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4 変身
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静寂が支配した世界。
次第に雨音と、何かの鳴き声が聴覚を刺激する。
アスカは腕をクロスにして声を出した。
「へ~んしん!……やっぱり変身出来ない。ポーズか?」
両手を広げ、天を仰ぎながら変身と呟いたが変化は無かった。
「どういう事だ?この、いつの間にか嵌めてるブレスレットが、絶対怪しいんだけどねぇ」
アスカは両腕に、黄金に輝くブレスレットを装備していた。まるで、変身のキーアイテムであるかのように。
「もしかしたらセリフが違うのか?」
両手首のブレスレットを掴み、マッスルポーズのように斜めに構えた。
「チェンジィィィ!……ダメだ」
(そういえば黒の天使が言ってたな。ステータスが見れるんだったな。確か…)
「ステータスオープン!だっけ?」
すると突然目の前に透明なウィンドウが出てきた。
ーーーーーーーーーーー
名前 : 一色 飛翔
種族 : 人間
分類 : 異世界人
属性 : 異属性
年齢 : 20
性別 : 男
職業 : 変身ヒーロー
名称 : ()カイザーorライダージャーダーマン
Lv : 1
HP : 20/20
MP : 15/15
攻撃力:25
防御力:20(+6)
素早さ:19
知 能:15
器用さ:19(+20)
幸運値:10(+10)
装 備 : 地球の服、地球のズボン、地球の靴
アクセサリー : ブレスレット、ブレスレット、イヤーカフ
スキル : 言語理解、ナレーション、アナライズ
ユニークスキル : 変身
ーーーーーーーーーーーー
「ッ!!!!職業、変身ヒーローッ!!しかもユニークスキルってとこに変身が!!!夢なら覚めないでくれぇ~!」
その時、茂みの向こう側から、咀嚼音が聞こえた。
(ヤベェ油断してた)
アスカは咄嗟に地面に伏せて息を潜めた。
(何も来ないな)
音の聞こえた方へゆっくりと近付き、茂みの向こうを覗いた。
そこには大きな熊に似た獣が、何かを食べていた。
(あ、あの熊デカ過ぎだろ!三メートルはあるぞ!パン屋か?夢の続きなのか?夢なら覚めてくれ~!)
そう考えていると、熊に似た何かは食事を終えて、森の奥へと消えて行った。
(やばかった。ん?)
熊が食べていた場所で、何かが光って見えた。
アスカは警戒しつつ近付くと、そこには桃色に輝くテニスボール程の大きさの石が落ちていた。
「これは…」
石を拾い上げ中を覗くと、薄いピンクのモヤのようなものが妖しく動いていた。
「綺麗だな。これは売ったら金になるぞ」
その石をポケットに入れた。
雨がますます強く降り始める。
「まずは雨宿りが出来そうな場所を探すか。勿論こっちだな」
アスカは、熊とは逆方向へ逃げるように進んだ。
~~~
しばらく歩くと、人が一人通れるほどの、小さな洞窟を見つけた。
「何だこりゃ。気味が悪いな…」
それでもアスカは、雨の当たらない場所でひと休みしたかったため、そのまま中に入った。
「ふぅー。ひとまず、雨は凌げそうだな」
洞窟の中は、苔とカビの匂いが充満している。
「中は意外と広いな」
入り口は狭いが、奥に行くにつれて広くなっている。
「よし!まずはステータスオープン…」
アスカは、自分のステータスを確認して顔が綻ぶ。
「ニヤけてしまうな。しかし突っ込み所満載だな。スキルはナレーションとアナライズ…意味がわからん」
一通り目を通し、分類や属性、スキルに眉を寄せるが、やはりヒーローに関する名称が気になった。
アスカは左耳に違和感を感じ、地球では付けていなかったイヤーカフを触りながら呟いた。
「名称の横の括弧カイザーorライダージャーダーマンってなんだ?」
『説明しよう!
