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#89 サフィール リボンの結ぶもの
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ドニーの屋敷の庭先で、ハイリーが弟たちの遊び相手になって、剣の稽古をつけてくれる。その様子を見るのが好きだった。彼女は気を使っているのか、私がドニーと話をしているときはいつも、ドニーの細君と一緒に弟たちの面倒をみてくれて、だからこそ弟たちはますます彼女になついていった。
彼女の欠けた腕は、今、強靭な金属を用いた義手で補われていた。ドニーが機械人形製造で有名なマルートから取り寄せた、特別品だ。細かな動作はできないにしても、上着や手袋で覆ってしまえば、欠損は外からわかりにくくなる。
ドニーからのその贈り物を受け取ったとき、ハイリーは声を上げて喜んでいた。そのときの、いとけない少女のような表情は、強く印象に残った。
なにか、私も彼女にしてあげられないだろうか。ここまで、我々を助けて連れてきてくれた彼女に。金銭は断られてしまったから、そうではないものが――。
室内から、彼女たちの姿を眺めて、そう考えた。ドニーの家に着いてから、数日経ったある日の午後である。
それからまた数日経ち、私は弟たちに、ハイリーに贈り物をしようと提案した。
これは、兄が残したお金や、ドニーが援助してくれるというお金で買っては意味がない。だから私が国から持ってきた本をいくつか売り払って、費用を捻出することにした。
◆
昼の市場は、魚介類がたくさん並べられていて、魚に縁のないプーリッサ出身の我々は目を奪われがちだった。なにしろ派手な青色の魚や銀色の魚など、本当に食べられるのか怪しい見た目のものばかりが山積みになっていたのだから。
実際、臭いが危なそうなもの、蝿がたかっているものも露店にどんと並べられている。そういうものは驚くほど安価で売り買いされていた。そちらのほうが、しっかりした構えの店よりも客の回転が良さそうですらある。
この国は、プーリッサとはまた違う理由で、貧しさが残っている。海際の次元のゆらぎから攻めくる魔族の軍勢は、百年前を境にみられなくなったが、それからも度重なる災害で道路の整備などが遅れがちで、自動車はまだ普及してないし、流民などの関係で戸籍なども整備されておらず、それでさらに流民やら難民やらが流れ込みやすい体質になっている。だからこそ、我々のような身元の不確かな外国人が、ろくな審査もなく入国できるのだが。
この市場の向こうにある戸建ての店が並ぶ当たりは、もう少し経済的に余裕のある人たち向けである。私たちはそこを目指していた。
露店の並ぶ道を過ぎると、ジュリアンが装飾品の店を見つけてくれた。不用意に周囲のものに触れないよう弟たちに言い聞かせながら、みんなで品定めする。
「お兄ちゃん、これは?」
ユージーンが指をさしたのは、ガラスの蓋がついたケースに陳列された、鮮やかな青色のリボンだ。絹、だと思う。ルジットの海の色。ハイリーは海も好きなようで、暇な時は海辺をよく散歩しているようだから、気に入ってくれるんじゃないだろうか。
値段を聞けば、ぎりぎり予算内で、他の弟たちもそれがいいと言ったので、満場一致でその品物に決定した。
喜んでくれるかな、とわくわくしながら包装された品物を大事に抱えて、弟たちと帰宅した。
◆
私は、ちょうどよい広さの一人部屋をドニーに借りている。品物は夕食時にハイリーが帰ってくるまでそこで預かることにした。
少ない荷物を広げた室内は、仮住まいという意識も働いて整然としている。作り付けの机の上に置いていた小さな箱を開いて、そこにしまいこまれていたものを指でつまんで天井にかざしてみた。
しみがついてしまったが、元は金色だったがちょうの羽根と、青色の絹のリボン。これがどういういわくのある品なのかわからずに私は携帯していた。祖国から長い時間をかけて運んできたのだ。
国を捨てるときに、たくさんのものと別れてきた。そんなものや人の中で、これは一体どういう意味があって荷物に紛れ込んでいたのだろう。いっさいわからない。必死に思い出そうとしてみても、無駄に時間だけが過ぎていくのだった。
昼に、贈り物を選んだときにふとこのリボンを思い出したのである。もしかしたら、このリボンも誰かの贈り物だったのかもしれない、と。私が贈るような相手はいなかったから、なにか縁があってここにきたのだろう。学舎の新月祭で交換する羽根のようにも見えるが、そういうことに縁がなかったから、違う由来のある品なのかもしれない。
