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13 急襲
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アスカは、ムーアンの案内で大きな水車の横に建つ、みずぐるま亭の前に着いた。
そこは、木造の古めかしい二階建ての建物で、壁には一面蔦がへばり付いており、魔女でも出て来そうな不気味な雰囲気を醸し出していた。
「実は、宿と呼べる物はここしか無いんですじゃ」
「良いね!隠れ家的な雰囲気が気に入った!」
「それは本当ですか!!ここへ来る冒険者は皆、罵声を浴びせ中へ入ろうともせんのですじゃ。やはりテイマー様は変わっておりますなぁ」
「そうか?日本じゃ、映えるから人気のスポットになりそうだぜ」
「そうですか。良く分かりませんが、テイマー様のような冒険者は初めてですじゃ……それではワシはここで。ゆっくりされて疲れを癒してくだされ」
「ああ。サンキュー!」
案内を終えたムーアンは、向かいの家に入って行った。
「家そこ!?俺の案内は帰るついで?」
レトロな外観を楽しんだ後、みずぐるま亭の軋む扉を開けた。
「ハァハァ。良くぞいらっしゃいました。ハァハァ。本日の料理は腕によりをかけて作らせて頂きます」
目の前には、救助した胸の大きな女性が、綺麗な服に着替えて満面の笑みで対応してくれた。しかし男を抱えて必死に走って来たのか、汗を流し肩で息をしている。
「食事は休んでからでも良いか?」
「勿論です。御用の際は声を掛けてください。食堂はあちらになりますので」
そちらに目を向けると丸テーブル三つと、それぞれに椅子が四脚ある、小ぢんまりとした食堂があった。
「良い雰囲気だねぇ。ん?」
その横にはカウンターがあり、顔だけ見える毛むくじゃらな小さな男と目が合った。
「二階の部屋は好きに使ってもらって構わない。勿論金は要らない。好きなだけ泊まって行くと良い」
「そ、それはありがたい。こいつらも部屋に入れて良いのか?」
「当たり前だ。皆大切な客人だ」
「そうか良かった。でも一部屋で十分だよ」
「それなら、二階奥の部屋を使うと良い。飯はいつでも食べれるようにしておく」
「分かった。取り敢えず寝るよ」
それから底が抜けそうな程、軋む階段を昇り、暗くて不気味な通路を通り、最奥にある部屋の前まで辿り着いた。
古い扉には、大きな水車を太陽に模した彫刻が刻まれていた。
「良~ねぇ~」
中へ入るとベッドが四つと、扉の彫刻と同じデザインのカンテラが四つあり、以外と広くなかなか明るかった。外からのイメージとは違い、掃除が行き届いており清潔であった。
「もう限界だ……お前らも好きな所で寝て良いぞ」
ズブ濡れの服を脱ぎ捨て、ベッドへとダイブした。
~~~
アスカは空腹で目を覚ました。
「ふぁ~。良く寝た……」
ベッドの周りには、キュウたちが気持ち良さそうに寝そべっていた。
「腹減ったな……お~い!そろそろ飯に行くぞ」
キュウたちは揃って耳を立て、アスカの周りに集まった。泥水により毛並みが、カピカピに乾いていた。
「びしょ濡れの服は着たくないが、これしかないもんなぁ……取り敢えず飯食って、それから風呂だな!」
アスカはブツブツ言いつつも、濡れた服を来て下階に降りた。その後、胸の大きな女性から丸一日寝ていた事を告げられ、昼食として振る舞われた料理をキュウたちと堪能した。キノコの丸焼き、キノコのソテー、キノコの蒸し焼き等、全てキノコ料理だったがどれも絶品だった。
「ご馳走様!ゲロ美味かった!」
「キノコしか出せるものが無くて、申し訳ありま…」
「大変だ!テイマー様はいるか!?」
胸の大きな女性の声を遮って、筋肉質の男が乱暴に扉を開けて入ってきた。
「ど、どうした?」
「テイマー様!村にゴブリンの群れが!」
「え?結界はどうしたんだ!?」
「子供たちが門を開けっぱなしで、外に出ちまったみたいなんだ!」
「何だって!子供たちは無事なのか!?」
「分からねぇ!しかし今は、なんとか村の入り口でゴブリンを抑えてる!早くしねぇと!」
「行くぞ!」
キュウたちに声をかけると、アスカはみずぐるま亭を後にした。門に向かい走る途中、悲鳴を上げて逃げ惑う村人とすれ違った。そしてその向こうから、気味の悪い顔をした、茶色の小さな何かがショートソードを振り回して飛び跳ねていた。
『ギャギャ』
