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高等部3年生
エンタ・ヴェリーノ学校祭があるらしい
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「アリアさーん!」
「んん? ……ああ。ケリー、おはよう」
笑顔でケリーと挨拶を交わす。
知り合ってから2週間ほど経ったけど、その間、ケリーと会わない、会話をしない日はない。
こんなにも偶然出会う事があるのかな? と思うくらい、凄まじい頻度で会っている。
さすがに偶然……ではない、よね?
明るく人当たりのいいケリーだけど、実は友人がいない??
んー……でも私と話していた時、友人と思われる人たちがケリーに声を掛けていた。
恐らく、友人は多いんだろうなぁ。
不思議に思いながらも、ケリーと他愛もない話をしながら歩く。
すると、本日2度目の声を掛けられる。
「アリアさん!!」
「はい?」
正面に顔を向けると、そこには明るい雰囲気の男性と真面目そうな女性が立っていた。
男性の人は……モテそうだ。
女性がくいっと眼鏡を上げる。
「アリアさん、少々お時間を頂けますか? できれば、アリアさんと3人でお話したいのですが……」
女性がチラッとケリーに視線を送る。
「あっ、はい。分かりました。それじゃあ、アリアさん。また」
「うん、またね。ありがとう、ケリー」
空気を読んでくれたケリーにお礼を伝え、その場で別れる。
「談笑中だったのにも関わらず、申し訳ございません」
「いえ……」
第一印象通り、真面目そうな人だな。
「私は、4年のルーチェと申します。隣の男性は、トーニオです」
「よろしくね、アリアちゃん」
「あっ、はい。よろ──」
私が返事をしようとすると、ルーチェさんがまたしても、くいっと眼鏡を上げた。
「トーニオは、黙っててください」
「はーい」
……いいコンビだな。
「この度、私達2人が主催者となり、今年の“エンタ・ヴェリーノ学校祭”を開催する事になりました」
エンタ・ヴェリーノ学校祭?
……そんなの去年あった??
私の疑問を察したのか、ルーチェさんが説明をする。
「一昨年までは毎年、魔法祭を開催していたのですが去年から中止となりました。その代わりとして、今年から時期を変え“エンタ・ヴェリーノ学校祭”を行う事になったんです」
魔法祭かぁ……。一昨年は拉致されるし、対決するしで散々だったな。
まぁ、そのおかげで魔法が使えるようになったけど。
もしかして、私の事が原因で開催をやめたのかな。
そうだとすると申し訳ない気持ちにもなるけど、別な形でイベントは実施するわけだし……まぁ、いっか。
「それで、私に話というのは?」
「実は……その“エンタ・ヴェリーノ学校祭”で、生徒が投票して優勝者を決める“エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト”を行う予定です」
ルーチェさんが眼鏡をくいっと上げた。
──エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト!?
詳しい内容を聞くに、男女に分かれて参加する美男美女コンテスト……に近いのかな?
ただ、容姿だけでは判断せず、学歴や魔法、特技などなど、様々な面を評価した上で優勝者を決めるコンテストらしい。
しかも、最終的に選ばれた男女の中からも1番を決めるそうだ。
文字通り、エンタ・ヴェリーノの真のナンバーワンを決めるコンテストのようだ。
どこの世界にも似たようなコンテストがあるんだな。
昔──前の世界であった文化祭を思い出す。
……えっ!?
声を掛けられたって事は、まさか……スカウト!?
なーんてね。
そうじゃない事くらい私だって分かってる。
「そこで、アリアさんにお願いがあります!」
「はい」
ルーチェさんが私にぐいっと顔を近づけてきた。
物凄い気迫を感じる。
「アリアさんの幼なじみたちにぜひ参加して頂きたいと思い、先日、皆様に“エンタ・ヴェリーノ学校祭”の説明を致しました」
ああ、もうみんなには声を掛けてたんだ。
「皆様、学校祭には興味を持ってくださいました。そこで『ナンバーワンコンテストに参加してほしい』と、お願いした所……」
セレスとマイヤは参加しそうだなぁ。
「皆様がこぞって『アリアと一緒に学校祭を回るから』と仰り、全員から断られました」
ルーチェさんが、ぐったりと項垂れている。
……ん? 私は今日、学校祭の事を知ったんだけど。
いつの間にか、一緒に回る事になってるの??
「セレスさん達が参加してくださったら……盛り上がると思うんです!」
再び、ルーチェさんが私にぐぐっと顔を近づけた。
必死さが伝わってくる。
「アリアさんから、皆様に出場して頂くよう頼んで頂けないでしょうか? もちろん、コンテストを参加する時以外は自由に学校祭を楽しんでもらえますので……どうかお願いします」
ルーチェさんが私に深々と頭を下げる。
んー、どうしたものか。
ルーチェさんの気持ちは、よーーーく分かる。
幼なじみ達は華がありますからね!
他人事とはいえ、私も鼻が高かったし。
もちろん、出る、出ないは本人たちの自由だけど…… 頼まれてしまった以上、無碍にするのもなぁ。
それに楽しそうだし。
「声は掛けてみますが、無理強いはしたくないので期待はしないでくださいね?」
ルーチェさんがぱっと顔を上げ、私の手をギュッと握ってくる。
「ありがとうございます!」
「ありがとね、アリアちゃん」
よほど嬉しかったのか、ルーチェさんの表情がさっきよりも柔らかい。
ルーチェさんの後ろにいたトーニオさんも、笑顔で手をひらひらさせている。
トーニオさんは、ルーチェさんと対照的な人だなぁ。
真剣なルーチェさんに対し、軽い感じだ。
……あれ?
そういえば、元別館メンバーのソフィーやユーテルさん達には声を掛けたのかな??
「あのー、ソフィーや彼女の幼なじみたちには声を掛けたんですか?」
「はい。掛けさせて頂きました」
そうだよね。
性格はわりと個性的だけど、優秀だし、見た目も美男美女だもんね。
「……が、ユーテルさん以外は断られました」
さすがナルシスト!
出場するんだ!!
「諦めずに何度かお声を掛けに行こうと思っています」
おお、ルーチェさん。
すごいヤル気だ。
「あの、学校祭では他にどんな事をするんですか?」
まさかナンバーワンコンテストだけじゃないよね?
「はい。4年生は今まで学んだ成果を発表する“研究発表会”がありますし、ナンバーワンコンテストだけでなく、魔法で何ができるか発表する“魔法コンテスト”も予定しています。“魔法コンテスト”については、これから募集をかける予定です」
──魔法コンテスト!
面白そう!!
ルーチェさんが説明を続ける。
「後は、他国の飲食物を出したり……と、日ごろ体験できない事をする予定です」
「開催はいつですか?」
「再来月の1週目です」
約1ヶ月ちょっとか……。
準備する時間は十分にありそうだ。
「魔法コンテストは、私も参加できるんですか?」
「もちろんです! ……あっ」
ルーチェさんが“しまった”と言う表情をしている。
「平等を期すために“魔法コンテスト”については、学校祭の1ヶ月前に発表する予定だったんです」
なるほど。私は他の人より早く知ってしまったんだ。
さらに“参加したい”って言っちゃったし。
ルーチェさんが困ったように表情を曇らせている。
「何も問題なし! ルーチェちゃんは難しく考えすぎ。今日発表すればいいだけだよ」
トーニオさんが笑いながら、ルーチェさんの背中を優しく叩く。
気楽に考え、フォローしてくれるトーニオさん。
ルーチェさんには、必要不可欠な存在そう。
その後は改めて幼なじみ達に声を掛けると約束し、教室へと向かった。
面白そうだから参加してほしいけど、カウイやルナは参加しそうもないなぁ。
でも、約束しちゃったし、ダメ元で言うだけ言ってみよう!
「んん? ……ああ。ケリー、おはよう」
笑顔でケリーと挨拶を交わす。
知り合ってから2週間ほど経ったけど、その間、ケリーと会わない、会話をしない日はない。
こんなにも偶然出会う事があるのかな? と思うくらい、凄まじい頻度で会っている。
さすがに偶然……ではない、よね?
明るく人当たりのいいケリーだけど、実は友人がいない??
んー……でも私と話していた時、友人と思われる人たちがケリーに声を掛けていた。
恐らく、友人は多いんだろうなぁ。
不思議に思いながらも、ケリーと他愛もない話をしながら歩く。
すると、本日2度目の声を掛けられる。
「アリアさん!!」
「はい?」
正面に顔を向けると、そこには明るい雰囲気の男性と真面目そうな女性が立っていた。
男性の人は……モテそうだ。
女性がくいっと眼鏡を上げる。
「アリアさん、少々お時間を頂けますか? できれば、アリアさんと3人でお話したいのですが……」
女性がチラッとケリーに視線を送る。
「あっ、はい。分かりました。それじゃあ、アリアさん。また」
「うん、またね。ありがとう、ケリー」
空気を読んでくれたケリーにお礼を伝え、その場で別れる。
「談笑中だったのにも関わらず、申し訳ございません」
「いえ……」
第一印象通り、真面目そうな人だな。
「私は、4年のルーチェと申します。隣の男性は、トーニオです」
「よろしくね、アリアちゃん」
「あっ、はい。よろ──」
私が返事をしようとすると、ルーチェさんがまたしても、くいっと眼鏡を上げた。
「トーニオは、黙っててください」
「はーい」
……いいコンビだな。
「この度、私達2人が主催者となり、今年の“エンタ・ヴェリーノ学校祭”を開催する事になりました」
エンタ・ヴェリーノ学校祭?
……そんなの去年あった??
私の疑問を察したのか、ルーチェさんが説明をする。
「一昨年までは毎年、魔法祭を開催していたのですが去年から中止となりました。その代わりとして、今年から時期を変え“エンタ・ヴェリーノ学校祭”を行う事になったんです」
魔法祭かぁ……。一昨年は拉致されるし、対決するしで散々だったな。
まぁ、そのおかげで魔法が使えるようになったけど。
もしかして、私の事が原因で開催をやめたのかな。
そうだとすると申し訳ない気持ちにもなるけど、別な形でイベントは実施するわけだし……まぁ、いっか。
「それで、私に話というのは?」
「実は……その“エンタ・ヴェリーノ学校祭”で、生徒が投票して優勝者を決める“エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト”を行う予定です」
ルーチェさんが眼鏡をくいっと上げた。
──エンタ・ヴェリーノ ナンバーワンコンテスト!?
詳しい内容を聞くに、男女に分かれて参加する美男美女コンテスト……に近いのかな?
ただ、容姿だけでは判断せず、学歴や魔法、特技などなど、様々な面を評価した上で優勝者を決めるコンテストらしい。
しかも、最終的に選ばれた男女の中からも1番を決めるそうだ。
文字通り、エンタ・ヴェリーノの真のナンバーワンを決めるコンテストのようだ。
どこの世界にも似たようなコンテストがあるんだな。
昔──前の世界であった文化祭を思い出す。
……えっ!?
声を掛けられたって事は、まさか……スカウト!?
なーんてね。
そうじゃない事くらい私だって分かってる。
「そこで、アリアさんにお願いがあります!」
「はい」
ルーチェさんが私にぐいっと顔を近づけてきた。
物凄い気迫を感じる。
「アリアさんの幼なじみたちにぜひ参加して頂きたいと思い、先日、皆様に“エンタ・ヴェリーノ学校祭”の説明を致しました」
ああ、もうみんなには声を掛けてたんだ。
「皆様、学校祭には興味を持ってくださいました。そこで『ナンバーワンコンテストに参加してほしい』と、お願いした所……」
セレスとマイヤは参加しそうだなぁ。
「皆様がこぞって『アリアと一緒に学校祭を回るから』と仰り、全員から断られました」
ルーチェさんが、ぐったりと項垂れている。
……ん? 私は今日、学校祭の事を知ったんだけど。
いつの間にか、一緒に回る事になってるの??
「セレスさん達が参加してくださったら……盛り上がると思うんです!」
再び、ルーチェさんが私にぐぐっと顔を近づけた。
必死さが伝わってくる。
「アリアさんから、皆様に出場して頂くよう頼んで頂けないでしょうか? もちろん、コンテストを参加する時以外は自由に学校祭を楽しんでもらえますので……どうかお願いします」
ルーチェさんが私に深々と頭を下げる。
んー、どうしたものか。
ルーチェさんの気持ちは、よーーーく分かる。
幼なじみ達は華がありますからね!
他人事とはいえ、私も鼻が高かったし。
もちろん、出る、出ないは本人たちの自由だけど…… 頼まれてしまった以上、無碍にするのもなぁ。
それに楽しそうだし。
「声は掛けてみますが、無理強いはしたくないので期待はしないでくださいね?」
ルーチェさんがぱっと顔を上げ、私の手をギュッと握ってくる。
「ありがとうございます!」
「ありがとね、アリアちゃん」
よほど嬉しかったのか、ルーチェさんの表情がさっきよりも柔らかい。
ルーチェさんの後ろにいたトーニオさんも、笑顔で手をひらひらさせている。
トーニオさんは、ルーチェさんと対照的な人だなぁ。
真剣なルーチェさんに対し、軽い感じだ。
……あれ?
そういえば、元別館メンバーのソフィーやユーテルさん達には声を掛けたのかな??
「あのー、ソフィーや彼女の幼なじみたちには声を掛けたんですか?」
「はい。掛けさせて頂きました」
そうだよね。
性格はわりと個性的だけど、優秀だし、見た目も美男美女だもんね。
「……が、ユーテルさん以外は断られました」
さすがナルシスト!
出場するんだ!!
「諦めずに何度かお声を掛けに行こうと思っています」
おお、ルーチェさん。
すごいヤル気だ。
「あの、学校祭では他にどんな事をするんですか?」
まさかナンバーワンコンテストだけじゃないよね?
「はい。4年生は今まで学んだ成果を発表する“研究発表会”がありますし、ナンバーワンコンテストだけでなく、魔法で何ができるか発表する“魔法コンテスト”も予定しています。“魔法コンテスト”については、これから募集をかける予定です」
──魔法コンテスト!
面白そう!!
ルーチェさんが説明を続ける。
「後は、他国の飲食物を出したり……と、日ごろ体験できない事をする予定です」
「開催はいつですか?」
「再来月の1週目です」
約1ヶ月ちょっとか……。
準備する時間は十分にありそうだ。
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「もちろんです! ……あっ」
ルーチェさんが“しまった”と言う表情をしている。
「平等を期すために“魔法コンテスト”については、学校祭の1ヶ月前に発表する予定だったんです」
なるほど。私は他の人より早く知ってしまったんだ。
さらに“参加したい”って言っちゃったし。
ルーチェさんが困ったように表情を曇らせている。
「何も問題なし! ルーチェちゃんは難しく考えすぎ。今日発表すればいいだけだよ」
トーニオさんが笑いながら、ルーチェさんの背中を優しく叩く。
気楽に考え、フォローしてくれるトーニオさん。
ルーチェさんには、必要不可欠な存在そう。
その後は改めて幼なじみ達に声を掛けると約束し、教室へと向かった。
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