思い出せないということは、不要なものなんだろう。
なのに捨てようと思えないのは、どうしてなのか。
机に肘をついて、くるりくるりとその羽根を回しながら、しばらく物思いにふけっていた。
◆
夕食後、居間でハイリーがのんびりしているところを狙って、弟たちは化粧箱に入ったリボンを差し出した。
「ハイリー、これ、お礼」
「お礼?」
ハイリーは調子を合わせて、いかにも楽しみにしているような態度で、ちょっともったいぶったりしながらも、箱を開く。私に軽く微笑みかけたりなんかして。
なのに、蓋を開けた一瞬、彼女はぎくりとしたように硬直して、言葉を途切れさせた。
「……きれいな色だ。素敵だね。ありがとう」
ハイリーは弟たちを抱きしめる。彼女の腕に収まろうと、押し合いへし合いして、弟たちは笑い声をあげた。僕が選んだとか、包装は僕が選んだとか、運んだのは僕だとか、みんなが自分の手柄を主張するので、むしろまた彼女に苦労をかけてしまったかと心配になった。
「つけてみせて!」
「誰か、私の髪に結んでくれる?」
そこでようやく、私は「あ」となった。うっかりしていた。彼女の義手は大きなものを掴むことはできるが、細かな作業は難しい。自分の髪にリボンを縛り付けるのはなかなか難易度の高い作業だろう。どうしてそのことを思いつかなかったのか。贈り物としては失敗だ。
僕がやると譲らなかった弟たちは、みんな綺麗に結べず、互いにそれをけなしあって、けんかになってしまった。
ため息をひとつつき、私が交代する。
「ハイリー申し訳ない、気が利かなくて」
「なんのこと?」
わかっているだろうに、彼女は優しくしらばっくれてくれた。
私は緊張で震える指先で、リボンをどうにかこうにかちょうちょの形に整えて、ハイリーを壁際のチェストの上の鏡の前に誘った。茜色の髪を一本に結ったハイリーは、簡素な形の白いワンピースがよく似合っていて、そのやや日焼けした健康的な肌に落ちる髪の房や、リボンの色がとても映える。これを選んだユージーンは、審美眼がある。
「似合ってる」
私の言葉を肯定するように、弟たちが彼女を褒めちぎる。
◆
その夜。話をしようと、ドニーの部屋に向かったら、話し声がした。半開きのドアの向こうで、声を潜めて会話しているのは、ドニーとハイリーだ。それだけだったらよく見る光景だ。彼らは夜、二人で盃を片手に、なにかをじっくり話し込んでいることがあった。ドニーがむせび泣いていることがあり、それをハイリーがなだめていることもあった。そういうとき、私は踵を返して、部屋にもどり、用件は翌日昼間に済ますことにしていた。
今晩は、様子が違った。
泣いていたのが、嗚咽をもらしていたのが、ハイリーだったから。
思わず、私はドアの前で足を止め、中の会話に耳を傾けた。涙声での彼女のつぶやきは、よく聞こえないし理解できない。
それでも耳慣れた単語だけは、拾えた。
――クラウシフ。
――アンデル。
ハイリーは涙をこぼし、ドニーに背中を撫でられながら、何度もその名を繰り返す。
その場で、私は出ていくべきだったのかもしれないが、身がすくんでしまってできなかった。硬直がとけたあとは、恐怖に苛まれながら踵を返し、こそこそと自室に逃げ帰った。ドアを閉め、背を預けてずるずると床にへたりこむ。暗い部屋は、もわっと湿度が高かった。
なぜ彼女は、私の兄の名前を知っているのだろう。そして、捨てたはずの私の古い名前を知っているのだろう。
それはわからないが、一つの可能性は思い浮かんでいた。
ドニーは、死んだ兄のクラウシフの友人だ。そのドニーと友人関係にあるらしいハイリーが、兄を知っていてもおかしくない。そして、私の古い名前を知っていてもおかしくはない。
だが、私は彼女と顔を合わせた記憶がない。もしかして、彼女との面識はないのだろうか。
思い出すのは、ユージーンが言っていた、彼の母の葬儀の記憶だ。ハイリーに会った、という。
もしそうならば、ハイリーは私のことを知っている可能性が高い。私が忘れてしまっただけで。
だとしたら彼女はなぜそれを告げてこない? まるで初対面の他人のような顔をして、どうして私たち兄弟に近づいてきたのだろう。
彼女は探し人がいると言っていたが、それは誰だ。本当に、そんな相手がいるのか。実は、これは巧妙な罠で、彼女が本国からの追っ手。そしてドニーもグルで……その可能性は否定しきれない。
悲観的な私はそう思うのだが、その一方で、あの涙を見ての胸の締め付けが、そうではないと強く主張するのだ。胸がざわざわして、頭の奥がきゅうっと痛む。そんなの気の持ちようでしかない。まったくもって論理的ではないのに、なぜか無視できない。すぐさまあの部屋に戻って、涙するハイリーを抱きしめて慰めたい衝動に駆られる。
結局のところ、そうはしなかったが。
心に、迷いが生じていた。
明後日は、私の旅立ちの日だ。
彼女の欠けた腕は、今、強靭な金属を用いた義手で補われていた。ドニーが機械人形製造で有名なマルートから取り寄せた、特別品だ。細かな動作はできないにしても、上着や手袋で覆ってしまえば、欠損は外からわかりにくくなる。
ドニーからのその贈り物を受け取ったとき、ハイリーは声を上げて喜んでいた。そのときの、いとけない少女のような表情は、強く印象に残った。
なにか、私も彼女にしてあげられないだろうか。ここまで、我々を助けて連れてきてくれた彼女に。金銭は断られてしまったから、そうではないものが――。
室内から、彼女たちの姿を眺めて、そう考えた。ドニーの家に着いてから、数日経ったある日の午後である。
それからまた数日経ち、私は弟たちに、ハイリーに贈り物をしようと提案した。
これは、兄が残したお金や、ドニーが援助してくれるというお金で買っては意味がない。だから私が国から持ってきた本をいくつか売り払って、費用を捻出することにした。
◆
昼の市場は、魚介類がたくさん並べられていて、魚に縁のないプーリッサ出身の我々は目を奪われがちだった。なにしろ派手な青色の魚や銀色の魚など、本当に食べられるのか怪しい見た目のものばかりが山積みになっていたのだから。
実際、臭いが危なそうなもの、蝿がたかっているものも露店にどんと並べられている。そういうものは驚くほど安価で売り買いされていた。そちらのほうが、しっかりした構えの店よりも客の回転が良さそうですらある。
この国は、プーリッサとはまた違う理由で、貧しさが残っている。海際の次元のゆらぎから攻めくる魔族の軍勢は、百年前を境にみられなくなったが、それからも度重なる災害で道路の整備などが遅れがちで、自動車はまだ普及してないし、流民などの関係で戸籍なども整備されておらず、それでさらに流民やら難民やらが流れ込みやすい体質になっている。だからこそ、我々のような身元の不確かな外国人が、ろくな審査もなく入国できるのだが。
この市場の向こうにある戸建ての店が並ぶ当たりは、もう少し経済的に余裕のある人たち向けである。私たちはそこを目指していた。
露店の並ぶ道を過ぎると、ジュリアンが装飾品の店を見つけてくれた。不用意に周囲のものに触れないよう弟たちに言い聞かせながら、みんなで品定めする。
「お兄ちゃん、これは?」
ユージーンが指をさしたのは、ガラスの蓋がついたケースに陳列された、鮮やかな青色のリボンだ。絹、だと思う。ルジットの海の色。ハイリーは海も好きなようで、暇な時は海辺をよく散歩しているようだから、気に入ってくれるんじゃないだろうか。
値段を聞けば、ぎりぎり予算内で、他の弟たちもそれがいいと言ったので、満場一致でその品物に決定した。
喜んでくれるかな、とわくわくしながら包装された品物を大事に抱えて、弟たちと帰宅した。
◆
私は、ちょうどよい広さの一人部屋をドニーに借りている。品物は夕食時にハイリーが帰ってくるまでそこで預かることにした。
少ない荷物を広げた室内は、仮住まいという意識も働いて整然としている。作り付けの机の上に置いていた小さな箱を開いて、そこにしまいこまれていたものを指でつまんで天井にかざしてみた。
しみがついてしまったが、元は金色だったがちょうの羽根と、青色の絹のリボン。これがどういういわくのある品なのかわからずに私は携帯していた。祖国から長い時間をかけて運んできたのだ。
国を捨てるときに、たくさんのものと別れてきた。そんなものや人の中で、これは一体どういう意味があって荷物に紛れ込んでいたのだろう。いっさいわからない。必死に思い出そうとしてみても、無駄に時間だけが過ぎていくのだった。
昼に、贈り物を選んだときにふとこのリボンを思い出したのである。もしかしたら、このリボンも誰かの贈り物だったのかもしれない、と。私が贈るような相手はいなかったから、なにか縁があってここにきたのだろう。学舎の新月祭で交換する羽根のようにも見えるが、そういうことに縁がなかったから、違う由来のある品なのかもしれない。
思い出せないということは、不要なものなんだろう。
なのに捨てようと思えないのは、どうしてなのか。
机に肘をついて、くるりくるりとその羽根を回しながら、しばらく物思いにふけっていた。
◆
