4 / 36
4 代理謝罪
学園長室を出た私は、そのまま二組に行き、レリル様のペアで伝言を聞いたという女生徒に直接事情を聞くことにした。
「すみません。一組のリーダーのメーベル・ディジョンと申します。レリル様のペアの方はいらっしゃいますか?」
二組の教室に入ると、全員が私を見たけれど、『レリル様のペアの方』と言うと、一人の女子がびくんと大きく体を揺らして反応した。
その子はよろよろと立ち上がると、今にも泣きそうな顔になった。
「あっ、えっと、その……」
平民の子も、そろそろ貴族の子に慣れていると思ったんだけどな。
一組のリーダーに突然話しかけられただけで、ここまで萎縮するものなの?
二組にも子爵家や男爵家の令息や令嬢がいるはずなのに。
「す、すみません。私たちのせいで、あ。私たちの代わりに謝罪に行かれると聞きました」
あー。エリック先生だな。
私に謝りに行かせるから君はもういいとか言っていそう。
本人に告げる前に言うなんて……。
「ええ。これから謝罪に伺うところなんだけど。少し詳細を確認しておきたくて。先方からは発注量が間違っていないか何度も確認されたそうだけど、それは間違いないかしら?」
「はい。レリル様あてに確認されていたそうなのですが、レリル様はお休みされていて伝言が伝わっていなかったようなのです」
「そうだったの」
「はい。私が気が利かないばかりにすみません。レリル様の代わりに事前に確認をするべきでした」
「そうね。今度からはしっかりお願いね。孤児院の慰問は一組と二組の合同で準備していることだから、今回は私から先方に謝罪をするわ。あなたは二組のリーダーの仕事を手伝ってあげて」
「はい! では、よろしくお願いします」
「ええ」
はぁ。今からどうこう言っても仕方がない。
先方に迷惑をかけてしまったのだから、謝罪に行くとしよう。
学園側が馬車を用意してくれたことだけは素直にありがたく思う。
今朝、出かける時に、「慰問の準備に時間がかかるから、今日の迎えはいつもより遅くていい」と言っておいたので、我が家の馬車はまだ来ていなかった。
エリック先生からもらった地図を頼りに早速出かけた。
嫌なこと、面倒なことは、さっさと終わらせたいタチなのだ。
◇◇◇ ◇◇◇
ミルクを発注した酪農家の方は、優しそうな中年の男性だった。
「王立学園一組のメーベル・ディジョンと申します。この度は多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございません」
貴族令嬢が頭を下げたのが意外だったのか、それとも担当していたレリル様とは違う名前だったからなのか、彼の方が恐縮して何回もペコペコと頭を下げてくれた。
「いやあ、わざわざお越しいただくなんて、もったいない。全部買い取っていただけるそうなんで謝っていただく必要はないですよ」
「いえ。発注量の確認を何度もいただいたと聞いています。お返事できずご心配をおかけいたしました」
「あー、それは、まー、そうなんですが。最初に学園側から、『孤児院の孤児にいきわたる量』の注文があるはずだから受注してほしいと聞いていたので、明らかに五百リットルは何かの間違いじゃないかと思ったんです。学園の受付に伝言をお願いしたのですが返事をいただけなくて――」
貴族宛に平民のおじさんが伝言を頼んだところで、休んでいる相手に届ける努力などしないだろう。
「そうでしたか。ご足労をおかけしたのに申し訳ありません。来年からは、個別の担当ではなく、事務局窓口という形で連絡先を一本化するよう申し送りをしておきます」
「そうしていただけると助かります。いやあ、今回は焦ってコーエン男爵家の方にも伺って同じ伝言をお願いしたのですが、さすがにまずかったですかね? それでも回答を頂けなかったので、もしかしたら孤児院の慰問だけでなく大規模な行事もあったのかと心配になりまして、慌てて五百リットル用意させてもらったのです」
……! ちょっと待って!
レリル様の家に行ったってことは、執事とかに伝言したってことだよね?
じゃあ彼女は、伝言は受け取っているはず!
失敗したことにショックを受けるのは分かるけど、誰にも連絡しないで自分のミスに目をつぶっちゃったの?!
大変なことになるって分かっていて、どうして無視できるの?!
もう一度だけお詫びして辞したけれど、釈然としない。
◇◇◇ ◇◇◇
学園に戻りエリック先生に謝罪が終わったことを報告したけれど、「そうか」の一言でおしまい。
「フン!」
イライラして淑女にあるまじき鼻息でドスドス歩いていると、背後から、「プププ」という笑い声が聞こえた。
「アーチボルト様!」
振り返るとアーチボルト様が目を細めて笑っていた。
「相変わらずメーベルは分かりやすいな。後ろ姿からものすごく怒っているのが分かったよ」
「お、怒ってなんかいません」
「嘘だね」
「……」
「おやおや。今度は何だろう?」
そう言ってアーチボルト様は冗談めかして私の顔を覗き込み、感情を探ろうとする。
子どもの頃は恥ずかしくなって、逃げてはよく追いかけられたりしたものだ。
今やアーチボルト様は十六歳で、私も十五歳。お互いに貴族令息、令嬢としての振る舞いを求められる年齢なのに。
「……あ。今、難しいことを考えたね?」
うぅぅ。
どうして分かるんだろう?
いつもアーチボルト様には私の考えを読まれてしまう。
「ははは。ごめん、ごめん。揶揄うつもりはなかったんだけどなぁ。それで? 何かあったんだろう?」
「……はい」
全部お見通しかぁ。
「ちょっと納得いかないことがあってモヤモヤしていたんです」
「うん」
「明日、孤児院の慰問に行くんですけど」
「あー、恒例の、一年生の最初の一大イベントだね」
「はい。発注をミスした子がいて、さっきその子の代わりに謝罪に行ってきたところなんです」
「へえ? あ、メーベルは一組のリーダーだったね」
「はい……失敗した子は二組の子なんですけど」
「うん?」
「おまけに、発注量が間違っているんじゃないかって、相手は何度も確認の伝言をしてくれていたのに、返事もせず、ペアの子にも伝えずで、それなのに先生は、『体調不良で休んでいるのだから仕方がない』って」
「うわぁ」
「おまけに、『君なら弁がたつから謝罪をきちんとできるだろう』って、私に謝罪しに行くよう指示されて……。なんか色々納得いかなくて……」
「ちなみにその体調不良で連絡すらしなかったっていう子は――」
「レリル・コーエン」
呼び捨てにしてしまった。
「……! なるほど! 『今年のプリンセス』かぁ。まあ、彼女については僕も色々聞いているけれど。そうかぁ」
「え? 色々って? 例えば?」
「ははは。メーベルにゴシップはまだ早いよ」
聞きたい! めちゃくちゃ聞きたい! 二年生にも噂が回っているなんて!
でも、ちゃんと彼女の真実が伝わってんのかなあ?
「とにかく。トラブル対応は嫌な思いをするものさ。原因は何であってもね。それよりも明日のことを考えた方が生産的だろう?」
「はい。でも――」
「ほらっ。いい加減、うだうだ考えるのを止める!」
「むぐぅ」
突然アーチボルト様が両手で私の頬を挟んで、顔のパーツを中心に寄せようと力を込めた。
「子ろもやなひんですから」
「あっはっはっ。そう、子どもじゃないんだから、大人の対応をしようね!」
なんだかうまく言いくるめられた気もしないではないけれど、少しだけ気分が軽くなった。
「すみません。一組のリーダーのメーベル・ディジョンと申します。レリル様のペアの方はいらっしゃいますか?」
二組の教室に入ると、全員が私を見たけれど、『レリル様のペアの方』と言うと、一人の女子がびくんと大きく体を揺らして反応した。
その子はよろよろと立ち上がると、今にも泣きそうな顔になった。
「あっ、えっと、その……」
平民の子も、そろそろ貴族の子に慣れていると思ったんだけどな。
一組のリーダーに突然話しかけられただけで、ここまで萎縮するものなの?