括弧の中にはヒーローの名前が入る。そしてカイザーまたはライダージャーダーマンのどちらかを、名前に続く名称として選択するのだ』
「誰だ!?」
周囲を見回すが誰も居ない。
「突然声が聞こえたが…誰もいない。耳元で聞こえたような」
そう思い左耳にあるイヤーカフに触れた。
「イヤーカフ!!まさかここから聞こえるのが、ナレーションか?」
『説明しよう!
そこから聞こえるのがナレーションである』
アスカはイヤーカフから手を離し叫んだ。
「だろうな!耳元でうるせぇ!何で今まで黙ってたんだよ!」
しかしナレーションは口を閉ざした。
「だんまりかよ!何かルールがあるのか?まぁいい。それより名前を決めないとなぁ名称は…女神の間違いか?」
(あ~あの時、女神に何とかカイザーとか、何とかライダー、ジャー、ダー、マンって続けて言った気がする。ライダーとジャーとダーとマンが繋がってるし!?あの女神め!)
「わざとだろ!ここまで嫌がらせするか!?ライダージャーダーマンは、なしで結局カイザー、一択じゃんか!ドラゴンライダーとかにしたかったのに!」
アスカは再び、違和感のあるイヤーカフをかきながら呟いた。
「しゃーない。名称、カイザーでオネ」
『名称カイザーでよろしいですか?YES/NO』
「YESだ」
『YES。名称カイザー』
(後は名前か!任せろ!得意だ!地球から来たからアースカイザーかな?…いや、俺の名前と被るなぁ。ん~~そうだ!良いの思いついた!異世界だから、イセカイザーだな!)
「名前はイセカイザーだ」
『(イセカイザー)カイザーでよろしいですか?
YES/NO』
「よろしくない!NOだ!NO」
『NO。キャンセルしました』
(危ねぇイセカイザーカイザーなんてダサすぎるだろ!)
「名前はイセだ」
『(イセ)カイザーでよろしいですか?
YES/NO』
「YES」
『YES。名前イセ』
『ヒーロー名、イセカイザー。登録しました』
(よし!イセカイザーになった。これで変身出来るのか?)
アスカはイヤーカフを触るのを止め、立ち上がり目の前で、両手に嵌めてあるブレスレットを重ねてポーズをとった。
「変身!……チェンジ!…トランスフォーム!…ダメか。このブレスレットが怪しいと思うんだけど…ポーズが違うのか?」
(そうだ!アナライズって何だろうか)
「アナライズ」
アスカがスキルを声に出すと、目の前に赤色の『+』が現れた。そして、何かを探す様に上下左右へと動き出した。
「お?お?なんだこりゃ」
それが左下へと動いたので、視線を下げると、ズボンのポケットで止まった。
「まさか」
アスカは左手で、ポケットから桃色の石を取り出した。
案の定『+』は石と重なり、ピピピと鳴った。そしてステータスのように、目の前にウインドが表示された。
【魔石】魔物の核。色や大きさ、内に秘める魔力は魔物により様々である。
「アナライズすげぇ!これは女神に頼んだスキルじゃあないな。と言うことは、ヒーロー固有のスキルだな…で、魔石ってのは何に使うんだ?」
『キュ~』
その時、洞穴の奥から何か聞こえた。
「何だ?」
奥の方を目を凝らして良く見ると、宙に浮いた小さな動物がアスカを見ていた。
「リス?」
恐る恐る近付くと、そこには蜘蛛の糸に絡まった、鼠色をした子狐が苦しそうに、もがいていた。
「狐?にしては小さいな。大丈夫か?ん?」
不意に視線を感じ、天井を見上げると8つの赤い光が揺れていた。
「え?」
次の瞬間、天井にへばり付いていたそれが、アスカ目掛けて飛びかかった。
「うおっ!」
アスカは咄嗟に前に転がり、かわそうとしたが背中を何かで切られてしまった?
「くそッ!?何なんだ?」
入り口の方を振り返り、八つの光を睨みつけた。
それは一メートル程の巨体を持つ、蜘蛛の目だった。
「ア、アナライズ」
アスカは『+』を蜘蛛に合わせた。
ーーーーーーーーーーーー
名前 : ー
種族 : デーモンスパイダー
分類 : 魔蟲
属性 : 毒属性
年齢 : 9
性別 : 雄
Lv :12
HP :113/113
MP : 86/86
攻撃力:74
防御力:50
素早さ:134
知 能:18
器用さ:113
幸運値:16
装備:なし
スキル : 噛み付きLv3、引っ掻きLv4、糸Lv5、毒Lv4、毒耐性Lv4
ーーーーーーーーーーーー
「強っ!これは逃げないとヤバイ!」
しかしデーモンスパイダーが、唯一の逃げ道である入り口を塞いでいる。
「どうする!?」
アスカは立ち上がったが、突然目眩がして倒れるようにしゃがみ込みだ。
「何だ?目が霞む。ステータスオープン…」
アスカは自分のステータスを見て驚愕した。
「ヒットポイント残り2!!しかも名前の横に毒ってあるぞ!あのクソ蜘蛛!毒を盛りやがったな!く、苦しい。死ぬ…」
アスカは毒の影響なのか、息苦しくなり左手を胸に当てた。
(やっぱりヒーローにはなれなかった…そもそも信じた俺が馬鹿だった。変身なんて出来る筈もないのに…)
「だ、だめだ、意識が遠くなって…き…た……」
(それでもヒーローになりたかった!)
「さ、最後の……賭けだ…頼む!変身…」
すると、左手に持っていた魔石が、胸の前で輝き始めた。
それと同時に意識がハッキリとして、背中の痛みがなくなった。
いや、むしろ力が身体中にみなぎる。
そして魔石が胸に吸い込まれ、アスカは眩い光に包まれた。
光が収まるとそこには……
『アスカは、イセカイザーカイザーへと変身する事が出来たのか?
そして、この窮地を乗り越えることが、出来るのであろうか?
次回予告
勇姿』
「お前だったかぁナレーション!勝手に喋るな!
話しかけてもシカトしたくせに!
しかもイセカイザーカイザーって間違えてるし!
嫌がらせ?何なん!」
次第に雨音と、何かの鳴き声が聴覚を刺激する。
アスカは腕をクロスにして声を出した。
「へ~んしん!……やっぱり変身出来ない。ポーズか?」
両手を広げ、天を仰ぎながら変身と呟いたが変化は無かった。
「どういう事だ?この、いつの間にか嵌めてるブレスレットが、絶対怪しいんだけどねぇ」
アスカは両腕に、黄金に輝くブレスレットを装備していた。まるで、変身のキーアイテムであるかのように。
「もしかしたらセリフが違うのか?」
両手首のブレスレットを掴み、マッスルポーズのように斜めに構えた。
「チェンジィィィ!……ダメだ」
(そういえば黒の天使が言ってたな。ステータスが見れるんだったな。確か…)
「ステータスオープン!だっけ?」
すると突然目の前に透明なウィンドウが出てきた。
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名前 : 一色 飛翔
種族 : 人間
分類 : 異世界人
属性 : 異属性
年齢 : 20
性別 : 男
職業 : 変身ヒーロー
名称 : ()カイザーorライダージャーダーマン
Lv : 1
HP : 20/20
MP : 15/15
攻撃力:25
防御力:20(+6)
素早さ:19
知 能:15
器用さ:19(+20)
幸運値:10(+10)
装 備 : 地球の服、地球のズボン、地球の靴
アクセサリー : ブレスレット、ブレスレット、イヤーカフ
スキル : 言語理解、ナレーション、アナライズ
ユニークスキル : 変身
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「ッ!!!!職業、変身ヒーローッ!!しかもユニークスキルってとこに変身が!!!夢なら覚めないでくれぇ~!」
その時、茂みの向こう側から、咀嚼音が聞こえた。
(ヤベェ油断してた)
アスカは咄嗟に地面に伏せて息を潜めた。
(何も来ないな)
音の聞こえた方へゆっくりと近付き、茂みの向こうを覗いた。
そこには大きな熊に似た獣が、何かを食べていた。
(あ、あの熊デカ過ぎだろ!三メートルはあるぞ!パン屋か?夢の続きなのか?夢なら覚めてくれ~!)
そう考えていると、熊に似た何かは食事を終えて、森の奥へと消えて行った。
(やばかった。ん?)
熊が食べていた場所で、何かが光って見えた。
アスカは警戒しつつ近付くと、そこには桃色に輝くテニスボール程の大きさの石が落ちていた。
「これは…」
石を拾い上げ中を覗くと、薄いピンクのモヤのようなものが妖しく動いていた。
「綺麗だな。これは売ったら金になるぞ」
その石をポケットに入れた。
雨がますます強く降り始める。
「まずは雨宿りが出来そうな場所を探すか。勿論こっちだな」
アスカは、熊とは逆方向へ逃げるように進んだ。
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しばらく歩くと、人が一人通れるほどの、小さな洞窟を見つけた。
「何だこりゃ。気味が悪いな…」
それでもアスカは、雨の当たらない場所でひと休みしたかったため、そのまま中に入った。
「ふぅー。ひとまず、雨は凌げそうだな」
洞窟の中は、苔とカビの匂いが充満している。
「中は意外と広いな」
入り口は狭いが、奥に行くにつれて広くなっている。
「よし!まずはステータスオープン…」
アスカは、自分のステータスを確認して顔が綻ぶ。
「ニヤけてしまうな。しかし突っ込み所満載だな。スキルはナレーションとアナライズ…意味がわからん」
一通り目を通し、分類や属性、スキルに眉を寄せるが、やはりヒーローに関する名称が気になった。
アスカは左耳に違和感を感じ、地球では付けていなかったイヤーカフを触りながら呟いた。
「名称の横の括弧カイザーorライダージャーダーマンってなんだ?」
『説明しよう!
括弧の中にはヒーローの名前が入る。そしてカイザーまたはライダージャーダーマンのどちらかを、名前に続く名称として選択するのだ』
「誰だ!?」
周囲を見回すが誰も居ない。
「突然声が聞こえたが…誰もいない。耳元で聞こえたような」
そう思い左耳にあるイヤーカフに触れた。
「イヤーカフ!!まさかここから聞こえるのが、ナレーションか?」
『説明しよう!
そこから聞こえるのがナレーションである』
アスカはイヤーカフから手を離し叫んだ。
「だろうな!耳元でうるせぇ!何で今まで黙ってたんだよ!」
しかしナレーションは口を閉ざした。
「だんまりかよ!何かルールがあるのか?まぁいい。それより名前を決めないとなぁ名称は…女神の間違いか?」
(あ~あの時、女神に何とかカイザーとか、何とかライダー、ジャー、ダー、マンって続けて言った気がする。ライダーとジャーとダーとマンが繋がってるし!?あの女神め!)
「わざとだろ!ここまで嫌がらせするか!?ライダージャーダーマンは、なしで結局カイザー、一択じゃんか!ドラゴンライダーとかにしたかったのに!」
アスカは再び、違和感のあるイヤーカフをかきながら呟いた。
「しゃーない。名称、カイザーでオネ」
『名称カイザーでよろしいですか?YES/NO』
「YESだ」
『YES。名称カイザー』
(後は名前か!任せろ!得意だ!地球から来たからアースカイザーかな?…いや、俺の名前と被るなぁ。ん~~そうだ!良いの思いついた!異世界だから、イセカイザーだな!)
「名前はイセカイザーだ」
『(イセカイザー)カイザーでよろしいですか?
YES/NO』
「よろしくない!NOだ!NO」
『NO。キャンセルしました』
(危ねぇイセカイザーカイザーなんてダサすぎるだろ!)
「名前はイセだ」
『(イセ)カイザーでよろしいですか?
YES/NO』
「YES」
『YES。名前イセ』
『ヒーロー名、イセカイザー。登録しました』
(よし!イセカイザーになった。これで変身出来るのか?)
