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異世界地球編
11歳 空軍幹部会議
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通称『人間牧場』作戦は成功した。
10万を超える人間の女性は、各地の陸軍駐屯地において慰み者となるのだろう。
かわいそうだとは思う。
ただ、それが許されるのは、奴隷を酷使していない者だけである。
今回の作戦では、獣人の奴隷およそ2,000人を保護した。
直接酷使した者だけではなく、その恩恵を享受していたものについても罪の意識を問わなければならない。
かつて、と言っても前世の話であるが、ナチスドイツのユダヤ人殺害をドイツの人々は知っていた。
そしてナチスドイツが倒れてユダヤ人殺害について問われると知らなかったんだと言ったそうだ。
そして現代では、ドイツはそのことについて謝罪し続けている。
であるならば、この世界の人間についても獣人の奴隷を酷使したことについて罪の意識を持ち、反省するべきなのだ。
と、難しいことを書いても思うことは1つである。
(1年の後、陸軍は10万を超える兵士を得ることになる。その時が人間を攻めるチャンスだ)
今回の作戦では、第1戦闘攻撃団はほとんど戦闘に参加しなかった。
ただ、輸送能力は評価されたようで、全員が旭日双光章を受章し、少尉だった者は中尉に、中尉だった者は大尉になった。
小隊のフランマも大尉となった。
同じ階級となったアンビティオの表情は複雑だった。
輸送能力といえば、空中輸送師団の面々は我々の一つ下の旭日単光章を受章していた。
(ちょっとかわいそうな事をしたかな?)
イツキはちょっと後悔した。
そして、要らぬ怨みにさらされないような行動をとることを決意した。
作戦のメインだった第2戦闘攻撃団、第3戦闘攻撃団は旭日大綬章や旭日重光章が授与され2階級昇任となった。
なんでも、殺した数と拉致した数を足して1,000を超えれば旭日大綬章、それ以下だと旭日重光章になったとかなんとか。
あと、獣人の奴隷を助けた者も配慮されているらしい。
ここに至って、空軍では少佐になる人間が多数出てきたので、戦闘攻撃隊長の席が半分ほど埋まってきた。
(出世争か……まあなんとかなるでしょ。最悪魔王の娘ってことで認めてもらいましょう)
イツキは楽観的だった。
空軍大臣ナベリウス大将や他の将官も作戦指揮をした功績で受章している。
また、海軍についても輸送を頑張って行ったということで、ヴェパル提督らが受章していた。
「ヴェパル提督か。懐かしいな」
自分のデスクに座ってコーヒーを飲みながらそんな記事を読んでいた。
「提督もまた特別輸送艦隊の司令官だなんて。早く通常勤務に戻れるといいわね」
アウィスがそう言う。
「そうですね。平穏が一番……と言っても我々の仕事が平穏をかき乱すことですが……」
「まあ、当分は何もないでしょう」
そうこうしているうちに会議の時間になった。
「じゃあ、行ってくるね」
そう小隊の皆に伝えて大臣室へと入っていった。
大臣室にはナベリウス大臣しかいなかった。
「ちょっと早すぎましたか?」
「いや、別にかまわんよ。ちょっと話をしよう」
「はい。なんでしょうか?」
(急に何だろうか?)