二組にも子爵家や男爵家の令息や令嬢がいるはずなのに。
「す、すみません。私たちのせいで、あ。私たちの代わりに謝罪に行かれると聞きました」
あー。エリック先生だな。
私に謝りに行かせるから君はもういいとか言っていそう。
本人に告げる前に言うなんて……。
「ええ。これから謝罪に伺うところなんだけど。少し詳細を確認しておきたくて。先方からは発注量が間違っていないか何度も確認されたそうだけど、それは間違いないかしら?」
「はい。レリル様あてに確認されていたそうなのですが、レリル様はお休みされていて伝言が伝わっていなかったようなのです」
「そうだったの」
「はい。私が気が利かないばかりにすみません。レリル様の代わりに事前に確認をするべきでした」
「そうね。今度からはしっかりお願いね。孤児院の慰問は一組と二組の合同で準備していることだから、今回は私から先方に謝罪をするわ。あなたは二組のリーダーの仕事を手伝ってあげて」
「はい! では、よろしくお願いします」
「ええ」
はぁ。今からどうこう言っても仕方がない。
先方に迷惑をかけてしまったのだから、謝罪に行くとしよう。
学園側が馬車を用意してくれたことだけは素直にありがたく思う。
今朝、出かける時に、「慰問の準備に時間がかかるから、今日の迎えはいつもより遅くていい」と言っておいたので、我が家の馬車はまだ来ていなかった。
エリック先生からもらった地図を頼りに早速出かけた。
嫌なこと、面倒なことは、さっさと終わらせたいタチなのだ。
◇◇◇ ◇◇◇
ミルクを発注した酪農家の方は、優しそうな中年の男性だった。
「王立学園一組のメーベル・ディジョンと申します。この度は多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございません」
貴族令嬢が頭を下げたのが意外だったのか、それとも担当していたレリル様とは違う名前だったからなのか、彼の方が恐縮して何回もペコペコと頭を下げてくれた。
「いやあ、わざわざお越しいただくなんて、もったいない。全部買い取っていただけるそうなんで謝っていただく必要はないですよ」
「いえ。発注量の確認を何度もいただいたと聞いています。お返事できずご心配をおかけいたしました」
「あー、それは、まー、そうなんですが。最初に学園側から、『孤児院の孤児にいきわたる量』の注文があるはずだから受注してほしいと聞いていたので、明らかに五百リットルは何かの間違いじゃないかと思ったんです。学園の受付に伝言をお願いしたのですが返事をいただけなくて――」
貴族宛に平民のおじさんが伝言を頼んだところで、休んでいる相手に届ける努力などしないだろう。
「そうでしたか。ご足労をおかけしたのに申し訳ありません。来年からは、個別の担当ではなく、事務局窓口という形で連絡先を一本化するよう申し送りをしておきます」
「そうしていただけると助かります。いやあ、今回は焦ってコーエン男爵家の方にも伺って同じ伝言をお願いしたのですが、さすがにまずかったですかね? それでも回答を頂けなかったので、もしかしたら孤児院の慰問だけでなく大規模な行事もあったのかと心配になりまして、慌てて五百リットル用意させてもらったのです」
……! ちょっと待って!
レリル様の家に行ったってことは、執事とかに伝言したってことだよね?
じゃあ彼女は、伝言は受け取っているはず!
失敗したことにショックを受けるのは分かるけど、誰にも連絡しないで自分のミスに目をつぶっちゃったの?!
大変なことになるって分かっていて、どうして無視できるの?!
もう一度だけお詫びして辞したけれど、釈然としない。
◇◇◇ ◇◇◇
学園に戻りエリック先生に謝罪が終わったことを報告したけれど、「そうか」の一言でおしまい。
「フン!」
イライラして淑女にあるまじき鼻息でドスドス歩いていると、背後から、「プププ」という笑い声が聞こえた。
「アーチボルト様!」
振り返るとアーチボルト様が目を細めて笑っていた。
「相変わらずメーベルは分かりやすいな。後ろ姿からものすごく怒っているのが分かったよ」
「お、怒ってなんかいません」
「嘘だね」
「……」
「おやおや。今度は何だろう?」
そう言ってアーチボルト様は冗談めかして私の顔を覗き込み、感情を探ろうとする。
子どもの頃は恥ずかしくなって、逃げてはよく追いかけられたりしたものだ。
今やアーチボルト様は十六歳で、私も十五歳。お互いに貴族令息、令嬢としての振る舞いを求められる年齢なのに。
「……あ。今、難しいことを考えたね?」
うぅぅ。
どうして分かるんだろう?
いつもアーチボルト様には私の考えを読まれてしまう。
「ははは。ごめん、ごめん。揶揄うつもりはなかったんだけどなぁ。それで? 何かあったんだろう?」
「……はい」
全部お見通しかぁ。
「ちょっと納得いかないことがあってモヤモヤしていたんです」
「うん」
「明日、孤児院の慰問に行くんですけど」
「あー、恒例の、一年生の最初の一大イベントだね」
「はい。発注をミスした子がいて、さっきその子の代わりに謝罪に行ってきたところなんです」
「へえ? あ、メーベルは一組のリーダーだったね」
「はい……失敗した子は二組の子なんですけど」
「うん?」
「おまけに、発注量が間違っているんじゃないかって、相手は何度も確認の伝言をしてくれていたのに、返事もせず、ペアの子にも伝えずで、それなのに先生は、『体調不良で休んでいるのだから仕方がない』って」
「うわぁ」
「おまけに、『君なら弁がたつから謝罪をきちんとできるだろう』って、私に謝罪しに行くよう指示されて……。なんか色々納得いかなくて……」
「ちなみにその体調不良で連絡すらしなかったっていう子は――」
「レリル・コーエン」
呼び捨てにしてしまった。
「……! なるほど! 『今年のプリンセス』かぁ。まあ、彼女については僕も色々聞いているけれど。そうかぁ」
「え? 色々って? 例えば?」
「ははは。メーベルにゴシップはまだ早いよ」
聞きたい! めちゃくちゃ聞きたい! 二年生にも噂が回っているなんて!
でも、ちゃんと彼女の真実が伝わってんのかなあ?
「とにかく。トラブル対応は嫌な思いをするものさ。原因は何であってもね。それよりも明日のことを考えた方が生産的だろう?」
「はい。でも――」
「ほらっ。いい加減、うだうだ考えるのを止める!」
「むぐぅ」
突然アーチボルト様が両手で私の頬を挟んで、顔のパーツを中心に寄せようと力を込めた。
「子ろもやなひんですから」
「あっはっはっ。そう、子どもじゃないんだから、大人の対応をしようね!」
なんだかうまく言いくるめられた気もしないではないけれど、少しだけ気分が軽くなった。
あなたにおすすめの小説
毒姫の婚約騒動
SHIN
恋愛
卒業式を迎え、立食パーティーの懇談会が良い意味でも悪い意味でもどことなくざわめいていた。
「卒業パーティーには一人で行ってくれ。」
「分かりました。」
そう婚約者から言われて一人で来ましたが、あら、その婚約者は何処に?
あらあら、えっと私に用ですか? 所で、お名前は?
毒姫と呼ばれる普通?の少女と常に手袋を着けている潔癖症?の男のお話し。
転生先は推しの婚約者のご令嬢でした
真咲
恋愛
馬に蹴られた私エイミー・シュタットフェルトは前世の記憶を取り戻し、大好きな乙女ゲームの最推し第二王子のリチャード様の婚約者に転生したことに気が付いた。
ライバルキャラではあるけれど悪役令嬢ではない。
ざまぁもないし、行きつく先は円満な婚約解消。
推しが尊い。だからこそ幸せになってほしい。
ヒロインと恋をして幸せになるならその時は身を引く覚悟はできている。
けれども婚約解消のその時までは、推しの隣にいる事をどうか許してほしいのです。
※「小説家になろう」にも掲載中です
見るに堪えない顔の存在しない王女として、家族に疎まれ続けていたのに私の幸せを願ってくれる人のおかげで、私は安心して笑顔になれます
珠宮さくら
恋愛
ローザンネ国の島国で生まれたアンネリース・ランメルス。彼女には、双子の片割れがいた。何もかも与えてもらえている片割れと何も与えられることのないアンネリース。
そんなアンネリースを育ててくれた乳母とその娘のおかげでローザンネ国で生きることができた。そうでなければ、彼女はとっくに死んでいた。
そんな時に別の国の王太子の婚約者として留学することになったのだが、その条件は仮面を付けた者だった。
ローザンネ国で仮面を付けた者は、見るに堪えない顔をしている証だが、他所の国では真逆に捉えられていた。
『壁の花』の地味令嬢、『耳が良すぎる』王子殿下に求婚されています〜《本業》に差し支えるのでご遠慮願えますか?〜
水都 ミナト
恋愛
マリリン・モントワール伯爵令嬢。
実家が運営するモントワール商会は王国随一の大商会で、優秀な兄が二人に、姉が一人いる末っ子令嬢。
地味な外観でパーティには来るものの、いつも壁側で1人静かに佇んでいる。そのため他の令嬢たちからは『地味な壁の花』と小馬鹿にされているのだが、そんな嘲笑をものととせず彼女が壁の花に甘んじているのには理由があった。
「商売において重要なのは『信頼』と『情報』ですから」
※設定はゆるめ。そこまで腹立たしいキャラも出てきませんのでお気軽にお楽しみください。2万字程の作品です。
※カクヨム様、なろう様でも公開しています。
貧乏令嬢はお断りらしいので、豪商の愛人とよろしくやってください
今川幸乃
恋愛
貧乏令嬢のリッタ・アストリーにはバート・オレットという婚約者がいた。
しかしある日突然、バートは「こんな貧乏な家は我慢できない!」と一方的に婚約破棄を宣言する。
その裏には彼の領内の豪商シーモア商会と、そこの娘レベッカの姿があった。
どうやら彼はすでにレベッカと出来ていたと悟ったリッタは婚約破棄を受け入れる。
そしてバートはレベッカの言うがままに、彼女が「絶対儲かる」という先物投資に家財をつぎ込むが……
一方のリッタはひょんなことから幼いころの知り合いであったクリフトンと再会する。
当時はただの子供だと思っていたクリフトンは実は大貴族の跡取りだった。
居場所を失った令嬢と結婚することになった男の葛藤
しゃーりん
恋愛
侯爵令嬢ロレーヌは悪女扱いされて婚約破棄された。
父親は怒り、修道院に入れようとする。
そんな彼女を助けてほしいと妻を亡くした28歳の子爵ドリューに声がかかった。
学園も退学させられた、まだ16歳の令嬢との結婚。
ロレーヌとの初夜を少し先に見送ったせいで彼女に触れたくなるドリューのお話です。
【完結80万pt感謝】不貞をしても婚約破棄されたくない美男子たちはどうするべきなのか?
宇水涼麻
恋愛
高位貴族令息である三人の美男子たちは学園内で一人の男爵令嬢に侍っている。
そんな彼らが卒業式の前日に家に戻ると父親から衝撃的な話をされた。
婚約者から婚約を破棄され、第一後継者から降ろされるというのだ。
彼らは慌てて学園へ戻り、学生寮の食堂内で各々の婚約者を探す。
婚約者を前に彼らはどうするのだろうか?
短編になる予定です。
たくさんのご感想をいただきましてありがとうございます!
【ネタバレ】マークをつけ忘れているものがあります。
ご感想をお読みになる時にはお気をつけください。すみません。