が、広範囲でこの兵器を使用することになれば、我々は誘導魚雷を使えなくなります。しかも駆逐艦の前方に数十の小型弾頭を一気に発射して、潜水艦を包囲するように着弾させる新兵器が目撃されています。『伊26』もこの新兵器にやられた可能性が高いと考えます。何か対策を講じない限り、このままでは我が軍の潜水艦は活動を大きく制約されます」

 一部一課の富岡大佐は、戦闘報告の別の部分に着目した。
「『伊19』は、航跡誘導と非誘導の魚雷をうまく混ぜて米艦を攻撃しているだろう。おそらく米軍もかなり混乱したに違いない。この作戦をもっと進化させられないだろうか。例えば、直線的に目標近辺に接近してから、魚雷自身が目標を探索するために周回や往復運動をする。その探索行動で艦船を探知したらそれに向かってゆくというようなやり方だ。探索をする時は魚雷の速度を落として周回するなど目標を捉えやすくする運動をしてもよいと思う。酸素魚雷の特性を生かして、遠距離から確実に攻撃できるのであれば、潜水の被害を減らせるはずだ」

 有馬中佐もすぐに同意した。
「速度や潜航深度などの潜水艦の水中性能をもっと改善できれば、有効なことはわかっていますが、とんでもなく時間がかかります。当面の戦力で改善するとなると確かに、おっしゃったような魚雷の改善が現実的な答えだと私も思います」

 有馬中佐も当面の策としては、雷撃距離を延伸することくらいしか思いつかなかった。さっそく、彼は技術研究所の計算機部に魚雷誘導部の高機能化について打診した。技研からの回答は、既に完成している誘導部の改良のために、比較的短期間で対応可能だとのことだった。もちろん、軍令部から艦政本部に水中高速潜水艦を開発要求することも忘れなかった。

 軍令部第一部からの要求を受けて、技術研究所は、魚雷射撃時に魚雷の航走経路を設定する小型計算機を追加して、生成したその情報を魚雷の制御部に事前に記憶させる方式を採用した。追加する計算機自身は大人一人で抱えられる程度なので、洋上でも改修用部品として駆逐艦や潜水艦に積み込むことが可能だ。発射管室に追加した計算機により魚雷の運動を指示する情報を作成した後に、ケーブル経由で魚雷内部の制御部に書き込む(ダウンロードする)のだ。

 外部から魚雷の運動を指示するる情報を書き込んでも、それに基づいて、魚雷の発射後は各種制御が必要になる。この点は、誘導用制御部そのものを変更せずとも、魚雷の計算機が内蔵するプログラムの変更だけで対応できた。もともと九三式も九五式も魚雷尾部には誘導部の設定更新のために、接続用コネクタプラグが設けられていた。それを利用して、配備済みの魚雷内蔵計算機のプログラムを更新していった。プログラム更新後に、複雑な運動を魚雷に入力する場合も、指示情報の書き込みもそのコネクタを接続して行う。

 運動情報は魚雷制御部の記憶容量以下に抑える必要があるが、その範囲内ならば魚雷に自由な運動をさせられる。魚雷内の機器を改修しなくても良いので、短期間で前線の魚雷に機能追加が可能だった。

 ……

 一方、潜水艦戦の報告を受けて全く別の反応をした人物がいた。連合艦隊の山本長官である。潜水艦による作戦では量的な限界を感じて、もともと考えていた根本的な作戦の実行を早めたのだ。

「米軍の新兵器の登場は、我が軍の船団攻撃に対して大きな障害となり得る。潜水艦による輸送船の攻撃は今まで以上に低調になりそうだ。これを挽回するためには、米軍の太平洋での輸送路を根本から遮断する作戦を実行すべきだと思うがどうか?」

 黒島参謀が答えた。
「珊瑚海で受けた空母艦載機の損失もかなり回復しています。訓練を続けていた特殊爆撃機銀河の部隊も稼働状態になっています。現状では、特殊爆撃機の部隊を『翔鶴』と『瑞鶴』に搭載する予定です。これに伴い、五航戦で余剰となる艦載機を他の機動部隊に補充機として移動させています。幸いにもエンジン出力が増加した烈風改と流星の生産が始まっています。大型機の搭載が可能な一航戦と五航戦に配備する予定です。これにより機動部隊の攻撃力は大幅に増加することになります」

「今回の攻撃隊は、遠距離での作戦ということもあって、一航戦と二航戦、五航戦の6隻の編成で作戦を実行することになる。そうなると、新型機に頼ることになる。その前提で作戦の細部を詰めてくれ」

 山本長官が、まだ発言していない参謀長の方を向いた。宇垣参謀長も今回の作戦には反対しなかった。
「時間がたてば、米軍の兵力が復活してきます。今のところ、輸送船改造の特設空母を除いて、正規空母が太平洋で活動を開始する兆候はありません。しかし、作戦開始が遅くなれば、米軍の空母機動部隊が復活してくるでしょう。そうなれば成功確率はどんどん減少します。太平洋の戦いを一刻も早く休戦に持ち込むためにもすみやかに作戦を実行すべきだと思います」

