6 / 36
第一章
出逢い
しおりを挟む音楽祭の目玉ともあり、広場には大勢の舞台を観覧に来た客で溢れかえっていた。
四方八方、人に囲まれており歩くのもやっとの状態。
「リーナ。逸れないようにちゃんとついて来るんだぞ」
隣を歩くシュタインに「う、うん……!」と返事をするも、人を避けるのに精一杯なリーナ。
少しでも気を抜くと、逸れてしまいそうになるため、何とか逸れないようにと全神経を集中させ、一歩前を歩くエーデルと隣を歩くシュタインについて行く。
その時、突如前方の方が騒がしくなったかと思えば、勢いよく人の波が押し寄せ、リーナを飲み込む。
「わぁっ……!」
「リーナ!?」
つい先程まで隣を歩いていたはずのリーナの姿はどこにもなく、シュタインは辺りを見渡しながら「兄貴! リーナが!!」と少し先を歩くエーデルに、リーナがいなくなった事を伝える。
「ついさっきまで隣を歩いていたんだけど、人の波に飲み込まれて……」
焦ったように言うシュタインの話に続け、リーナとシュタインの後ろを歩いていた、騎士団団長、副団長も「直ぐに我々も確認したのですが、人が押し寄せてしまい……申し訳ありません」と頭を下げる。
そんな三人に、エーデルは少し焦ったように、だが冷静に「まだ、近くにいるはずだ。手分けして探そう」と指示を出す。
「――やってしまったわ」
それはほんの一瞬の出来事だった。
何とか逸れないようにと、集中してエーデルたちについて行っていたと言うのに、突如、押し寄せて来た人の波に抗う術もなく、エーデルとシュタインの元を逸れてしまったリーナ。
幸い、押し出された先は、少し開けた場所になっており、怪我をせずに済んだものの、この人の多さの中、再度入って行きエーデルたちを探すのは至難の業。
それに、余計に大変な事になりかねないと、リーナはその場で大人しく待機することにした。
のは良いものの、一向にエーデルやシュタインらしき人物が現れる事はなく、一気にリーナを不安が襲う。
(やっぱり、私も探しに行った方がいいのかしら? でも、逸れた場所から近いはずだし、あまり下手に動かない方がいいわよね……?)
どうしたものかと、頭を悩ませるリーナ。
とりあえず、少しだけ場所を移動してみようと歩き出そうとした時だった。
「こんばんは~」
突如、背後から声がし、振り返るとそこにはお酒を片手に持った、三人の男性が立っていた。
リーナの顔を見ると、真ん中に立つ男性が「うわぁ……まじで超美人じゃん……!」と呂律が回らない口調で、ニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべ言う。
その様子を見たリーナは、少し身構え、後退りをする。
そんなリーナの顔を見、更に男たちは「うわっ、紫色の目してんだけど! 初めて見た!」「本当だ。身なりも綺麗だし、いい所の子だろ?」とケラケラと笑っている。
(何がそんなにおかしいの……?)
リーナはグッと手に力を入れると「あの……私急いでるんで……」と男達から離れようとする。
だが、一人の男に腕を掴まれ「そんな急ぐなよお嬢さん」と止められてしまう。
「まだ話終わってないだろ?」
「やめて! 離して!」
そう声を上げ、必死に抵抗するもびくともせず、周りには広場へと向かう人が大勢いるが、気づいていないのか、はたまた気づいているが関わりたくないのか、誰も男たちを止めようとはしない。
「こんな遅くに、女が一人で町にいるとどうなるか、その身で教えてやるよ」
そう言ってリーナを囲む男たちに、必死に抵抗しようとするリーナ。
だが、恐怖で体が強張り、声を出そうにも出せない。
その時だった。
「誰が何を教えるって?」
少し幼さを残した、低く、突き刺すような声が聞こえて来たかと思えば、リーナを囲む男三人よりも背が低い、恐らくエーデルと同い年くらいであろう少年が、立っていた。
リーナは突然現れた少年に(誰……?)と警戒する。
「生憎、人に何かを教えられるような者には見えないけど」
そう男たちを挑発するように、眉を顰め笑みを浮かべる少年に、男たちは「はぁ? 何だこのクソガキ」「子どもが調子に乗るなよ」と少年を睨みつける。
「別に、調子に乗った覚えはないけど。俺はただ、見たまんまを言っただけだ」
更に煽るような事を、平然とした態度で言う少年に、男たちは頭に来たのか「このガキ、言わせておけば……!」「殺してやる!!」と三人がかりで、少年に向かい、殴りかかろうとする。
