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13 残酷な人
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静かに涙を流すルーカスの肩に手を添えていたアリシアは、彼の横顔をじっと見つめていた。
揺れるまつ毛。伏せた瞳。
その表情には、痛みと後悔、そして忘れられない誰かへの想いがにじんでいた。
静かに、アリシアは問う。
「──マーガレット様のことが、好きなのね」
その声は穏やかだったが、指先はかすかに震えていた。自分で口にして、胸に針を刺すような痛みが走る。
ルーカスの肩がぴくりと揺れた。
返事がないまま、短い沈黙が流れる。
だが──
「・・・好きじゃない!」
抑えていた声が突然、噴き出すように響いた。
簡素な机に肘をつき、両手で顔を覆いながら、かすかに頭を振る。前髪と指の隙間から覗くその瞳は、苦しげに揺れていた。
口元はひどく歪み、震える声が、嗚咽とともにこぼれ落ちる。
「……そもそも、彼女は侯爵令嬢だ。大事に育てられて、誇り高くて、プライドの塊で……。話す口調はいつだって命令口調で、偉そうで……でも……」
唇を噛みしめ、ルーカスは言葉を継いだ。
「……でも、他人のことをよく見てる。使用人のことまで気にかけてて、命令するくせに、ちゃんと“ありがとう”って言うんだ……侯爵令嬢なのに、だよ……」
アリシアの胸が締めつけられるように痛んだ。
(ああ、ルーカス…… あなたは、マーガレット様を――)
言葉には出さずとも、アリシアの心は静かに叫んでいた。
「好きになっちゃいけない人だって分かってるのに……苦しくなるんだ」
「ルーカス……」
「僕の初恋は、君なんだよ、アリシア」
その言葉に、アリシアはわずかに目を見開いた。
“初恋”――その一言が胸をかすかに揺らす。
「初めて会ったとき、君は輪の中に入れずに、遠くから僕を見てた。その時の、寂しげな瞳を、僕は忘れられない。仲良くなりたいって、思ったんだ」
ルーカスの声は、過去を見つめるように、優しかった。
「君はいつも控えめで、優しくて。お菓子が足りないと、自分のを差し出したり、僕のことを気にかけてくれたり……君は、僕の初恋だったんだ」
アリシアは、ほんの一瞬、心を揺らがせた。けれど、ルーカスの瞳に映るのは、今も昔も――自分ではないと、分かっていた。
それでも、ルーカスはこう言う。
「君を想うと、穏やかな気持ちになる。でも……彼女を思い出すと、胸が苦しくて、たまらないんだ」
ルーカスの瞳から、また一筋、涙がこぼれた。
「……この苦しみから、救ってくれないか。
アリシアがそばにいてくれたら、楽になれる気がするんだ……」
――なんて、残酷な人。
幼い頃の別れのときにも思った。
ルーカスは、無意識に人を傷つける、残酷な人だ。
(マーガレット様を、こんなにも苦しいほどに愛しているのに……私を、“初恋”なんて言葉で慰めて、救いを求めるなんて)
(ルーカス、あなたの初恋も、いま心を求めている人も、全部、マーガレット様ただ一人なのよ)
言葉にはしなかった。
だけど、それでも。
たとえ、彼の心が別の人に向いていても、いま、求めてくれるのなら――私は、その手を取る。
私は、あなたを、愛しているから。
アリシアは何も言わず、ルーカスの背中を撫で、そっと抱きしめた。
ルーカスもまた、ゆっくりとオリビアの背に左腕を回し、肩に額を預けて、泣き続けた。陽が落ち、部屋は少しずつ夕闇に包まれていく。
やがて、ひとしきり泣いた後、ふたりの間に少し気まずい沈黙が流れた。
「……暗くなる前に帰った方がいいよね?」
「ええ……」
「……それか、泊まっていく?」
「えっ?」
「?」
真っ赤になって驚くアリシアに、ルーカスは自分の言葉の意味にようやく気づいた。
「っ……いや、その、変な意味はないんだ」
「う、うん。分かってる」
「軽率だったね、ごめん」
「ううん、ほんとに分かってるから」
「……そういえば」
「ん?」
「孤児院にいた頃、よく一緒に寝たね。覚えてる?」
「ええ。懐かしいわ」
それは、10歳になる前のこと。
寂しい夜、どちらかのベッドにそっと潜り込んで、寄り添って眠った日々。
「ルーカス、湯たんぽみたいに温かかった。夏は暑苦しかったけど、冬はありがたかったわ」
「えっ……夏は暑苦しかったの?」
「うん。くっつかれると、汗だくだったもん」
「僕は逆だったな。アリシアは冷んやりしてて、夏は涼しくてよかったけど、冬は……芯から冷えた」
顔を見合わせて、ふたりは思わず笑い出した。笑いすぎて、涙が出るほどに。
やがて、ふと、静かに言葉が落ちた。
「……今は、どうだろう?」
「さっき、抱き合ったけど……どうだった?」
「泣いてて、よく分からなかったわ」
「僕も」
「……もう一度、試してみる?」
「……うん」
立ち上がり、ふたりはそっと抱き合った。
「……なんだか、改めてだと変な感じね」
「確かに」
「……どう? 暑苦しい?」
「ううん、温かいよ。そっちこそ、冷たくない?」
「冷んやりしてない。……あったかい」
ルーカスは成長して背が高くなり、アリシアを不自由な右腕も動かしながらしっかりと包み込むように抱きしめる。
アリシアは、その胸の中で、ほっと微笑んだ。
「なら、よかった」
「……ルーカス?」
ルーカスの顔が、ゆっくりとアリシアの顔に近づいてくる。
「!」
ふたりの唇が、そっと触れ合った。
アリシアは驚きに目を見開いたが、ルーカスは彼女の頬を優しくなぞり、目を閉じて、もう一度キスをした。
「……変な意味じゃないって言ったのに、ごめん」
照れくさそうに呟くルーカスに、アリシアは微笑む。
「謝るようなことだった?」
「……アリシアは、嫌じゃなかった?」
「私が? なんで? 嫌じゃないわ」
「ほんと?」
「ええ」
「……よかった」
再び、静かに抱き合うふたり。
だんだんと、ルーカスの腕に力がこもっていく。
「……あの、アリシア?」
「なあに?」
「……変な意味にしてもいい?」
「……っ?!」
それが、何を意味するのか、アリシアの鼓動が跳ね上がる。
ルーカスはそっと、アリシアの手を取り、ベッドの方へと歩みだす。
「……ルーカス、私……初めてだよ?」
「僕も……」
「ほんとうに?」
「うん……」
――その夜、ふたりは静かに、結ばれた。
揺れるまつ毛。伏せた瞳。
その表情には、痛みと後悔、そして忘れられない誰かへの想いがにじんでいた。
静かに、アリシアは問う。
「──マーガレット様のことが、好きなのね」
その声は穏やかだったが、指先はかすかに震えていた。自分で口にして、胸に針を刺すような痛みが走る。
ルーカスの肩がぴくりと揺れた。
返事がないまま、短い沈黙が流れる。
だが──
「・・・好きじゃない!」
抑えていた声が突然、噴き出すように響いた。
簡素な机に肘をつき、両手で顔を覆いながら、かすかに頭を振る。前髪と指の隙間から覗くその瞳は、苦しげに揺れていた。
口元はひどく歪み、震える声が、嗚咽とともにこぼれ落ちる。
「……そもそも、彼女は侯爵令嬢だ。大事に育てられて、誇り高くて、プライドの塊で……。話す口調はいつだって命令口調で、偉そうで……でも……」
唇を噛みしめ、ルーカスは言葉を継いだ。
「……でも、他人のことをよく見てる。使用人のことまで気にかけてて、命令するくせに、ちゃんと“ありがとう”って言うんだ……侯爵令嬢なのに、だよ……」
アリシアの胸が締めつけられるように痛んだ。
(ああ、ルーカス…… あなたは、マーガレット様を――)
言葉には出さずとも、アリシアの心は静かに叫んでいた。
「好きになっちゃいけない人だって分かってるのに……苦しくなるんだ」
「ルーカス……」
「僕の初恋は、君なんだよ、アリシア」
その言葉に、アリシアはわずかに目を見開いた。
“初恋”――その一言が胸をかすかに揺らす。
「初めて会ったとき、君は輪の中に入れずに、遠くから僕を見てた。その時の、寂しげな瞳を、僕は忘れられない。仲良くなりたいって、思ったんだ」
ルーカスの声は、過去を見つめるように、優しかった。
「君はいつも控えめで、優しくて。お菓子が足りないと、自分のを差し出したり、僕のことを気にかけてくれたり……君は、僕の初恋だったんだ」
アリシアは、ほんの一瞬、心を揺らがせた。けれど、ルーカスの瞳に映るのは、今も昔も――自分ではないと、分かっていた。
それでも、ルーカスはこう言う。
「君を想うと、穏やかな気持ちになる。でも……彼女を思い出すと、胸が苦しくて、たまらないんだ」
ルーカスの瞳から、また一筋、涙がこぼれた。
「……この苦しみから、救ってくれないか。
アリシアがそばにいてくれたら、楽になれる気がするんだ……」
――なんて、残酷な人。
幼い頃の別れのときにも思った。
ルーカスは、無意識に人を傷つける、残酷な人だ。
(マーガレット様を、こんなにも苦しいほどに愛しているのに……私を、“初恋”なんて言葉で慰めて、救いを求めるなんて)
(ルーカス、あなたの初恋も、いま心を求めている人も、全部、マーガレット様ただ一人なのよ)
言葉にはしなかった。
だけど、それでも。
たとえ、彼の心が別の人に向いていても、いま、求めてくれるのなら――私は、その手を取る。
私は、あなたを、愛しているから。
アリシアは何も言わず、ルーカスの背中を撫で、そっと抱きしめた。
ルーカスもまた、ゆっくりとオリビアの背に左腕を回し、肩に額を預けて、泣き続けた。陽が落ち、部屋は少しずつ夕闇に包まれていく。
やがて、ひとしきり泣いた後、ふたりの間に少し気まずい沈黙が流れた。
「……暗くなる前に帰った方がいいよね?」
「ええ……」
「……それか、泊まっていく?」
「えっ?」
「?」
真っ赤になって驚くアリシアに、ルーカスは自分の言葉の意味にようやく気づいた。
「っ……いや、その、変な意味はないんだ」
「う、うん。分かってる」
「軽率だったね、ごめん」
「ううん、ほんとに分かってるから」
「……そういえば」
「ん?」
「孤児院にいた頃、よく一緒に寝たね。覚えてる?」
「ええ。懐かしいわ」
それは、10歳になる前のこと。
寂しい夜、どちらかのベッドにそっと潜り込んで、寄り添って眠った日々。
「ルーカス、湯たんぽみたいに温かかった。夏は暑苦しかったけど、冬はありがたかったわ」
「えっ……夏は暑苦しかったの?」
「うん。くっつかれると、汗だくだったもん」
「僕は逆だったな。アリシアは冷んやりしてて、夏は涼しくてよかったけど、冬は……芯から冷えた」
顔を見合わせて、ふたりは思わず笑い出した。笑いすぎて、涙が出るほどに。
やがて、ふと、静かに言葉が落ちた。
「……今は、どうだろう?」
「さっき、抱き合ったけど……どうだった?」
「泣いてて、よく分からなかったわ」
「僕も」
「……もう一度、試してみる?」
「……うん」
立ち上がり、ふたりはそっと抱き合った。
「……なんだか、改めてだと変な感じね」
「確かに」
「……どう? 暑苦しい?」
「ううん、温かいよ。そっちこそ、冷たくない?」
「冷んやりしてない。……あったかい」
ルーカスは成長して背が高くなり、アリシアを不自由な右腕も動かしながらしっかりと包み込むように抱きしめる。
アリシアは、その胸の中で、ほっと微笑んだ。
「なら、よかった」
「……ルーカス?」
ルーカスの顔が、ゆっくりとアリシアの顔に近づいてくる。
「!」
ふたりの唇が、そっと触れ合った。
アリシアは驚きに目を見開いたが、ルーカスは彼女の頬を優しくなぞり、目を閉じて、もう一度キスをした。
「……変な意味じゃないって言ったのに、ごめん」
照れくさそうに呟くルーカスに、アリシアは微笑む。
「謝るようなことだった?」
「……アリシアは、嫌じゃなかった?」
「私が? なんで? 嫌じゃないわ」
「ほんと?」
「ええ」
「……よかった」
再び、静かに抱き合うふたり。
だんだんと、ルーカスの腕に力がこもっていく。
「……あの、アリシア?」
「なあに?」
「……変な意味にしてもいい?」
「……っ?!」
それが、何を意味するのか、アリシアの鼓動が跳ね上がる。
ルーカスはそっと、アリシアの手を取り、ベッドの方へと歩みだす。
「……ルーカス、私……初めてだよ?」
「僕も……」
「ほんとうに?」
「うん……」
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