23 / 76
異世界地球編
10歳 提督とお話
しおりを挟む
ゲムマ島を出港したら、相変わらずのトレーニング生活だ。
とりあえず、思いついたが吉日ということで出港したその日に探知した者を四角で囲むように改造し、その脇に距離も表示するようにした。
特に距離は今まで大体でやっていたのだが、それではいけないと一念発起。
ランニング中に提督にあったので巻き尺か船の設計図を頼んだら学校の体育で使うような巻き尺を貸してもらえた。
船尾楼から船首楼まで巻き尺を通して、なんだなんだと騒ぎを起こしながら距離を測っていった。
その甲斐あって、具体的な直線距離については表示できるようになったのだ。
並行して、ウェスによる魔法教室、アモルによる魔法教室が行われ、ウェスの魔法については5人全員が習得し、アモルの魔法についてはまだ生命エネルギーの探知に手間取っているようだった。
ゲムマ島を出港して4日。
現在、船はタイトンの港に停泊している。
イツキは入港時に行われる積載作業を今日は船尾楼から楽しげに見ていた。
母ウルラはゲムマ島に入港した時は大はしゃぎをしていたので、今回もそうなるかと思いきや、宿題を出されたために、それに没頭していた。
今はアウィスとウェスとともにアモル教官の元、生命探知及びレーダー作成の魔法を習っていた。
イツキが船尾楼から荷積みの作業を見ていたら飛んでくる人影(水槽付き)があった。
提督である。
「ヴェパル提督、ご機嫌麗しゅうございます」
「いつも通りで構いませんよ。今日は外出されないんですか?」
相変わらずフレンドリーだが、上官としての貫録に欠けるところがあった。
「いつも引っ張り回すおかあさんが今日は勉強中ですから。それに、荷積み作業は楽しいので見てて飽きません」
「そうですか。『杖持ち』さんの魔法には期待しているんです。何やら変なことを今やろうとしているでしょう?」
(どこから情報が漏れたんだろう……って巻き尺使って変なことしてたらそう思うよね)
「提督にはお見通しでしたか。今同部屋のものが学んでいるのはサキュバスの生命探知魔法です。攻撃する相手がどこにいるのかが分かれば攻撃もしやすいでしょう?」
「そうですね。後は攻撃が当たればいいのですが?」
「当たるか当らないかではなく、当てることが必要ですね。例えばハーピーが石を落とすことを考えると、一番命中しやすいのは、船の移動に合わせて上空を並走しているときです。そして、1つの石ではなく複数の石をばらまくように落とせば目測を誤らない限りは命中するでしょう」
「小さな石では威力が小さいと思いますが?」
「では大きな石を大量に落としましょう。1人1つの大きな石を持てるとして、それが20人集まり、一斉に落とせば命中するでしょう」
「それには大量の大きな石が必要ですね。用意できるでしょうか?」
「補給は補給の専門のものがいるでしょう。わたし達が考えるべきは、今あるものでいかに目の前にいる敵を倒すかです」
「今用意できますか?」
そう問われたので、バレーボールサイズの石を魔法で作りだした。
「少なくとも私は可能です」
「すごいですね。全く予見できませんでした」
提督はそう言うが驚きはしなかった。
ふと気になったことがあるので質問させてもらう
「……提督は魔王様にお会いになったことはありますか?」
「はい。何度かお会いしました」
「どんな方なのですか、魔王様は」
「昔、もっと西の方まで侵攻していた時の魔王様は苛烈な方でした。一度敵となれば容赦なく殺すか奴隷として酷使しました。奴隷として獣人を売り買いしていた町では、占領後自分たちがその苦しみを味わえという様に人間すべてを奴隷にして酷使しました。人間の奴隷を奴隷兵として最前線に立たせ消耗していくさまを楽しんでいたとも聞いたことがあります。ただ、復活された魔王様は変わられたと思います。以前であれば、復活した後、すぐに戦力を糾合し侵攻していたでしょう。しかし、魔王様は人の幸せを考えるようになりました。砂漠に草を生やし、その後、食料となる草を植えました。魔王国本土は東が栄え、西は貧しいのですが、その貧しさを何とかしようと輸送路を作って東西の往来を便利にしました。以前の魔王様では考えられないことです」
(封印の効果かなんなのかわからないけど別人のようになったのか)
「封印から解かれると人が変わったようになっていたということですね。姿かたちはどうなのですか?」
「以前とお変わりなくと言いたいところなのですが、お召し物の好みが変わられたと聞いています。以前は血で濡れても構わない様に赤いお召し物を好まれていましたが、復活されてからは白いお召し物を好んでいると聞いたことがあります。ワイシャツなるものを着ているので、今魔王国内ではそれを模した服が人気だとか」
(……魔王って日本からの転生者なのか?他にワイシャツなんて使うところないだろうし)
「わたしも魔王様に会えるでしょうか?」
「空軍の計画は魔王様肝入りなので、結成式で見ることはできると思います。会話はできないと思いますが」
「そうですよね……制服とかあるんですか?」
「海軍所属の時は青いまだら模様の服を着てもらいますよ。空軍になった時はグレーのまだら模様にしたいと言ってたと記憶してます」
(もしも転生者なら私の衣装で何か気付くかもと思ったけど……いやいや、コスプレしてますってばれたらそれはそれで問題か?)
「質問に答えていただきありがとうございます。わたしからお聞きしたい事項は以上なのですが、提督から何かありますか?」
「この辺りで人間の海賊に襲われたっていう人がいるんです。もし、海賊にあったらどうします?」
(ゲリラ戦なら厄介だが、船に乗っているなら話は別だ)
「人間のですか。海賊ということはどこかの国の後ろ盾なくということですか?」
「いえ、裏にはどこかの国があると思って構いません。そして、我々が空軍を組織しようとしていることを悟られることも避けなければなりません」
「そうなると、まずは逃げることを考えなければいけませんね。騎獣を船の陰に隠しながら全力で逃げるんです」
「……もし逃げ切れないときはどうしますか?」
(この船に追いつけるとも思えないけど……)
「少人数での攻撃であれば、空軍という発想にならないかもしれません。たまたま船に飛べる人が乗っていたということにしてくれるかもしれません」
「攻撃できる人をご存知ですか?」
「わたしなどいかがでしょうか?手前味噌ではありますが、優秀だ、天才だと言われております」
「では、そんな時にはお願いしましょうか」
「はい。喜んで攻撃をさせていただきます」
「貴重な意見、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ魔王様のお話、ありがとうございました」
そんな会話をした翌日、船首楼の中では混乱が起こっていた。
「マストから報告!1時の方向より船舶が接近!数不明!」
「どこの船だ!」
「船尾に国旗なし!海賊船と思われます!」
「何だと!」
そこでヴェパルは指示を出す。
「騎獣を左舷に、船陰に隠します」
「海賊への対処はどうされますか?」
「ひとまずは左舷に回頭し逃走を試みます」
「航路を外れますがよろしいでしょうか?」
「最終的に目的地につければ問題ありません。水や食料は余るように積んでいるでしょう?」
「はい、3日分余分に積載しております」
「では、航路を変更します。最悪ルソン島の北岸にでも停泊しましょう」
「逃げ切れなかった場合はどうしましょう?」
「今優秀な飛行魔法使いが乗船していますので、最悪対処をしてもらいましょう」
とりあえず、思いついたが吉日ということで出港したその日に探知した者を四角で囲むように改造し、その脇に距離も表示するようにした。
特に距離は今まで大体でやっていたのだが、それではいけないと一念発起。
ランニング中に提督にあったので巻き尺か船の設計図を頼んだら学校の体育で使うような巻き尺を貸してもらえた。
船尾楼から船首楼まで巻き尺を通して、なんだなんだと騒ぎを起こしながら距離を測っていった。
その甲斐あって、具体的な直線距離については表示できるようになったのだ。
並行して、ウェスによる魔法教室、アモルによる魔法教室が行われ、ウェスの魔法については5人全員が習得し、アモルの魔法についてはまだ生命エネルギーの探知に手間取っているようだった。
ゲムマ島を出港して4日。
現在、船はタイトンの港に停泊している。
イツキは入港時に行われる積載作業を今日は船尾楼から楽しげに見ていた。
母ウルラはゲムマ島に入港した時は大はしゃぎをしていたので、今回もそうなるかと思いきや、宿題を出されたために、それに没頭していた。
今はアウィスとウェスとともにアモル教官の元、生命探知及びレーダー作成の魔法を習っていた。
イツキが船尾楼から荷積みの作業を見ていたら飛んでくる人影(水槽付き)があった。
提督である。
「ヴェパル提督、ご機嫌麗しゅうございます」
「いつも通りで構いませんよ。今日は外出されないんですか?」
相変わらずフレンドリーだが、上官としての貫録に欠けるところがあった。
「いつも引っ張り回すおかあさんが今日は勉強中ですから。それに、荷積み作業は楽しいので見てて飽きません」
「そうですか。『杖持ち』さんの魔法には期待しているんです。何やら変なことを今やろうとしているでしょう?」
(どこから情報が漏れたんだろう……って巻き尺使って変なことしてたらそう思うよね)
「提督にはお見通しでしたか。今同部屋のものが学んでいるのはサキュバスの生命探知魔法です。攻撃する相手がどこにいるのかが分かれば攻撃もしやすいでしょう?」
「そうですね。後は攻撃が当たればいいのですが?」
「当たるか当らないかではなく、当てることが必要ですね。例えばハーピーが石を落とすことを考えると、一番命中しやすいのは、船の移動に合わせて上空を並走しているときです。そして、1つの石ではなく複数の石をばらまくように落とせば目測を誤らない限りは命中するでしょう」
「小さな石では威力が小さいと思いますが?」
「では大きな石を大量に落としましょう。1人1つの大きな石を持てるとして、それが20人集まり、一斉に落とせば命中するでしょう」
「それには大量の大きな石が必要ですね。用意できるでしょうか?」
「補給は補給の専門のものがいるでしょう。わたし達が考えるべきは、今あるものでいかに目の前にいる敵を倒すかです」
「今用意できますか?」
そう問われたので、バレーボールサイズの石を魔法で作りだした。
「少なくとも私は可能です」
「すごいですね。全く予見できませんでした」
提督はそう言うが驚きはしなかった。
ふと気になったことがあるので質問させてもらう
「……提督は魔王様にお会いになったことはありますか?」
「はい。何度かお会いしました」
「どんな方なのですか、魔王様は」
「昔、もっと西の方まで侵攻していた時の魔王様は苛烈な方でした。一度敵となれば容赦なく殺すか奴隷として酷使しました。奴隷として獣人を売り買いしていた町では、占領後自分たちがその苦しみを味わえという様に人間すべてを奴隷にして酷使しました。人間の奴隷を奴隷兵として最前線に立たせ消耗していくさまを楽しんでいたとも聞いたことがあります。ただ、復活された魔王様は変わられたと思います。以前であれば、復活した後、すぐに戦力を糾合し侵攻していたでしょう。しかし、魔王様は人の幸せを考えるようになりました。砂漠に草を生やし、その後、食料となる草を植えました。魔王国本土は東が栄え、西は貧しいのですが、その貧しさを何とかしようと輸送路を作って東西の往来を便利にしました。以前の魔王様では考えられないことです」
(封印の効果かなんなのかわからないけど別人のようになったのか)
「封印から解かれると人が変わったようになっていたということですね。姿かたちはどうなのですか?」
「以前とお変わりなくと言いたいところなのですが、お召し物の好みが変わられたと聞いています。以前は血で濡れても構わない様に赤いお召し物を好まれていましたが、復活されてからは白いお召し物を好んでいると聞いたことがあります。ワイシャツなるものを着ているので、今魔王国内ではそれを模した服が人気だとか」
(……魔王って日本からの転生者なのか?他にワイシャツなんて使うところないだろうし)
「わたしも魔王様に会えるでしょうか?」
「空軍の計画は魔王様肝入りなので、結成式で見ることはできると思います。会話はできないと思いますが」
「そうですよね……制服とかあるんですか?」
「海軍所属の時は青いまだら模様の服を着てもらいますよ。空軍になった時はグレーのまだら模様にしたいと言ってたと記憶してます」
(もしも転生者なら私の衣装で何か気付くかもと思ったけど……いやいや、コスプレしてますってばれたらそれはそれで問題か?)
「質問に答えていただきありがとうございます。わたしからお聞きしたい事項は以上なのですが、提督から何かありますか?」
「この辺りで人間の海賊に襲われたっていう人がいるんです。もし、海賊にあったらどうします?」
(ゲリラ戦なら厄介だが、船に乗っているなら話は別だ)
「人間のですか。海賊ということはどこかの国の後ろ盾なくということですか?」
「いえ、裏にはどこかの国があると思って構いません。そして、我々が空軍を組織しようとしていることを悟られることも避けなければなりません」
「そうなると、まずは逃げることを考えなければいけませんね。騎獣を船の陰に隠しながら全力で逃げるんです」
「……もし逃げ切れないときはどうしますか?」
(この船に追いつけるとも思えないけど……)
「少人数での攻撃であれば、空軍という発想にならないかもしれません。たまたま船に飛べる人が乗っていたということにしてくれるかもしれません」
「攻撃できる人をご存知ですか?」
「わたしなどいかがでしょうか?手前味噌ではありますが、優秀だ、天才だと言われております」
「では、そんな時にはお願いしましょうか」
「はい。喜んで攻撃をさせていただきます」
「貴重な意見、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ魔王様のお話、ありがとうございました」
そんな会話をした翌日、船首楼の中では混乱が起こっていた。
「マストから報告!1時の方向より船舶が接近!数不明!」
「どこの船だ!」
「船尾に国旗なし!海賊船と思われます!」
「何だと!」
そこでヴェパルは指示を出す。
「騎獣を左舷に、船陰に隠します」
「海賊への対処はどうされますか?」
「ひとまずは左舷に回頭し逃走を試みます」
「航路を外れますがよろしいでしょうか?」
「最終的に目的地につければ問題ありません。水や食料は余るように積んでいるでしょう?」
「はい、3日分余分に積載しております」
「では、航路を変更します。最悪ルソン島の北岸にでも停泊しましょう」
「逃げ切れなかった場合はどうしましょう?」
「今優秀な飛行魔法使いが乗船していますので、最悪対処をしてもらいましょう」
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる