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02-18.
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「利用したくはない」
アレクシスはレイドの手を強く握る。
「だが、利用する時もくるだろうな」
「公爵を継ぐ者として当然のことです」
「悲しいと思わないか?」
アレクシスは好きな人を利用したくはなかった。
「愛しているのに」
アレクシスは愛を囁く。
激しい初夜での愛の言葉以来だった。婚約している時には愛していると一言も言わなかったアレクシスだ。急に態度を変えられてもレイドは困惑をするだけだ。
……婚約の時に言ってくれていれば、僕は不安にならずにすみましたのに。
婚約破棄をされるのではないかと、常に不安を抱えていた。
しかし、魔法学院に入学をしなければならなかった。この国の法律で魔力を持つ者は貴族や平民など身分にかかわらず、魔法学院に入学をしなければならない。魔法使いは貴重な存在であり、適切な魔法の使い方を知らなければ、いつか暴発を引き起こしかねない危険な存在でもある。
魔法学院を卒業し、魔法も剣術も求められる騎士団に入団した。近衛騎士団に抜擢されたのは偶然だった。王太子妃付きの護衛騎士として働くことになるのは想定外だった。
……不器用な人ですね。
初夜で言われた言葉を思い出す。
学生の時に押し倒しそうになるのを何度も堪えていたと言っていた。その衝動を堪える為に愛の言葉を口にしなかったのだろう。
「僕も愛していますよ」
レイドはアレクシスの愛に応える。
二人の関係は政略結婚だ。互いに想いを通わせあったわけではない。
それでも、こうして愛を確かめ合うことができるのは運がいい方だった。多くの貴族は愛し合うことができず、互いに愛人を作り、仮面夫婦になる。
「なんだ。両想いだったのか」
「そうですね」
「学生時代に想いを告げていればよかったな」
アレクシスはレイドに愛されている確信を持っていなかったようだ。レイドにはアレクシスしかいないかのような発言をしたのにもかかわらず、心のどこかではそうであってほしいと願っていたのだろう。
「もったいなことをした」
アレクシスの言葉に対し、レイドは頷いた。
アレクシスはレイドの手を強く握る。
「だが、利用する時もくるだろうな」
「公爵を継ぐ者として当然のことです」
「悲しいと思わないか?」
アレクシスは好きな人を利用したくはなかった。
「愛しているのに」
アレクシスは愛を囁く。
激しい初夜での愛の言葉以来だった。婚約している時には愛していると一言も言わなかったアレクシスだ。急に態度を変えられてもレイドは困惑をするだけだ。
……婚約の時に言ってくれていれば、僕は不安にならずにすみましたのに。
婚約破棄をされるのではないかと、常に不安を抱えていた。
しかし、魔法学院に入学をしなければならなかった。この国の法律で魔力を持つ者は貴族や平民など身分にかかわらず、魔法学院に入学をしなければならない。魔法使いは貴重な存在であり、適切な魔法の使い方を知らなければ、いつか暴発を引き起こしかねない危険な存在でもある。
魔法学院を卒業し、魔法も剣術も求められる騎士団に入団した。近衛騎士団に抜擢されたのは偶然だった。王太子妃付きの護衛騎士として働くことになるのは想定外だった。
……不器用な人ですね。
初夜で言われた言葉を思い出す。
学生の時に押し倒しそうになるのを何度も堪えていたと言っていた。その衝動を堪える為に愛の言葉を口にしなかったのだろう。
「僕も愛していますよ」
レイドはアレクシスの愛に応える。
二人の関係は政略結婚だ。互いに想いを通わせあったわけではない。
それでも、こうして愛を確かめ合うことができるのは運がいい方だった。多くの貴族は愛し合うことができず、互いに愛人を作り、仮面夫婦になる。
「なんだ。両想いだったのか」
「そうですね」
「学生時代に想いを告げていればよかったな」
アレクシスはレイドに愛されている確信を持っていなかったようだ。レイドにはアレクシスしかいないかのような発言をしたのにもかかわらず、心のどこかではそうであってほしいと願っていたのだろう。
「もったいなことをした」
アレクシスの言葉に対し、レイドは頷いた。
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