「何だあれ!?きしょい!まさかあれがゴブリンか?」
『『『『グルル』』』』
クロたち四匹は風を身に纏い、頭を下げて唸り始めた。
「アナライズ!」
ーーーーーーーーーーーー
名前 : ー
種族 : ホブゴブリン
分類 : 魔獣
属性 : 土属性
年齢 : 22
性別 : 雄
Lv :15
HP :130/147
MP : 49/67
攻撃力:133(+18)
防御力:95 (+15)
素早さ:78
知 能:35
器用さ:42
幸運値:10
装備 : ショートソード、魔獣の腰巻き
スキル : 剣術Lv4、土魔法初級Lv6
ーーーーーーーーーーーー
「ホブゴブリン!?こいつ強いぞ!」
ホブゴブリンは目の前の男に狙いを定め、剣を構えて飛び跳ねた。
「クロ!」
アスカは咄嗟にクロの名を呼んだ。呼ばれたクロは風のように走り、瞬く間に距離を詰めるとホブゴブリンの足を噛みついた。
『ゲッ』
「ひっ!」
動きを止めたホブゴブリンとは対照的に、男はその場で腰を抜かし座り込んだ。
「テイマー様!」
アスカに気付いた村人たちは、必死の形相でアスカに駆け寄った。
「俺の後ろに下がっていろ!シロ!」
『ワォン』
一鳴きしたシロは駆け出し、剣を持つ腕に噛みついた。
『ギャッ』
たまらずホブゴブリンは剣を手放した。
「ナイスだ!」
左足と右腕を噛まれたホブゴブリンは苦しそうにしているが、二匹を振り解こうと体を揺らし、左手でクロたちを殴り始めた。
『ゲゲギャギャ』
それでも離さないクロに、左の手のひらを向け魔法を放った。
『キャイン』
ソフトボールほどの石の塊が直撃し、クロは地面に叩きつけられた。
「クロ!今のは魔法か?くそっ!チャ!ブチも頼む!」
指示を受けた残りの二匹も、颯爽と駆け出し喉元と左腕に噛みついた。
ホブゴブリンは立っていることが出来なくなり、その場に倒れると少しもがいた後、動かなくなった。
「お前たち大丈夫か?」
『『『『ワォン』』』』
クロは、魔法の発動距離が近かった事により軽傷だった。
(四匹で一体か。ホブゴブリンは群れで来てるはず。ヤバイな。緑の魔石で変身したいが、人が大勢見てる)
変身したいアスカは、村人を遠ざけようとした。
「みんな聞いてくれ!ここは危険だ!家の中に隠れてくれ!」
「家の中よりテイマー様の近くが安全です!」
「お側にいさせてください」
しかし村人は、顔に恐怖を張り付けてアスカの周りから離れなかった。
「くっ」
(何とかして人から遠ざからないと…)
「キャー!」
声のする方を見ると、棍棒を持った三体のホブゴブリンに川岸へと追い詰められている、あの美人の女性がいた。
「クソ!お前たち行ってくれ!キュウ!ミミも頼む!」
キュウとミミが、クロとシロの背中に乗り移ったのを確認して、四匹は一斉に駆け出した。仲間を追ってアスカも走り出した。
クロたちは女性とホブゴブリンの間に飛び込んだ。睨み合う中、チャが端のホブゴブリンに飛びかかった。しかし中央のホブゴブリンが手を向けると、石の塊が出現してチャ目掛けて飛んで行った。
『キャイン』
「また魔法か!」
石の塊は背中にヒットして、チャは地面に叩きつけられた。続け様に他の二体のホブゴブリンも、棍棒を振り回し、魔法を放ち、一瞬でキュウたちを叩き伏せた。
それでも立ち上がろうとするキュウ目掛けて、棍棒を振りかぶった。
「やめろ~!」
アスカはキュウの前に走り込み、棍棒を左腕で受け止めた。
が、受けきれなかった。鈍い音と共に左腕の骨が折れ、在らぬ方向へと曲がっていた。何が起きたのか理解できないアスカに、少し遅れて激痛が走った。
「ぐああああ!」
激痛で顔が歪み大声を出さずにはいられなかった。
左腕を見ると、まるで振り子のように力無く揺れていた。ホブゴブリンを睨みつけると、既に棍棒を横に薙ぐ体勢に入っていた。
「へ」
避けることも出来ず、再度左腕に棍棒を喰らった。強烈な一撃は腕だけでは収まらず、アスカの体は浮き上がり、後方へと吹き飛ばされてしまった。
そのままアスカは川へと転落してしまった。
「テイマー様ぁ!!」
『『『『ワォ~~~ン』』』』
クロたちの遠吠えと、村人たちの悲痛な叫び声がこだまする。
『突如村に現れたホブゴブリンの群れ。
強敵に果敢に挑む仲間たちであったが、力の差は歴然。一瞬の内に地に伏せられたのであった。
仲間の窮地に勇んだアスカもまた、瀕死の傷を負い川へと転落してしまった。
行けアスカ!闘えイセカイザー!
