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第一章
今後の方針⑨
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「まったく、紗代さんは…。まぁ、いいでしょう。
では次は、そこそこの身分の貴族で、家にお風呂が付いていて、家族仲がいい家をご希望という事でしたね。
紗代さんには『ローザモンド』と言う名前の国に転生していただこうかと。その名の意味の『花の庭園』という通り、気候も良く、花と緑が溢れる王国です。
お風呂と家族仲については、ローザモンドの中で、良さそうな貴族を私が探しておきましょう」
おおぉ。身分と家族も要望どおりになりそう。
よかったぁ、これで家族に虐げられる心配はなさそう。
家族かぁ…。今までの家族は結構な大所帯だったもんなぁ。祖父に祖母、お父さん、お母さん、わたしに大和。そして番犬のコタロウ。わたしが子どもだった頃は大婆様(曾祖母)も居た。
今度の家族はどんな家族だろう。
わたしは長女だったから、今度はお兄ちゃんとかお姉ちゃんが居て、わたしが妹でうんと甘えてもみたいなぁ~。
「おや、紗代さんはお兄ちゃんかお姉ちゃんが居て欲しいのですか?では、そちらも考慮してさがしてみましょうね」
「えっ!?いいんですか!?ありがとうございます!!エアネスト様っ!!」
嬉しいっ!!新しい家族、楽しみになってきたよ。
「良かったな、紗代」
「良かったね。紗代ちゃん」
「うん。本当に嬉しいよ!!」
いつきちゃんとみつきちゃんに、わたしはニコニコと答える。
「そこまで喜んでいただけるとは、私も嬉しい限りです。
では最後に。紗代さん、”王家とかおバカな貴族に関わらなくてもいい様にしたいっ!!面倒事ダメ絶対っ!!!!”とはどういった意味でしょうか?」
エアネスト様がわたしの声真似をしながら質問をしてくる。何もそこまでしなくてもいいのに…。
「えっと、そのままの意味です。王家は普通に生活していれば、そこまで関わり合いはないでしょうが、王家やおバカな貴族って、何だか特権意識が強くて傲慢なイメージがあって…。あとは教会も腐敗してそうなイメージがあるんです。もちろん、ちゃんと良い王族の方や貴族の方、教会の方もいらっしゃるってわかってはいるのですが…。
関わると面倒くさそうだなって…」
「紗代、ラノベの読み過ぎ…」
いつきちゃんがクククっと笑いながらわたしの頭をコツンとする。
「まあまあ。いいじゃない、いつき。紗代ちゃんは心配性なだけなんだよねぇ~」
今度はみつきちゃんがクスクス笑いながらわたしの頭を撫でてくる。
「なるほど。紗代さんはそんな心配をしていたのですね。
そうですね、ローザモンドの王族は皆良い方ばかりですよ。でなければ、ローザモンドに転生させようとは私も考えません。
ただ、残念な事ですが、貴族全部が善人という訳ではありません。ごく一部ですが、紗代さんが考える様な貴族が居るのも事実です。
教会については、そこまで心配は無いかと。心配なのは邪神を信仰していた一部の信徒だけですかね。ただ、その邪神教も邪神そのものを今回捕らえる事ができたので、衰退していくと思われます」
なるほど。善い人も居れば、悪い人も居るか。
確かに、地球…ううん、日本にだって悪い人は居たもんね。
だから、そんなに心配しなくても大丈夫そうかな??
