自衛官×変身ヒーロー×呪われた姫=スキル制約

鹿

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40 バレットタイムと小銃の相性

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ゼンジたち三人は、モヤの中に見えていた木の前まで来ていた。

「暗くて先が見えないな」

『あそこは水に濡れない?早く行こう!』

「何だか少し、不気味ですね……」

三人が言った通り、太い木が無造作に生えていたが、大きな葉が屋根のように覆っているため、雨が落ちる量は格段に減っていた。
しかし、足元にはモヤが広がり不気味さを醸し出していた。

ゼンジは、咥えていた干し肉を食べ終わり、衣のうからりんごを取り出した。

『良い香りがするね。我にもちょうだい』

「良いけど、ぬいぐるみでも食べれるのか?」

『当たり前だよ!ぬいぐるみを何だと思ってるんだよ』

「ぬいぐるみだろ?」

ゼンジはりんごをメロンに放った。

メロンは両手で器用にキャッチすると、良い香りだと言って目を見開き、りんごにかぶりついた。

『美味し~~~ぃ!!!何コレ!シャリシャリの歯応えに、甘みと酸味のコントラスト!』

メロンは夢中でりんごを頬張り、リスのように頬を膨らませた。

「りんごだよ。食べたこと無いのか?』

『うん。初めて食べた!もう一個ちょうだい』

「後ひとつだぞ。ほら」

『ありがと~』

今度は味を楽しむように、大切に少しずつ食べ始めた。

「ん?向こうに何かの足跡があるぞ」

少し右の地面に、複数の人間の足跡や、馬の蹄跡と幾つもの溝が森へと続いていた。

「馬車?誰かが先に入ったのでしょうか?」

「かもな……よし!森に入るぞ!周囲の警戒を怠るな!」

ゼンジはりんごを食べ終わると、芯を放り投げ、肩にかけていた小銃の安全装置を『ア』の位置から『タ』の位置へと切り替えた。
そして大楯を前面に構えた。

「そうだメロン。ブラックドラゴンが側近だって話がまだ聞けてなかったな」

『ん?ああ。ゼンジたちがブラックドラゴンだと言ってるのは、きっと我の側近の……」

「助けてくれぇ~!」

森に足を踏み入れようとした瞬間、遠くから微かに叫び声が聞こえた。

「何だ!?」

ゼンジたちは右を向くと、森の中から一人の傷だらけの冒険者が出てきた。

「人間だ!」

異世界に来て二度目の人間との出会いだった。

その人間を追うように、一匹のモンスターが現れた。モンスターは、二足歩行の犬で、軽鎧を着て、手には片手斧を持っていた。

「モンスターに襲われてる!?動くな!発砲するぞ!」

(あの城の奴らは許さないが、この人は関係ない。助けないと)

大声で叫ぶゼンジをポーラは止めた。

「ゼンジ、ハッポウするのは待ってください!」

「何故だ?モンスターに殺されるぞ!」

しかしゼンジの予想とは裏腹に、冒険者は振り返り森に向かって構えた。その隣に、犬の顔のモンスターも並んで振り返り、片手斧を森へと構えた。

「あれ?どう言う事だ?」

「犬の顔をしてますが、モンスターではありません。獣人です。他にも猫や竜、魚等、様々な種族がいるので気を付けてくださいね。それらを総称して亜人と呼んでいます」

「サハギンも亜人なのか?」

「サハギンはモンスターですよ。亜人は理性が有るので、見分けるのはさほど難しくありません。最終的には会話で判断してください」

「了解!城以来の人間だから、失礼の無いようにしないとな」

ゼンジは構えた小銃を下ろし、手を振りながら大声で話しかけた。

「おーい!大丈夫ですかー?」

「「!!!」」

森から出てきた二人は、バタバタ慌て始めた。犬の顔の獣人は、腕を上げてバツのサインを作り、人間の冒険者はゼンジたちを見て、鬼の形相で口の前に人差し指を立てた。

(何だ?喋るなって事か?)

「助けてくれぇ~!」

再び森の中から悲鳴のような救助を呼ぶ声がする。

(他にもいるのか?)

「お~い!大丈夫ですかぁ~!?」

ゼンジは森へと大声で答えたが、冒険者と亜人が手を振って走り寄ってきた。

そして小声で怒鳴り始めた。

「ハァハァ。しー!しー!お前!静かにしろよ!喋るなって合図が理解できんのか!!」

「ウォ~ン!み、見つかったら、ど、ど、ど、どうするんだ!」

冒険者の二人はかなり慌てている。

「お話中すみません。あそこにいる人もお仲間ですか?」

ポーラが話の途中で森を指差した。

そこには木の影から顔を出して、こちらの様子を伺っている人影が見えた。
よく見ると覇気のない男性の顔で、ゼンジたちに向けて小声で何かを言っている。

「助けてくれぇ~!」

「本当だ!助けを求めてるぞ!貴方たちの仲間ですか?」

ゼンジはそう言いながら冒険者二人を見た。すると二人の顔には恐怖が張り付いていた。

「み、み、見つかった!」

「ウォ~ン!だから言ったんだ!もう逃げ場はない!」

『あいつは』

「何だ?メロンも知ってるのか?」

「モンスターだよ!ノック!近寄らせるな!」

「ウォ~ン任せろ!トマホーク!」

そう言ってノックと呼ばれた犬の獣人は、木の影から出た顔に向かって片手斧を投げた。

ビュンビュンと音を立てながら回転する片手斧は、木の影から出る顔に真っ直ぐ向かって行った。

「助けてくれぇ~!」

飛んでくる片手斧を見て、悲鳴を上げる男。

しかし当たると思われた直後、人間とは思えないほど大きな口をバックリと開けた。そこには猛獣のように、鋭利な牙が並んでいる。その牙で片手斧を咥えると、そのまま粉砕した。

「ウォ~ン。新調したばかりなのに」

人間の顔に猛獣の牙を並べて、ニヤケる男は木の影から、のそりと体を現した。

「助けてくれぇ~!」

人間の顔に付いているその体は、まるでライオンだった。そして、背中にはコウモリに似た黒い翼が生えており、尻尾にはサソリのそれが付いていた。

「モ、モンスターじゃ!逃げるのじゃ!」

次の瞬間モンスターが口を大きく開け、けたたましい鳴き声を上げた。

『キュォォォォォォ!』

「何だこの甲高い声は!?」

ゼンジの頭の中で、ロックが解かれる音がした。
正当防衛が発動したのだ。

(錠が外れた!今の叫び声が攻撃判定なのか?)

「頭が割れそうじゃ!」

『あいつはマンティコアだ!人の顔と声で、獲物を誘き出し食べるんだよ!』

「か、体が動かんのじゃ……」

ゼンジたちは体が麻痺して、身動きが取れなくなっていた。

『バインドボイスだ!しばらく麻痺するんだよ』

「なるほど。って呑気に喋ってる場合か!どうするんだ!動けないぞ!」

マンティコアは痺れて動けない四人を見て、薄気味悪い笑顔を作り、ゆっくりと森から出て来た。

「助けてくれぇ~!」

薄気味悪い笑顔のまま、また同じ言葉を口にした。

「ノック!こっちに来るぞ!」

「ウォ~ン。ゴードン動けるか?俺は無理だ!」

「動かんのじゃ!食べられるのじゃ!」

それを見たマンティコアは、コウモリの翼を大きく広げた。

「くっ!動けぇ!!」

『我に任せて!』

メロンは両手をゼンジに向けた。

『マスターキュア』

メロンの両手が輝くのと同時に、ゼンジも全身がぼんやりと発光した。

「動く!?」

キュアとは、今回の麻痺のように、軽い状態異常に対する回復魔法である。

マスターを付けているのは、メロンが雰囲気を出すためだけであり、それ以上の効果が出るものでは無い。

ゼンジは小銃を素早くマンティコアに向けた。

マンティコアは四本の足で地面を蹴り、翼で一度羽ばたくと、ゼンジたちに向け低空で迫った。
そのスピードは凄まじく、瞬きの間に眼前へと現れた。

「バレットタイム!」

ゼンジの言葉でスキルが発動し、周囲の速度はスローモーションへと変わった。
マンティコアも空中で止まっているかのように、しかしゆっくりとゼンジへと近付いていた。

(危ねぇ!もうこんな所まで来てる!)

