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School Days
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私たちは学園すぐ近くにある森に秘密基地を作った。
嫌なことがある度に手と手を握り合って、そこに逃げ込んだ。
秘密基地は私たちの楽園となった。
不幸せときどき幸福な毎日が続くと不確かにも信じていたが、そんなのはまやかしだとある日突然に思い知らされるのだ。
それは実技授業が終わったあとのことだった。
身体を動かす必要のある科目では、怪我をさせないように庶民と貴族が別々になって授業を受ける。
当然、更衣室もゴードンとは別室を使っていた。
それが不幸を招いた。
避けられない定めだった。
更衣室の個室に入り、運動着から制服のブラウスに着替えた直後、まるでタイミングを見計ったかのように泥水が上から流れ込んできた。
腐った匂いが鼻をつき、少年たちの嫌味な笑い声が耳に残る。
シャツが水分を含んで肌に張り付く感覚も不快だった。
ぼたり、と髪から泥水が落ちていくのが視界の隅に映った。
私はその惨めな姿のまま個室を出た。
彼らの視線が私の全身を舐めまわし、そのまま息を飲む音も聞こえてくる。
うっすらと身体の線でも出ているのだろう。
羞恥心はとうの昔に捨てている。
今更誰にどう見られようが何も思わない。
絶望もしない。
騒ぎを聞きつけた教師までも私を一瞥して足を止めるのだ。
……呆れた。
心底、呆れていた。
私はその光景を冷めた目で見ていた。
まるで自分のことではないみたいに無関心な眼差しで。
ただ一人、ゴードンの助けだけを待っていた。
しかし、彼だってみんなと同じかもしれない。そういう不安はあった。
結局、ゴードンも私に低俗にも欲情するのかもしれない。
正義のヒーローなんてまやかしなのかもしれない。
助けてもらいたい気持ちと、こんな姿を見られたくない気持ちが葛藤する。
絶望に対する不安とほんの少しの期待が私の心を蝕んでいる。
私の願いが届いたのか、はたまた絶望の香りを嗅ぎつけたのか、人混みの中を掻き分けて私の元にやってきてくれたのはやはりゴードンだった。
嫌なことがある度に手と手を握り合って、そこに逃げ込んだ。
秘密基地は私たちの楽園となった。
不幸せときどき幸福な毎日が続くと不確かにも信じていたが、そんなのはまやかしだとある日突然に思い知らされるのだ。
それは実技授業が終わったあとのことだった。
身体を動かす必要のある科目では、怪我をさせないように庶民と貴族が別々になって授業を受ける。
当然、更衣室もゴードンとは別室を使っていた。
それが不幸を招いた。
避けられない定めだった。
更衣室の個室に入り、運動着から制服のブラウスに着替えた直後、まるでタイミングを見計ったかのように泥水が上から流れ込んできた。
腐った匂いが鼻をつき、少年たちの嫌味な笑い声が耳に残る。
シャツが水分を含んで肌に張り付く感覚も不快だった。
ぼたり、と髪から泥水が落ちていくのが視界の隅に映った。
私はその惨めな姿のまま個室を出た。
彼らの視線が私の全身を舐めまわし、そのまま息を飲む音も聞こえてくる。
うっすらと身体の線でも出ているのだろう。
羞恥心はとうの昔に捨てている。
今更誰にどう見られようが何も思わない。
絶望もしない。
騒ぎを聞きつけた教師までも私を一瞥して足を止めるのだ。
……呆れた。
心底、呆れていた。
私はその光景を冷めた目で見ていた。
まるで自分のことではないみたいに無関心な眼差しで。
ただ一人、ゴードンの助けだけを待っていた。
しかし、彼だってみんなと同じかもしれない。そういう不安はあった。
結局、ゴードンも私に低俗にも欲情するのかもしれない。
正義のヒーローなんてまやかしなのかもしれない。
助けてもらいたい気持ちと、こんな姿を見られたくない気持ちが葛藤する。
絶望に対する不安とほんの少しの期待が私の心を蝕んでいる。
私の願いが届いたのか、はたまた絶望の香りを嗅ぎつけたのか、人混みの中を掻き分けて私の元にやってきてくれたのはやはりゴードンだった。
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