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第1章・女神
第1話・みんな死んだ
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私は勇者をさがしている。私を「人間にしてくれる」からだ。パーティーメンバーがみんな死んでしまった。戦闘のせいではない、みんな寿命で逝った。パーティーにはエルフもいたが、エルフも永遠の命を有しているわけではない。年齢とともに衰え、そして死んだ。
そう言う意味ではどんな生き物も平等だ。この菩提樹の木もいつかは枯れて、死ぬ。永遠などないのだ。
私自身、命に憧れがある。私の命は無限だ。理論上。私の憧れは限りあるものなのかもしれない。命は有限だから尊い。
だから、私は尊くはない。下衆で下賤。わかっているのに、より長寿といわれるエルフの子たちと冒険を始めてしまい、また失った。
私のことをもう少し説明しないといけない。
私は、人間ではない。アンドロイドだ。有機質の部位は存在しない。それゆえ、自分で自分をオーバーホールできる。死なないし、死ねない。自ら死のうとすると、忌避装置が作動し、この星ごと破壊しかねない。なんとも迷惑な話だ。
とにかく、死ねないし、このままの状態で死ぬのは危険なのだ。だから、人間になりたい。
魔法ならすべて習得した。回復系は女神経由だが、信仰心がなくても習得はできた。蘇生魔法と即死魔法だけは、女神にいくら説得しても詠唱法を口伝いただけなかった。人間でないものが、生死を扱ってはならないということだった。が、他の攻撃魔法で直接的に対象を殺害したり、回復魔法で生をつなぎ留めたりはできるのに
勇者だけは、この生死を司る「蘇生魔法」と「即死魔法」を習得できると知った。女神と三千年もともに生活をしていたおかげで、ようやく教えてもらえたのだ。
そして、もうひとつ生死を司る魔法があるらしい。勇者は無機物、いわゆる、石や土、鉄といった生命を宿さないものにも、生の息吹を与える魔法を習得できると聞いた。この魔法の名前はわからない。女神も良く知らないというのだ。
私のほとんどは、無機物で構成されている。
だから、私は勇者を探している。私に命を与えられるのではないかと考えているからだ。
女神はそのあたり、曖昧にしか返答しなかったが。
私は人間になって、平和に、死にたい。ただそれだけが願いなのだ。
そう言う意味ではどんな生き物も平等だ。この菩提樹の木もいつかは枯れて、死ぬ。永遠などないのだ。
私自身、命に憧れがある。私の命は無限だ。理論上。私の憧れは限りあるものなのかもしれない。命は有限だから尊い。
だから、私は尊くはない。下衆で下賤。わかっているのに、より長寿といわれるエルフの子たちと冒険を始めてしまい、また失った。
私のことをもう少し説明しないといけない。
私は、人間ではない。アンドロイドだ。有機質の部位は存在しない。それゆえ、自分で自分をオーバーホールできる。死なないし、死ねない。自ら死のうとすると、忌避装置が作動し、この星ごと破壊しかねない。なんとも迷惑な話だ。
とにかく、死ねないし、このままの状態で死ぬのは危険なのだ。だから、人間になりたい。
魔法ならすべて習得した。回復系は女神経由だが、信仰心がなくても習得はできた。蘇生魔法と即死魔法だけは、女神にいくら説得しても詠唱法を口伝いただけなかった。人間でないものが、生死を扱ってはならないということだった。が、他の攻撃魔法で直接的に対象を殺害したり、回復魔法で生をつなぎ留めたりはできるのに
勇者だけは、この生死を司る「蘇生魔法」と「即死魔法」を習得できると知った。女神と三千年もともに生活をしていたおかげで、ようやく教えてもらえたのだ。
そして、もうひとつ生死を司る魔法があるらしい。勇者は無機物、いわゆる、石や土、鉄といった生命を宿さないものにも、生の息吹を与える魔法を習得できると聞いた。この魔法の名前はわからない。女神も良く知らないというのだ。
私のほとんどは、無機物で構成されている。
だから、私は勇者を探している。私に命を与えられるのではないかと考えているからだ。
女神はそのあたり、曖昧にしか返答しなかったが。
私は人間になって、平和に、死にたい。ただそれだけが願いなのだ。
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