 いつも慎重な参謀長から前向きの答えを得て、司令長官はにやりとした。連合艦隊司令部としては意思統一できたと判断したのだ。
「軍令部には私自身が作戦を説明しに行くぞ。簡単な内容でよいから、永野さんや伊藤君に説明できる資料をまとめておいてくれ」

 ……

 アメリカ陸軍航空軍の最高司令官であるアーノルド中将のところに、アリューシャンの戦いの状況が報告された。

「しかし、まいったな。驚異的な命中率の対空弾で我が軍の爆撃隊が壊滅させられたことは大問題だ。こんな対空弾が広く使われるようになれば、我が軍の航空機は、日本艦隊に近づくこともできなくなる。しかも海軍の艦艇攻撃にも空中を飛翔する新兵器が使用されている。こちらは機上から遠距離で発射されて、軍艦に命中して無力化したぞ」

 航空参謀長のストラテマイヤー准将は、アリューシャンの夜間爆撃で生き残った爆撃隊員から証言を聞いていた。

「対空弾に関しては、爆撃機のパイロットが、青白い噴射炎を吐き出して飛行してくる小型の飛行体を目撃しています。それが爆撃機に接近してきて爆発するのです。これは明らかに誘導装置を有するミサイルです。誘導法は不明ですが、夜間に遠距離から発射しても、誘導できていることを考慮すると、電波もしくは赤外線だというのが専門家の推定です。日本軍機が艦艇に命中させたミサイルもおそらく類似の誘導方式だと思われます」

「その道のプロがそういうならば、私も信じるぞ。誘導法に対して、対策は何かあるのか? 明日にでもヤマモトの艦隊がサンフランシスコやロサンゼルスを攻撃してきてもおかしくないのだぞ。完璧でなくてもよいから、すぐにでも実行可能な対処を実施したい」

「ミサイルの誘導を欺くような欺瞞弾を発射することにより、狙いを外します。一つは、赤外線を発しながら燃焼するおとり弾です。要するに、多数の燃える花火を航空機からばらまけば、赤外線誘導弾ならばそれらに引き寄せられるはずです。もう一つは、アルミ箔による電波反射です。ミサイル誘導が可能な電波は数十センチ程度の短い波長ですから、それに合わせた長さのアルミ箔で雲をつくりだせば、電波誘導のミサイルならば、騙されてそちらに誘導されるはずです。更に別の回避手段は低空での攻撃です。アリューシャンの戦いでも海面近くを飛行した爆撃機の生還率が高くなっています。海面の影響によりレーダーによる探知が遅れるのと同時に、ミサイルの命中率が下がっているのでしょう」

「わかった。根本的な対策は引き続き専門家に検討させるとして、君が説明した対策を当面の間、全力で進める。欺瞞弾は機体から発射するのだから、飛行方向に向けた発射筒の追加は必要だな。低空からの攻撃法も研究してくれ。我々の対策については、海軍にも連絡する。軍艦でもミサイルを回避するための対処は必要だろうからな」

 アーノルド中将は別のレポートを机の上に広げた。
「次の問題は新型の戦闘機だ。爆撃機やP-38夜戦を新型の夜間戦闘機が迎撃してきたことが判明している。それに加えて、昼間の戦闘でも、日本海軍の戦闘機は全て新型のサム(烈風)に置き換わっていることがわかった。ジーク(零戦)よりも戦闘機の性能が向上したことが日本軍の攻撃が成功した大きな要因になっている」

「夜間戦闘機については、サムを複座型に改修してレーダーを搭載したようです。性能としてはP-38の夜戦型をやや上回る性能と推定しています。我が軍としては、レーダー搭載型P-38の配備を加速します。開発中のP-61の配備も急がせます」

「昼間戦闘機については、P-47は互角に戦ったようだが、楽勝だったわけではないぞ。しかも、配備が始まったばかりのP-47は数がそろえられずに戦力としては劣勢だった」

「サムへの対抗策については、我が軍のP-47はエンジン出力を増加した新型の生産が始まっています。それに加えて昨年末から試験が開始された、P-51マスタングの新型は性能がかなり向上したことが判明しています。軽荷重の試験状態ですが、高度9,500ヤード(8,687m)で時速440マイル(708km/h)に達しています。加えて、この機体は航続距離も長く運動性も軽快です」

「P-51のエンジンを高高度向け過給器を付けたロールスロイス製に交換したら、性能が大きく向上した話は聞いているぞ。我が軍は、既に1942年12月に性能向上型を2,000機近くノースアメリカン社に発注しているはずだ。それほど優秀な戦闘機であれば、私からもっと多数機を短時間でそろえるように働きかけよう。確か自動車会社のパッカードがエンジンを大量生産しているはずなので、軌道に乗ればP-47よりも数をそろえやすいはずだ」

「既に、1943年が明けてP-51B型の納入は始まっています。かなりの数を欧州戦線に送り出さなければなりませんが、ある程度は本土防衛に振り向けるということでよいですね。それと新型の誘導爆弾が実戦使用可能になっています。爆弾本体に加えて、爆撃機に追加する誘導装置の準備も進んでいます」

「なるほど、新型の戦闘機に加えて爆撃機も攻撃力が増すということだな。太平洋岸の防衛部隊にも配備が必要だ。それにしても我が軍の信号情報局はもう少し日本の行動予測ができないものかね? 数年前ならば日本の暗号もそれなりに解読できたのだが、1940年以降は全く鳴かず飛ばずだ」

「いろいろ努力はしているようですがね。まだ役立つ結果が出ていません」

 ……

 スターリンがモロトフを呼びつけたのは、アリューシャンでの戦いの結果により、アメリカからのレンドリース物資が減少してきているからだ。

「我が国にとって、北太平洋経由でアメリカから運ばれる物資は極めて重要だ。このルートでは、大西洋と違い、今まではUボートが輸送船を沈めることもなかった。それが今はどうだ。日本からの攻撃で、アリューシャンの入り口では、輸送路が切断されかけている」

「アメリカにもっと厳重に船団護衛するように要求するということですね」

「ああ、まずは大西洋の護衛船団方式を参考にして、太平洋でも潜水艦攻撃に耐えられる海上輸送法を採用させるのだ。アメリカの国力ならば、太平洋でも護衛艦艇を大幅に増やして大規模な輸送船団を組織できるはずだ。もちろん、我が国へのレンドリース物資を大幅に増やすことも加えて要求せよ」

 モロトフはとんでもない厚かましい要求だと思ったが、自分の命が大事なので、口には出さない。ソ連がヨーロッパでドイツに勝つことは、連合国にとっても絶対に必要な条件のはずだ。そのためには、ルーズベルトもこの図々しい申し出を受け入れるだろうと予想していた。

「しかし、いまいましいのは日本人だ。今は我慢するが、ドイツとの戦いが一段落したら、必ずこの東アジアの国に侵攻するつもりだ。再び我が国への物資の輸送を日本が妨害することがあれば、次は容赦しないからな」

「それはいい考えだと思います。私も賛成しますよ」

 しかし、モロトフ外相が本音の部分で賛成したのは、今は我慢するという言葉だけだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら? 国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。 真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。 破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。 現在1945年夏まで執筆

皇国の栄光

ypaaaaaaa
歴史・時代
1929年に起こった世界恐慌。 日本はこの影響で不況に陥るが、大々的な植民地の開発や産業の重工業化によっていち早く不況から抜け出した。この功績を受け犬養毅首相は国民から熱烈に支持されていた。そして彼は社会改革と並行して秘密裏に軍備の拡張を開始していた。 激動の昭和時代。 皇国の行く末は旭日が輝く朝だろうか? それとも47の星が照らす夜だろうか? 趣味の範囲で書いているので違うところもあると思います。 こんなことがあったらいいな程度で見ていただくと幸いです

大和型重装甲空母

ypaaaaaaa
歴史・時代
1937年10月にアメリカ海軍は日本海軍が”60000トンを超す巨大戦艦”を”4隻”建造しているという情報を掴んだ。海軍はすぐに対抗策を講じてサウスダコタ級戦艦に続いてアイオワ級戦艦を4隻建造することとした。そして1941年12月。日米は戦端を開いたが戦列に加わっていたのは巨大戦艦ではなく、”巨大空母”であった。

徳川慶勝、黒船を討つ

克全
歴史・時代
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 尾張徳川家(尾張藩)の第14代・第17代当主の徳川慶勝が、美濃高須藩主・松平義建の次男・秀之助ではなく、夭折した長男・源之助が継いでおり、彼が攘夷派の名君となっていた場合の仮想戦記を書いてみました。夭折した兄弟が活躍します。尾張徳川家15代藩主・徳川茂徳、会津藩主・松平容保、桑名藩主・松平定敬、特に会津藩主・松平容保と会津藩士にリベンジしてもらいます。 もしかしたら、消去するかもしれません。

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

北溟のアナバシス

三笠 陣
歴史・時代
 1943年、大日本帝国はアメリカとソ連という軍事大国に挟まれ、その圧迫を受けつつあった。  太平洋の反対側に位置するアメリカ合衆国では、両洋艦隊法に基づく海軍の大拡張計画が実行されていた。  すべての計画艦が竣工すれば、その総計は約130万トンにもなる。  そしてソビエト連邦は、ヨーロッパから東アジアに一隻の巨艦を回航する。  ソヴィエツキー・ソユーズ。  ソビエト連邦が初めて就役させた超弩級戦艦である。  1940年7月に第二次欧州大戦が終結して3年。  収まっていたかに見えた戦火は、いま再び、極東の地で燃え上がろうとしていた。

蒼穹の裏方

Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し 未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。

処理中です...