R18 咎人は死なずの騎士姫に恋をした

薊野ざわり

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#15 アンデル 十四歳になって

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 身体の不調が精神にも影響を及ぼしたようで、結婚式の後から父は呆けてしまった。ろくに言葉も発せず、ぼんやりと虚空を見つめるばかりで、ああもうじきだなと予感させた。その父が息を引き取ったのは、クラウシフたちの結婚式のわずか四日後だった。覚悟していたこととはいえ、やはり当日はバタついた。

 一番涙したのはイェシュカだ。クラウシフは忙しくて悲しんでいる暇もなかっただろう。
 私はぼんやりと、ああこれで自分とクラウシフだけになってしまったと思った。イェシュカもいるのに、なぜかこの広さだけは立派なシェンケルの屋敷に、兄弟二人だけで取り残されたような気がしたのだ。
 
 その年の暮れ、クラウシフとイェシュカの間に長男のユージーンが誕生した。さらに翌年もイェシュカは身ごもり、翌々年、双子の男児を出産した。あっという間に、兄夫婦は子供三人の親となったのだ。

 双子が歩き出す頃、私は十四歳になった。

 目方は増えず、背だけが伸びた。成長すればクラウシフのようになるかもしれないと期待していた分、早くもその軌道から逸れ始めている自分の成長過程に、正直絶望した。体を鍛えてみようと思って、剣技の達者な友人と打ち合いをした翌日は、外傷もないのに熱を出すし、クラウシフの助言に従って走り込みをしても、熱を出して講義を休むことになった。
 そのあたりで、どうやら自分は兄のようにはなれないらしいと悟った。

 生まれついた性質のなかには、どうやっても覆せないもの・矯正できないものがあることを、生物クラブの動物の飼育で学んでいた。
 歯並びの悪いウサギは治療してもまた歪んだ歯を伸ばすし、生まれた時は真っ黒な白馬もいずれはどうあがいても白くなるのだ。私は母似なのだろう。兄と同じ父の血を受け継いでおきながら釈然としないが、これはどうしようもない。

 時折、クラウシフよりイェシュカのほうが、血を分けた姉弟なのではないかと思うほどだった。きっとイェシュカが、私に気遣ってくれていたのだろう。関係は極めて良好で、明るく優しく、私を頼りにしてくれるイェシュカとの生活は、楽しかった。

 私は積極的に彼女の息子たちの面倒を見た。
 長子のユージーンは活発で、双子を抱えたイェシュカの手をすり抜けてやんちゃをするのが常だったからだ。彼の馬となり足腰が立たなくなるほど酷使されることもよくあった。

 くたくたになるまで子どもの相手をした私には、イェシュカのお得意のシナモンクッキーが振る舞われた。これがとにかく美味しくて、私の好きなお菓子のなかで一等だ。報酬としては十分だった。
 どうしても食べたくなって、育児で疲れているところすまないなと思いながらも「イェシュカ、お願い、あのクッキーが食べたいよ」とおねだりすると、彼女は苦笑して手早く作ってくれた。「アンデルにお願いされて、作らないわけにはいかないわよね」と。

 手伝いがてらレシピを継承して、私もそれを作れるようになったが、どういうわけか、彼女のそれは私が作ったものより数段美味だった。焼き加減か、それとも隠し味をイェシュカが私に秘匿しているからなのか……。

 ユージーンたちの世話をしていて、どうしてハイリーが血のつながらない私を、実の弟のように可愛がってくれたかがちょっとだけわかった気がする。
 自分に全幅の信頼をおき、全力で甘えにかかってくる小さな生き物に、つい庇護欲を掻き立てられるのは人間の性だ。というか哺乳類はそのように作られており、他種族に対してでさえ庇護欲は掻き立てられる。本能なのだが、それに従って構っているうちに情や執着が湧いて、自然とそれが愛情に変化していくのだろう。私もご多分に漏れずその機能を備えていたので、どれだけ疲れているときでも、寝付けずに私の部屋のドアを叩き、泣きべそを掻いて絵本の読み聞かせを強請ってくるユージーンを拒めなかった。

 イェシュカの嫁入りを記念して建てられた立派な温室は、そのころ、すっかり私の管理下に収まっていた。彼女は嫁いできてから懐妊まで間がなかったので、出産の準備に追われてそちらに手を回す余裕がなかった。せっかくだから使ってくれと、思いがけず私はその温室の使用権を借り受けたのだ。
 私は、小遣いをやりくりして入手した新しい種や苗も植えこんで、逐一、成長記録をつけていた。ユージーンの相手が必要ないときは、ほとんど温室にこもっていただろう。

