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日常のひとこまにプラスアルファ
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すこぶる爽快な朝である。
久しぶりにしっかり寝たからである。
先日、何のために生きるのかって書いていたけれど、こんな気持ちいい気分のする朝が最高に好きだ。
ひととき快楽なり。
それで目先の目標は達成した。幸福のハードルは十分過ぎるほど軽く越えている。
たぶん、欲張ってないからそう思えるんだろう。あまり高望みをせず、なるべく欲張らないでいる。
こんまいことでやけに喜べる謙虚な人間でありたいのだ。
ペンギンさんはなんで卵を温めているのかって、卵を愛してるからじゃないらしい。卵の質感が気持ちいいからそこから離れないんだって。知ってた?
人間の目にはすごくかわいく見えるのに、やつらはただ目先の快楽を求めてそうしているのだ(笑)
そして不思議、ことの真相を知ってもやっぱりかわいいやつらだなあと思える。
なんとなく気分のよくなることをしていれば、なんとなく自分の世界も悪くはならない気がする。
逆に言えば、自然な気持ちに逆らって気分の悪くなることをしたりはしない方がいい気がする。
*
ぼくに大きな影響を与えた国家公務員がいた。
その人は今頃どうしてるかなあ、そんなことをぼんやり思いながら、今「甘くないイタリアーノ」って書いてあるペットボトルのラテを飲んでいる。
彼はしょうもない小間使いみたいだったぼくにクソつまらない書類を投げて寄越しながら、こう言ったことがある。
仕事はめんどくさいだろう。でも、とりあえず真面目ぶってしろよ。
まともな人間のふりをして、それが嘘でも死ぬまで突き通せばいい。
お前ならそれくらいできるやろ、と。
それを鵜呑みにしてきた。
こつこつと。
朝はまるで自分とは別世界みたいな、しっかりしてるやつらのことを思い出す。
一日開けて今日も夜勤だ。
朝と昼のうちに用事を済ませてから、少し仮眠して。また行かなきゃいけない。
まあ、ともかく何かしら役目が回ってくることに感謝はしよう。
お日様がめんどくさそうに登ってきて、ぼくは甘くないはずのラテを甘く感じた。
久しぶりにしっかり寝たからである。
先日、何のために生きるのかって書いていたけれど、こんな気持ちいい気分のする朝が最高に好きだ。
ひととき快楽なり。
それで目先の目標は達成した。幸福のハードルは十分過ぎるほど軽く越えている。
たぶん、欲張ってないからそう思えるんだろう。あまり高望みをせず、なるべく欲張らないでいる。
こんまいことでやけに喜べる謙虚な人間でありたいのだ。
ペンギンさんはなんで卵を温めているのかって、卵を愛してるからじゃないらしい。卵の質感が気持ちいいからそこから離れないんだって。知ってた?
人間の目にはすごくかわいく見えるのに、やつらはただ目先の快楽を求めてそうしているのだ(笑)
そして不思議、ことの真相を知ってもやっぱりかわいいやつらだなあと思える。
なんとなく気分のよくなることをしていれば、なんとなく自分の世界も悪くはならない気がする。
逆に言えば、自然な気持ちに逆らって気分の悪くなることをしたりはしない方がいい気がする。
*
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