兄ちゃん、これって普通?

ジャム

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痛い、痛いからヤメてくれ。
本当に、痛い。

兄ちゃん、お願いだ。
もう動かないでくれ・・!

「・・出す、ぞ・・!・・ダイキっ」
大きい手で、がっちりと腰骨を左右から掴まれ、ギシギシと骨が軋んだ。
その中心へと激しい注挿を繰り返し、腹の中に深く這入り込んだ別の生き物がドクドクと大きく脈打つ。
腹の中に溢れたモノで、ジワリと中が熱くなった。
「あ・・・あ・・」
自分以外の熱を体内で感じて、背中がゾクゾクと粟立つ。
それも、掴まれた腰だけを高く上げてるせいか、中で撒き散らされた飛沫が、より深い場所へととろりとろりと流れていく。
勃起した男性器に最奥を抉り突き上げられ、ついに極まり、吐き出された兄の精が、重力に従って腹の中で流れ落ちてきたのだ。
他人の体温にジワジワと粘膜を灼かれ、熱い刺激に打ち奮えた内壁が痙攣し、硬い勃起の管の中にまだ残っていた兄の精液を更に絞り出させ、再び、その熱に肉襞が悦んだ。
そんな事が、もう3度も繰り返されている。
「すげえ・・ダイキん中・・キュウキュウしてる。欲しいのか?もっと欲しいのか?」

そんなワケない・・!
いますぐ抜いて欲しいに決まってる・・!!
こんな格好で、激しく揺さぶられて、開かされた尻の穴はもう感覚すら無い。
そこをズリズリと兄ちゃんの勃起に擦り付けられて、押し広げられて、ただただ熱い。
中の粘膜だって、きっと傷ついてて、何回も受け入れさせられてるから酷く腫れぼったい感じがする。
それがきっと、兄ちゃんには『締め付け』に感じるのかも知れないけど、もう僕には耐えられない。
熱くてシビレて・・兄ちゃんので、中が蕩けそうで、そう、食われてるって表現が一番合ってるかも知れない。

「ダイキ・・っ」
僕の名前を呼びながら、精を放つ兄ちゃんの声に頭の奥がズキズキとする。
ズキズキズキズキ、甘いシビレが頭の奥から脊髄に伝わって、その末端、直に兄ちゃんと繋がってる尻の中、勃起を包む肉襞が絡み蠢き出す。
すると、今、放ったばかりの兄ちゃんの性器が僕の中で硬さを取り戻し、再び僕の中をズルズルと動き出す。
まるで、そうさせているのが自分の身体みたいで、起ち上がった兄ちゃんの性器よりも自分の身体が恐かった。
「あ、あ、やだ・・っもう、やだ・・!」
痛い・・!
痛いんだっもう、動かないで・・!!
痛いから・・!
ゆっくりと深く浅く僕の中を抉る兄ちゃんの手が、腰骨からゆっくりと摩るように太腿の内側へと滑る。
「ヒッ・・」
思わず、内腿に滴る粘液を塗りたくられるような感覚に、背中を仰け反らせると、兄ちゃんが深く中へ這入り込み、僕の背中へ唇を押し当てて来る。
「ダイキ・・ヌルヌルだ。ほら・・お前、何回イッタ?」
「や、だ・・!さわるな・・!」
「びっしょびしょ・・こんなに・・出るもんなんだな・・」
な?と自分の内腿を伝う汁が膝まで滴っていると、兄ちゃんの手が教えてくる。
そんな事は勿論、自分でもわかってる。
開かされた膝の下のシーツが、いつの間にか濡れて、冷たくなっていることくらいわかっていた。
「や、め・・ろ・・っ」
僕の振り絞った声を無視して、兄ちゃんが溜め息を吐きながら、ゆっくりと長いストロークで僕の中を犯す。
「や・・だあっ」
痛いっ
痛いんだっ
やめてくれ・・!
心の中でそう叫んでいるのに、兄ちゃんはクスリと僕の背中で笑う。
信じられない思いで、振り返ると、兄ちゃんが「ダイキ、気持ちいいか?」と聞いてくる。
そんなワケが無い。
内蔵が焼けてるみたいに熱い。
咥え込まされた入り口も火で炙られたみたいに腫れてる。
なのに、僕はエグエグと泣きながら、兄ちゃんの性器を身体の奥へ受け入れている。
言うんだ・・!
痛いって言うんだ!
痛いって言えば、やめてくれる・・!
兄ちゃんは終りにしてくれる・・!
だから、言わなきゃ・・っ

「い・・いい、・・キモチイイ・・っ」
この瞬間。
僕のなけなしの理性は崩壊した。

初めこそ。
兄の力づくの行為に抗ったが、それも、ほんの数分だったろう。
押さえつけられ、ズボンをズリ下げられ、まだ柔らかい性器を無理に勃たせようと強く掴まれた。
「痛いっやだっ兄ちゃん痛い・・!」
僕の悲鳴に、兄ちゃんは慌てて、僕の性器から手を離し、「ゴメンっダイキ・・優しくする。絶対、痛くしない」と僕の唇にキスを落とした。
甘くやさしい口付けと、兄ちゃんの欲情して火照った顔。
きっとアルコールの力もあったと思う。
勢いに任せて、兄ちゃんは僕の性器を口の中に入れてしゃぶった。
熱い粘膜に包まれた性器は一気に爆発しそうになった。
「兄ちゃん!!やめろっやだ・・!出ちゃう・・!!出ちゃうからっヤメろ!!」
両手で兄ちゃんの頭を押えて、股間から引き剥がそうとしても、ビクともしない。
「ハアっハアッハアッ・・で、ちゃう・・ッ出ちゃうってば・・!!」
兄の口で荒々しく吸われ、舌で嘗め回され、それこそ、ストローのように吸い上げようとする兄の口淫に、どんなに我慢して、内腿に力を入れても、限界があった。
先端から根元までを何度も、兄の口に引き絞られ、射精感が一気に高まる。
「ヤッッだ・・・!!」
兄ちゃんの口の中になんて、絶対に出せない・・!
なのに。
「ヒャッ・・!!」
尻の狭間を探られ、兄ちゃんの指が穴の中に挿ってきた衝撃で、僕は淫らに足を広げ、兄ちゃんの口の中へ精を迸らせていた。
「ア・・ア・・・ッ!」
兄ちゃんの口の中に・・!
そのあまりのショックに立ち直れずにいる内に、身体の中で兄ちゃんの指が抜き差しされる。
そのあまりにスムーズな動きに視線を向けると、自分の股の間へ向かって、兄ちゃんが勃起を扱いているところだった。
いや扱いているだけじゃない。
真っ白な体液を蜜口から滴らせ、僕の股の間へと擦り付けていた。
「ヤッ・・兄ちゃんっ・・っ!」
見てしまった衝撃的な光景が脳裏に焼き付く。
自分の精液で湿らせた指を僕の中に入れて、掻き混ぜ、肉の窄まりを解きほぐそうとしている。
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