アスカはイヤーカフを触るのを止め、立ち上がり目の前で、両手に嵌めてあるブレスレットを重ねてポーズをとった。
「変身!……チェンジ!…トランスフォーム!…ダメか。このブレスレットが怪しいと思うんだけど…ポーズが違うのか?」
(そうだ!アナライズって何だろうか)
「アナライズ」
アスカがスキルを声に出すと、目の前に赤色の『+』が現れた。そして、何かを探す様に上下左右へと動き出した。
「お?お?なんだこりゃ」
それが左下へと動いたので、視線を下げると、ズボンのポケットで止まった。
「まさか」
アスカは左手で、ポケットから桃色の石を取り出した。
案の定『+』は石と重なり、ピピピと鳴った。そしてステータスのように、目の前にウインドが表示された。
【魔石】魔物の核。色や大きさ、内に秘める魔力は魔物により様々である。
「アナライズすげぇ!これは女神に頼んだスキルじゃあないな。と言うことは、ヒーロー固有のスキルだな…で、魔石ってのは何に使うんだ?」
『キュ~』
その時、洞穴の奥から何か聞こえた。
「何だ?」
奥の方を目を凝らして良く見ると、宙に浮いた小さな動物がアスカを見ていた。
「リス?」
恐る恐る近付くと、そこには蜘蛛の糸に絡まった、鼠色をした子狐が苦しそうに、もがいていた。
「狐?にしては小さいな。大丈夫か?ん?」
不意に視線を感じ、天井を見上げると8つの赤い光が揺れていた。
「え?」
次の瞬間、天井にへばり付いていたそれが、アスカ目掛けて飛びかかった。
「うおっ!」
アスカは咄嗟に前に転がり、かわそうとしたが背中を何かで切られてしまった?
「くそッ!?何なんだ?」
入り口の方を振り返り、八つの光を睨みつけた。
それは一メートル程の巨体を持つ、蜘蛛の目だった。
「ア、アナライズ」
アスカは『+』を蜘蛛に合わせた。
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名前 : ー
種族 : デーモンスパイダー
分類 : 魔蟲
属性 : 毒属性
年齢 : 9
性別 : 雄
Lv :12
HP :113/113
MP : 86/86
攻撃力:74
防御力:50
素早さ:134
知 能:18
器用さ:113
幸運値:16
装備:なし
スキル : 噛み付きLv3、引っ掻きLv4、糸Lv5、毒Lv4、毒耐性Lv4
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「強っ!これは逃げないとヤバイ!」
しかしデーモンスパイダーが、唯一の逃げ道である入り口を塞いでいる。
「どうする!?」
アスカは立ち上がったが、突然目眩がして倒れるようにしゃがみ込みだ。
「何だ?目が霞む。ステータスオープン…」
アスカは自分のステータスを見て驚愕した。
「ヒットポイント残り2!!しかも名前の横に毒ってあるぞ!あのクソ蜘蛛!毒を盛りやがったな!く、苦しい。死ぬ…」
アスカは毒の影響なのか、息苦しくなり左手を胸に当てた。
(やっぱりヒーローにはなれなかった…そもそも信じた俺が馬鹿だった。変身なんて出来る筈もないのに…)
「だ、だめだ、意識が遠くなって…き…た……」
(それでもヒーローになりたかった!)
「さ、最後の……賭けだ…頼む!変身…」
すると、左手に持っていた魔石が、胸の前で輝き始めた。
それと同時に意識がハッキリとして、背中の痛みがなくなった。
いや、むしろ力が身体中にみなぎる。
そして魔石が胸に吸い込まれ、アスカは眩い光に包まれた。
光が収まるとそこには……
『アスカは、イセカイザーカイザーへと変身する事が出来たのか?
そして、この窮地を乗り越えることが、出来るのであろうか?
次回予告
勇姿』
「お前だったかぁナレーション!勝手に喋るな!
話しかけてもシカトしたくせに!
しかもイセカイザーカイザーって間違えてるし!
嫌がらせ?何なん!」
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