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27.各々の罪 リリアーナ公爵令嬢
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フェリクス様はとうとう残酷な宣言をされた。
「リリアーナ、明日の聖女召喚の儀で聖女様が召喚される。私と君は王家とこの国の公爵家との繋がりを強固にするための政略結婚だ。
恐らくこの度召喚される聖女様も婚姻可能な年齢であろう。そうなればまずは私との婚姻が第一選択となる。私の正妃となり、君は側妃となる。それは理解しているよね?」
=====
リリアーナ・フィッツバーグ公爵令嬢。
私はこのユストル王国の筆頭公爵家の長女であり、生まれたときからフェリクス殿下の婚約者として生きてきた。
公爵令嬢として幼い頃から高い水準の教育を受け、10歳からは王宮で王太子妃教育が始まった。
殿下と初めてお会いした日は今でも覚えている。
王宮のバラ園でご挨拶した時、この素敵な男の子が私の王子様になるなんて、と見惚れてしまい、マナー講師に厳しく指導されたご挨拶も一瞬忘れるくらい舞い上がってしまった。
「君がリリアーナだね、私はフェリクスだ。これからよろしくね」
笑顔も殿下の周りだけ花が舞っているような輝きだった。
それからは、お茶会でお会いできる日を毎日毎日待つ日が続いた。
お手紙や贈り物が届くと嬉しくてすぐに返事を書いて送った。
殿下からは私ほどの熱量は感じなかったが、婚約者としてのマナーや約束は守ってくれていたので、正式に夫婦となれば深い愛情を築いていけるだろうと思い、不安はなかった。
だって私以外に殿下の隣に立てるような貴族令嬢や隣国の王女もいないから。
しかし、殿下の教育係りが話しているのを聞いた日から、胸に不快な陰りが居座った。
「フェリクス殿下は魔法にとても興味がおありで、今は魔法についての書物に夢中になっておられます。
なかでも聖女様の教科書の絵姿がお気に召したようで、よく眺めては頬を染めて、それはそれはお可愛らしくて。聖女様のお話しをせがまれて、授業が中断することもございます。
最近では、召喚の儀が数年後には行われるというお話しに目を輝かせておいでです」
聖女、我が国には無くてはならない存在。
私のなかでは、討伐隊とともに魔物や瘴気を浄化する、騎士たちと同程度の存在だった。
そういえば、数年のうちに今の聖女が旅立つという話しを聞いていた。
召喚された聖女が正妃になることも聞いてはいたが、まさか次代の聖女がフェリクス殿下の正妃とはそこまで深く考えてはいなかった。
私以外、フェリクス殿下に相応しい年代の令嬢も家格の釣り合う令嬢もいなかったから、安心という名の油断をしていた。
貴族学園では、殿下にしつこく纏わりつくうるさい蝶たちを、私の圧倒的な力で厳しく、二度と殿下に近付かないよう徹底的に追い払っていた。
美しいフェリクス殿下は私の婚約者。この優越感に勝るものはなかった。
殿下が差し出す腕は私だけ。エスコートするのも見つめ合うのも触れるのも、未来永劫私だけなのだ。
そう信じ疑うこともなかった。
=====
やはり殿下は幼い頃からの思いを、聖女に対する憧れ以上の思いを未だ胸に抱いている。殿下の言葉に動揺を隠しながら答える。
私は間違いなく殿下の唯一の婚約者なのだから。
「ええ、フェリクス様、それはもちろん承知しておりますわ。この度聖女様が召喚されることは何年も前からわかっていたことでございましょう?
たとえ聖女様が正妃になられても、私たちの長年の絆が揺らぐことは有り得ませんわ、ね、そうでしょう?」
私がそう言うと、殿下はマナー講師に習った感情を読み取らせない微笑みを見せた。
聖女召喚の日、私は神殿に立ち入ることは許されず、公爵家でその知らせを待っていた。
──何故か召喚された聖女は二人。一人は黒髪の美しい少女、もう一人は太った女。誰もが少女の方が聖女だと思っていたが、太った醜い女が聖女だった──
私はその報告を、いつもの微笑みを貼り付けた表情で聞くと私室に戻った。
私室に入り扉を閉めるまでよく我慢できたと思うくらい、扉を閉じたあと声をあげて笑った。はしたないのは承知だ、生まれて初めて声を出して笑ったのだから。
あぁ殿下、やっと身も心も私のもとへ戻ってくる。殿下にはやっぱり私しかいないのだ。
太った醜い女が正妃では、いくら聖女だと言ってもお可哀想だから、公爵であるお父様から、くれぐれもお飾りであることを忠告しておくようお願いしましょう。
醜いくせに聖女の力を振りかざして、殿下にすり寄ってくるなんてあり得ないもの。
それなら私が現状のまま正妃でも良いように、お父様に上手く計らって貰いましょう。殿下もきっとお喜びになるでしょう。
あぁなんて胸のすく日になったのかしら。私の無垢な胸に巣くう陰りは綺麗さっぱり消え去った。
それなら、あの子たちはもう必要ないわね。
聖女を孤立させ、この世界に絶望しながらただただ魔物の処理だけを行う人になってもらう予定だったけど、まさかこんな結末になるなんて。
女神は私にどこまでも微笑んでくれているわ。
そうだわ!明日神殿にまた寄付をしに行きましょう。女神にも感謝を伝えないとね。
=====
許さない、あの二人。
あれ程口止めして、あの二人なら一生かかっても手に入れられないほどのお金を渡したのに、あっさり私の指示で大聖女を害したと供述するなんて!
もちろん私はそんなこと致しませんって言って認めていないけど。
そのせいで私は私室に二月軟禁されている。
しかも私の侍女が調べてきた情報だと、大聖女は行方不明で王家は必死に探してはいるが、魔法を使っていなくなってしまったから探しようがないと、陛下も憔悴仕切っているという。
殿下は召喚の儀から少し体調を崩されて、何度もお会いしに行ったけど私が面会できないくらい体調が悪かったのよね。
今はまたご公務に復帰されと聞いたわ。お手紙の返事が来ないけど、またお手紙を書いてこの状況も殿下から何とかして貰おうかしら。
なぁんだ、ホッとしたわ。
自分から出ていった聖女なんかほっておけばよいのよ。
でもそんな醜い女が出てってくれて、私のお陰でもあるんじゃないかしら。
あのメイド二人も一人一人は寡黙で忠実だったくせに、二人一緒にしたらどれだけ気が合うのか話し出したら止まらないと聞いた。
信じられない、二人とも暗い性格だったのに。
でもまあいいわ、二人で案外良い仕事したのね。許さないけど。
やっぱり私しか殿下の婚約者になれない運命なんだわ。この強い絆は揺るがないのよ。
私はまた神殿に寄付をするよう侍女にお金を持たせ、私の代わりに祈ってくるよう指示した。
この軟禁生活ももうすぐ終わりね。私が必要と言って泣きついてきたら、そうね、欲しかった宝石をいくつかプレゼントして貰って手打ちにしましょうか。
早く殿下に会いたい。
私が殿下を癒して差し上げたい。あと2年と言わず、すぐにでも婚姻式を挙げたい。
そうだわ!殿下に式の時のドレスの相談をしましょう。殿下とお揃いの色と生地のドレスにしたい!
今度の手紙には、必ずお返事くださいませと付け加えましょう。
「リリアーナ、明日の聖女召喚の儀で聖女様が召喚される。私と君は王家とこの国の公爵家との繋がりを強固にするための政略結婚だ。
恐らくこの度召喚される聖女様も婚姻可能な年齢であろう。そうなればまずは私との婚姻が第一選択となる。私の正妃となり、君は側妃となる。それは理解しているよね?」
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リリアーナ・フィッツバーグ公爵令嬢。
私はこのユストル王国の筆頭公爵家の長女であり、生まれたときからフェリクス殿下の婚約者として生きてきた。
公爵令嬢として幼い頃から高い水準の教育を受け、10歳からは王宮で王太子妃教育が始まった。
殿下と初めてお会いした日は今でも覚えている。
王宮のバラ園でご挨拶した時、この素敵な男の子が私の王子様になるなんて、と見惚れてしまい、マナー講師に厳しく指導されたご挨拶も一瞬忘れるくらい舞い上がってしまった。
「君がリリアーナだね、私はフェリクスだ。これからよろしくね」
笑顔も殿下の周りだけ花が舞っているような輝きだった。
それからは、お茶会でお会いできる日を毎日毎日待つ日が続いた。
お手紙や贈り物が届くと嬉しくてすぐに返事を書いて送った。
殿下からは私ほどの熱量は感じなかったが、婚約者としてのマナーや約束は守ってくれていたので、正式に夫婦となれば深い愛情を築いていけるだろうと思い、不安はなかった。
だって私以外に殿下の隣に立てるような貴族令嬢や隣国の王女もいないから。
しかし、殿下の教育係りが話しているのを聞いた日から、胸に不快な陰りが居座った。
「フェリクス殿下は魔法にとても興味がおありで、今は魔法についての書物に夢中になっておられます。
なかでも聖女様の教科書の絵姿がお気に召したようで、よく眺めては頬を染めて、それはそれはお可愛らしくて。聖女様のお話しをせがまれて、授業が中断することもございます。
最近では、召喚の儀が数年後には行われるというお話しに目を輝かせておいでです」
聖女、我が国には無くてはならない存在。
私のなかでは、討伐隊とともに魔物や瘴気を浄化する、騎士たちと同程度の存在だった。
そういえば、数年のうちに今の聖女が旅立つという話しを聞いていた。
召喚された聖女が正妃になることも聞いてはいたが、まさか次代の聖女がフェリクス殿下の正妃とはそこまで深く考えてはいなかった。
私以外、フェリクス殿下に相応しい年代の令嬢も家格の釣り合う令嬢もいなかったから、安心という名の油断をしていた。
貴族学園では、殿下にしつこく纏わりつくうるさい蝶たちを、私の圧倒的な力で厳しく、二度と殿下に近付かないよう徹底的に追い払っていた。
美しいフェリクス殿下は私の婚約者。この優越感に勝るものはなかった。
殿下が差し出す腕は私だけ。エスコートするのも見つめ合うのも触れるのも、未来永劫私だけなのだ。
そう信じ疑うこともなかった。
=====
やはり殿下は幼い頃からの思いを、聖女に対する憧れ以上の思いを未だ胸に抱いている。殿下の言葉に動揺を隠しながら答える。
私は間違いなく殿下の唯一の婚約者なのだから。
「ええ、フェリクス様、それはもちろん承知しておりますわ。この度聖女様が召喚されることは何年も前からわかっていたことでございましょう?
たとえ聖女様が正妃になられても、私たちの長年の絆が揺らぐことは有り得ませんわ、ね、そうでしょう?」
私がそう言うと、殿下はマナー講師に習った感情を読み取らせない微笑みを見せた。
聖女召喚の日、私は神殿に立ち入ることは許されず、公爵家でその知らせを待っていた。
──何故か召喚された聖女は二人。一人は黒髪の美しい少女、もう一人は太った女。誰もが少女の方が聖女だと思っていたが、太った醜い女が聖女だった──
私はその報告を、いつもの微笑みを貼り付けた表情で聞くと私室に戻った。
私室に入り扉を閉めるまでよく我慢できたと思うくらい、扉を閉じたあと声をあげて笑った。はしたないのは承知だ、生まれて初めて声を出して笑ったのだから。
あぁ殿下、やっと身も心も私のもとへ戻ってくる。殿下にはやっぱり私しかいないのだ。
太った醜い女が正妃では、いくら聖女だと言ってもお可哀想だから、公爵であるお父様から、くれぐれもお飾りであることを忠告しておくようお願いしましょう。
醜いくせに聖女の力を振りかざして、殿下にすり寄ってくるなんてあり得ないもの。
それなら私が現状のまま正妃でも良いように、お父様に上手く計らって貰いましょう。殿下もきっとお喜びになるでしょう。
あぁなんて胸のすく日になったのかしら。私の無垢な胸に巣くう陰りは綺麗さっぱり消え去った。
それなら、あの子たちはもう必要ないわね。
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女神は私にどこまでも微笑んでくれているわ。
そうだわ!明日神殿にまた寄付をしに行きましょう。女神にも感謝を伝えないとね。
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あれ程口止めして、あの二人なら一生かかっても手に入れられないほどのお金を渡したのに、あっさり私の指示で大聖女を害したと供述するなんて!
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殿下は召喚の儀から少し体調を崩されて、何度もお会いしに行ったけど私が面会できないくらい体調が悪かったのよね。
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なぁんだ、ホッとしたわ。
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でもそんな醜い女が出てってくれて、私のお陰でもあるんじゃないかしら。
あのメイド二人も一人一人は寡黙で忠実だったくせに、二人一緒にしたらどれだけ気が合うのか話し出したら止まらないと聞いた。
信じられない、二人とも暗い性格だったのに。
でもまあいいわ、二人で案外良い仕事したのね。許さないけど。
やっぱり私しか殿下の婚約者になれない運命なんだわ。この強い絆は揺るがないのよ。
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