みつきちゃんの言う通り、わたしが心配性なだけかも。
「納得していただけましたか?」
「はい。丁寧な説明をありがとうございます。エアネスト様」
「いえいえ、紗代さんの心配を少しでも減らせるのであればこれぐらいは問題ありませんよ。
さて、ここまで紗代さんの要望を確認して来ましたが、いかがでしょうか。これまでの説明を聞いて、何か変更点や疑問点などはありませんか?」
「はい、問題ありません。エアネスト様。わたしのわがままをほぼ全て叶えていただきありがとうございます。感謝の気持ちしかありません。あとは転生後の生活でなんとかしていこうかと思います」
本当に、本当に感謝の気持ちしかない。
「それはよかったです。私も嬉しいですよ。あとはわたくしが転生後に役立ちそうなスキルなどを付けておきますね」
「ありがとうございます…。エアネスト様…」
では次は、そこそこの身分の貴族で、家にお風呂が付いていて、家族仲がいい家をご希望という事でしたね。
紗代さんには『ローザモンド』と言う名前の国に転生していただこうかと。その名の意味の『花の庭園』という通り、気候も良く、花と緑が溢れる王国です。
お風呂と家族仲については、ローザモンドの中で、良さそうな貴族を私が探しておきましょう」
おおぉ。身分と家族も要望どおりになりそう。
よかったぁ、これで家族に虐げられる心配はなさそう。
家族かぁ…。今までの家族は結構な大所帯だったもんなぁ。祖父に祖母、お父さん、お母さん、わたしに大和。そして番犬のコタロウ。わたしが子どもだった頃は大婆様(曾祖母)も居た。
今度の家族はどんな家族だろう。
わたしは長女だったから、今度はお兄ちゃんとかお姉ちゃんが居て、わたしが妹でうんと甘えてもみたいなぁ~。
「おや、紗代さんはお兄ちゃんかお姉ちゃんが居て欲しいのですか?では、そちらも考慮してさがしてみましょうね」
「えっ!?いいんですか!?ありがとうございます!!エアネスト様っ!!」
嬉しいっ!!新しい家族、楽しみになってきたよ。
「良かったな、紗代」
「良かったね。紗代ちゃん」
「うん。本当に嬉しいよ!!」
いつきちゃんとみつきちゃんに、わたしはニコニコと答える。
「そこまで喜んでいただけるとは、私も嬉しい限りです。
では最後に。紗代さん、”王家とかおバカな貴族に関わらなくてもいい様にしたいっ!!面倒事ダメ絶対っ!!!!”とはどういった意味でしょうか?」
エアネスト様がわたしの声真似をしながら質問をしてくる。何もそこまでしなくてもいいのに…。
「えっと、そのままの意味です。王家は普通に生活していれば、そこまで関わり合いはないでしょうが、王家やおバカな貴族って、何だか特権意識が強くて傲慢なイメージがあって…。あとは教会も腐敗してそうなイメージがあるんです。もちろん、ちゃんと良い王族の方や貴族の方、教会の方もいらっしゃるってわかってはいるのですが…。
関わると面倒くさそうだなって…」
「紗代、ラノベの読み過ぎ…」
いつきちゃんがクククっと笑いながらわたしの頭をコツンとする。
「まあまあ。いいじゃない、いつき。紗代ちゃんは心配性なだけなんだよねぇ~」
今度はみつきちゃんがクスクス笑いながらわたしの頭を撫でてくる。
「なるほど。紗代さんはそんな心配をしていたのですね。
そうですね、ローザモンドの王族は皆良い方ばかりですよ。でなければ、ローザモンドに転生させようとは私も考えません。
ただ、残念な事ですが、貴族全部が善人という訳ではありません。ごく一部ですが、紗代さんが考える様な貴族が居るのも事実です。
教会については、そこまで心配は無いかと。心配なのは邪神を信仰していた一部の信徒だけですかね。ただ、その邪神教も邪神そのものを今回捕らえる事ができたので、衰退していくと思われます」
なるほど。善い人も居れば、悪い人も居るか。
確かに、地球…ううん、日本にだって悪い人は居たもんね。
だから、そんなに心配しなくても大丈夫そうかな??
みつきちゃんの言う通り、わたしが心配性なだけかも。
「納得していただけましたか?」
「はい。丁寧な説明をありがとうございます。エアネスト様」
「いえいえ、紗代さんの心配を少しでも減らせるのであればこれぐらいは問題ありませんよ。
さて、ここまで紗代さんの要望を確認して来ましたが、いかがでしょうか。これまでの説明を聞いて、何か変更点や疑問点などはありませんか?」
「はい、問題ありません。エアネスト様。わたしのわがままをほぼ全て叶えていただきありがとうございます。感謝の気持ちしかありません。あとは転生後の生活でなんとかしていこうかと思います」
本当に、本当に感謝の気持ちしかない。
「それはよかったです。私も嬉しいですよ。あとはわたくしが転生後に役立ちそうなスキルなどを付けておきますね」
「ありがとうございます…。エアネスト様…」
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