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オレンジ・ラプソディ
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「今頃夏バテか? 顔色が悪いぞ?」
会長執務室でぐったりしている夕麿に、義勝がからかい半分で声をかけた。
「夏バテなら苦労はしてません」
近頃、夕麿を悩ませているのは、大量のオレンジ・ジュースだった。 賞味期限がそんなに長くない。 なので寮の冷蔵庫にも、執務室の据え置き冷蔵庫にも、ぎっしりと入っている。嬉々として飲む武は良いかもしれない。 彼の好物なのだから。
だが武はオレンジ・ジュースを料理に入れたり、炭酸水で割ったり…様々な方法で夕麿にも出して来る。 紅茶党の夕麿は朝食に生のオレンジ・ジュースを飲むくらいでほとんど口にした事がなかったさっき雅久が入れてくれたダージリンにも、しっかりオレンジ・ジュースを練り込んで焼いた、クッキーが添えられていた。 もう匂いだけで胃もたれする。
「クククク…」
笑う義勝を睨んで認証の終わった書類を手渡す。
「他人事だと思っていられるのは、今だけだと思いますよ、義勝。 昨日、武が何本か、雅久にあげてましたからね?」
「なに…!?」
生徒会執行部内で料理を作るのは、武以外は雅久と麗。 休日に武と夕麿の部屋に集まって、鍋料理を囲む事がある。 その時にはこの3人がキッチンに立って料理をするのだ。 夕麿と義勝には鍋料理は馴染みのないもので最初は随分戸惑ったが、みんなでワイワイやる内にすっかり気に入ってしまった。普段から生徒会にクッキーやケーキを作って持って来たり、休日に業務が及ぶ時には全員分のお弁当まで作る。 だが今それが逆に夕麿をげっそりさせているのだ。
この国の皇家や貴族はは本来、食べ物を粗末にしてはならないと教えられる。 その教えを忘れた者もいるが基本的には質素堅実をモットーに、食べ物を作る側などの自分の口に入るまでの人の手を無為しない食物を得るとは何らかの生命を奪う事でもある。 動物も植物も等しく生命と見做していただく。 食べ物をいただくとはそのような事なのだと教育される。
だから胃もたれしようが、見ただけで吐き気を感じようが、捨てる事は彼らの頭にはないのである。 勘弁してくれと思っても、賞味期限が過ぎてしまわないうちに、何とか消費しないとと必死に考えている。生ジュースが普通の彼らには、実は市販のジュースは甘過ぎる。 それで余計に胃もたれするのだ。
朝食が洋風の場合、オレンジ・ジュースは栄養バランスを摂る為に必要不可欠である。武は和食派だが夕麿は、どちらかというと英国スタイルの朝食が好みだ。 それで武は英国スタイルの方を多く作るようにしていた。
「それにしても減らないよね~」
オレンジ・ジュースのお湯割りを飲みながら麗が呟く。
「そうなんだよなぁ…ものには限度と言うのがあると思うだけど、俺、何か欲しいもの頼めなくなったよ」
「それは辛いですね、武君。義勝や会長は不自由ではないようですが、街の店にもなくて売店でも取り寄せにくいもの、結構ありますものね」
「雅久先輩も? なんかさあ……妙なものがないよね、ここは?」
「え、武君、何がなかったの?」
「ザラメとか…そうそう、ティーパックの紅茶もないし…豆板醤とかも、俺、夏休みに買い込んで持ち込んだんだよ」
「武君、まさか会長の紅茶、ティーパックで入れてないよね?」
「まさか…俺専用だよ。 ちょっと飲みたい時に便利だし、アイスにするのも楽なんだよな」
「葛湯とかもありませんね」
「鍋料理自体、最初は退かれたからなあ…」
「同じ皿や鍋を突つくっての、ないからね~」
「取り分けはありますけどね」
こうして会話していると、雅久の記憶が欠落しているのを疑いたくなる。
「あ、そろそろお茶の時間ですね」
「あ、俺、ケーキ焼いて来たから取り分けるよ」
「じゃあ、僕はテーブル片付けてセッティングするね~」
すっかりお茶係になっている雅久に合わせて、武と麗が手伝うというのが当たり前になりつつある。
「皆さん、お茶が入りました。」
生徒会業務を行うとどうしても、夕食の時間が遅くなる。 育ち盛りの彼らには、このお茶の時間は必要不可欠な時間であるのだが…
夕麿はケーキを一目見て硬直した。 オレンジ・ジュースを使って昨夜、武がご機嫌で焼いていたものだ。 昨日のお茶には、パイ生地にオレンジ・ジュースを練り込んだ、オレンジパイ。 一昨日は、オレンジ・ジュースのゼリー。
その前は……ああ、もう思い出したくもない。
眩暈がしそうだった。
それでも席に着くと嫌でもオレンジの匂いがする。 溜息吐いていると雅久がそれぞれの前に、それぞれのカップを置いていく。 最後に自分の席に置いて座る。
「いただきます」
全員がカップを手に取って、まず飲む…
「ぶッ!」
「げッ!」
「うわッ!」
数人が奇声を上げて、テーブルにカップを置いた。 ナプキンで口元を拭く。
「雅久、何だこれは!」
義勝が叫ぶ。
「オレンジ・ジュース入りのコーヒーですが、何か?」
「そんなもの入れるな!」
雅久は事もあろか、それぞれの飲み物にオレンジ・ジュースを入れたらしい。
オレンジ・ジュース入りのコーヒー
オレンジ・ジュース入りの紅茶
一番の被害がすくないのは麗かもしれない。 ココアにオレンジは相性がいい。もっとも普通はジュースは入れないが。
ちなみに自分の緑茶には、入れてはいない。 絶対に合わないと知っているから。
武はもとからオレンジ・ジュースだから被害はない。
さすがにこれは誰も飲めない…彼らは無駄にした事を謝罪しながら、オレンジ・ジュース入りの飲み物を捨てて新たに入れ直した。
ケーキが喉に詰まりそうで、嚥下するのに目を白黒する。雅久の思考は時折、奇妙な事をする。 記憶が欠落しているのが原因ではなく、元々の性格だったりする。おかげでこの日のお茶は、最悪になってしまった。
だが、本当の最悪は次の日の昼食に迎える事になる……
日曜日、騒動続きで停滞気味の業務を片付けるべきと、早朝から全員が生徒会室にいた。 鬼気迫る勢いで書類が決済され、武はそれをバインダーに挟んで隣室の生徒に、必要な場所へと運んでもらう。 ファイリングして残すものはまとめて後で資料室へ移す。その前にPCデータとしてスキャンするのも欠かせない。 夕麿の処理能力が高い為、目が回るような忙しさだ。 候補とはいえ、人員が増えていて良かったとホトホト思う。 彼らがいなかったら、全員の分量を武ひとりが捌かなければならない。
雅久が昼食だと声をかけた時には、思わずへたり込んでしまった程だった。
「お疲れさま、武。 お蔭で大体片付きました」
手を差し出されて掴んで立ち上がる。
「うわッ、夕麿!」
そのまま引き寄せられて、夕麿の腕の中に抱き締められていた。
「ン…ふン…あふ…」
唇を重ねられて、貪られる。 舌を絡められて強く吸われると、それだけで腰が砕ける。 腕の中でくったりとなった武に、上から楽しそうな夕麿の笑い声がした。
「夕麿の…ばか!」
真っ赤になって困る武に、また笑い声を上げる。
「可愛いですね、武」
頬に手を置いて、再び唇を重ねる。
「…ンふぅ…あン…」
昨夜も濃厚に求めあった余韻で、武の中で懊悩がくすぶり始める。
瞳が潤み、唇が赤みを増す。 指先で唇をなぞると、舌先で舐めてくるのが色っぽい。
「おい、夕麿! イチャイチャするなら寮に帰ってからにしろ!」
ドアの向こうから義勝に怒鳴られて武が我に返る。真っ赤な顔で夕麿を睨んで部屋を出て行った。 武と夕麿が席に着いて、ようやく昼食が始まった。
武が作って来たおかずと、雅久が用意したおにぎり。
「?」
だが、何かがおかしい。
「雅久、ご飯の色が違うのですが…」
「オレンジ・ジュースで炊いてみました」
にっこり笑う。 全員の顔が引きつった。
「あの…武、おかずの方もオレンジ色ですが…」
「うん、鶏の手羽元と手羽先をオレンジ・ジュースで煮たものだよ?」
もはや誰も声すら出なかった。
「デザートもたっぷり用意したから、食べてね。」
