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アヤの心
3,ウロから見た(好)
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ウロは走って、アイアやフィーを探す。
居たとシーツを干すフィーに近づく。
「あれ?ウロ。どうしたの?」
あのね。あのねと昨日の夜に聞いた【でーと】について聞いてもらう。
どういう意味?と首を捻る。
「アヤさんたちに聞かなかったの?」
言っていた二人に聞くのは何だか気恥ずかしい気がした。
「まぁ、そうだね。好きな相手同士で一緒に遊んだりして時間を過ごすことかな」
だから嬉しそうだったんだと昨日の二人を思い出す。
二人が楽しそうなのは嬉しい。
そしてどんな時だってウロを歓迎してくれる。
「ウロ。さんぽ行く?」
母の声に、行く!と吠えて駆け寄る。
「お出かけですか?」
「うん。アルミカンシェルに」
頭を撫でられ、好き。と体を擦り寄せる。
気づけば首輪が付けられている。
「そういえば最近ウロが仮病しなくなったけどいいこと?お兄ちゃんに聞けば甘えているんだって言ってたから駄目とは言わなかったけど」
そんなことしてない。とお座りをして顔を見る。
「そりゃあアヤさん。ほんと?の一言で見抜いてたじゃないですか」
ウロの嘘がなんで分かるの。と思わず鼻を鳴らす。
「うろの仮病は大体足が痛いで、ソレ言うと大体どっちの足か分からなくなって、しまいには別の足上げる」
「あぁ。なるほど」
なんだって!
驚いて鳴くウロに、アヤはお出かけ行くよと声をかけられる。
散歩と慌ててアヤを追いかける。
教えてよ。と甘えるように鳴けばアヤは頭を撫で回してくる。
この手好き。と更にすり寄る。
「ウロはなでられるの好きだね」
フィーに言われて大好きと吠える。
「アイア連れて行くんですか?」
「うんん。先生が行くって。何人かアルミカンシェルに就職するからその相談するって」
「センセーさんなら安心ですね」
「フィーちゃん。先生は」
「コウノ。そろそろ行くぞ!」
「あ。はーい」
アヤは呼ばれてウロと向かう。
(フィーちゃん。先生って名前だと思ってないよね。なんか発音がこっちの言葉というより日本語だったような)
まぁいいかと急ぐ。
このひも嫌いと訴えるがアヤはごめんねと撫でてくるだけ。
それでも一緒にお店に入れるだけマシだろう。
そして派手な鳥種族のハーフである店長が顔を出す。
「いらっしゃい。今日はお買い物?それとも良いレシピ?それともヴォルフを見せに来てくれたの?」
嬉しそうな彼に母は呑気に答えている。
「ウロだよ」
「あらぁ。ウロちゃん」
敬称を付けるのは嫌だと唸れば、母が翻訳してくれる。
「ウロね」
撫でてくれないとカジカジしちゃうと頭を向ける。
母が伝えれば、嬉しそうに撫で回される。
ここまで望んでないと思いつつも、嫌ではない。
「そうえいばうちの本店にもヴォルフがいるのよ」
「ヴォルフ」
「そう。あなた達が来てから一週間ぐらい後に拾った子なんだけどね。リル。っていうの。可愛いのよ」
「本店。樹木の国ある聞いてます。行ってみたい」
「確かメーラン商会長のファンだったのよね。あの方もそこに基本居るから。表には出ないことが多いけど運が良ければ会えるかもよ?」
「絶対にいつか行くって今決めました」
その言葉に母を見上げてからウロも行くと吠える。
居たとシーツを干すフィーに近づく。
「あれ?ウロ。どうしたの?」
あのね。あのねと昨日の夜に聞いた【でーと】について聞いてもらう。
どういう意味?と首を捻る。
「アヤさんたちに聞かなかったの?」
言っていた二人に聞くのは何だか気恥ずかしい気がした。
「まぁ、そうだね。好きな相手同士で一緒に遊んだりして時間を過ごすことかな」
だから嬉しそうだったんだと昨日の二人を思い出す。
二人が楽しそうなのは嬉しい。
そしてどんな時だってウロを歓迎してくれる。
「ウロ。さんぽ行く?」
母の声に、行く!と吠えて駆け寄る。
「お出かけですか?」
「うん。アルミカンシェルに」
頭を撫でられ、好き。と体を擦り寄せる。
気づけば首輪が付けられている。
「そういえば最近ウロが仮病しなくなったけどいいこと?お兄ちゃんに聞けば甘えているんだって言ってたから駄目とは言わなかったけど」
そんなことしてない。とお座りをして顔を見る。
「そりゃあアヤさん。ほんと?の一言で見抜いてたじゃないですか」
ウロの嘘がなんで分かるの。と思わず鼻を鳴らす。
「うろの仮病は大体足が痛いで、ソレ言うと大体どっちの足か分からなくなって、しまいには別の足上げる」
「あぁ。なるほど」
なんだって!
驚いて鳴くウロに、アヤはお出かけ行くよと声をかけられる。
散歩と慌ててアヤを追いかける。
教えてよ。と甘えるように鳴けばアヤは頭を撫で回してくる。
この手好き。と更にすり寄る。
「ウロはなでられるの好きだね」
フィーに言われて大好きと吠える。
「アイア連れて行くんですか?」
「うんん。先生が行くって。何人かアルミカンシェルに就職するからその相談するって」
「センセーさんなら安心ですね」
「フィーちゃん。先生は」
「コウノ。そろそろ行くぞ!」
「あ。はーい」
アヤは呼ばれてウロと向かう。
(フィーちゃん。先生って名前だと思ってないよね。なんか発音がこっちの言葉というより日本語だったような)
まぁいいかと急ぐ。
このひも嫌いと訴えるがアヤはごめんねと撫でてくるだけ。
それでも一緒にお店に入れるだけマシだろう。
そして派手な鳥種族のハーフである店長が顔を出す。
「いらっしゃい。今日はお買い物?それとも良いレシピ?それともヴォルフを見せに来てくれたの?」
嬉しそうな彼に母は呑気に答えている。
「ウロだよ」
「あらぁ。ウロちゃん」
敬称を付けるのは嫌だと唸れば、母が翻訳してくれる。
「ウロね」
撫でてくれないとカジカジしちゃうと頭を向ける。
母が伝えれば、嬉しそうに撫で回される。
ここまで望んでないと思いつつも、嫌ではない。
「そうえいばうちの本店にもヴォルフがいるのよ」
「ヴォルフ」
「そう。あなた達が来てから一週間ぐらい後に拾った子なんだけどね。リル。っていうの。可愛いのよ」
「本店。樹木の国ある聞いてます。行ってみたい」
「確かメーラン商会長のファンだったのよね。あの方もそこに基本居るから。表には出ないことが多いけど運が良ければ会えるかもよ?」
「絶対にいつか行くって今決めました」
その言葉に母を見上げてからウロも行くと吠える。
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