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1-1.僕に触手プレイをしてください
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ゴンッと額を石の床にあてる。土下座ポーズだ。もちろん高級菓子折りも持参済みで抜かりはない。
****
状況を説明しよう。
僕はテオドル・グレイ。職業は王立魔術大学、環境生態魔学分野の教授だ。といっても研究室には特任助教がひとりいるのみ。僕自身が特例として若い年齢で自分の研究室を得てしまい、十分な指導ができない可能性があったから所属の学生はいない。それもあって受け持ちの臨時講義以外はのんびりとほぼひとりで研究を行なっている日々だ。特任助教の彼は僕の過去の研究で共同開発したシステムの企業から出向してきていて、半ば僕の世話係と化している。
その助教に研究室に篭りっぱなしは体に悪いと引っ張り出された。
王立魔術大学戦闘魔法技術大会。
大学併設のコロシアムには大勢の観客が集まっていて、遅れ気味に到着した僕はその熱気に圧倒された。
「よかった。間に合った」
「なに?」
観客たちのざわめきが大きく、隣にいるのに怒鳴りあうように話さないと助教の声も聞こえなかった。
「ほら、あの子。ユリウス・グリーン君。環境魔法分野で最優秀賞かっさらった天才。しかもイケメン。それでこのダントツの優勝候補。大会の目玉ですよ。アカデミアも軍部も彼を欲しがっています」
「へぇ」
攻撃魔法と環境魔法の両方を使いこなすなんてずいぶん器用な子だ。僕は攻撃魔法はからきしダメだった。
遠目だが、すらりとした長躯と銀色の長い髪がなんともイケてる雰囲気をかもし出している。彼の動作ひとつひとつに黄色い声援があちこちからあがる。どうやら彼は植物系の属性魔力をもっているようで、相性も良かったのか、土系魔力の対戦相手を軽々と打ち倒した。
わお。地震攻撃を防ぐためにコロシアム隅々まで植物の根を生やすなんて。あの子の魔力量どうなっているんだ。
次の対戦相手は火の使い手だった。先手必勝とばかりに大きな炎が打たれた。熱風が観客席にまで届く。
「!」
ユリウス君は多肉植物……よりもっと大量に水分を含んだ大きな葉に守られて無傷だった。たしかに生木は燃えにくいけれど、植物魔法で苦手属性の火を防ぐなんて普通は考えられない。相手も驚いたのかわずかに隙が生まれた。それを逃さず、ユリウス君はスイカのような実を放った。見事に対戦相手の頭に命中して、グジュっと熟れた果肉がこぼれる。気を失った対戦相手を審査員が確認して若き天才の勝利が判定された。
決勝戦。順調に勝ち上がったユリウス君の相手は格闘特化型の魔法の使い手だった。自分の肉体を強化する格闘魔法はシンプルで強い。自分自身は魔力を流しやすく、操作もしやすい対象となる。植物系魔法と相性も悪そうだ。
張り詰める空気のなか、試合が始まる。
瞬間。
鋼化された肉体で飛び出そうとした対戦相手よりさらに速く、その足元に根が絡まった。一瞬、足止めはできたが強化された脚によって根はあっさりと引きちぎられ、振りかぶった腕がユリウス君に到達する……誰もがそう思った。
根が稼いだ僅かな時は、彼にとって十分な時間だった。
つる状の植物が格闘家の胴体に巻きつき締め上げる。またもや引き千切ろうとする身体強化魔法の発動を感じたが、応戦するかのようにつるが伸びて腕や脚を拘束した。その数はみるみる増えて拘束を強固にする。
すごいコントロール力!
一本のつるがのびて首に巻きついた。学生によるこの大会では殺生は許されていない。彼は遠隔で驚くほど精密に制御して、対戦相手の急所をおさえている。
きゅう、と僕の喉がなった。
格闘家が負けを認めるハンドサインをして、大歓声の中、ユリウス君が優勝した。
これだ。
僕は目を見開いて感動に打ち震えた。ついに僕の求めていた夢が実現する!
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