はちゃめちゃな世界で君と。

高殿アカリ

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Forever, Lovers.

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数ヶ月後、俺たちはエーゲ海に浮かぶ白亜のサントリーニ島に辿り着いていた。

「想定通りに着きましたね」

美しいサントリーニ島の光景にクレオがほうっと溜息を吐く。

「そうだな。……にしてもあちぃ」

俺は上半身の服を脱ぎ捨て、クレオに抱きついた。

クレオの銀色の髪がひんやりと気持ちいい。
すりすりと頬を寄せると、暑そうに身体を離そうともがいている。

「私も暑いのですから、離れてください」
「えぇ、やだよ」

むすっと顔を顰めると、宥めているのかクレオの薄い唇が俺の額に当てられた。
にんまりと無意識に自分の口角が上がるのが分かった。

「よし、海に行こう!」

荷物を桟橋に投げ捨てて、俺はクレオの手を取って駆け出した。

鈴のようなクレオの笑い声を聞きながら、俺たちはエメラルドグリーンに輝く海辺へと身を投げ出した。

沖の方まで泳ぐと、海水を含んで重たくなった洋服を全て脱ぎ捨てた。

「ほら、クレオも脱げよ」
「私は大丈夫です。ま、真昼間から裸になるなんて……」

恥ずかしそうに俯く彼の顎を掬い、キスを落とした。

「しょっぺぇ」

唇を離した俺がそう言うと、楽しそうにクレオが笑う。

再会してからクレオはよく笑顔を見せるようになった。
俺はそれがとても嬉しい。

クレオをあやしながら、洋服を脱がしていく。
嫌がりながらも本気で抵抗しないのは満更でもないということだ。

真っ白な裸体が宝石にように眩くて俺は目を細めた。
クレオの華奢な身体を引き寄せ、抱きすくめる。

心地良い海の浮遊力が俺たちを弄ぶ。
四肢を絡め合わせながら、俺とクレオはエメラルドグリーンの海面を漂っていた。

色とりどりの魚たちがあたりを楽しそうに泳いでいるのが見えた。
青い空にカモメが列を成して飛んでいた。

穏やかな昼下がりだった。

「俺たちの求めていた楽園はここにあったのかもな」
「ゴードン、連れてきてくれてありがとうございます」

俺の頬にクレオの唇が触れた。
はっとして彼を見ると、彼は照れたように笑った。

女神だった。
なるほど、どうやらここは本当に楽園らしい。

俺は水中でクレオを抱き上げると、そのまま真っ白な浜辺へと向かった。
浜辺の上で、重なり合いながら浴びるようなキスをし合う。
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