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第二章
家族会議再び③
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マンドラゴラちゃんのステータスを、みんなにもイメージで送ったら固まってしまいました。
あっ。この感じもデジャヴ…。
とりあえず、おとしゃまの顔の前で、手をひらひらと振る。
「はっ…!!ありがとう、エル。
しかし、新種とは…。エルはいったい何をしたんだい?」
「うえっ!?」
わたしっ!?わたしのせいなのっ!?
わたしのせいか…??
「ぺりゅりゅぅ…っ」
〔はぁ…っ。仕方ないっきゅね…。ここからはボクが説明するっきゅよ〕
思わずペルルに助けを求めると、ペルルが後の説明を引き継いでくれるらしい。
よかったよ。わたし自身も何であんな事になったのか、わかってないもん。
〔エルは今日の午前中、森の動物や鳥達、精霊と一緒に「榊」という植物を植えた。それも精霊に力を借り、エル自身も魔力を使って。
古来より、榊は神様が宿る神聖な木と言われている。
榊は神が憑依する「依り代」の神木で、 神域と人間の境界に植える神聖な木。
そんな神聖な木をエルと精霊が魔力を込めて植えた。あの場所はもう聖域になってる〕
「「「「「聖域っ!?!?」」」」」
[聖域っ!?!?]
なんだって!?!?そんな事になってるなんて知らなかった…。
〔あそこに植えたのは本来、鳥達が持ってきたどんぐりなどの、ただの木の実。
だけど、あの場所が聖域になった事、エルと精霊の魔力をたっぷり浴びた事によって、あのマンドラゴラに進化した。
ボクもビックリだよ…〕
ペルルが、はふぅ…っとため息をつく。
ヤバいヤバい…っ!!!!
そんな相乗効果みたいになってるなんてっ!!
チラッと家族みんなを見ると、やっぱり残念な子を見るような目で見られていた…。
〔しかも、あのマンドラゴラ、エルが作り出したから、魔法薬や錬金術、呪術に精力剤、媚薬の効果は普通のマンドラゴラとは比べ物にならない。
下手すると、夢物語の不老不死の薬だって、作れるかもね…〕
ペルルが遠い目をする。
お願いペルル、戻って来てぇ~っ!!
Comeback~ぅっ!!
「でもさ、マンドラゴラの悲鳴を聞いたやつは死ぬんだろ??だったら大丈夫なんじゃねぇの??」
そうだよっ!!バルにぃ、いい事言うじゃんっ!!
〔きゅっ!!バルドリック…。じゃあ、そこのマンドラゴラを抜いてみればいいっ…〕
えっ…。ペルル、そのケッ!!みたいは言い方は何…!?不安しかないんだけど…
「おうっ、いいぜっ!!オレが抜いてやるよっ!!ペルル、ビビんなよっ!!」
〔早く抜けばいい〕
ペルルとバルにぃのやり取りを聞いてきた、マンドラゴラちゃん達が、葉っぱをわさわさわさっと激しく揺らし始めた。
《ぬいちゃう、ぬいちゃうの…??》
《ほんとうに、ぬいちゃうの??》
《いたい…ぬかれたらイタいよぅ…》
《えぇ~んっ…こわいよぅ~》
「ぐっ…!!そんなの卑怯だぞっ!!」
マンドラゴラちゃん達の、涙をポロポロ流しながらの訴えに怯むバルにぃ。
〔それがマンドラゴラのスキル『罪悪感』。罪悪感に負けて抜けないのか??〕
「なんだとっ!!オレはやってやるっ!!」
ペルルが激しくバルにぃを煽る。
ペルルぅ~っ!!やめたげてぇ~。バルにぃは脳筋だから、直ぐに乗っちゃうのぉ~っ!!
そして、バルにぃマジでやめてっ…。
その様子を見ていたマンドラゴラちゃん達は、今度は口から種(?)を取り出しながら一斉にバルにぃ目掛けて投げるっ!!
ポコッ ポコポコッ ペシッ ペシペシッ
「イテッ!!イテテ…っ!!何だよ…あれっ??」
種を投げられまくっていたバルにぃが若干ふらつく。
〔今度は『麻痺』のスキルだね。ただし、麻痺と言っても若干ふらつくだけ。『水弾』、『氷弾』だって、1cm程度の玉が飛んで来るだけだ。こんなスライム並に弱いスキルのマンドラゴラなんて、直ぐに奪われる。
それこそ新種で効果抜群なんて知れたら、世の中大混乱だ〕
「ペルル殿…。どうすれば??」
おとしゃまが不安そうにペルルに尋ねる。
〔まぁ、結界で囲うしかないんじゃない?幸いこのマンドラゴラは、エルの魔力水が大好きみたいだし。エルの魔力水さえあげて、機嫌が良ければ逃げ出さないでしょ〕
「そうですか…。それで結界はどうすれば??」
〔あぁ。いいよ、ボクが張るから。それに問題はマンドラゴラだけじゃあないしね〕
「「「「「えっ!?!?」」」」」
バッ!!と家族みんながわたしを見てくる。
何でわたしぃ~~~っ!!
あっ。この感じもデジャヴ…。
とりあえず、おとしゃまの顔の前で、手をひらひらと振る。
「はっ…!!ありがとう、エル。
しかし、新種とは…。エルはいったい何をしたんだい?」
「うえっ!?」
わたしっ!?わたしのせいなのっ!?
わたしのせいか…??
「ぺりゅりゅぅ…っ」
〔はぁ…っ。仕方ないっきゅね…。ここからはボクが説明するっきゅよ〕
思わずペルルに助けを求めると、ペルルが後の説明を引き継いでくれるらしい。
よかったよ。わたし自身も何であんな事になったのか、わかってないもん。
〔エルは今日の午前中、森の動物や鳥達、精霊と一緒に「榊」という植物を植えた。それも精霊に力を借り、エル自身も魔力を使って。
古来より、榊は神様が宿る神聖な木と言われている。
榊は神が憑依する「依り代」の神木で、 神域と人間の境界に植える神聖な木。
そんな神聖な木をエルと精霊が魔力を込めて植えた。あの場所はもう聖域になってる〕
「「「「「聖域っ!?!?」」」」」
[聖域っ!?!?]
なんだって!?!?そんな事になってるなんて知らなかった…。
〔あそこに植えたのは本来、鳥達が持ってきたどんぐりなどの、ただの木の実。
だけど、あの場所が聖域になった事、エルと精霊の魔力をたっぷり浴びた事によって、あのマンドラゴラに進化した。
ボクもビックリだよ…〕
ペルルが、はふぅ…っとため息をつく。
ヤバいヤバい…っ!!!!
そんな相乗効果みたいになってるなんてっ!!
チラッと家族みんなを見ると、やっぱり残念な子を見るような目で見られていた…。
〔しかも、あのマンドラゴラ、エルが作り出したから、魔法薬や錬金術、呪術に精力剤、媚薬の効果は普通のマンドラゴラとは比べ物にならない。
下手すると、夢物語の不老不死の薬だって、作れるかもね…〕
ペルルが遠い目をする。
お願いペルル、戻って来てぇ~っ!!
Comeback~ぅっ!!
「でもさ、マンドラゴラの悲鳴を聞いたやつは死ぬんだろ??だったら大丈夫なんじゃねぇの??」
そうだよっ!!バルにぃ、いい事言うじゃんっ!!
〔きゅっ!!バルドリック…。じゃあ、そこのマンドラゴラを抜いてみればいいっ…〕
えっ…。ペルル、そのケッ!!みたいは言い方は何…!?不安しかないんだけど…
「おうっ、いいぜっ!!オレが抜いてやるよっ!!ペルル、ビビんなよっ!!」
〔早く抜けばいい〕
ペルルとバルにぃのやり取りを聞いてきた、マンドラゴラちゃん達が、葉っぱをわさわさわさっと激しく揺らし始めた。
《ぬいちゃう、ぬいちゃうの…??》
《ほんとうに、ぬいちゃうの??》
《いたい…ぬかれたらイタいよぅ…》
《えぇ~んっ…こわいよぅ~》
「ぐっ…!!そんなの卑怯だぞっ!!」
マンドラゴラちゃん達の、涙をポロポロ流しながらの訴えに怯むバルにぃ。
〔それがマンドラゴラのスキル『罪悪感』。罪悪感に負けて抜けないのか??〕
「なんだとっ!!オレはやってやるっ!!」
ペルルが激しくバルにぃを煽る。
ペルルぅ~っ!!やめたげてぇ~。バルにぃは脳筋だから、直ぐに乗っちゃうのぉ~っ!!
そして、バルにぃマジでやめてっ…。
その様子を見ていたマンドラゴラちゃん達は、今度は口から種(?)を取り出しながら一斉にバルにぃ目掛けて投げるっ!!
ポコッ ポコポコッ ペシッ ペシペシッ
「イテッ!!イテテ…っ!!何だよ…あれっ??」
種を投げられまくっていたバルにぃが若干ふらつく。
〔今度は『麻痺』のスキルだね。ただし、麻痺と言っても若干ふらつくだけ。『水弾』、『氷弾』だって、1cm程度の玉が飛んで来るだけだ。こんなスライム並に弱いスキルのマンドラゴラなんて、直ぐに奪われる。
それこそ新種で効果抜群なんて知れたら、世の中大混乱だ〕
「ペルル殿…。どうすれば??」
おとしゃまが不安そうにペルルに尋ねる。
〔まぁ、結界で囲うしかないんじゃない?幸いこのマンドラゴラは、エルの魔力水が大好きみたいだし。エルの魔力水さえあげて、機嫌が良ければ逃げ出さないでしょ〕
「そうですか…。それで結界はどうすれば??」
〔あぁ。いいよ、ボクが張るから。それに問題はマンドラゴラだけじゃあないしね〕
「「「「「えっ!?!?」」」」」
バッ!!と家族みんながわたしを見てくる。
何でわたしぃ~~~っ!!
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