夕食後、居間でハイリーがのんびりしているところを狙って、弟たちは化粧箱に入ったリボンを差し出した。
「ハイリー、これ、お礼」
「お礼?」
ハイリーは調子を合わせて、いかにも楽しみにしているような態度で、ちょっともったいぶったりしながらも、箱を開く。私に軽く微笑みかけたりなんかして。
なのに、蓋を開けた一瞬、彼女はぎくりとしたように硬直して、言葉を途切れさせた。
「……きれいな色だ。素敵だね。ありがとう」
ハイリーは弟たちを抱きしめる。彼女の腕に収まろうと、押し合いへし合いして、弟たちは笑い声をあげた。僕が選んだとか、包装は僕が選んだとか、運んだのは僕だとか、みんなが自分の手柄を主張するので、むしろまた彼女に苦労をかけてしまったかと心配になった。
「つけてみせて!」
「誰か、私の髪に結んでくれる?」
そこでようやく、私は「あ」となった。うっかりしていた。彼女の義手は大きなものを掴むことはできるが、細かな作業は難しい。自分の髪にリボンを縛り付けるのはなかなか難易度の高い作業だろう。どうしてそのことを思いつかなかったのか。贈り物としては失敗だ。
僕がやると譲らなかった弟たちは、みんな綺麗に結べず、互いにそれをけなしあって、けんかになってしまった。
ため息をひとつつき、私が交代する。
「ハイリー申し訳ない、気が利かなくて」
「なんのこと?」
わかっているだろうに、彼女は優しくしらばっくれてくれた。
私は緊張で震える指先で、リボンをどうにかこうにかちょうちょの形に整えて、ハイリーを壁際のチェストの上の鏡の前に誘った。茜色の髪を一本に結ったハイリーは、簡素な形の白いワンピースがよく似合っていて、そのやや日焼けした健康的な肌に落ちる髪の房や、リボンの色がとても映える。これを選んだユージーンは、審美眼がある。
「似合ってる」
私の言葉を肯定するように、弟たちが彼女を褒めちぎる。
◆
その夜。話をしようと、ドニーの部屋に向かったら、話し声がした。半開きのドアの向こうで、声を潜めて会話しているのは、ドニーとハイリーだ。それだけだったらよく見る光景だ。彼らは夜、二人で盃を片手に、なにかをじっくり話し込んでいることがあった。ドニーがむせび泣いていることがあり、それをハイリーがなだめていることもあった。そういうとき、私は踵を返して、部屋にもどり、用件は翌日昼間に済ますことにしていた。
今晩は、様子が違った。
泣いていたのが、嗚咽をもらしていたのが、ハイリーだったから。
思わず、私はドアの前で足を止め、中の会話に耳を傾けた。涙声での彼女のつぶやきは、よく聞こえないし理解できない。
それでも耳慣れた単語だけは、拾えた。
――クラウシフ。
――アンデル。
ハイリーは涙をこぼし、ドニーに背中を撫でられながら、何度もその名を繰り返す。
その場で、私は出ていくべきだったのかもしれないが、身がすくんでしまってできなかった。硬直がとけたあとは、恐怖に苛まれながら踵を返し、こそこそと自室に逃げ帰った。ドアを閉め、背を預けてずるずると床にへたりこむ。暗い部屋は、もわっと湿度が高かった。
なぜ彼女は、私の兄の名前を知っているのだろう。そして、捨てたはずの私の古い名前を知っているのだろう。
それはわからないが、一つの可能性は思い浮かんでいた。
ドニーは、死んだ兄のクラウシフの友人だ。そのドニーと友人関係にあるらしいハイリーが、兄を知っていてもおかしくない。そして、私の古い名前を知っていてもおかしくはない。
だが、私は彼女と顔を合わせた記憶がない。もしかして、彼女との面識はないのだろうか。
思い出すのは、ユージーンが言っていた、彼の母の葬儀の記憶だ。ハイリーに会った、という。
もしそうならば、ハイリーは私のことを知っている可能性が高い。私が忘れてしまっただけで。
だとしたら彼女はなぜそれを告げてこない? まるで初対面の他人のような顔をして、どうして私たち兄弟に近づいてきたのだろう。
彼女は探し人がいると言っていたが、それは誰だ。本当に、そんな相手がいるのか。実は、これは巧妙な罠で、彼女が本国からの追っ手。そしてドニーもグルで……その可能性は否定しきれない。
悲観的な私はそう思うのだが、その一方で、あの涙を見ての胸の締め付けが、そうではないと強く主張するのだ。胸がざわざわして、頭の奥がきゅうっと痛む。そんなの気の持ちようでしかない。まったくもって論理的ではないのに、なぜか無視できない。すぐさまあの部屋に戻って、涙するハイリーを抱きしめて慰めたい衝動に駆られる。
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