「きみは今後の空軍の動きをどう見る?魔王様は領土に攻撃の兆しがあればこれを叩くために空軍を作ったというが、今後どのように動いていくと思う?」
イツキは自分のしたいことをさも当然というように言った。
「空軍を有効活用するなら敵に先手を取られるより前にこちらから攻撃をすべきです。空軍が先導し、その後ろを陸軍が支配していくという形がいいでしょう。具体的には、まず、空軍でシンガポールを奪取、スマトラ島およびジャワ島から陸軍を上陸させマレー半島に侵攻です」
「ふむ。では、積極的な攻勢はいつになるだろう?」
この作戦に陸軍は不可欠だ。
慎重を期さなければならない。
「10万人の『人間牧場』があるのです。10万人の陸軍で上陸作戦をするのです」
「ということは、1,2年は暇ということだな」
「陸軍が味をしめてまたやってくれとか言いだしたりしなければですね。東南アジア地域での人間の活動は小さくなりましたが、北の方はどうでしょうか?」
イツキは故郷のことを心配した。
「北の方での動きはおとなしいものだ。以前の海戦で手ひどくやられたのをまだ根に持っているようだな」
「それはよかったです」
ナベリウスと話していると他の会議のメンバーも集まってきた。
副大臣のフェニックス中将、戦闘攻撃師団団長のマルコシアス中将、第1戦闘攻撃団長のグレモリー少将、第2戦闘攻撃団長のウヴァル少将、第3戦闘攻撃団長のアスタロト少将、空中輸送師団団長のガープ中将、第1空中輸送団のセーレ少将、警戒管制隊隊長のカイム少将が集まっていた。
アスタロト少将の隣の末席にイツキは座る。
ナベリウスが議長を務める。
「それでは、空軍省幹部会議を始める。議題は今後の空軍の働きについてだ。意見のある者は挙手するように」
ということなので、末席ながら一番に手を上げる。
「イツキ中佐」
「はい。空軍内に練習飛行隊を設置し、新兵の指導に当たるのがよろしいかと。魔王本土に呼ばれた者のうち半数がいなくなりました。再度呼び戻し、今度はより長期的に指導に当たるのがよいと思います。また、魔法精度の訓練はあまり重視されなくてよいと思います」
ナベリウスは途中まで肯くが最後の方は首を傾げた。
「新兵が必要なことは理解する。空軍省発足のために訓練が激しさを増し、落第者が多かったのも事実。しかし、魔法精度の訓練を重視しないのはなぜかな?」
「最終的に訓練は数キロ先の的を射抜くものでした。そこまでしなくてもよいというのが私の意見です」
「何か秘策でもあるのかね」
「以前に魔王様とお会いした際に、落とせば爆発する物が開発できないかという話になりました。実物はまだ確認していませんが、それができていれば長距離の魔法攻撃と上空からの投下攻撃の2種類ができることになります。両方スペシャリストになるべきかもしれませんが、片方だけでも才能があれば空軍に迎え入れてもいいのではないでしょうか?」
ナベリウスは合点がいったという表情になる。
「なるほどな。その落とせば爆発する物については将軍会議で魔王陛下に訊いてみよう」
「ついでに、模擬弾についてもお願いします」
「模擬弾というのは?」
「魔王様に訊けば納得してくれるかもしれませんが、爆発する物と同じ形、同じ重さ、同じ重心の爆発しないものです。魔法精度の訓練の替わりにこの模擬弾の投下訓練をカリキュラムに入れましょう」
「わかった。他に意見があるものは?」
そこで、ガープ中将が手を挙げた。
「ガープ中将」
「この前の作戦で生きた人間の輸送を行いましたが、空中輸送師団の本来の目的は食料等を魔法の袋に入れて運ぶことだと認識していました。そこで、第1戦闘攻撃団に応援を要請したわけですが、生物の輸送は今後も考えられます。何か妙案はないものでしょうか?」
(確かに人を抱えて飛ぶのは難しかったな)
イツキは実家で飼っていた犬を思い出した。
大型犬で抱えると大変なことになるが、専用のキャリーバッグに入れると重いが持てないことはなかった。
イツキは手を挙げた。
「イツキ中佐」
「専用のケースを作ってみてはいかがでしょうか?」
「人間専用にですか?」
「汎用性を持たせるのであれば、箱に取っ手を着けるくらいでいいんじゃないでしょうか?」
「なるほど箱ですか。船の規格と合うようにすれば輸送も簡単そうですね」
ガープ中将は納得してくれた様子。
次の作戦が楽しみだ。
「他に意見のあるものは?」
イツキは手を挙げた。
「イツキ中佐」
「これまでの戦いで、飛行魔法使いの部隊があることは人間も知ることになったでしょう。もしかすると真似をして人間も飛行魔法使い隊を編成するかもしれません。警戒管制隊隊は十分に注意して任務に当たるようお願いいたします」
「言われずともやってやるさ」
カイム少将が答える。
「他に意見のあるものは?」
誰も手を挙げなかった。
「ではこれにて今日の会議は閉会とする」
ということで空軍幹部会議が終わった。
10万を超える人間の女性は、各地の陸軍駐屯地において慰み者となるのだろう。
かわいそうだとは思う。
ただ、それが許されるのは、奴隷を酷使していない者だけである。
今回の作戦では、獣人の奴隷およそ2,000人を保護した。
直接酷使した者だけではなく、その恩恵を享受していたものについても罪の意識を問わなければならない。
かつて、と言っても前世の話であるが、ナチスドイツのユダヤ人殺害をドイツの人々は知っていた。
そしてナチスドイツが倒れてユダヤ人殺害について問われると知らなかったんだと言ったそうだ。
そして現代では、ドイツはそのことについて謝罪し続けている。
であるならば、この世界の人間についても獣人の奴隷を酷使したことについて罪の意識を持ち、反省するべきなのだ。
と、難しいことを書いても思うことは1つである。
(1年の後、陸軍は10万を超える兵士を得ることになる。その時が人間を攻めるチャンスだ)
今回の作戦では、第1戦闘攻撃団はほとんど戦闘に参加しなかった。
ただ、輸送能力は評価されたようで、全員が旭日双光章を受章し、少尉だった者は中尉に、中尉だった者は大尉になった。
小隊のフランマも大尉となった。
同じ階級となったアンビティオの表情は複雑だった。
輸送能力といえば、空中輸送師団の面々は我々の一つ下の旭日単光章を受章していた。
(ちょっとかわいそうな事をしたかな?)
イツキはちょっと後悔した。
そして、要らぬ怨みにさらされないような行動をとることを決意した。
作戦のメインだった第2戦闘攻撃団、第3戦闘攻撃団は旭日大綬章や旭日重光章が授与され2階級昇任となった。
なんでも、殺した数と拉致した数を足して1,000を超えれば旭日大綬章、それ以下だと旭日重光章になったとかなんとか。
あと、獣人の奴隷を助けた者も配慮されているらしい。
ここに至って、空軍では少佐になる人間が多数出てきたので、戦闘攻撃隊長の席が半分ほど埋まってきた。
(出世争か……まあなんとかなるでしょ。最悪魔王の娘ってことで認めてもらいましょう)
イツキは楽観的だった。
空軍大臣ナベリウス大将や他の将官も作戦指揮をした功績で受章している。
また、海軍についても輸送を頑張って行ったということで、ヴェパル提督らが受章していた。
「ヴェパル提督か。懐かしいな」
自分のデスクに座ってコーヒーを飲みながらそんな記事を読んでいた。
「提督もまた特別輸送艦隊の司令官だなんて。早く通常勤務に戻れるといいわね」
アウィスがそう言う。
「そうですね。平穏が一番……と言っても我々の仕事が平穏をかき乱すことですが……」
「まあ、当分は何もないでしょう」
そうこうしているうちに会議の時間になった。
「じゃあ、行ってくるね」
そう小隊の皆に伝えて大臣室へと入っていった。
大臣室にはナベリウス大臣しかいなかった。
「ちょっと早すぎましたか?」
「いや、別にかまわんよ。ちょっと話をしよう」
「はい。なんでしょうか?」
(急に何だろうか?)