次回予告
風』
「まともな次回予告は初めてですね。こっちも緊張してしまいまふ!!噛んだ…」
そこは、木造の古めかしい二階建ての建物で、壁には一面蔦がへばり付いており、魔女でも出て来そうな不気味な雰囲気を醸し出していた。
「実は、宿と呼べる物はここしか無いんですじゃ」
「良いね!隠れ家的な雰囲気が気に入った!」
「それは本当ですか!!ここへ来る冒険者は皆、罵声を浴びせ中へ入ろうともせんのですじゃ。やはりテイマー様は変わっておりますなぁ」
「そうか?日本じゃ、映えるから人気のスポットになりそうだぜ」
「そうですか。良く分かりませんが、テイマー様のような冒険者は初めてですじゃ……それではワシはここで。ゆっくりされて疲れを癒してくだされ」
「ああ。サンキュー!」
案内を終えたムーアンは、向かいの家に入って行った。
「家そこ!?俺の案内は帰るついで?」
レトロな外観を楽しんだ後、みずぐるま亭の軋む扉を開けた。
「ハァハァ。良くぞいらっしゃいました。ハァハァ。本日の料理は腕によりをかけて作らせて頂きます」
目の前には、救助した胸の大きな女性が、綺麗な服に着替えて満面の笑みで対応してくれた。しかし男を抱えて必死に走って来たのか、汗を流し肩で息をしている。
「食事は休んでからでも良いか?」
「勿論です。御用の際は声を掛けてください。食堂はあちらになりますので」
そちらに目を向けると丸テーブル三つと、それぞれに椅子が四脚ある、小ぢんまりとした食堂があった。
「良い雰囲気だねぇ。ん?」
その横にはカウンターがあり、顔だけ見える毛むくじゃらな小さな男と目が合った。
「二階の部屋は好きに使ってもらって構わない。勿論金は要らない。好きなだけ泊まって行くと良い」
「そ、それはありがたい。こいつらも部屋に入れて良いのか?」
「当たり前だ。皆大切な客人だ」
「そうか良かった。でも一部屋で十分だよ」
「それなら、二階奥の部屋を使うと良い。飯はいつでも食べれるようにしておく」
「分かった。取り敢えず寝るよ」
それから底が抜けそうな程、軋む階段を昇り、暗くて不気味な通路を通り、最奥にある部屋の前まで辿り着いた。
古い扉には、大きな水車を太陽に模した彫刻が刻まれていた。
「良~ねぇ~」
中へ入るとベッドが四つと、扉の彫刻と同じデザインのカンテラが四つあり、以外と広くなかなか明るかった。外からのイメージとは違い、掃除が行き届いており清潔であった。
「もう限界だ……お前らも好きな所で寝て良いぞ」
ズブ濡れの服を脱ぎ捨て、ベッドへとダイブした。
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アスカは空腹で目を覚ました。
「ふぁ~。良く寝た……」
ベッドの周りには、キュウたちが気持ち良さそうに寝そべっていた。
「腹減ったな……お~い!そろそろ飯に行くぞ」
キュウたちは揃って耳を立て、アスカの周りに集まった。泥水により毛並みが、カピカピに乾いていた。
「びしょ濡れの服は着たくないが、これしかないもんなぁ……取り敢えず飯食って、それから風呂だな!」
アスカはブツブツ言いつつも、濡れた服を来て下階に降りた。その後、胸の大きな女性から丸一日寝ていた事を告げられ、昼食として振る舞われた料理をキュウたちと堪能した。キノコの丸焼き、キノコのソテー、キノコの蒸し焼き等、全てキノコ料理だったがどれも絶品だった。
「ご馳走様!ゲロ美味かった!」
「キノコしか出せるものが無くて、申し訳ありま…」
「大変だ!テイマー様はいるか!?」
胸の大きな女性の声を遮って、筋肉質の男が乱暴に扉を開けて入ってきた。
「ど、どうした?」
「テイマー様!村にゴブリンの群れが!」
「え?結界はどうしたんだ!?」
「子供たちが門を開けっぱなしで、外に出ちまったみたいなんだ!」
「何だって!子供たちは無事なのか!?」
「分からねぇ!しかし今は、なんとか村の入り口でゴブリンを抑えてる!早くしねぇと!」
「行くぞ!」
キュウたちに声をかけると、アスカはみずぐるま亭を後にした。門に向かい走る途中、悲鳴を上げて逃げ惑う村人とすれ違った。そしてその向こうから、気味の悪い顔をした、茶色の小さな何かがショートソードを振り回して飛び跳ねていた。
『ギャギャ』
「何だあれ!?きしょい!まさかあれがゴブリンか?」
『『『『グルル』』』』
クロたち四匹は風を身に纏い、頭を下げて唸り始めた。
「アナライズ!」
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名前 : ー
種族 : ホブゴブリン
分類 : 魔獣
属性 : 土属性
年齢 : 22
性別 : 雄
Lv :15
HP :130/147
MP : 49/67
攻撃力:133(+18)
防御力:95 (+15)
素早さ:78
知 能:35
器用さ:42
幸運値:10
装備 : ショートソード、魔獣の腰巻き
スキル : 剣術Lv4、土魔法初級Lv6
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「ホブゴブリン!?こいつ強いぞ!」
ホブゴブリンは目の前の男に狙いを定め、剣を構えて飛び跳ねた。
「クロ!」
アスカは咄嗟にクロの名を呼んだ。呼ばれたクロは風のように走り、瞬く間に距離を詰めるとホブゴブリンの足を噛みついた。
『ゲッ』
「ひっ!」
動きを止めたホブゴブリンとは対照的に、男はその場で腰を抜かし座り込んだ。
「テイマー様!」
アスカに気付いた村人たちは、必死の形相でアスカに駆け寄った。
「俺の後ろに下がっていろ!シロ!」
『ワォン』
一鳴きしたシロは駆け出し、剣を持つ腕に噛みついた。
『ギャッ』
たまらずホブゴブリンは剣を手放した。
「ナイスだ!」
左足と右腕を噛まれたホブゴブリンは苦しそうにしているが、二匹を振り解こうと体を揺らし、左手でクロたちを殴り始めた。
『ゲゲギャギャ』
それでも離さないクロに、左の手のひらを向け魔法を放った。
『キャイン』
ソフトボールほどの石の塊が直撃し、クロは地面に叩きつけられた。
「クロ!今のは魔法か?くそっ!チャ!ブチも頼む!」
指示を受けた残りの二匹も、颯爽と駆け出し喉元と左腕に噛みついた。
ホブゴブリンは立っていることが出来なくなり、その場に倒れると少しもがいた後、動かなくなった。
「お前たち大丈夫か?」
『『『『ワォン』』』』
クロは、魔法の発動距離が近かった事により軽傷だった。
(四匹で一体か。ホブゴブリンは群れで来てるはず。ヤバイな。緑の魔石で変身したいが、人が大勢見てる)
変身したいアスカは、村人を遠ざけようとした。
「みんな聞いてくれ!ここは危険だ!家の中に隠れてくれ!」
「家の中よりテイマー様の近くが安全です!」
「お側にいさせてください」
しかし村人は、顔に恐怖を張り付けてアスカの周りから離れなかった。
「くっ」
(何とかして人から遠ざからないと…)
「キャー!」
声のする方を見ると、棍棒を持った三体のホブゴブリンに川岸へと追い詰められている、あの美人の女性がいた。
「クソ!お前たち行ってくれ!キュウ!ミミも頼む!」
キュウとミミが、クロとシロの背中に乗り移ったのを確認して、四匹は一斉に駆け出した。仲間を追ってアスカも走り出した。
クロたちは女性とホブゴブリンの間に飛び込んだ。睨み合う中、チャが端のホブゴブリンに飛びかかった。しかし中央のホブゴブリンが手を向けると、石の塊が出現してチャ目掛けて飛んで行った。
『キャイン』
「また魔法か!」
石の塊は背中にヒットして、チャは地面に叩きつけられた。続け様に他の二体のホブゴブリンも、棍棒を振り回し、魔法を放ち、一瞬でキュウたちを叩き伏せた。
それでも立ち上がろうとするキュウ目掛けて、棍棒を振りかぶった。
「やめろ~!」
アスカはキュウの前に走り込み、棍棒を左腕で受け止めた。
が、受けきれなかった。鈍い音と共に左腕の骨が折れ、在らぬ方向へと曲がっていた。何が起きたのか理解できないアスカに、少し遅れて激痛が走った。
「ぐああああ!」
激痛で顔が歪み大声を出さずにはいられなかった。
左腕を見ると、まるで振り子のように力無く揺れていた。ホブゴブリンを睨みつけると、既に棍棒を横に薙ぐ体勢に入っていた。
「へ」
避けることも出来ず、再度左腕に棍棒を喰らった。強烈な一撃は腕だけでは収まらず、アスカの体は浮き上がり、後方へと吹き飛ばされてしまった。
そのままアスカは川へと転落してしまった。
「テイマー様ぁ!!」
『『『『ワォ~~~ン』』』』
クロたちの遠吠えと、村人たちの悲痛な叫び声がこだまする。
『突如村に現れたホブゴブリンの群れ。
強敵に果敢に挑む仲間たちであったが、力の差は歴然。一瞬の内に地に伏せられたのであった。
仲間の窮地に勇んだアスカもまた、瀕死の傷を負い川へと転落してしまった。
行けアスカ!闘えイセカイザー!
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風』
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