「………」
「………」
「………」
「………」
彼らの受難は続く…
会長執務室でぐったりしている夕麿に、義勝がからかい半分で声をかけた。
「夏バテなら苦労はしてません」
近頃、夕麿を悩ませているのは、大量のオレンジ・ジュースだった。 賞味期限がそんなに長くない。 なので寮の冷蔵庫にも、執務室の据え置き冷蔵庫にも、ぎっしりと入っている。嬉々として飲む武は良いかもしれない。 彼の好物なのだから。
だが武はオレンジ・ジュースを料理に入れたり、炭酸水で割ったり…様々な方法で夕麿にも出して来る。 紅茶党の夕麿は朝食に生のオレンジ・ジュースを飲むくらいでほとんど口にした事がなかったさっき雅久が入れてくれたダージリンにも、しっかりオレンジ・ジュースを練り込んで焼いた、クッキーが添えられていた。 もう匂いだけで胃もたれする。
「クククク…」
笑う義勝を睨んで認証の終わった書類を手渡す。
「他人事だと思っていられるのは、今だけだと思いますよ、義勝。 昨日、武が何本か、雅久にあげてましたからね?」
「なに…!?」
生徒会執行部内で料理を作るのは、武以外は雅久と麗。 休日に武と夕麿の部屋に集まって、鍋料理を囲む事がある。 その時にはこの3人がキッチンに立って料理をするのだ。 夕麿と義勝には鍋料理は馴染みのないもので最初は随分戸惑ったが、みんなでワイワイやる内にすっかり気に入ってしまった。普段から生徒会にクッキーやケーキを作って持って来たり、休日に業務が及ぶ時には全員分のお弁当まで作る。 だが今それが逆に夕麿をげっそりさせているのだ。
この国の皇家や貴族はは本来、食べ物を粗末にしてはならないと教えられる。 その教えを忘れた者もいるが基本的には質素堅実をモットーに、食べ物を作る側などの自分の口に入るまでの人の手を無為しない食物を得るとは何らかの生命を奪う事でもある。 動物も植物も等しく生命と見做していただく。 食べ物をいただくとはそのような事なのだと教育される。
だから胃もたれしようが、見ただけで吐き気を感じようが、捨てる事は彼らの頭にはないのである。 勘弁してくれと思っても、賞味期限が過ぎてしまわないうちに、何とか消費しないとと必死に考えている。生ジュースが普通の彼らには、実は市販のジュースは甘過ぎる。 それで余計に胃もたれするのだ。
朝食が洋風の場合、オレンジ・ジュースは栄養バランスを摂る為に必要不可欠である。武は和食派だが夕麿は、どちらかというと英国スタイルの朝食が好みだ。 それで武は英国スタイルの方を多く作るようにしていた。
「それにしても減らないよね~」
オレンジ・ジュースのお湯割りを飲みながら麗が呟く。
「そうなんだよなぁ…ものには限度と言うのがあると思うだけど、俺、何か欲しいもの頼めなくなったよ」
「それは辛いですね、武君。義勝や会長は不自由ではないようですが、街の店にもなくて売店でも取り寄せにくいもの、結構ありますものね」
「雅久先輩も? なんかさあ……妙なものがないよね、ここは?」
「え、武君、何がなかったの?」
「ザラメとか…そうそう、ティーパックの紅茶もないし…豆板醤とかも、俺、夏休みに買い込んで持ち込んだんだよ」
「武君、まさか会長の紅茶、ティーパックで入れてないよね?」
「まさか…俺専用だよ。 ちょっと飲みたい時に便利だし、アイスにするのも楽なんだよな」
「葛湯とかもありませんね」
「鍋料理自体、最初は退かれたからなあ…」
「同じ皿や鍋を突つくっての、ないからね~」
「取り分けはありますけどね」
こうして会話していると、雅久の記憶が欠落しているのを疑いたくなる。
「あ、そろそろお茶の時間ですね」
「あ、俺、ケーキ焼いて来たから取り分けるよ」
「じゃあ、僕はテーブル片付けてセッティングするね~」
すっかりお茶係になっている雅久に合わせて、武と麗が手伝うというのが当たり前になりつつある。
「皆さん、お茶が入りました。」
生徒会業務を行うとどうしても、夕食の時間が遅くなる。 育ち盛りの彼らには、このお茶の時間は必要不可欠な時間であるのだが…
夕麿はケーキを一目見て硬直した。 オレンジ・ジュースを使って昨夜、武がご機嫌で焼いていたものだ。 昨日のお茶には、パイ生地にオレンジ・ジュースを練り込んだ、オレンジパイ。 一昨日は、オレンジ・ジュースのゼリー。
その前は……ああ、もう思い出したくもない。
眩暈がしそうだった。
それでも席に着くと嫌でもオレンジの匂いがする。 溜息吐いていると雅久がそれぞれの前に、それぞれのカップを置いていく。 最後に自分の席に置いて座る。
「いただきます」
全員がカップを手に取って、まず飲む…
「ぶッ!」
「げッ!」
「うわッ!」
数人が奇声を上げて、テーブルにカップを置いた。 ナプキンで口元を拭く。
「雅久、何だこれは!」
義勝が叫ぶ。
「オレンジ・ジュース入りのコーヒーですが、何か?」
「そんなもの入れるな!」
雅久は事もあろか、それぞれの飲み物にオレンジ・ジュースを入れたらしい。
オレンジ・ジュース入りのコーヒー
オレンジ・ジュース入りの紅茶
一番の被害がすくないのは麗かもしれない。 ココアにオレンジは相性がいい。もっとも普通はジュースは入れないが。
ちなみに自分の緑茶には、入れてはいない。 絶対に合わないと知っているから。
武はもとからオレンジ・ジュースだから被害はない。
さすがにこれは誰も飲めない…彼らは無駄にした事を謝罪しながら、オレンジ・ジュース入りの飲み物を捨てて新たに入れ直した。
ケーキが喉に詰まりそうで、嚥下するのに目を白黒する。雅久の思考は時折、奇妙な事をする。 記憶が欠落しているのが原因ではなく、元々の性格だったりする。おかげでこの日のお茶は、最悪になってしまった。
だが、本当の最悪は次の日の昼食に迎える事になる……
日曜日、騒動続きで停滞気味の業務を片付けるべきと、早朝から全員が生徒会室にいた。 鬼気迫る勢いで書類が決済され、武はそれをバインダーに挟んで隣室の生徒に、必要な場所へと運んでもらう。 ファイリングして残すものはまとめて後で資料室へ移す。その前にPCデータとしてスキャンするのも欠かせない。 夕麿の処理能力が高い為、目が回るような忙しさだ。 候補とはいえ、人員が増えていて良かったとホトホト思う。 彼らがいなかったら、全員の分量を武ひとりが捌かなければならない。
雅久が昼食だと声をかけた時には、思わずへたり込んでしまった程だった。
「お疲れさま、武。 お蔭で大体片付きました」
手を差し出されて掴んで立ち上がる。
「うわッ、夕麿!」
そのまま引き寄せられて、夕麿の腕の中に抱き締められていた。
「ン…ふン…あふ…」
唇を重ねられて、貪られる。 舌を絡められて強く吸われると、それだけで腰が砕ける。 腕の中でくったりとなった武に、上から楽しそうな夕麿の笑い声がした。
「夕麿の…ばか!」
真っ赤になって困る武に、また笑い声を上げる。
「可愛いですね、武」
頬に手を置いて、再び唇を重ねる。
「…ンふぅ…あン…」
昨夜も濃厚に求めあった余韻で、武の中で懊悩がくすぶり始める。
瞳が潤み、唇が赤みを増す。 指先で唇をなぞると、舌先で舐めてくるのが色っぽい。
「おい、夕麿! イチャイチャするなら寮に帰ってからにしろ!」
ドアの向こうから義勝に怒鳴られて武が我に返る。真っ赤な顔で夕麿を睨んで部屋を出て行った。 武と夕麿が席に着いて、ようやく昼食が始まった。
武が作って来たおかずと、雅久が用意したおにぎり。
「?」
だが、何かがおかしい。
「雅久、ご飯の色が違うのですが…」
「オレンジ・ジュースで炊いてみました」
にっこり笑う。 全員の顔が引きつった。
「あの…武、おかずの方もオレンジ色ですが…」
「うん、鶏の手羽元と手羽先をオレンジ・ジュースで煮たものだよ?」
もはや誰も声すら出なかった。
「デザートもたっぷり用意したから、食べてね。」
「………」
「………」
「………」
「………」
彼らの受難は続く…
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