「きみは今後の空軍の動きをどう見る?魔王様は領土に攻撃の兆しがあればこれを叩くために空軍を作ったというが、今後どのように動いていくと思う?」
イツキは自分のしたいことをさも当然というように言った。
「空軍を有効活用するなら敵に先手を取られるより前にこちらから攻撃をすべきです。空軍が先導し、その後ろを陸軍が支配していくという形がいいでしょう。具体的には、まず、空軍でシンガポールを奪取、スマトラ島およびジャワ島から陸軍を上陸させマレー半島に侵攻です」
「ふむ。では、積極的な攻勢はいつになるだろう?」
この作戦に陸軍は不可欠だ。
慎重を期さなければならない。
「10万人の『人間牧場』があるのです。10万人の陸軍で上陸作戦をするのです」
「ということは、1,2年は暇ということだな」
「陸軍が味をしめてまたやってくれとか言いだしたりしなければですね。東南アジア地域での人間の活動は小さくなりましたが、北の方はどうでしょうか?」
イツキは故郷のことを心配した。
「北の方での動きはおとなしいものだ。以前の海戦で手ひどくやられたのをまだ根に持っているようだな」
「それはよかったです」
ナベリウスと話していると他の会議のメンバーも集まってきた。
副大臣のフェニックス中将、戦闘攻撃師団団長のマルコシアス中将、第1戦闘攻撃団長のグレモリー少将、第2戦闘攻撃団長のウヴァル少将、第3戦闘攻撃団長のアスタロト少将、空中輸送師団団長のガープ中将、第1空中輸送団のセーレ少将、警戒管制隊隊長のカイム少将が集まっていた。
アスタロト少将の隣の末席にイツキは座る。
ナベリウスが議長を務める。
「それでは、空軍省幹部会議を始める。議題は今後の空軍の働きについてだ。意見のある者は挙手するように」
ということなので、末席ながら一番に手を上げる。
「イツキ中佐」
「はい。空軍内に練習飛行隊を設置し、新兵の指導に当たるのがよろしいかと。魔王本土に呼ばれた者のうち半数がいなくなりました。再度呼び戻し、今度はより長期的に指導に当たるのがよいと思います。また、魔法精度の訓練はあまり重視されなくてよいと思います」
ナベリウスは途中まで肯くが最後の方は首を傾げた。
「新兵が必要なことは理解する。空軍省発足のために訓練が激しさを増し、落第者が多かったのも事実。しかし、魔法精度の訓練を重視しないのはなぜかな?」
「最終的に訓練は数キロ先の的を射抜くものでした。そこまでしなくてもよいというのが私の意見です」
「何か秘策でもあるのかね」
「以前に魔王様とお会いした際に、落とせば爆発する物が開発できないかという話になりました。実物はまだ確認していませんが、それができていれば長距離の魔法攻撃と上空からの投下攻撃の2種類ができることになります。両方スペシャリストになるべきかもしれませんが、片方だけでも才能があれば空軍に迎え入れてもいいのではないでしょうか?」
ナベリウスは合点がいったという表情になる。
「なるほどな。その落とせば爆発する物については将軍会議で魔王陛下に訊いてみよう」
「ついでに、模擬弾についてもお願いします」
「模擬弾というのは?」
「魔王様に訊けば納得してくれるかもしれませんが、爆発する物と同じ形、同じ重さ、同じ重心の爆発しないものです。魔法精度の訓練の替わりにこの模擬弾の投下訓練をカリキュラムに入れましょう」
「わかった。他に意見があるものは?」
そこで、ガープ中将が手を挙げた。
「ガープ中将」
「この前の作戦で生きた人間の輸送を行いましたが、空中輸送師団の本来の目的は食料等を魔法の袋に入れて運ぶことだと認識していました。そこで、第1戦闘攻撃団に応援を要請したわけですが、生物の輸送は今後も考えられます。何か妙案はないものでしょうか?」
(確かに人を抱えて飛ぶのは難しかったな)
イツキは実家で飼っていた犬を思い出した。
大型犬で抱えると大変なことになるが、専用のキャリーバッグに入れると重いが持てないことはなかった。
イツキは手を挙げた。
「イツキ中佐」
「専用のケースを作ってみてはいかがでしょうか?」
「人間専用にですか?」
「汎用性を持たせるのであれば、箱に取っ手を着けるくらいでいいんじゃないでしょうか?」
「なるほど箱ですか。船の規格と合うようにすれば輸送も簡単そうですね」
ガープ中将は納得してくれた様子。
次の作戦が楽しみだ。
「他に意見のあるものは?」
イツキは手を挙げた。
「イツキ中佐」
「これまでの戦いで、飛行魔法使いの部隊があることは人間も知ることになったでしょう。もしかすると真似をして人間も飛行魔法使い隊を編成するかもしれません。警戒管制隊隊は十分に注意して任務に当たるようお願いいたします」
「言われずともやってやるさ」
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