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第2章
ホームルームにお気を付けて
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入学式を終えた私達はそれぞれのクラスに戻ってホームルームを迎えていた。
「それじゃ、各委員を決めていきたいと思います」
まあ、探偵を育てるっていっても、それを除けば普通の高校となんら変わらない。
窓側の席の私はボーッと空を見上げていた。
委員決めとか正直どうでもいいと思うのは私だけだろうか……?
体育委員はすごく張り切っていた文也君に決定し、九条君は飼育係とゲーム脚本通りに進行しておりまして………はい、シナリオ通り過ぎてすっごく眠いんです!
昨夜は秋人お兄ちゃんが「学園の狼どもには気をつけろよ」と耳にタコが出来るまでひたすら聞いてて、もう無理!
この窓側席は、夢の世界へと誘う悪魔の席でもちろん、根はぐーたら少女(私)は一切の抵抗なく身を委ねたのだった。
「それでは学級委員の人は後で職員室に来るように!終了!」
生徒の掛け声でパチリと目を覚ます。
おお、やっと終わったのかー!
さっそk――……ん?
硬くなってる体をほぐすように伸びをして、カバンを手に取ると、何故か視線を感じた。
「?」
キョロキョロと見渡すが何も無い。
どこから……。
「佐倉さん!ちょっといいかしら?」
ふいに話しかけられ心臓がドキリとする。
頭を上げると、髪の毛と態度をツンツンした女の子が私を待っている様子だった。
わ、私何かした?!
まさか寝ていたことがばれたとか?はたまた、彼女の気に障ることをしてしまったのか?
「えーと、何でしょうか?」
秘技、『営業スマイル』という名のバリア!
注釈を入れると、オタクには『コミュニケーション能力』という名のスキルは俄然低いのだ!
だいたいこのチキンな私に話し掛けるだなんて…住む世界すら違うのに…。
「貴女、何帰ろうとしてるの?学級委員なんだから仕事しなさいよ!」
「…………え?」
「……チッ」
言われたことに理解が出来ずにいたら、イライラしたようで舌打ちされました。
「はぁー、全くこの私がわざわざ教えてあげたのに御礼もないの?!」
「あ、ありがとうございます……?」
取り敢えずぴょこんと頭を下げると、少女は満足げに鼻を鳴らして友達の輪へと帰っていった。
な、何だったんだ……。
まあ、とにかく学級委員って、何?
黒板を慌ててみると、学級委員の欄に私の名前がハッキリ書かれているではありませんかっ!
「……oh…」
これが上の空と安眠のつけってヤツっすか?
てかいつ決まったの……?
「……今更断れないよね……」
チラリと時計を見上げると午後五時前。
……まあ、仕事となればがんばるさ!
元社畜をなめんなよ!
とにかく、さっさと仕事終わらせてアレしに行でぇー!
「それじゃ、各委員を決めていきたいと思います」
まあ、探偵を育てるっていっても、それを除けば普通の高校となんら変わらない。
窓側の席の私はボーッと空を見上げていた。
委員決めとか正直どうでもいいと思うのは私だけだろうか……?
体育委員はすごく張り切っていた文也君に決定し、九条君は飼育係とゲーム脚本通りに進行しておりまして………はい、シナリオ通り過ぎてすっごく眠いんです!
昨夜は秋人お兄ちゃんが「学園の狼どもには気をつけろよ」と耳にタコが出来るまでひたすら聞いてて、もう無理!
この窓側席は、夢の世界へと誘う悪魔の席でもちろん、根はぐーたら少女(私)は一切の抵抗なく身を委ねたのだった。
「それでは学級委員の人は後で職員室に来るように!終了!」
生徒の掛け声でパチリと目を覚ます。
おお、やっと終わったのかー!
さっそk――……ん?
硬くなってる体をほぐすように伸びをして、カバンを手に取ると、何故か視線を感じた。
「?」
キョロキョロと見渡すが何も無い。
どこから……。
「佐倉さん!ちょっといいかしら?」
ふいに話しかけられ心臓がドキリとする。
頭を上げると、髪の毛と態度をツンツンした女の子が私を待っている様子だった。
わ、私何かした?!
まさか寝ていたことがばれたとか?はたまた、彼女の気に障ることをしてしまったのか?
「えーと、何でしょうか?」
秘技、『営業スマイル』という名のバリア!
注釈を入れると、オタクには『コミュニケーション能力』という名のスキルは俄然低いのだ!
だいたいこのチキンな私に話し掛けるだなんて…住む世界すら違うのに…。
「貴女、何帰ろうとしてるの?学級委員なんだから仕事しなさいよ!」
「…………え?」
「……チッ」
言われたことに理解が出来ずにいたら、イライラしたようで舌打ちされました。
「はぁー、全くこの私がわざわざ教えてあげたのに御礼もないの?!」
「あ、ありがとうございます……?」
取り敢えずぴょこんと頭を下げると、少女は満足げに鼻を鳴らして友達の輪へと帰っていった。
な、何だったんだ……。
まあ、とにかく学級委員って、何?
黒板を慌ててみると、学級委員の欄に私の名前がハッキリ書かれているではありませんかっ!
「……oh…」
これが上の空と安眠のつけってヤツっすか?
てかいつ決まったの……?
「……今更断れないよね……」
チラリと時計を見上げると午後五時前。
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