 十五になれば、中等部の最高学年となり、高等部へ進学できるかの試験があったり、その後の進路を考える時期に差し掛かる。それまでに、やりたいことがあった。それが温室での栽培。
 シェンケルは代々外交を担ってきたが、私は将来、研究の道に進みたい。家長のクラウシフの許可と協力が必要不可欠なのは言うまでもなく、その説得材料として形になるものが欲しかった。

 クラウシフは、三年の間に誰もが認める立派な当主になっていた。父が一年近く臥せっていた間も、彼は十分よくやっていたが、この三年でめきめきその頭角を表した。父という後ろ盾がない状態で、自力でどんな困難も乗り越えざるを得なかった過酷な状況が、彼の胆力と判断力を鍛えたのではないだろうか。

 シェンケル家の当主として議会に顔を出すため、当たり前のように城に上がる。国主ヨルク・メイズにも買われているようで、なにかとお呼びがかかるようになっていた。そして家庭では、妻と息子たちをしっかり守る、理想的な父親になっていると思う。息子たちも、私には甘え、わがままを言うのに、実の父親のクラウシフの前ではそんなこと一切しない。その大きな、イェシュカ譲りの鳶色の目をきらきらさせて、父の言うことを聞く。

 私は自分の幼少期がくすんでいるように思えて、少しだけ寂しかった。イェシュカに抱かれて笑っているユージーンたちを見ては亡くした母を思い、顔を輝かせてクラウシフの一挙手一投足に魅入っているのを見れば、自分には興味を示してくれなかった父を思い出す。

 そして、いつも思うのだ。私には、ハイリーがいてくれたではないかと。
 
 ハイリーは、軍に入ってすぐに兄の部隊に付き従って臨んだ戦いで、さっそく大手柄を上げた。巨大な怪鳥を撃ち落としたのだ。その武芸や用兵の冴えが城でも噂になるのは早かった。
 国主ヨルク・メイズは冒険譚や英雄譚を特に好む。見目麗しく英雄の血を引く彼女の手柄を高く評価した。褒賞として騎士位を与えられたあと、彼女はすぐに自分の隊も与えられ、今では数百人を従えた部隊長だという。その部隊を従えて、討伐困難な大物魔族を次々に打ち破っているというのだから、ある意味ヨルク・メイズの評価は正当だったと言えよう。

 それだけ聞けばまるで華やかな舞台のようだが、前線の真の過酷さは想像もできない。ハイリーが大金星を掲げたその年、イェシュカとクラウシフのよく知る人物、ビットが西部基地付近の街道で魔族と交戦し落命した。訃報を受け取ったイェシュカは、相当な衝撃を受けたようで、身重の彼女を周囲はかなり心配した。それもあってか、クラウシフとイェシュカは、ビットの葬儀には臨席せず、弔辞を送るにとどめたらしいが――。

 そんな危険な場所に、ハイリーはいる。帰ってきてほしかった。だが、誰がそう頼んだとしても、きっと彼女は了承しないだろう。ここが自分の居場所だとばかりに、凛と笑うに違いない。強力なギフトと国主にも認められた実力があればこそ、その自信が湧くのだろうが、いっそそれがなければと何度思ったことか。……そのギフトのおかげで、少しだけ私が安心していられるのもまた事実だ。
 
 ハイリーとは、結婚式以来一度も会っていない。しかし、まったく接点がないわけではない。彼女とは、文通を続けていた。
 私の送る手紙の分量と頻度に比べ、多忙な彼女のそれは低いものだが、二月に一度は返事があるのだ、不満に思うことはなかった。私の送る手紙が彼女の負担になっていないか考えるという、当たり前の配慮に行き着くまで、しばらく時間がかかった。物理的な距離が開いても、むしろ以前より彼女と親密にやり取りできている気がして舞い上がっていたのだ。自分のためだけに彼女がペンを執ってくれている。そのささやかでどうしようもない特別感に浸っていた。



 その夜、私は届いたばかりのハイリーの手紙を広げていた。温室から戻ったら、机上に置かれていたのだ。一気に元気が戻ってくる。

 彼女は、決まって文頭で自身の筆不精を詫びる。その予想が当たって、便箋を広げた私は、くすりとしたのだ。
 


 ――親愛なるアンデル。

 またも返事が遅くなってごめんね。

 もらった手紙は即日読んでいるのだが、落ち着いてペンを執る時間があまりないのだ。私が他の書類を仕上げるのが遅いからだと、副隊長などには言われるのだが、軍の書類というのはかなり面倒なものが多くて、未だに手を焼いている。面倒だからと横着して、子鬼と子蜘蛛の討伐数をわざと書かずに提出したら、揉めるからやめろと叱られてしまった。部下たちの報酬まで減ってしまうから、嫌われるぞと。

 たしかに、面倒だからと収入源を切り捨てられたら怒るだろうなあ。ただでさえ、猪のように突っ込むのはやめてくれと散々文句を言われているのだ、本当に捨てられてしまう。仕方なく、ちゃんと討伐数は書くことにした。もちろん、私の腕を折ってくれた妖狼はしっかり私の手柄として申請したよ――



 彼女の手紙を読む時は、わくわくしながらもハラハラする。ハイリーお得意の冒険譚の延長のようで。ただ、怪我をおもしろおかしく書かれると、笑いよりも心配が先に立つ。そういう黒い笑いブラックジョークを受け止めるだけの度量はない。
 


 ――イェシュカとクラウシフ、その子どもたちは息災かな。このところ、部下にも、妻が出産したという者が立て続けに出ていて、報告を受けるたびユージーンたちのことを思い出すのだ。
 といっても、顔を見たこともないから勝手な想像だが、イェシュカの子供だ、さぞ可愛いのだろうなあ。祝いの品も渡したいところだ。近いうち、一度そちらに戻る予定があるので、都合が付けば、ぜひ顔を見せて欲しい。こちらから伺いを立てるから、そのときはよろしく。

 ところでアンデル。前線からほど近い森で、面白い植物の種を採集したんだ。確認したところ、毒性はないし、このままその近辺は伐採することになりそうだから、せっかくなので回収してきた。見たことない形状なので、生物クラブで観察するのも楽しいかもしれないぞ。同封するからよければ見ておいて。

 クラウシフの補佐と学業で忙しいとは思う、くれぐれも、体には気をつけて。次はもっと早く返信できるようにする。

 ハイリー・ユーバシャール――
 


 便箋と同封されていた小さな紙製の袋を取り出し中を検めたところ、細かなビーズのようなものが入っていた。光に当てると、紫がかった茶色に透ける、星のようなかたちのものだ。これが植物の種だというのだろうか。どちらかといえば、鉱物の結晶のような見た目だが。
 珍しいのは間違いないし、興味も湧いた。さっそく、次に図書館に行った時に、図鑑で調べてみよう。
 
 こうして戦地にいるハイリーと他愛もない内容の手紙をやり取りするのが、私の一番の楽しみになっていた。
 前線まで、手紙が届くには普通便で二週間ほどを要する。距離があるわけではなくて、いくつもの関を通っていくので、時間がかかるのだ。特急で届ければ、最短二日で到着するが、首都プレザの平均的な家庭の生活費一月分、料金を上乗せしなければならないから、よっぽどの火急でなければ、使用することはないだろう。

 前回手紙を送ってから、もうすぐ三週間ほど経つ。行き違いでこの手紙が来たわけだが、ハイリーは辟易してないだろうか。まるで返事を催促するように思われていないだろうか。そんなことを心配しながらも、次に書く手紙の内容を考えるのが楽しかった。

 便箋を封筒に戻し、机上に置く。返事を書くのは明日にして、手元の明かりを消した。部屋は暗闇に包まれる。いつの間にか、走り回っていた子どもたちの足音も歓声も静かになった。とうに就寝時間は過ぎたのだ。

 ベッドに入り目をつぶった。明日は、クラウシフの付き添いで城へ行く。そのための準備は既に終えているので、あとはしっかり睡眠をとるだけなのだが、緊張か、ハイリーからの手紙で気分が高揚しているのか、睡魔が訪れる様子はない。

 そろり、と手を下着の中へ入れた。まだくたりとしているペニスに触れる。普段体を洗う時にも触れるのに、なぜか妙な緊張感がある。この行為にまだ慣れてないからか。

「ん……」

 擦っていると反応があり、そちらに意識が集中するようになる。
 精通をむかえ、自慰を覚えたころからいつも、罪悪感と戸惑いがあったように思う。それは、瞼の裏に思い描く相手が、まさかこんな浅ましい妄想に自身を投影されているとは夢にも思っていないだろうということや、幼い頃から一切の壁もなく接してくれた、その優しくて無防備な部分を利用するようで気がとがめていたからではないだろうか。

 友人たちもそういう話をぽつぽつするようになり、早い者では既にそういった経験を迎えている(それが事実か虚偽かは判断する材料も必要性もない)という。
 帰りが遅くなって日が暮れた後、うっかり、行ってはいけないと言い聞かせられている界隈を通りがかれば、そういう職業の女性が客を捕まえようと秋波を送るところを見かける。その視線の意味がわかるようにもなった。そこで支払いを済ませたあと、どういうことが待っているかも。

 ちなみに、プーリッサでは、十五歳になればそういう店にも出入りできるのだが、その前に親族や教会でそういうことについての知識を与えられる。

 一年くらい前か、にやにやしたクラウシフから、マナーやいろはを教えられたが、正直真面目に聞く気持ちにはならなかった。この時ばかりは、父に教えてほしかった。歳が離れていても『兄』からそんな話をされるのは気持ち悪い。潔癖だからではなく、あの結婚式の晩に起きた出来事を思い出してしまうからのような気もする。もちろん、そんなことを兄に言えるわけもなかったので、からかってやろうとにやつくクラウシフに対し、私ばかりが気がつまり、損をした。

 充血し、先走りを垂らしはじめた陰茎をすりあげる時、決まって脳裏に思い描くのはハイリーの姿だ。それは完全に私の妄想で、彼女がそんな痴態を見せたことは一度もない。

 夢の中のハイリーは、学舎の制服のシャツのボタンをひとつひとつ外し、恥ずかしげに目を伏せ、私の手を自身の胸に導く。下着を外した彼女の胸はふわふわのメレンゲのような触り心地で手によく馴染む。触れる瞬間、赤い唇がきゅっと引き結ばれるが、あくまで彼女は口の端を上げる。目にはわずかな怯えの色。手から伝わる体温は少し高く、その奥の心臓の鼓動はやや速い。シャツの布地を退かした先には、赤く色づいた乳頭が触れられるのを待つように立ち上がっている。指先がかすめ、白い喉が緊張か快感か小さく鳴り、しなやかな腰がわずかに揺れた。

 アンデル、と彼女は誘うように、嗜めるように名前を呼ぶ。それに応じて、シトロンと甘酸っぱい汗のにおいのする首筋に、私は鼻先を埋めるのだ。

 手の中で形を変えるやわらかい乳房の感触と重みを堪能しながら、彼女のつま先を覆う絹の靴下を引っ張り、するりと抜き去る。桜貝のような小さな爪を確認したら、脛の筋を辿って膝まで手を滑らせ、紺色のスカートの向こうに隠れている彼女の秘所に指を這わせる。湿り気を帯びたそこが拒むことなく指を迎え入れて、ハイリーが悦びの声を上げる。

「はっ……ぁ」

 私の指の動き一つ一つで大きく反応して、ハイリーは乱れる。スカートの裾がからげるのも気づかず、敷布の上で腰をくねらせ、唇から熱い吐息をもらしては、先を促すのだ。茜色の髪が扇状に広がり、彼女の動きに合わせてさらさらと布の上を滑る。上気した頬にぱらり、髪がかかっている。

「ハイ、リぃ……」

 彼女の長い指が私の屹立した陰茎に触れ、そこがかっと熱を持ったようになる。そのまま、それを受け入れろと言うように、彼女は手で上下にしごくのだ。熱っぽい目をして、私の拙い愛撫で喘ぎ声を漏らしながら。しっとりと汗ばんだ華奢で長い指に包まれた私の性器は、為す術なく快感を享受する。
 絶え絶えになる吐息、上下する曲線を描いた胸に、赤い唇の隙間から覗く白い歯そしてぬるりとした舌。小さく開口したハイリーの歯列の向こうで、舌が挑発的に上顎をねっとり舐める。糸を引く一筋の唾液までが鮮明に見え――。

「う……、ぐ……」

 達した後の虚脱感は、言葉に出来ない。

 淫夢で下着を汚さないように、あるいは安眠できるようにという理由での処理の時間は、終わると同時に自分の汚らわしさを確認させられているようで、好きになれなかった。
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