R18 咎人は死なずの騎士姫に恋をした

薊野ざわり

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#40 ハイリー 帰省

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 ――親愛なるハイリーへ

 私は最近、兄と一緒に城に顔をだすことが増えました。まだ作法が至らず気も利かず、いつもいつも兄にため息を吐かせています。

 この調子では、そのうちユージーンにまで笑われてしまう。彼はまだ三歳ですが、もう兄の自覚もあるのか、双子の面倒をみようとすることもあります。時々どきっとするほど鋭いことを言ったり、一度ぽろりと口からでただけのなにげない私の言葉をしっかり覚えていたりと、早くも父ゆずりの才覚を見せ始めているようで、その成長ぶりに期待しています。

 イェシュカにそう伝えたら、「まあアンデル。あなたのそれはただの親ばかよ」と呆れられてしまいました。本当の親は彼女の方なのに。

 ユージーンの弟の双子はこのごろ歩くようになって、ますます目を離せなくなりました。気づくと床にひっくり返って泣いています。だから面倒をみているイェシュカも気が休まる日がないのでしょう。以前の彼女からは想像もつかないほどちゃきちゃきしていますので、あなたもいつか会ったときはきっと驚くと思う。

 最後に、――これが本題ですが――お誕生日おめでとうございます。
 もう三年近くお会い出来てないので、寂しいです。こちらに戻る日が決まったときは、ご連絡ください。会える日を楽しみにしています。

 アンデル・シェンケル――



 封筒を開けたのは、プレザに到着してからだ。ここで馬から迎えに来てくれた自動車に乗り換え、両手が自由になったのだ。ようやくほっと一息つけたというところ。

 はじめての帰省、することが山積みで、少しでもはやくプレザに到着しようとかなり急ぎ足だった。返事を書くのは後日……いや、シェンケルの家に直接出向いたほうが早いかもしれない。

 私はまず、家に帰ってヨルク・メイズから賜った騎士服に着替えた。本来は軍の礼装もしくはドレスで拝謁するのが正式なのだろう。

 だが、首都プレザに戻ったらまずはこの騎士服を見せに来いとのヨルク・メイズの命令は無視できない。お飾りの騎士位を授与され、おっかけでこの服が前線に届けられてから、お礼の手紙をしたためて――約二年経ってしまった。職務を優先するようにと通達されていたからそれを真に受けた……ことにしている。父や兄などはそれでいい、そもそもメイズは我らが主人ではないのだというから……まあ、なにかあったら適当にごまかそう。

 プーリッサは、チュリカで王侯貴族たちの敷いた身分制度に反発して出奔した三英雄が作った国故、貴族制はない。そんな理由で騎士位は慣例的に武功を上げた軍人に贈られる褒賞の意味合いしかない。
 ただし、事実上、身分差はある。ギフトを持つ者があらゆる方面で優遇される。そして重用もされる。それは歴史的な経緯も背景にあるが、貴重な人材を他国に流出させないための策でもある。

 貧しいプーリッサでは他国で出せるほどの褒賞――土地や財物――がないから、要職に就きやすくしているのだが、これが案外いい具合らしい。チュリカをはじめとする他国では、ギフト持ちは嫌われがちだ。そこそこよい役職まで登れても、その先には進めない――頭にはなれない。だから、やりがいを求め、あるいは迫害を逃れ安定を求めてプーリッサにやってくるギフト持ちは少なくない。

 私ももしプーリッサ以外の国に産まれていたら、違った人生を送っていたのだろうか。そんな風に意味のない妄想をたまにする。それはたいてい、知人を脳裏に思い浮かべて慰霊碑に花輪を掛けるときだ。

 そんな殺伐とした空気に浸って、挨拶を二年も放ったらかしにしていた私が、ヨルク・メイズに会う目的は一つだ。

 陳情。

 転機は、半年前の三兄の部隊と合同で挑んだ双頭獅子の掃討だ。
 やりすぎてしまい、私はこのところ父や兄から前線を離れるように画策されている。捨て身すぎると叱られたのだ。まさか同じユーバシャールの男たちが私の戦いぶりを見て怖気づくとは思わなかった。
 
 それがあってからなんと父は、私に縁談を持ってくるようになった。
 子が産めないからと魔族に差し出されそうになり軍に入った私を、今度は戦い方が激しくて正気を失っているだとか、魔族に魅入られているだとか言って、子などいらぬユーバシャールの紋さえ背負ってきてくれれば、という家に押し付けようとしている。
 その一人目があのヨナス・リャーケントだった。馬鹿にしている。受けるわけがない、お互いに。
 そう思っていたのに、なんとあの男は乗り気だった。私がごねにごね話は流れたが、そうでなかったらと思うと鳥肌が立つ。

 その後、何人かの男を勧められたが、当然断っている。鬱陶しいことこの上ない。

 勇猛であれば褒められる、手柄を立てれば名誉を得られる。戦場とはそういう単純明快な世界だと思っていたのに、私においては違うのか。父と兄たちとなんら変わりなく戦っているのに、どこか庇護対象と見られていることが屈辱だった。

 そして男という生き物に失望しつつあった。つまり以前は少しは期待していたわけだ。

 自分の部下たち、……それなりに気心が知れていると思っていた者たちまでが、ヨナス・リャーケントのように下卑た妄想に私を使っているなんて。
 たまたま通りがかった宿舎の廊下で耳にした大盛り上がりの話のネタが、私を使った卑猥な妄想だったあたりで、いよいよその落胆が強くなった。

 誰だ、手柄をあげたら私とできるだなんてくだらないホラを吹いたのは。
 その上、女のくせに男の成りをして剣を握るなんて哀れでみっともないから誰か抱いてやれ娶ってやれとせせら笑ったりして、……その女に剣も用兵も敵わぬのによく言うと思いながらも、どうしても惨めな気分になってしまった。

 衝撃と屈辱で部屋で震えていた私に、冷ややかな言葉をかけるのは、いつもどおりサイネルの役目だ。

 ――同性が集まれば異性の話にもなるんじゃないですか。女性だってそうでしょう。下品な冗談を聞かせないのはマナーかもしれませんがね、邪なこと考えるなってところまで強制できないでしょう。
 したければ誰かひとり見せしめに殺したらどうです? とりあえず黙りますよ。誰もなにも進言しなくなるでしょうがね。

 頭にきたので、いっそお前を見せしめに殺してやろうかと脅すと、灰色の髪を掻き上げあの男は鼻で笑った。

 ――もういい歳なんですから、小娘臭いことぬかしてないで、利口な立ち回りってのを覚えたらどうですか。正面からぶつかってぎゃあぎゃあ騒ぐなんて、力の使い方を知らない子供のやり方ですよ。
 それにある意味、よその部隊長たちより楽してるじゃないですか、あなた。いるだけである程度の求心力は保てるんです。なんだかんだ言って、みんな憧れの女隊長にいいところ見てほしいんで、この部隊に志願してきてるんですし、イノシシみたいに突っ込んでいく無謀なあなたの尻を追いかけていく。夢くらい見せてやればいい、タダだし――

 あまりの言い草にかあっと顔が熱くなって頭がくらくらした。
 自分より手柄をあげられない相手に、なぜ私が褒賞として身を捧げなければならないのか。そういう修行か? 馬鹿馬鹿しい。

 そもそも、手柄を上げた人間が褒賞を選べるというなら、それは部隊で一番魔族を屠っている私がもらうべきじゃないか。

 そう、私には褒賞をもらう権利があるのではないか?
 私に前線に残るようにと、嫌な男に嫁ぐ必要はないと、私のことを評価してくれているヨルク・メイズからひとこと父に言ってもらうくらい、許されるのではないか。それがたとえ、ユーバシャールの矜持を傷つける行為で、父に対する反抗でしかなくても。自分が持てる伝手を使うのは、正しい力の使い方というのではないか? サイネルのいう、それではないか。

 思いついたら即行動しろというテリウスの教えに則って、休暇をもぎとって首都プレザに戻ってきたというわけである。



 十かそこらではじめて会ったときは、この人はもっと土に近い髪色をしていた。雪を被ったようなその髪に、年月が経過したのだと思い知らされる。

 ヨルク・メイズは悠揚な様子で執務室の大きな肘掛椅子に腰をおろしている。人払いをされ、部屋には他に誰もいない。女とは言え現役の軍人と二人きりになるとは、信頼されているのか馬鹿にされているのか。もちろん、今日この日この時間を私だけのために空けてくれなんて無茶を願ったりしていない。ちょっと下心はあったがご機嫌伺い、挨拶に出向いただけなのだ。

 それからもう二時間以上も質問攻めだ。

「それで、お前は空魚をどうやって倒したのだ?」
「はい、奴らは見た目だけではなく習性も魚に近いので、倒すのは簡単で、怪我をした魔族は怯むものですが、奴らは体に返しのついた矢や槍が刺さっても、そのまま空中を泳ぎ回ります。獲物と定めた目標に向かって。こちらはそれを思い切り引っ張ってやればいい。勝手に致命傷を負って地面を跳ね回ることになります。ただ図体がでかく力が強いのと、落とす鱗が毒を含んでいるので気をつけなければなりません」
「毒?」
「ええ、触れると全身が痺れて、重症になると呼吸器官も麻痺して死にます」
「お前はどうなのだ? 触れても平気か?」
「苦しいことは苦しいですが、死にませんでした」
「なるほど、なるほど」

 これが父と同年代の男かと思うほど屈託ない笑顔で、ヨルク・メイズは私の話にひとつひとつ相槌を打つのだった。
 この人は、過去の私と同じ建国にまつわる英雄譚の信奉者だ。そして、現在は、物珍しい女戦士の後先考えない戦いぶりがとても気に入っているらしい。

「残念だよ、ハイリー。もし私が軍人であれば、お前の勇姿を間近で見られたのに」
「陛下には、この城で結界を維持していただかねば」
「そんなの、弟にやらせれば間に合うのになあ。なにがメイズの務めだ、一生城から出られぬなど、ただの人身御供ではないか。
 ああ、つまらん。いっそのこと、どこかが攻めてくればなあ。皆、魔族と挟み撃ちにされることを恐れて仕掛けても来ない。生まれる時代を間違えたな」

 ヨルク・メイズは深々とため息をついた。
 産まれてただの一度も城の外へ出たことのない男の嘆きだ。

 たしかに、いくら広く豪奢な城でも、死ぬまでここから出られぬと言われたら、私だってうんざりする。一月も保たない。

 この城の地下にある地脈の要に魔力を注ぎ、国中の必要な箇所に結界を張り続けることを、生まれながらにして定められた一族。それがメイズだ。
 彼らの張る結界は物理的なものではなく、魔力を遮断する壁のようなものである。人が自由に出入りでき、魔族が越えられない壁。魔力の強いものを通さない濾過器のようなもの。
 その結界自体は目には見えないが、空気中に漂っている魔力が濾されて結晶化し、可視化することがある。それが結界の周囲に堆積すると、そこに結界があるのだと測れるのだ。
 魔力が結晶化したものが魔石だ。魔石は、状態がいいものが前線に兵器として送られている。軍に入って、はじめてその魔石の生い立ちを知って驚いたものだ。いつだかこれのせいで私はうっかり死にかけた。

 本来魔力は微量ながら大気中にもまんべんなく漂っている。しかし魔石の内部はそれが遮断されて排除されているから、魔力がない状態になっている。それは世の理に反しているため、魔石の内部は次元が不安定になっているそうだ。安定を求め、周辺の魔力を吸収しようとするので、高濃度の魔力を有する魔族が近付くと内部に吸い込まれるのだ。

 魔石の外殻を通るときに魔族の大半は死に、分解され不可視の魔力塊になるようだが、個体の強度や魔力量によっては魔石の中でも生存できる。さらには魔石の質が悪かったり、許容量を超えた魔力を持つ魔族が取り込まれると、魔石側が壊れる。

 五百年前の建国の戦の際は、魔族共の足止めに大活躍した魔石の、封印の仕組みは簡単に言えばこうだ。あれがなければプーリッサの地の平定は難しかったと評価する戦術家もいる。
 
 文字通り、この国の礎となっているメイズ。誇らしい仕事だとは思うが、実際にその役目を担うとなったら……辛いだろう。責務ばかりで、息が詰まりそうだ。

 二年ほど前に一時的に結界にゆらぎが生じ軍用道路が魔族に襲われたのは、ヨルク・メイズのギフトが衰えたからではないかと噂されたが、あれ以降そういった現象は起きていないので、もしかしたら彼の精神的なものが作用していたのではないかという見解もある。
 メイズのギフトは精神状態が影響を及ぼすものなのだとしたら、私も国を守るものの一人として、彼に気持ちよく仕事してもらえるように努力する必要もあるだろう。

「陛下、そう嘆かないでください。いつしか、陛下がその尊いお役目をお譲りになれば、いくらでも外へ出向けるでしょう」
「どうだかなあ、私に比肩するだけのギフトは、弟や息子には継承されなかったからな、孫に期待するか?
 それより、無聊の慰めに、もっとお前の武勇伝をきかせておくれよ」
「それですが」

 このタイミングでこの話をするのは、いささか卑怯な気もするが……いや、利害の一致というやつだ。

「実は、父や兄が最近やっきになって結婚を勧めるのです。私にそのつもりはないのですが、このままでは前線に立つことはできなくなりそうで。厚かましいお願いではありますが、いましばらく私が剣を握れるように、陛下のお口添えいただければ」
「ははあ……、まあ、お前ほどの器量があれば引く手あまたであろうし、ユーバシャールとの縁故を求める者も多かろう。親心として娘によい婿をと思う将軍の気持ちもわかるぞ。
 ふふふ、面白いな、男どもの求婚を跳ね除け、魔族と踊ることを好しとする騎士姫」
「きしひめ? なんです、それは」
「知らんのか? 街の芝居小屋でお前のことを題材にしたそんな劇がいくつもあるんだぞ」
「……本人のあずかり知らぬところでいつの間に」
「できが良いのを何組か呼んで、私の前で演じさせたが。本人の話を聞くのが一番心躍るなあ」

 こめかみを押さえた私に、ヨルク・メイズがゆったり脚を組み替えて手を振る。

「お前の活躍が今の所私の唯一の楽しみであるからな。よいさ、お前の意志を尊重するよう将軍に言っておく。ただ、親子の仲がこじれたら責任はとらんぞ。遅い反抗期の騎士姫よ」
「その騎士姫というのはやめていただけませんか。それに、親子はべったりしすぎるより適度に離れていたほうが、正常な組織運営になるに決まっています」

 なんだったら東軍から分離して別の将軍の麾下に……いや、それを陛下に口添えしてもらうと、私個人の問題を軽く飛び越えて軍の問題にまで発展してしまうか。

「さて、他に欲しいものは?」
「いえ、もうじゅうぶんです」
「なんとも張り合いのない娘だな。男になにか欲しいものはと聞かれたら、とりあえず宝石でもねだっておけばいいものを。
 いま懇意にしている宝石商の品はなかなか良いぞ? 欲しいものはないのか?」
「報奨ならまだしも、陛下に個人的な贈り物をいただく理由がございませんし。給金で間に合ってます」

 呵々大笑、ヨルク・メイズは上機嫌に手を叩いた。別に面白いことを言ったつもりはなかったから、面食らう。
 彼は立ち上がると、机の上に置かれていた美しい一対の石に手を伸ばした。観賞用にされている魔石だ。こっくりした青色の美しいこと。しかも、これは最高級品で間違いない。これなら高位の魔族を閉じ込めても壊れないだろう。

 高位の魔族。
 ふと、とある男の顔が脳裏をよぎった。

「お前には、普通の宝石よりこちらのほうが似合いそうだな。お守りに持っていくといい、前線で役に立つことがあるかもしれないぞ」
「……では遠慮なく頂戴します」

 裸のまま渡されたそれを、私はハンカチでくるんでそっと荷物にしまいこんだ。

 ヨルク・メイズがぽんと手を打った。思いついたような顔をして。今度はなんだ?

「今夜、ホールで晩餐会があるから参加していけ。たまにはその花のかんばせを魔族以外にも拝ませてやるとよい」
「陛下、そうおっしゃいましても、ドレスも靴もありませんので」

 逃げようとしてそういったのだが、彼は首をかしげてにいっと口の端を歪めた。面白そうに。

「なにを言う、すでに支度は整っているではないか」

 私は自分の体を見下ろした。白を基調にした詰め襟の騎士服。
 冗談かと思って仰ぎ見たヨルク・メイズはどうした? と言いたそうな涼しい顔をしている。
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