ブラックコーヒーの海に砂糖をおとせ

面蛸とおる

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ホテルで飲むコーヒーは少し苦い

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「暗さん、暗さん…ここでエッチしたいです」
「はぁっ…ダメだよ。ここ会社だし、
というか一緒に飯食べてるだけで何言ってるんだよ」
「だって…ご飯を小さいお口で、もぐもぐ食べてる暗さんが小動物的で、
可愛くて、俺の精子ぶち込んで孕ませてやりたいって思ってしまったんですよ」
「なっ…もうそんなイケメンスマイルで言うなよ。というかそのほんと明は動物的というか、ちんこでもの考えすぎだぞ」

俺はそう言って、会社の食堂のおすすめメニューである豚カツをパクパクと食べれば。

「だから言ったでしょ?俺、恋とか愛とかそいうのよく分からないですよって…」
「ああ、悪りぃ…そう言ってたな。だけど、まさか性欲特化型とは思ってなくて。
でもそれが明なんだろ…それにそいうダメなとこ知ってさ。さらに明が好きになったし」
「暗さん…俺も好きという感覚はイマイチわからないですが、
暗さんにそう言われると胸がぞわぞわします」

明はそう言って胸を押さえて言うので、それが好きなんだよって言ってやりたい気持ちになったが。

きっと今言っても、全然ピンとこないと思うから。
俺はニッコリと一度笑って。

「ぞわぞわね…。まあいいや、まだ俺たちは始まったばかりだしな。
あと…会社でヤルお誘いは禁止な」
「えっ…そんな酷い」
「酷いじゃない、ヤったら仕事出来なくなるだろ…だからダメだ。
だが、そのかわり仕事終わったら俺を好きにしていいから」
と甘えたネコのように言えば。

目の前の席に座っている明は、キラキラとした目になりながら。

「わかりました。もう二度と会社では言いません。
ですが仕事終わった後楽しみにしてくださいね」と言い捨てながら、席を立って。

仕事場でもオフィスへルンルン気分で戻って行ったので。
一人残された俺は、あともう少しで食べ終わる豚カツをムシャムシャと食べてから。

明に続くかのように職場に戻り…。

今日の仕事を、全て定時ピッタリに終わらせる為に何時もより真面目に働いた。



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