25 / 25
貴方を支える未来
そして
しおりを挟む
イネスの初恋はリーマン先生だったように思う。
意地悪な子から守ってくれる騎士。
様々なことを教えてくれるリーマンに幼心から惚れて、慕っていた。
憧れは、仄かな初恋に。
だからといってリーマンが婚約者を決めたときは恨みなどはなかった。
何時かこうなるとわかっていた。
だからこそ、優しい人と結婚したいと願ったのだ。
楽しそうに庭園の手入れを行うイネスとそれを眺める、兄。
「いい庭園もらったな」
「えぇ。王妃様によかったらと。何故か庭師三名と一緒に頂きました。王太子殿下からも、よく苗をいただきます」
嬉しそうなイネス。
そうかと初めて見る植物に興味津々の息子と温室を楽しむ。
イネスは久々に会う甥っ子を愛でながら自分の子も早くできないかと楽しみに接するイネス。
本来なら義兄に先輩として子育てのお話を聞きたかったが第二子が産まれそうと聞き無理強いはできない。
それでも久々に出会える甥っ子を慈しむ。
甥っ子の質問にイネスは答える。
イネスはできる限り兄と甥っ子との時間を楽しんでいれば、リアムが顔を出す。
「リアム皇太子殿下」
頭を下げるイネスに真似て頭を下げる甥。
頭を上げるよう告げてから微笑みかける。
「どうだ。皇室の庭園は」
「はい。でんか。とてもステキなおにわです」
「そうだろう。流石私の妻だろう」
嬉しそうなリアム。
それから甥っ子の頭を撫でる。
優しいこの人で良かったと微笑む。
だからこそ自分が支えになれるよう努力しよう。
そうイネスは微笑みかける。
兄はあの傲慢な子供が。などとぼやいている姿に首を捻ってしまう。
リアムは義兄上と慌てて言葉を閉ざさせる。
それから数年後、「女性」がやってくる。
それはまた別の話。
意地悪な子から守ってくれる騎士。
様々なことを教えてくれるリーマンに幼心から惚れて、慕っていた。
憧れは、仄かな初恋に。
だからといってリーマンが婚約者を決めたときは恨みなどはなかった。
何時かこうなるとわかっていた。
だからこそ、優しい人と結婚したいと願ったのだ。
楽しそうに庭園の手入れを行うイネスとそれを眺める、兄。
「いい庭園もらったな」
「えぇ。王妃様によかったらと。何故か庭師三名と一緒に頂きました。王太子殿下からも、よく苗をいただきます」
嬉しそうなイネス。
そうかと初めて見る植物に興味津々の息子と温室を楽しむ。
イネスは久々に会う甥っ子を愛でながら自分の子も早くできないかと楽しみに接するイネス。
本来なら義兄に先輩として子育てのお話を聞きたかったが第二子が産まれそうと聞き無理強いはできない。
それでも久々に出会える甥っ子を慈しむ。
甥っ子の質問にイネスは答える。
イネスはできる限り兄と甥っ子との時間を楽しんでいれば、リアムが顔を出す。
「リアム皇太子殿下」
頭を下げるイネスに真似て頭を下げる甥。
頭を上げるよう告げてから微笑みかける。
「どうだ。皇室の庭園は」
「はい。でんか。とてもステキなおにわです」
「そうだろう。流石私の妻だろう」
嬉しそうなリアム。
それから甥っ子の頭を撫でる。
優しいこの人で良かったと微笑む。
だからこそ自分が支えになれるよう努力しよう。
そうイネスは微笑みかける。
兄はあの傲慢な子供が。などとぼやいている姿に首を捻ってしまう。
リアムは義兄上と慌てて言葉を閉ざさせる。
それから数年後、「女性」がやってくる。
それはまた別の話。
41
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
君の恋人
risashy
BL
朝賀千尋(あさか ちひろ)は一番の親友である茅野怜(かやの れい)に片思いをしていた。
伝えるつもりもなかった気持ちを思い余って告げてしまった朝賀。
もう終わりだ、友達でさえいられない、と思っていたのに、茅野は「付き合おう」と答えてくれて——。
不器用な二人がすれ違いながら心を通わせていくお話。
僕を惑わせるのは素直な君
秋元智也
BL
父と妹、そして兄の家族3人で暮らして来た。
なんの不自由もない。
5年前に病気で母親を亡くしてから家事一切は兄の歩夢が
全てやって居た。
そこへいきなり父親からも唐突なカミングアウト。
「俺、再婚しようと思うんだけど……」
この言葉に驚きと迷い、そして一縷の不安が過ぎる。
だが、好きになってしまったになら仕方がない。
反対する事なく母親になる人と会う事に……。
そこには兄になる青年がついていて…。
いきなりの兄の存在に戸惑いながらも興味もあった。
だが、兄の心の声がどうにもおかしくて。
自然と聞こえて来てしまう本音に戸惑うながら惹かれて
いってしまうが……。
それは兄弟で、そして家族で……同性な訳で……。
何もかも不幸にする恋愛などお互い苦しみしかなく……。
ジャスミン茶は、君のかおり
霧瀬 渓
BL
アルファとオメガにランクのあるオメガバース世界。
大学2年の高位アルファ高遠裕二は、新入生の三ツ橋鷹也を助けた。
裕二の部活後輩となった鷹也は、新歓の数日後、放火でアパートを焼け出されてしまう。
困った鷹也に、裕二が条件付きで同居を申し出てくれた。
その条件は、恋人のフリをして虫除けになることだった。
フードコートの天使
美浪
BL
西山暁には本気の片思いをして告白をする事も出来ずに音信不通になってしまった相手がいる。
あれから5年。
大手ファストフードチェーン店SSSバーガーに就職した。今は店長でブルーローズショッピングモール店に勤務中。
そんなある日・・・。あの日の君がフードコートに居た。
それは間違いなく俺の大好きで忘れられないジュンだった。
・・・・・・・・・・・・
大濠純、食品会社勤務。
5年前に犯した過ちから自ら疎遠にしてしまった片思いの相手。
ずっと忘れない人。アキラさん。
左遷先はブルーローズショッピングモール。そこに彼は居た。
まだ怒っているかもしれない彼に俺は意を決して挨拶をした・・・。
・・・・・・・・・・・・
両片思いを2人の視点でそれぞれ展開して行こうと思っています。
完結·氷の宰相の寝かしつけ係に任命されました
禅
BL
幼い頃から心に穴が空いたような虚無感があった亮。
その穴を埋めた子を探しながら、寂しさから逃げるようにボイス配信をする日々。
そんなある日、亮は突然異世界に召喚された。
その目的は――――――
異世界召喚された青年が美貌の宰相の寝かしつけをする話
※小説家になろうにも掲載中
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる