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その下では、王が自分の抜き身を硬く扱き、ワカのひっくり返された股の間、その窄まりと、自身の隆々とそそり立つその先端のヌメリを借りて、今まさにワカを貫こうとしている所だった。
唇を繋ぎながら、他の男に貫かれるワカの姿を見逃したくなくて、目だけでその交合を追った。
広げられた尻の穴の中へ、王の張り出したカリがめり込んでいく。カリが左右に揺れ、まるで掻き分けるようにワカの中へ潜り込んで行く。
その穴の大きさに対して明かに王のモノは見合っていない、が、ズチュズチュと水音を立て、何度も王のカリが出這入りを繰り返すと、ワカの穴が次第に開き、それを咥え飲み込んで行く。
「アッアッアッアッ・・!!イタイッ・・イタイよッ王ちゃんッ無理ッ入んないってば!!這入んないよっ」
「「いや、這入ってるぞ」」と、泣き声を上げるワカにオレ達は答えた。
「うそ・・っ」
「ホラ」
王が密着した腰を揺らし、ワカの尻に自分の玉の袋を押し付けた。
「う、うそ・・っもう這入っちゃったの・・!?」
自分でも信じられないというワカの顔。オレはワカの乳首を指の先で摘んで、潰して捏ねまくる。
「ヒッ・・!!ヤッヤッダメッダメッヤメて・・!!」
「ワカのこの順応性には、全く驚かせられる。初めての時でさえ、後ろを使って自慰出来たくらいだ。ただ、誰にでもこう足を開かれては困るのだが」
王に揺さぶられ啼き声を上げるワカの髪をやさしく梳き、オレは自分自身を服の中から取り出すと、それをワカの口の中へ押し込み、しゃぶらせた。
「オイッ集中できねえだろうが・・!」
勿論、王が自分の事を言っている訳じゃない事くらいオレにはわかっている。
「そんなヤワじゃない。ワカはちゃんと下だけでイケる体だ。気にするな」
その返事に王は舌打ちして、「こっちが保たねえよ」と嘯いた。
オレは熱に浮かされた王の顔を無表情に見つめた。
しっかりと記憶すればいい。
ワカを抱けるのもこれで最後だ。その味を死ぬまで覚えておけ。
ワカの頭を自分の腰へ押しつけて、オレは腰を振る王の姿を横目に、喉の奥までワカに咥えさせる。
うっとりとオレを見つめ、オレの昂りをワカが一生懸命に喉の奥へと吸い込む。
その顔は、とても下半身に灼熱を咥え込まされている表情では無い。
悪いが勝負にならん。オモチャの取り合いはこれで終りだ。
既にオレだけのモノになったワカは、もうお前のオモチャでは無い。
ただの道具と思っている王に、勝ち目は無かった。
ワカの喉の奥がキュッと締まる。
その熱い粘膜にオレの肉棒を突入れると、喉の奥を突かれる苦しさからか反射的にワカの目に涙が浮かぶ。
それでも必死にオレの勃起を口に咥え、その口中では、舌をぴったりとオレに這わせ、裏筋を刺激してくる。
ドクドクと勃起に熱が集中し、これ以上大きくなり得ない肉棒が戦慄く。
「イクぞ」低く呟いたオレに、ワカは目を瞬かせ、唇をより窄めた。
その口の中を数回大きくピストンしたモノをワカの口から抜いた。天を向き今にも暴発しそうな肉棒を掴んで押え、ワカの顔へ向ける。ワカの眼前で素早く扱き上げると、勢い良く、白く濃厚な白濁がワカの顔一面に飛び散る。
ビュッビュッと数回に分かれ、真っ赤に熟れた蜜孔から白く濃い粘液が、ワカの顔にぶちまけられた。
その額や頬、ピンと立った鼻の頭や、やや薄めの唇の上に滴ったオレの精液が、ワカの顔を官能的に汚す。
沸き起こる加虐心を抑えられず、未だ蜜孔から白濁を吐き出している勃起をワカの唇に押し付けた。
「舐めろ」
まだ管の中に残る精液を口で綺麗にするようにワカに命令する。
ワカは自分の顔に滴るオレの精を手で拭い、それも舌で綺麗に舐め、再び大きく口を開くとオレのそそり立った肉棒をしゃぶりだした。
下半身を突き上げられていながら、完全に、ワカは王の存在を無視していた。
ワカの全神経は、オレの性器に向けられていて、さも愛おしそうな顔でワカがオレの勃起をしゃぶり尽くす。
いつの間にか一人でイッタらしい王が、オレを睨みつけ、肩で息をしていた。
オレに奉仕するワカの頭を愛おしく撫で摩りながら、オレは王の視線を受け止めた。
「どうだった?オレのワカの味は?」
オレの台詞に、驚愕を隠せない王は、ゆっくりとワカの体から自分を引き抜いた。
真っ赤に爛れた長物には自分が吐き出した白濁が絡み付いている。
その先端からは、未だ精液が溢れ落ち、萎えない自分の欲棒を片手に、王はワカの勃起を見つめた。
ヒクヒクと快感に揺れているが、透明な先走りには白い濁りは混ざっていなかった。
「納得いかないか?」
オレの台詞に、王は首を横に振った。
オレは、一旦ワカの口の中から抜け出し、ソファーへ座ると、ワカに自分の上に乗るよう指示した。
ワカの唾液で十分に濡れた勃起を手に掴み、一生懸命に自分の尻穴へと当てるワカの真っ赤な顔についつい意地悪がしたくなる。
オレは両手を頭の後ろで組んで、その眺めを楽しみため、這入りそうになる勃起を前後に揺さぶった。
すると、ワカが「ヒドいよ・・渋木さんっ揺らさないでっ・・これじゃ這入んないよっ」と涙を浮かべる。
「挿れたいか?オレが欲しいか?」
ワカの肉襞が口を開いてオレを飲み込もうとするのをワザと揺らして逸らすと、ワカが真っ赤な顔で「挿れたいっ欲しいよっ渋木さんの、ここに欲しいよっ」と涙を零した。
その台詞に口元が緩む。伸ばした両手にワカの腰を掴むと、柔らかく熟れた穴の中へ、カリを押し込んだ。
「アアッ・・!!ア、這入るよ・・渋木さ・・這入るっ這入って来る・・っ」
ワカの中へズルズルとゆっくり埋め込まれる快感に、溜め息を吐きつつ、オレはワカの顔に手を伸ばした。
「そのうち、こんな風に・・お前に犯される日がくるかも知れないと思うと、嬉しくなるな」
ワカの唇に触れて、その張りのある弾力をなぞると、甘い舌がオレの指に伸びてくる。
「渋木さんッ好き・・ッ好き・・ッ」
王が居る事も忘れ、ワカがオレの上で跳ねる。
一生懸命にオレの上で腰を上下させるワカの姿に、王は自分自身を握りしめて扱く。
弟の嬌態に目を見開き、完全に魅入っていた。その視線は、もはや弟に対するものでもオモチャ扱いするものでも無い。まるで、憧れのアイドルがAVデビューした映像を食い入るように見つめる中学生のようだった。どんなに恋い焦がれても手に入らない。自分に堕とせない相手が、見たことも無い程に乱れている。まるで、初めて見るワカの嬌態に、王は自分の股の間で夢中で手を動かしていた。
ワカがオレの勃起の上を上下している。粘膜に包まれた肉棒は、次の瞬間には、その粘液塗れになってワカの中から抜けて露になる。短く喘ぎ声を上げるワカの腰を支えて、再び自分の上へと突き落とし、その腰を密着させると、ワカの中に納まった肉棒に熱い粘膜が絡みついてくる。必然、ワカの太腿が戦慄き、オレを締め付けた。
「イキそうっ・・イッチャウっ渋木さんっ・・イッテいい?・・いいのっ?出ちゃうよっ」
ワカが耐えに耐えてオレの腕をギュッと掴んだ。
勝負はついた。愛がなければ、どんなに穿っても無駄なのだ。
それが多少いびつな愛だとしても、愛に変わりはないからだ。
「まだだ。オレがイクまで、しっかり握ってろ」
体勢を入れ替えて、ワカに自分の勃起をしっかりと握らせると、ワカの両膝の裏に手を当てて、その身体を深く折った。
「ヒャッ・・・!!!」
最後の箍を外し、オレはワカを貪る。熱く濡れた窄まりの中を激しく突き上げ、肉の襞を掻き乱す。ビタビタと肌がぶつかる音が室内に大きく響き、大きく開かされた結合部から溢れる粘液が、ワカの双丘を滴り落ちていった。
「ダメッ・・も、イっちゃ、う・・っ」
我慢に我慢したワカの勃起は真っ赤になって膨らみ、握り込まれたその先端からは白い蜜がトロリと沸き出し零れる。
涙声で訴えるワカを上から見下ろし、腰をズカズカと突入れた。
「ああ、いいぞっ一番奥に・・っ」
ワカの上に覆い被さり、これ以上無い身体の深部に白濁をぶちまける。と、同時に、ワカの飛沫が自分とワカの体の隙間で弾けた。熱い飛沫が自分の腹の上に飛び散ったのを感じて、口元が綻んでしまう。
「いい子だ、ワカ」
良く我慢出来たご褒美に、甘く啄むようなキスを唇に落とした。ワカはキスの感触に力無く微笑み、それから意識を手放した。
これで、王様が諦めがついたのか、確認する術は無かったが、一応の決着はついた。
ワカ曰く「恐いくらいに見つめられる時がある」らしく、その情熱が一体いつまで続くかが見物だ。
いや、実際は、そうも言っていられない。
それ程までに思い詰めた感情を向けられたら、思わず流されてしまう事もある。
王にその身を貫かれ、むせび泣くワカの姿を思い出す。
どんなにワカがオレを愛していても、力で捩じ伏せられる事もある。
それが、どんな人間よりも傍にいて愛してくれていた兄なら、許してしまう時も・・あるかも知れない。
全ては自分が招いた事態に、思わず、頭を抱え笑ってしまう。
「超過密スケジュールでも組むか・・」
「え?」
オレの独り言に、顔を上げたワカが首を傾げる。
「いや、ワカを毎日抱きたいと思ってな。いいか?」
そう口元を引き上げたオレに、ワカが「いい、よ?」と恥ずかしそうに笑う。
その唇に、オレはやさしく口付ける。
王様が早く弟離れしてくれる事を祈って。
唇を繋ぎながら、他の男に貫かれるワカの姿を見逃したくなくて、目だけでその交合を追った。
広げられた尻の穴の中へ、王の張り出したカリがめり込んでいく。カリが左右に揺れ、まるで掻き分けるようにワカの中へ潜り込んで行く。
その穴の大きさに対して明かに王のモノは見合っていない、が、ズチュズチュと水音を立て、何度も王のカリが出這入りを繰り返すと、ワカの穴が次第に開き、それを咥え飲み込んで行く。
「アッアッアッアッ・・!!イタイッ・・イタイよッ王ちゃんッ無理ッ入んないってば!!這入んないよっ」
「「いや、這入ってるぞ」」と、泣き声を上げるワカにオレ達は答えた。
「うそ・・っ」
「ホラ」
王が密着した腰を揺らし、ワカの尻に自分の玉の袋を押し付けた。
「う、うそ・・っもう這入っちゃったの・・!?」
自分でも信じられないというワカの顔。オレはワカの乳首を指の先で摘んで、潰して捏ねまくる。
「ヒッ・・!!ヤッヤッダメッダメッヤメて・・!!」
「ワカのこの順応性には、全く驚かせられる。初めての時でさえ、後ろを使って自慰出来たくらいだ。ただ、誰にでもこう足を開かれては困るのだが」
王に揺さぶられ啼き声を上げるワカの髪をやさしく梳き、オレは自分自身を服の中から取り出すと、それをワカの口の中へ押し込み、しゃぶらせた。
「オイッ集中できねえだろうが・・!」
勿論、王が自分の事を言っている訳じゃない事くらいオレにはわかっている。
「そんなヤワじゃない。ワカはちゃんと下だけでイケる体だ。気にするな」
その返事に王は舌打ちして、「こっちが保たねえよ」と嘯いた。
オレは熱に浮かされた王の顔を無表情に見つめた。
しっかりと記憶すればいい。
ワカを抱けるのもこれで最後だ。その味を死ぬまで覚えておけ。
ワカの頭を自分の腰へ押しつけて、オレは腰を振る王の姿を横目に、喉の奥までワカに咥えさせる。
うっとりとオレを見つめ、オレの昂りをワカが一生懸命に喉の奥へと吸い込む。
その顔は、とても下半身に灼熱を咥え込まされている表情では無い。
悪いが勝負にならん。オモチャの取り合いはこれで終りだ。
既にオレだけのモノになったワカは、もうお前のオモチャでは無い。
ただの道具と思っている王に、勝ち目は無かった。
ワカの喉の奥がキュッと締まる。
その熱い粘膜にオレの肉棒を突入れると、喉の奥を突かれる苦しさからか反射的にワカの目に涙が浮かぶ。
それでも必死にオレの勃起を口に咥え、その口中では、舌をぴったりとオレに這わせ、裏筋を刺激してくる。
ドクドクと勃起に熱が集中し、これ以上大きくなり得ない肉棒が戦慄く。
「イクぞ」低く呟いたオレに、ワカは目を瞬かせ、唇をより窄めた。
その口の中を数回大きくピストンしたモノをワカの口から抜いた。天を向き今にも暴発しそうな肉棒を掴んで押え、ワカの顔へ向ける。ワカの眼前で素早く扱き上げると、勢い良く、白く濃厚な白濁がワカの顔一面に飛び散る。
ビュッビュッと数回に分かれ、真っ赤に熟れた蜜孔から白く濃い粘液が、ワカの顔にぶちまけられた。
その額や頬、ピンと立った鼻の頭や、やや薄めの唇の上に滴ったオレの精液が、ワカの顔を官能的に汚す。
沸き起こる加虐心を抑えられず、未だ蜜孔から白濁を吐き出している勃起をワカの唇に押し付けた。
「舐めろ」
まだ管の中に残る精液を口で綺麗にするようにワカに命令する。
ワカは自分の顔に滴るオレの精を手で拭い、それも舌で綺麗に舐め、再び大きく口を開くとオレのそそり立った肉棒をしゃぶりだした。
下半身を突き上げられていながら、完全に、ワカは王の存在を無視していた。
ワカの全神経は、オレの性器に向けられていて、さも愛おしそうな顔でワカがオレの勃起をしゃぶり尽くす。
いつの間にか一人でイッタらしい王が、オレを睨みつけ、肩で息をしていた。
オレに奉仕するワカの頭を愛おしく撫で摩りながら、オレは王の視線を受け止めた。
「どうだった?オレのワカの味は?」
オレの台詞に、驚愕を隠せない王は、ゆっくりとワカの体から自分を引き抜いた。
真っ赤に爛れた長物には自分が吐き出した白濁が絡み付いている。
その先端からは、未だ精液が溢れ落ち、萎えない自分の欲棒を片手に、王はワカの勃起を見つめた。
ヒクヒクと快感に揺れているが、透明な先走りには白い濁りは混ざっていなかった。
「納得いかないか?」
オレの台詞に、王は首を横に振った。
オレは、一旦ワカの口の中から抜け出し、ソファーへ座ると、ワカに自分の上に乗るよう指示した。
ワカの唾液で十分に濡れた勃起を手に掴み、一生懸命に自分の尻穴へと当てるワカの真っ赤な顔についつい意地悪がしたくなる。
オレは両手を頭の後ろで組んで、その眺めを楽しみため、這入りそうになる勃起を前後に揺さぶった。
すると、ワカが「ヒドいよ・・渋木さんっ揺らさないでっ・・これじゃ這入んないよっ」と涙を浮かべる。
「挿れたいか?オレが欲しいか?」
ワカの肉襞が口を開いてオレを飲み込もうとするのをワザと揺らして逸らすと、ワカが真っ赤な顔で「挿れたいっ欲しいよっ渋木さんの、ここに欲しいよっ」と涙を零した。
その台詞に口元が緩む。伸ばした両手にワカの腰を掴むと、柔らかく熟れた穴の中へ、カリを押し込んだ。
「アアッ・・!!ア、這入るよ・・渋木さ・・這入るっ這入って来る・・っ」
ワカの中へズルズルとゆっくり埋め込まれる快感に、溜め息を吐きつつ、オレはワカの顔に手を伸ばした。
「そのうち、こんな風に・・お前に犯される日がくるかも知れないと思うと、嬉しくなるな」
ワカの唇に触れて、その張りのある弾力をなぞると、甘い舌がオレの指に伸びてくる。
「渋木さんッ好き・・ッ好き・・ッ」
王が居る事も忘れ、ワカがオレの上で跳ねる。
一生懸命にオレの上で腰を上下させるワカの姿に、王は自分自身を握りしめて扱く。
弟の嬌態に目を見開き、完全に魅入っていた。その視線は、もはや弟に対するものでもオモチャ扱いするものでも無い。まるで、憧れのアイドルがAVデビューした映像を食い入るように見つめる中学生のようだった。どんなに恋い焦がれても手に入らない。自分に堕とせない相手が、見たことも無い程に乱れている。まるで、初めて見るワカの嬌態に、王は自分の股の間で夢中で手を動かしていた。
ワカがオレの勃起の上を上下している。粘膜に包まれた肉棒は、次の瞬間には、その粘液塗れになってワカの中から抜けて露になる。短く喘ぎ声を上げるワカの腰を支えて、再び自分の上へと突き落とし、その腰を密着させると、ワカの中に納まった肉棒に熱い粘膜が絡みついてくる。必然、ワカの太腿が戦慄き、オレを締め付けた。
「イキそうっ・・イッチャウっ渋木さんっ・・イッテいい?・・いいのっ?出ちゃうよっ」
ワカが耐えに耐えてオレの腕をギュッと掴んだ。
勝負はついた。愛がなければ、どんなに穿っても無駄なのだ。
それが多少いびつな愛だとしても、愛に変わりはないからだ。
「まだだ。オレがイクまで、しっかり握ってろ」
体勢を入れ替えて、ワカに自分の勃起をしっかりと握らせると、ワカの両膝の裏に手を当てて、その身体を深く折った。
「ヒャッ・・・!!!」
最後の箍を外し、オレはワカを貪る。熱く濡れた窄まりの中を激しく突き上げ、肉の襞を掻き乱す。ビタビタと肌がぶつかる音が室内に大きく響き、大きく開かされた結合部から溢れる粘液が、ワカの双丘を滴り落ちていった。
「ダメッ・・も、イっちゃ、う・・っ」
我慢に我慢したワカの勃起は真っ赤になって膨らみ、握り込まれたその先端からは白い蜜がトロリと沸き出し零れる。
涙声で訴えるワカを上から見下ろし、腰をズカズカと突入れた。
「ああ、いいぞっ一番奥に・・っ」
ワカの上に覆い被さり、これ以上無い身体の深部に白濁をぶちまける。と、同時に、ワカの飛沫が自分とワカの体の隙間で弾けた。熱い飛沫が自分の腹の上に飛び散ったのを感じて、口元が綻んでしまう。
「いい子だ、ワカ」
良く我慢出来たご褒美に、甘く啄むようなキスを唇に落とした。ワカはキスの感触に力無く微笑み、それから意識を手放した。
これで、王様が諦めがついたのか、確認する術は無かったが、一応の決着はついた。
ワカ曰く「恐いくらいに見つめられる時がある」らしく、その情熱が一体いつまで続くかが見物だ。
いや、実際は、そうも言っていられない。
それ程までに思い詰めた感情を向けられたら、思わず流されてしまう事もある。
王にその身を貫かれ、むせび泣くワカの姿を思い出す。
どんなにワカがオレを愛していても、力で捩じ伏せられる事もある。
それが、どんな人間よりも傍にいて愛してくれていた兄なら、許してしまう時も・・あるかも知れない。
全ては自分が招いた事態に、思わず、頭を抱え笑ってしまう。
「超過密スケジュールでも組むか・・」
「え?」
オレの独り言に、顔を上げたワカが首を傾げる。
「いや、ワカを毎日抱きたいと思ってな。いいか?」
そう口元を引き上げたオレに、ワカが「いい、よ?」と恥ずかしそうに笑う。
その唇に、オレはやさしく口付ける。
王様が早く弟離れしてくれる事を祈って。
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