目前まで迫っているマンティコアの眉間に、照準を合わせて発砲した。
回転しながら雨を弾く弾丸は、マンティコアの眉間に当たった。

その瞬間スローモーションが解け、周囲の動きが加速した。

勢い良く飛んでくるマンティコアに、ぶつかりそうになったゼンジは、慌ててその場にしゃがみこむ。

頭上をマンティコアが通過して行き、後方の地面に胴体で着地すると、そのまま何度も転がり滑りながら止まり、立ち上がる事は無かった。

「ふぅ~。小銃が効いて良かった。しかしどうしてメロンは動けたんだ?ぬいぐるみだからか?」

まだ動くかもしれないマンティコアを見つつ、メロンに質問した。

『違うよ!この指輪は王の証だ。状態異常は効かないんだ』

「そうか。王様だもんな」

ゼンジは動かないマンティコアから視線を外し、冒険者たちをチラリと見た。

2人とも麻痺が解けていないのか、全く動こうともしなかった。顔は引き攣ったままである。

「大丈夫ですか?体は動きますか?」

ゼンジが冒険者に声をかけると、二人はその場にへたり込んだ。
そしてマンティコアとゼンジを交互に見ながら叫び出した。

「な、な、な、な、何だ今のは!何をしたんだ!」

「ウォ~ン!ありがとう!助かったぁ~」

人間の冒険者は驚き、犬の亜人は涙を流して喜んだ。

マンティコアを倒したことにより、全員の麻痺は解けていたものの、恐怖と、すれ違い様に倒していた事に驚き固まっていたのだった。

そして、ノックの犬の顔や体が徐々に変わり始めた。
結果から言えば人間になったのだが、尻尾と垂れた犬耳が残っていた。

「狼男なのですか?」

「いや、犬の獣人だ。ウォ~ン。スキルで獣化してたんだ」

「おいノック!のんびり話してる場合じゃないぞ!」

「どうしたのじゃ?」

「ウォ~ンそうだった!森の中にはまだ、商人が乗った馬車があるんだ!俺たちはその護衛として雇われたんだが、マンティコアに襲われて壊滅状態になった」

『それで、貴様らは馬車を囮にして逃げ出したんだね?』

「違う!!囮に…囮になってくれたんだ」

「そうなんだ、護衛は俺たち二人の他、ほぼ全滅した…ってウォ~ン!ぬいぐるみが喋った」

(しまった!メロン動くなよ!)

ゼンジはメロンに目配せをした。

『何?』

メロンは首を傾げてキョトンとした。

「この野郎!察しろ!」

「痛いよぉ~!」

再び森の中から声が聞こえた。
一斉に森へ視線を向けると、木の影から人が覗いていた。

「まだいるんですか!?」

「そうなんだ。ここはマンティコアの住む森。通称、囁きの森だ」

「許してぇ~!」

「怖いよぉ~!」

3体それぞれ別々の木の影から、顔を出していた。

「気持ち悪いのじゃ!」

一体のマンティコアが木の影から出てきた。

「来るぞ!耳を塞げ!」

そう言ってゼンジは両耳を塞いだ。

『キュォォォォォォ!』

ビリビリと身体に響く叫び声を受けたが、ゼンジは耳を塞いでいたため、麻痺する事は無かった。
翼を広げたマンティコアに対し、紐で肩にぶら下がっていた小銃を構え直した。

「バレットタイム!」

再び時間の流れが遅くなった。

ゆっくりと流れる時の中で、ゼンジは躊躇することなく、素早く三体のマンティコアの眉間に三発ずつ発砲した。
三発目を発砲した直後、スローモーションが解除され、三体のマンティコアは頭を大きく退け反らせ、その場に倒れて動かなくなった。

ーパッパッパッパカパ~ンー

「ふぅ~」

(バレットタイムは、およそ3秒だな)

「ウオ~ン!一瞬で三匹も倒すなんて!!」

「…何をしたんだ」

「やりおるのじゃ!」

三人とも興奮した様子ではあるが、体は動かさず目だけゼンジを見ていた。

三人とも、しっかり麻痺していたのだ。

「お前ら…耳を塞げって言ったよな!」

ゼンジは冒険者への敬語をやめていた。

(女神様、こちら自衛官、
冒険者ってマヌ…いや何でもないです。どうぞ)
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