その殺伐とした雰囲気を察知し、周りにいる人たちは、立ち止まり傍観し、誰も男たちを止めようとはしない。
少年相手に大人の男三人では、少年が危ない。
リーナは「やめて……!」と咄嗟に声を上げ、役には立たないが、三人を止めに行こうと一歩足を踏み出す。
だが、それは無意味な行動だったと直ぐに分かる。
少年に襲いかかった男三人は、見事に少年に返り討ちをされてしまったからだ。
それは、瞬きをするよりも一瞬の出来事で、リーナは唖然としながら、少年によりその場に伸びてしまった男たちを見つめる。
周りにいた傍観していた人たちも、何が起きたのか理解が追いついていないのか、驚いた表情を浮かべ、ただその場に立ち尽くしている。
「お嬢さん、怪我はないですか?」
唖然として立つリーナの元に、突如、声がかけられたかと思えば、リーナの事を助けてくれた少年が直ぐ目の前におり、心配そうにリーナの顔を覗き込んでいた。
どうやら男たちを見、立ち尽くしているのを見て、心配してくれたようだ。
リーナは「……あ」と少年を見ると「助けてくださりありがとうございます。おかげで、どこも怪我をせずにすみました」とお礼を言う。
すると、少年は「良かった」と安堵したように、柔らかい笑みを浮かべる。
その表情は、先程まで男たちに向けていた冷めた表情とは違い、とても暖かく優しいもので、思わずリーナはドキッとしてしまう。
(エーデルとシュタインも整った顔立ちをしているけれど、彼も凄く整った顔立ちをしているわね……)
漆黒の髪に、黄金色の垂れるまではいかないが優しい目元をした、大人っぽくも幼さを残す少年。
少年は恐ろしく整った顔立ちをしており、まるで人が作り出したかのようだ。
そんな少年を見て、リーナは(……何処かで会った事がある気がするんだけどな)と考える。
あまりにも見つめてくるリーナに対し、少年は困ったように少し照れながら「……あの、俺の顔に何かついてますか?」と尋ねる。
「え……あ! ご、ごめんなさい……!」
リーナは慌てて少年から視線を逸らすと、少年も「……いえ」と口元に手を当て、視線を逸らす。
「……そう言えば、どうしてお一人でここに? 付き添いの者と一緒じゃないのですか?」
少年の言葉に、リーナは「そうだったわ……!」と、自身が今、エーデルたちと逸れてしまっている状況だと思い出す。
「実は、義兄弟たちと一緒に祭りに来ていたのですが、広場までに行く道で、人の波にのまれてしまい逸れてしまったんです……」
そう少し赤くなった頰に手を当て、恥ずかしそうに少年に何故一人なのかを話すリーナ。
リーナの話を聞いた少年は「物凄い人の数ですもんね。今年は特に、他国の有名な音楽団がくるとかで、いつにも増して多いみたいですよ」と言う。
「詳しいですね。音楽祭にはよく来られているんですか?」
「そうですね。毎年、妹に連れて行けとせがまれ来てます」
「まぁ……! ご兄妹とても仲がよろしいのですね! 素敵です」
リーナの言葉に、少年は「そうなんですかね」と眉を顰め笑うと「お嬢さんは?」と問いかける。
「私は今年初めて、義兄たちに連れて来てもらったんです。ずっと来たかったこともあって、それに義兄弟たちも一緒で凄く楽しいです」
そう嬉しそうに笑みを浮かべるリーナを見つめる少年。
そんな少年の視線に気がついたリーナは「あ、ごめんなさい。長々と……」と慌てたように言うと、少年は「いえ」と首を横に振ると優しく笑み浮かべる。
「……兄弟仲が良いようで何よりです」
「え……?」
少年の言った言葉に疑問を持つリーナ。
その時、何処からか「リーナー!! 何処だー!!」と叫ぶシュタインの声が聞こえてくる。
「今の、シュタインの……私の義弟の声です!」
「良かった。無事に会えそうですね」
そうホッとしたように言う少年に、リーナは「そう言えば! まだ名前を聞いていませんでしたね。何かお礼をしたいので、お聞きしても?」と問う。
だが少年は「お礼だなんて。大した事はしていませんよ」と首を横に振る。
「それに、またお会いすると思うので、自己紹介はその時に」
「え?」
少年がそう言ったと同時に「あ! リーナいた!!」と言うシュタインの声がし、リーナは後ろを振り返る。
そこには額から汗をかいているシュタインと、エーデル、それから騎士団長、副団長の姿があった。
騎士団長と副団長が「見つかって良かった……」と安堵の表情を浮かべる横で、シュタインは「ったく、心配したんだからな!」と怒っている。
リーナは「ごめんなさい……次は気をつけるわ」と眉を八の字にし謝る。
「人の多さを甘く見ていた俺の責任だ。……どうした? キョロキョロと辺りを見渡して」
先程から辺りを見渡すリーナに、不思議そうにそう尋ねるエーデル。
リーナは「……助けてくれた人が一緒にいたんだけど……いつの間にかいなくなっていて……」と返す。
すると「助けてくれた……?」とエーデルの声が低くなる。
その声を聞き、リーナがハッとしたのも束の間、エーデルは「何かあったのか?」と眉を顰め、リーナに問いかける。
そんなエーデルに慌てた様子で「た、大した事じゃないわよ……?」と言うも、エーデルの視線に負け、あった事を全てリーナは話す。
リーナから話を聞いているエーデルの表情はおっかなくなっていき、声も更に低くなっていく。
まるでリーナが悪い事をし、尋問を受けているかのような重い空気に、リーナは耐えられず「で、でもその方が助けてくれたおかげで、なんとも無かったから安心して……?」と笑み浮かべてみる。
恐らく引き攣ったリーナの笑みを、じっと見るエーデルは「その男たちの特徴を、余す事なく全て教えろ。」と言うので、リーナは「い、一応聞くけど、聞いてどうするの?」と問う。
エーデルは真顔で「ヴァンディリアの力を全て使い必ず探し出し、生まれて来た事を後悔させてやる」と答える。
「ラインハルト、バルドゥール」
エーデルが騎士二人の名前を呼ぶと、二人は「はい、エーデル様」と答え、エーデルは「リーナから特徴を聞き、それらしき人物を探せ」と命令する。
そんなエーデルの事をすかさず「だ、大丈夫よ、エーデル! そこまでしなくても!」とエーデルの服の袖を掴み止めるリーナ。
「どうしてだ? その少年が来なければ、お前は危ない目にあっていたのかもしれないんだぞ」
「そうだけど、助けてくれて何もされなかったし、その方が返り討ちにしてくれたから、スッキリしたし!」
リーナは「それに……」と話を続けると、エーデルの服の袖を掴む力を強め「せっかくエーデルとシュタインと音楽祭に来たんだから、皆んなでもっと音楽祭を楽しみたいの」とエーデルを見つめ言う。
そして「お願い」と首を傾けると、エーデルは一瞬固まったかと思えば、物凄く長く深いため息をつき「……その少年に感謝しないとな」と言う。
その言葉にリーナはホッと胸を撫で下ろすと、二人のやり取りを見ていたシュタインが「すっげ。リーナのお願いが、兄貴の怒りに勝った」と驚いた表情を浮かべる。
そんなシュタインをエーデルは「うるさい」と睨みつける。
(何とか、エーデルの怒りを抑える事ができたみたい……。あの男性たちは腹立たしいけど、せっかくエーデルとシュタインが誘ってくれたから、悪い思い出で終わらせたく無かった)
(それに、あの人が返り討ちにしてくれて、スッキリしたのは事実だしね)
リーナは先程、助けてくれた少年の事を思い出し、後ろを振り返る。
(何処かで会ったことがある気がするんだけど、思い出せないって事は、きっと気のせいよね……?)
(だって、あんなに整って、特徴的な瞳の色の人一度会っていれば、忘れるはずないもの……)
リーナがそう考えていると、エーデルが「どうした? ぼーっとして。舞台観に行かないのか?」と声をかけてくる。
「ううん! 行きましょう!」
そう言って歩き出そうとするリーナに、エーデルは手を差し出すと「……また逸れるといけないからな」と少しぶっきらぼうに言うので、リーナは驚きながらも、直ぐにふふッと笑みを浮かべ、エーデルの手に自分の手を乗せる。
そしてシュタインの方を向くと「シュタインも!」と、今度はリーナがシュタインに空いている方の手を差し出す。
シュタインは「はっ……! 繋がないよ!」と顔を赤くし、拒否するも、リーナに「お願い」と言われ、渋々リーナの手に自身の手を乗せる。
「これで安心ね」
恥ずかしさはあるが、エーデルとシュタインに挟まれ、嬉しそうにするリーナを見て、エーデルもシュタインもははッと笑い、仲良く手を繋ぐ三人を見て、騎士団長と副団長も顔を見合わせ、微笑ましそうに笑うのだった。
5
あなたにおすすめの小説
愛とオルゴール
夜宮
恋愛
ジェシカは怒っていた。
父親が、同腹の弟ではなく妾の子を跡継ぎにしようとしていることを知ったからだ。
それに、ジェシカの恋人に横恋慕する伯爵令嬢が現れて……。
絡み合った過去と現在。
ジェシカは無事、弟を跡継ぎの座につけ、愛する人との未来を手にすることができるのだろうか。
公爵令嬢クラリスの矜持
福嶋莉佳
恋愛
王太子に「完璧すぎて息が詰まる」と婚約破棄された公爵令嬢クラリス。
だがその瞬間、第二王子ルシアンが彼女の手を取る。
嘲笑渦巻く宮廷で、クラリスは“自分に相応しい未来”を選び抜いていく物語。
氷の令嬢は愛を請わない - 捨て子の『義妹』に愛も家族も奪われたマリーローズの逆襲
恋せよ恋
恋愛
銀髪紫眼の美貌の侯爵令嬢、マリーローズ。
完璧な淑女に育った彼女だったが、母は捨て子ジュリエットを寵愛。
婚約者の公爵家嫡男アレックスも、友人も、次々に奪われる――。
家族に裏切られ、すべてを失った彼女が下した決断は、
家族を見かぎり、国を捨て、自らの人生を取り戻すこと。
理不尽な悲恋を力に変え、運命をひっくり返す令嬢の逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
どうやら婚約者の隣は私のものではなくなってしまったようなので、その場所、全てお譲りします。
皇 翼
恋愛
侯爵令嬢という何でも買ってもらえてどんな教育でも施してもらえる恵まれた立場、王太子という立場に恥じない、童話の王子様のように顔の整った婚約者。そして自分自身は最高の教育を施され、侯爵令嬢としてどこに出されても恥ずかしくない教養を身につけていて、顔が綺麗な両親に似たのだろう容姿は綺麗な方だと思う。
完璧……そう、完璧だと思っていた。自身の婚約者が、中庭で公爵令嬢とキスをしているのを見てしまうまでは――。
愛なんか消えてしまえと願う私は悪くないと思う
ましろ
恋愛
「赤ちゃんができたの」
母の言葉に目眩がした。
我が家の両親は恋愛結婚。身分差から駆け落ち同然で一緒になった二人は未だにその愛は消えず、燃え上がり続けているのだからある意味凄いわ。
でもね? どうしてそんなにも子どもを作ってしまうの⁉
私を入れて子どもは七人。お父さんの給料ではお手伝いさんなんか雇えるわけもなく、おっとりしたお嬢様気質の抜けないお母さんだけで家事育児などできるはずもなく。
そうなると働き手は長女の私だ。
ずっと小さな頃から弟妹のお世話と家事に明け暮れ、それなのにまだ産むと言うの?
「……ねえ、お母さんにとって子どもって何?」
「うふふ。それはね、愛の結晶よ」
愛。愛って何? 私はあなたの愛のために働き詰めなのですけど?
自分達の手に余るなら、そんなモノなど捨ててしまえっ!
❦R-15は保険です。
連載中のものが止まったままのくせに!とは言わないで(泣)
現在、作業中のものがなかなか終わらなくて息抜きのための不定期連載です。
『あなたを捨てたのは、私です』 〜冷酷公爵を追い出した元恋人ですが、隠し子ごと溺愛されています〜
ria_alphapolis
恋愛
「あなたを捨てたのは、私です」
そう告げて、公爵である彼を追い出した日から数年。
私は一人で、彼との子どもを育てていた。
愛していた。
だからこそ、彼の未来とこの子を守るために、
“嫌われ役”になることを選んだ――その真実を、彼は知らない。
再会した彼は、冷酷公爵と噂されるほど別人のようだった。
けれど、私と子どもを見るその瞳だけは、昔と変わらない。
「今度こそ、離さない」
父親だと気づいた瞬間から始まる、後悔と執着。
拒み続ける私と、手放す気のない彼。
そして、何も知らないはずの子どもが抱える“秘密”。
これは、
愛していたからこそ別れを選んだ女と、
捨てられたと思い続けてきた男が、
“家族になるまで”の物語。
兄の婚約解消による支払うべき代償【本編完結】
美麗
恋愛
アスターテ皇国
皇帝 ヨハン=シュトラウス=アスターテ
アスターテ皇国は周辺国との関係も良く、落ち着いた治世が続いていた。貴族も平民も良く働き、平和で豊かな暮らしをおくっている。
皇帝ヨハンには
皇妃に男の子が一人
妾妃に女の子が一人
二人の子どもがある。
皇妃の産んだ男の子が皇太子となり
妾妃の産んだ女の子は降嫁することが決まっている。
その皇女様の降嫁先だった侯爵家の
とばっちりを受けた妹のお話。
始まります。
よろしくお願いします。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる