つまらなくても波ただない日常を望む

かぶらぎ

文字の大きさ
28 / 31

曖昧な記憶

しおりを挟む
図書館で香川照之、表紙で
「幻の翼」って文庫本があって、あらすじすら読まないで借りたら、これってテレビでやってた「MOZU」ってドラマの原作かあ。しかも2作目かあ。完全に続き物だけど読めるので読んだ。すぐ一作目の「百舌の叫ぶ夜」を読んだ。一作目は時系列が飛び飛びでわかりにくい。たまたまWOWOWプラスで「MOZU」のシーズン1とシーズン2をやってたので、タイミングいいと思ってシーズン1を一気に見た。原作が1986年だけど、現在に寄せてる。スマホとガラケーが混在してる。たばこを吸うシーンがやたら多い。そこだけ原作である昭和に近づけてるのかと思ったけど、原作特にたばこ吸うシーンなかったような。原作は最後病院で殺し合いだけど、ドラマは空港だった。ドラマがスケールアップしてる。珍しい。原作は写真探してたけど、ドラマはICチップだった。原作の写真、妻が大臣と愛人関係にある写真だった気がするんだけど。記憶が曖昧で。上司と付き合ってて、子供は上司の子供だったような気はするんだけど。読んだのつい最近なのに。ドラマと原作かなり違うし。社名から違う。長谷川博己と吉田鋼太郎、いい味出してるけど、こんな人、原作におらんよなあと確認したら、やっぱりドラマオリジナルだった。伊藤淳史も。こういうハッカーみたいな人、今の警察ドラマに絶対いるよな。「MOZU」は2014年だから、微妙に古いけど。でもこんな簡単にハッキングされてしまうと。常にハッキングってされてるのかなと怖くなる。また自分で発信してるから、別にいいんだけど。国家と公安警察の陰謀はよくある話だけど、1986年なら、この人が先駆者なのかな?1981年にシリーズゼロの「裏切りの日日」書いてるし。公安警察ってドラマの影響で、ロクでもない感じだけど。でも政治家と警察が裏で結びついてて、国家に都合悪いことは隠蔽してるってのはそりゃそうだろうと思う。今ってよくボイスレコーダーで録音してて、それを残してそれが悪事の証拠になるドラマ多いけど。はっきり言ってそればかりだとつまらない。それだけ高品質で安いボイスレコーダーが簡単に手に入る時代なんだなあ。スマホにもついてるし。「MOZU」でも香川照之が記者に脅されて、西島秀俊との会話にボイスレコーダーつけたけど、嫌になって壊してた。特に娘さんのことが記事にもならなくて良かった。真木よう子のお父さんが公安警察で行方不明になってるけど、この謎って明かされたっけ?どうでもよくて忘れてた。ドラマのシーズン2を見たらわかるのだろうか?シーズン2はもっと原作と違うらしいけど。これだけ曖昧な記憶でも本読んだとかドラマ見たとか言えるのかなと思った。たぶん人間、勝手に記憶操作してる。だとしたら、あまり私が他人に対して言ったことも相手は忘れてくれてるから、気にしなくてよいんだなと少し気持ちが軽くなった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...