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Shopping Mall
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そこはキャンプ用品店だった。
入り口に展示されているテントの中からほのかに灯りが漏れており、中には今しがたまでいた誰かのものであろう足跡がふんだんに残されていた。
「人間か……?」
しゃがんで残骸を確認しようとしたそのとき、再び今度は大きな物音と女性の悲鳴が聞こえてきた。
キャンプ用品店の奥からだった。
俺は店の奥へと走っていった。
ショットガンをホルスターから取り出すのも忘れなかった。
薄暗い店内の奥で数体のアンデッドが二人の女性に襲いかかっているのが見えた。
二人は壁に追いやられており、辺りにあった商品の椅子などで簡易的なバリケードを作っている。
だが、アンデッド複数体の体重がかかっているためそれが壊れるのも時間の問題だろうということが見てとれた。
俺は近くに転がっていたランタンを手に取り、アンデッドの一人に目掛けて投げつけた。
彼らの注意が一瞬俺の方に向く。
しめしめと俺は舌なめずりをした。
「ご機嫌よう」
俺は既に構えていたショットガンの引き金を引いた。
今や聴き慣れた銃声が耳に響き、同時に衝撃が全身に広がる。
暗闇の中を十二ゲージの弾がかすかな火花を散らして切り裂いていく。
そのまま、アンデッドの腐敗した脳を軽々しく砕き、断速は失われるのだ。
死すべき者を本来の姿に戻すとき、己の生を一番に実感する。
一体のアンデッドが吹っ飛んで、残りのアンデッドにも銃口を向ける。
自分の口角が上がっているのが分かった。
今夜の酒と煙草は一段と美味しくなるだろう。
リロードを挟みながらアンデッドを全て倒した時には、そんなことを考えていた。
本当の意味で生命を終えたアンデッドたちをどかして、簡易バリケードの中にいる女性たちに手を差し出した。
彼女たちは互いに抱きしめ合いながらこちらを見てきた。
ひとりは毅然とした瞳で、もうひとりは恐怖に震えた眼差しで。
対照的な二人だと思った。
「もう大丈夫だ。ほれ」
差し出した手をくいくいと動かす。
早くしないと他にもアンデッドがいるかもしれない。
そんな俺の思いが通じたのか、彼女たちのうちの一人がそっともう一人を支え起こした。
凛とした佇まいの女だった。
「ほら、ミレイ。あたしたち、助かったのよ」
「ほんとう……?」
彼女たちの視線が交わる。
気まずくなった俺は空っぽの右手を握ったり離したりして、それから頭の上に持っていった。
これが手持ち無沙汰というやつか。
「あーまぁ、なんだ。ひとまず、無事でよかった」
「えぇ、そうね。一応お礼は言わなきゃね。ありがとう。助けてなんてあたしたちは頼んでないけど」
警戒心を解くことなく、助け起こした方の女が言った。
もう片方の腕で相方を支えているというのに器用な人間だ。
「メリッサちゃん、助けてもらったのに失礼だよ……」
入り口に展示されているテントの中からほのかに灯りが漏れており、中には今しがたまでいた誰かのものであろう足跡がふんだんに残されていた。
「人間か……?」
しゃがんで残骸を確認しようとしたそのとき、再び今度は大きな物音と女性の悲鳴が聞こえてきた。
キャンプ用品店の奥からだった。
俺は店の奥へと走っていった。
ショットガンをホルスターから取り出すのも忘れなかった。
薄暗い店内の奥で数体のアンデッドが二人の女性に襲いかかっているのが見えた。
二人は壁に追いやられており、辺りにあった商品の椅子などで簡易的なバリケードを作っている。
だが、アンデッド複数体の体重がかかっているためそれが壊れるのも時間の問題だろうということが見てとれた。
俺は近くに転がっていたランタンを手に取り、アンデッドの一人に目掛けて投げつけた。
彼らの注意が一瞬俺の方に向く。
しめしめと俺は舌なめずりをした。
「ご機嫌よう」
俺は既に構えていたショットガンの引き金を引いた。
今や聴き慣れた銃声が耳に響き、同時に衝撃が全身に広がる。
暗闇の中を十二ゲージの弾がかすかな火花を散らして切り裂いていく。
そのまま、アンデッドの腐敗した脳を軽々しく砕き、断速は失われるのだ。
死すべき者を本来の姿に戻すとき、己の生を一番に実感する。
一体のアンデッドが吹っ飛んで、残りのアンデッドにも銃口を向ける。
自分の口角が上がっているのが分かった。
今夜の酒と煙草は一段と美味しくなるだろう。
リロードを挟みながらアンデッドを全て倒した時には、そんなことを考えていた。
本当の意味で生命を終えたアンデッドたちをどかして、簡易バリケードの中にいる女性たちに手を差し出した。
彼女たちは互いに抱きしめ合いながらこちらを見てきた。
ひとりは毅然とした瞳で、もうひとりは恐怖に震えた眼差しで。
対照的な二人だと思った。
「もう大丈夫だ。ほれ」
差し出した手をくいくいと動かす。
早くしないと他にもアンデッドがいるかもしれない。
そんな俺の思いが通じたのか、彼女たちのうちの一人がそっともう一人を支え起こした。
凛とした佇まいの女だった。
「ほら、ミレイ。あたしたち、助かったのよ」
「ほんとう……?」
彼女たちの視線が交わる。
気まずくなった俺は空っぽの右手を握ったり離したりして、それから頭の上に持っていった。
これが手持ち無沙汰というやつか。
「あーまぁ、なんだ。ひとまず、無事でよかった」
「えぇ、そうね。一応お礼は言わなきゃね。ありがとう。助けてなんてあたしたちは頼んでないけど」
警戒心を解くことなく、助け起こした方の女が言った。
もう片方の腕で相方を支えているというのに器用な人間だ。
「メリッサちゃん、助けてもらったのに失礼だよ……」
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