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第36章
第4話
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第6会場横に集まった1年軍団は、それぞれ鹿島たちに声をかけあっている。
励まし合い、たたえ合い、激励する、実に麗しい光景だ。
俺は両腕に段ボールを抱えたまま、そんなどこか遠くの物語を、ぼんやりとながめている。
よく分からないけど、山崎も自らその中に突っ込んでいって、なんとなく自分では混ざっているつもりになっているらしい。
俺にはどう見たって、余計なお邪魔分子にしか見えないけどな。
「おぅ、間に合ったな。見にきてやったぞ」
「谷先輩!」
制服姿の大きな体で現れたのは、谷先輩と、去年の部員だった他2人の先輩だった。
谷先輩と目があい、駆け寄ろうとした瞬間、谷さんの手が、鹿島の肩におかれた。
いつの間に仲良くなったのか、鹿島と先輩たちは、親しげに言葉を交わしている。
本来なら、そこに俺が入らなければ、繋がることのなかった関係であるはずなのに、いつの間にかそんなことまで、完成されていたんだな。
山崎が谷先輩に声をかけた。
鹿島たちの周りで、先輩と後輩たちの美しい対話の画が出来上がる。
そうか、あぁ、そういうことか。
何を勘違いしてんだ。
俺はホント、くだらない生き物だな。
視線を競技が行われている、第6会場に移した。
いま集中しなければいけないことは、予選会に勝つことだ。
励まし合い、たたえ合い、激励する、実に麗しい光景だ。
俺は両腕に段ボールを抱えたまま、そんなどこか遠くの物語を、ぼんやりとながめている。
よく分からないけど、山崎も自らその中に突っ込んでいって、なんとなく自分では混ざっているつもりになっているらしい。
俺にはどう見たって、余計なお邪魔分子にしか見えないけどな。
「おぅ、間に合ったな。見にきてやったぞ」
「谷先輩!」
制服姿の大きな体で現れたのは、谷先輩と、去年の部員だった他2人の先輩だった。
谷先輩と目があい、駆け寄ろうとした瞬間、谷さんの手が、鹿島の肩におかれた。
いつの間に仲良くなったのか、鹿島と先輩たちは、親しげに言葉を交わしている。
本来なら、そこに俺が入らなければ、繋がることのなかった関係であるはずなのに、いつの間にかそんなことまで、完成されていたんだな。
山崎が谷先輩に声をかけた。
鹿島たちの周りで、先輩と後輩たちの美しい対話の画が出来上がる。
そうか、あぁ、そういうことか。
何を勘違いしてんだ。
俺はホント、くだらない生き物だな。
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