58 / 73
嫁ぐ日~麗と影暁
1
しおりを挟む
ラスベガスはアメリカの西部、ネバダ州にある。一般にラスベガスと呼ばれるのは、北側がクラーク郡ラスベガス市。南側はネバダ州の行政区であるクラーク郡が直接管理をしている。ラスベガスのカジノ街はラスベガス市をはじめとする、5つの市と13の自治体によって成り立っている。アトラクションやショーを売り物とした個性的なホテルが並び、子供から大人までが楽しめるようになっている。現在は『カジノ街』と言うよりも『エンターテインメントの街』へと変貌している。
ブランド街や各国の料理の高級レストラン、スポーツ施設やコンサートホールもある。また車で15分程で赤みを帯びた砂漠地帯に出る。元々ラスベガスは砂漠に造られた街なのだ。レッドロック・キャニオンなどの大自然の観光スポットも近い。
影暁は最初、高級リゾート地レイク・ラスベガスのコンドミニアムを予約しようとした。だが麗がそれを嫌がった。ラスベガスの中心からはやや離れているからだ。
「どうせ行くなら予算を決めて遊ぼう」
と言うのだ。そこで近年、御園生がバックアップしている蓬莱人系が経営するホテルのスイートを予約した。
チャーター機でラスベガスのマッカラン国際空港に降り立つとホテルから迎えが来ていた。御曹司の縁者に気を使っての事らしい。
ホテルは比較的おとなしいものだった。けばけばしいアトラクションの飾りがない。どちらにしてもカジノは21歳未満は入れない。あちこちのアトラクションを見て楽しむつもりだった。
影暁はフランス人の血が半分入っているのでそうでもないが、小柄で童顔の麗はともすれば小学生と間違われてしまう。酷い時には影暁と親子にされてしまい、本気で腹を立てた。
「全く失礼だよな!どうせ僕は小さいですよ!」
レストランで怒りをぶちまけながら、ステーキを切る。
「麗、行儀が悪いぞ?余計に子供だと思われても俺は知らないからな」
「影暁、冷たい!大体、僕の父親にされてなんでヘラヘラと笑ってたの!僕たち2歳しか違わないんだよ!?」
「面倒くさいからだ」
「そんな事を言ってたら、結婚式を受けてくれる教会がなくなるよ?」
「その場合は自販機がある」
「はあ!?それ、マジで言ってる!?僕は絶対にイヤだからね!」
そう、ラスベガスでは結婚は超が付く程お手軽。教会は24時間開いているし、市庁舎でも受け付けてくれる。簡易結婚証明書を発行する自販機まであり、これで結婚が出来る。
「せっかく指輪を買ったんだから、教会で式したい!
聞いてる、影暁?」
影暁はそんな麗が可愛くて愛しくて仕方がない。
「カジノだって僕はとっくに遊べる年齢だよ?それなのに何でダメって言うのさ!?」
「あのな、お前の年齢をいちいち確認に来るだろう?それが面倒くさい」
「面倒くさい、面倒くさいって、影暁はそればっかりじゃないか!」
「せっかく休暇に来たんだから、ゆっくりしよう」
影暁は周の代の副会長として有能だったが必要にかられての事だった。
麗は知っている。影暁は実は結構、面倒くさがりでものぐさなのだ。仕事を与えれば非常に有能に懸命に行う。だがオフになるとてんでだらしなくなる。一日中ウダウダゴロゴロして過ごすのだ。
麗は休日でも常に何かをしてるタイプだから、このカップルは正反対の性格をしている事になる。
「なんでそう面倒がるかな?」
麗が深々と溜息を吐いた。影暁のそんな裏の顔を知っているのは、麗以外には親友の周だけだろう。
「影暁のバカ」
麗が拗ねる。
「麗~」
「僕は絶対にイヤだからね!」
幾ら蓬莱人が欧米人から若く見られると言ってももう25歳になる。自分の店を持ってちゃんと切り盛りしている。成人ならば出来る事をやって何が悪い。パスポートもちゃんと持っている。それなのに『面倒くさい』で全て片付けられる。
「そんなにダラダラしたいなら、影暁一人でどうぞ。僕は遊びに行って来る」
ラスベガスは昼間は40℃くらいだが、夜は冷え込むので知られている。砂漠特有の気候なのだ。麗は厚手の上着を手に立ち上がった。
「待て、麗!」
慌てて抱き寄せて引き止める。
「何?ダラダラしてたら?」
冷たい言葉が返って来た。本気で怒っているらしい。
「明日…結婚式だから」
「何で?」
「教会を予約してある」
「え?」
「明日の10時に」
ホテルの予約と一緒に、教会の式の予約もしてもらったのだ。
「だから…今日は、のんびりしよう」
上着を取り上げベットに押し倒した。
「これでごまかそうって?」
麗の冷静な言葉に影暁は思わずギクリ。
「そんな訳はないだろう…」
「知ってる?影暁ってさ、嘘吐く時には眉間にシワ寄せるんだよね」
「え!?」
驚いて身を起こすと麗は悪戯っぽく笑った。
「79代生徒会一の切れ者も情けないねぇ~」
「言ったな?」
再び麗を押さえつけようとして見事に逃げられた。キングサイズのベットの上で、追っ掛けっこが始まる。悲鳴と笑い声が部屋に響き渡った。
次の日、二人は正装して教会にいた。指輪を祭壇に置くと、影暁はポケットから白い物を取り出した。それを両手で広げてふわりと麗の頭に被せた。
「え?何、これ?」
いきなり視界を遮った白い物を麗は手で掴んだ。柔らかな絹織物の感触がした。羅と呼ばれる薄絹で紗とも呼ぶ。極細の絹糸の織物で高い技術を必要とする為に大変に高価なものだ。しかも今、麗の頭にかけられた羅には繊細な刺繍が施されていた。
「これ…花嫁のヴェール?」
「Mamanの形見だ。おもうさんとの結婚式に使った物だと聞いている」
影暁がフランスへ発つ時、父親が密かに会いに来た。その時に手渡されたのがこのヴェールだったのだ。父親は自分の無力と無責任を、旅立つ息子に涙を流して詫びた。影暁には今更、謝罪されても何かが変わるわけでもなかった。けれども生母ミュリエルの形見は全て、祖父母や叔父伯母たちに廃棄されてしまっていた。父親はこのヴェールだけは、影暁の為に守り抜いたらしい。これを手に影暁は日本を飛び立った。
あの日の事は今も忘れない。
「お母さんの形見?そんな大事なもの、僕が使って良いの?」
薄絹越しに麗が見詰める。影暁はしっかりと頷いた。
「麗は今から、俺の妻になる。花嫁にはヴェールが必要だろう?きっとMamanも、喜んでくれる。俺がただ一人愛した、大切な人の花嫁衣装だから」
いつになくキザな台詞を口にするが、影暁の顔は真剣そのものだった。
「ありがとう」
男にヴェールはどうかとは思うが、これは影暁の大切な大切な物だと感じる。だから麗はヴェール越しに微笑んだ。そこへこの教会の牧師が現れた。カトリックは同性婚を絶対に認めない。だがプロテスタントの一部の宗派は、同性婚を公式には認めてはいないが、こうやって結婚式を行ってくれる。
二人は牧師に向き直った。
「影暁・ユノール・デュレ、あなたに問います。
神の御前にアキラ・ユウキと病める時も健やかなる時も、苦難試練の時も幸多き時も、死が二人を分かつまで変わらぬ愛を違いますか?」
「我、ここにこれを誓う」
「アキラ・ユウキ、あなたは…」
同じ言葉が繰り返され麗はしっかりと答えた。
「我、ここに誓う」と。
次いで指輪を互いにの薬指に嵌めた。
「神と聖霊と子の御名に於いて、二人の結婚を祝します」
影暁がヴェールを捲り、二人は誓いの口付けを交わした。
出会いから12年……やっと成就した恋だった。
ブランド街や各国の料理の高級レストラン、スポーツ施設やコンサートホールもある。また車で15分程で赤みを帯びた砂漠地帯に出る。元々ラスベガスは砂漠に造られた街なのだ。レッドロック・キャニオンなどの大自然の観光スポットも近い。
影暁は最初、高級リゾート地レイク・ラスベガスのコンドミニアムを予約しようとした。だが麗がそれを嫌がった。ラスベガスの中心からはやや離れているからだ。
「どうせ行くなら予算を決めて遊ぼう」
と言うのだ。そこで近年、御園生がバックアップしている蓬莱人系が経営するホテルのスイートを予約した。
チャーター機でラスベガスのマッカラン国際空港に降り立つとホテルから迎えが来ていた。御曹司の縁者に気を使っての事らしい。
ホテルは比較的おとなしいものだった。けばけばしいアトラクションの飾りがない。どちらにしてもカジノは21歳未満は入れない。あちこちのアトラクションを見て楽しむつもりだった。
影暁はフランス人の血が半分入っているのでそうでもないが、小柄で童顔の麗はともすれば小学生と間違われてしまう。酷い時には影暁と親子にされてしまい、本気で腹を立てた。
「全く失礼だよな!どうせ僕は小さいですよ!」
レストランで怒りをぶちまけながら、ステーキを切る。
「麗、行儀が悪いぞ?余計に子供だと思われても俺は知らないからな」
「影暁、冷たい!大体、僕の父親にされてなんでヘラヘラと笑ってたの!僕たち2歳しか違わないんだよ!?」
「面倒くさいからだ」
「そんな事を言ってたら、結婚式を受けてくれる教会がなくなるよ?」
「その場合は自販機がある」
「はあ!?それ、マジで言ってる!?僕は絶対にイヤだからね!」
そう、ラスベガスでは結婚は超が付く程お手軽。教会は24時間開いているし、市庁舎でも受け付けてくれる。簡易結婚証明書を発行する自販機まであり、これで結婚が出来る。
「せっかく指輪を買ったんだから、教会で式したい!
聞いてる、影暁?」
影暁はそんな麗が可愛くて愛しくて仕方がない。
「カジノだって僕はとっくに遊べる年齢だよ?それなのに何でダメって言うのさ!?」
「あのな、お前の年齢をいちいち確認に来るだろう?それが面倒くさい」
「面倒くさい、面倒くさいって、影暁はそればっかりじゃないか!」
「せっかく休暇に来たんだから、ゆっくりしよう」
影暁は周の代の副会長として有能だったが必要にかられての事だった。
麗は知っている。影暁は実は結構、面倒くさがりでものぐさなのだ。仕事を与えれば非常に有能に懸命に行う。だがオフになるとてんでだらしなくなる。一日中ウダウダゴロゴロして過ごすのだ。
麗は休日でも常に何かをしてるタイプだから、このカップルは正反対の性格をしている事になる。
「なんでそう面倒がるかな?」
麗が深々と溜息を吐いた。影暁のそんな裏の顔を知っているのは、麗以外には親友の周だけだろう。
「影暁のバカ」
麗が拗ねる。
「麗~」
「僕は絶対にイヤだからね!」
幾ら蓬莱人が欧米人から若く見られると言ってももう25歳になる。自分の店を持ってちゃんと切り盛りしている。成人ならば出来る事をやって何が悪い。パスポートもちゃんと持っている。それなのに『面倒くさい』で全て片付けられる。
「そんなにダラダラしたいなら、影暁一人でどうぞ。僕は遊びに行って来る」
ラスベガスは昼間は40℃くらいだが、夜は冷え込むので知られている。砂漠特有の気候なのだ。麗は厚手の上着を手に立ち上がった。
「待て、麗!」
慌てて抱き寄せて引き止める。
「何?ダラダラしてたら?」
冷たい言葉が返って来た。本気で怒っているらしい。
「明日…結婚式だから」
「何で?」
「教会を予約してある」
「え?」
「明日の10時に」
ホテルの予約と一緒に、教会の式の予約もしてもらったのだ。
「だから…今日は、のんびりしよう」
上着を取り上げベットに押し倒した。
「これでごまかそうって?」
麗の冷静な言葉に影暁は思わずギクリ。
「そんな訳はないだろう…」
「知ってる?影暁ってさ、嘘吐く時には眉間にシワ寄せるんだよね」
「え!?」
驚いて身を起こすと麗は悪戯っぽく笑った。
「79代生徒会一の切れ者も情けないねぇ~」
「言ったな?」
再び麗を押さえつけようとして見事に逃げられた。キングサイズのベットの上で、追っ掛けっこが始まる。悲鳴と笑い声が部屋に響き渡った。
次の日、二人は正装して教会にいた。指輪を祭壇に置くと、影暁はポケットから白い物を取り出した。それを両手で広げてふわりと麗の頭に被せた。
「え?何、これ?」
いきなり視界を遮った白い物を麗は手で掴んだ。柔らかな絹織物の感触がした。羅と呼ばれる薄絹で紗とも呼ぶ。極細の絹糸の織物で高い技術を必要とする為に大変に高価なものだ。しかも今、麗の頭にかけられた羅には繊細な刺繍が施されていた。
「これ…花嫁のヴェール?」
「Mamanの形見だ。おもうさんとの結婚式に使った物だと聞いている」
影暁がフランスへ発つ時、父親が密かに会いに来た。その時に手渡されたのがこのヴェールだったのだ。父親は自分の無力と無責任を、旅立つ息子に涙を流して詫びた。影暁には今更、謝罪されても何かが変わるわけでもなかった。けれども生母ミュリエルの形見は全て、祖父母や叔父伯母たちに廃棄されてしまっていた。父親はこのヴェールだけは、影暁の為に守り抜いたらしい。これを手に影暁は日本を飛び立った。
あの日の事は今も忘れない。
「お母さんの形見?そんな大事なもの、僕が使って良いの?」
薄絹越しに麗が見詰める。影暁はしっかりと頷いた。
「麗は今から、俺の妻になる。花嫁にはヴェールが必要だろう?きっとMamanも、喜んでくれる。俺がただ一人愛した、大切な人の花嫁衣装だから」
いつになくキザな台詞を口にするが、影暁の顔は真剣そのものだった。
「ありがとう」
男にヴェールはどうかとは思うが、これは影暁の大切な大切な物だと感じる。だから麗はヴェール越しに微笑んだ。そこへこの教会の牧師が現れた。カトリックは同性婚を絶対に認めない。だがプロテスタントの一部の宗派は、同性婚を公式には認めてはいないが、こうやって結婚式を行ってくれる。
二人は牧師に向き直った。
「影暁・ユノール・デュレ、あなたに問います。
神の御前にアキラ・ユウキと病める時も健やかなる時も、苦難試練の時も幸多き時も、死が二人を分かつまで変わらぬ愛を違いますか?」
「我、ここにこれを誓う」
「アキラ・ユウキ、あなたは…」
同じ言葉が繰り返され麗はしっかりと答えた。
「我、ここに誓う」と。
次いで指輪を互いにの薬指に嵌めた。
「神と聖霊と子の御名に於いて、二人の結婚を祝します」
影暁がヴェールを捲り、二人は誓いの口付けを交わした。
出会いから12年……やっと成就した恋だった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる