竜王の俺が、クソ女神に地上に突き落とされました

栞遠

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「んぅ……ふっ……っ、ん……ぁ……は、……」

左耳全体を、南波斗の舌は舐め上げる。
くちゅくちゅ、と間近で舐められる音がして、ゾクゾクッとする。
「は……も、……んぅぁ……もう、……やめ……っ」
ぎゅぅ、と南波斗の腕を掴んで身体を震わせるルメア。

南波斗は、耳たぶを甘噛みしたり、ぢゅうっと吸い上げたりする。
耳の中までも丹念に舐められ、音がリアルに感じまたルメアは、震える。

「南波斗……ッ、も……ぅ、いい……っ!」

ぐっ腕に力を入れて、南波斗から距離を取る。
すると、案外簡単に南波斗と距離を取ることが出来た。

だから、力を緩めてしまった。

「!?」

けれど、またグイッと引き寄せられ、南波斗とルメアの鼻先が触れ合う。

「な……なんだ……ょ…………」

ルメアの声がどんどん小さくなる。
「キスしていい?」

ド直球で聞かれて、ルメアの頬はより赤くなる。
「き……聞くな……ッ!」
南波斗にキスされるのは、嫌じゃない。

むしろ、好きな人にキスされるんだ。
嬉しいに決まっているだろう。


「ん……じゃあ、口、開けて。舌だして」


にこっと笑った南波斗は、ルメアの頬に手を添える。

ルメアは言われた通り口を開けて、べーっと舌を出した。
「いい子」
そう言ってすぐ、南波斗がルメアの口の中に舌をねじ込んできた。

「んぁ……」

舌を絡め取られ、くちゅくちゅと唾液が絡まる。
すぐに息が上がり、呼吸が苦しくなる。
甘ったるい声が絶え間なく、口から漏れる。
「んっ、ふぅ……ぅ、あ…………ンンっ」
歯列を辿られ、上顎を摩られる。
ゾクゾクッとして、自然と両目に涙が溜まっていく。

「ふっ、は……ぁ、っ、ん……っ、ンぅ……」


後頭部を固定され、逃げられなくなった。

南波斗がしてくれるキスは、いつも頭がトロけそうになる。

簡単に言うと、キスが上手すぎるのだ。

下半身が砕けてしまいそうになるほどの熱を、南波斗はくれる。


もっと欲しい。


そんな欲望を満たしてくれるキスは、好きだ。

「はっ……んっ……! ぁ、ぅ……ん、……んぅ……も、っと……南波斗、もっと……」

銀色の糸を引きながら、南波斗が離れていく。
するとルメアは、ぎゅうっ、と南波斗の腕を掴んで媚びた。

ゾクッとした感覚に、南波斗は顔をしかめる。

「しょうがないなぁ……」

呆れているような言い方でも、南波斗の表情は、とっても嬉しそうだ。

「ん、ふ…………っ」

ルメアも嬉しそうに、もう一度、舌を絡め合う。




こんなにも幸福な気持ちになるのは、南波斗と一緒にいるからだろう。


——あぁ、幸せだ……




まだ、この時までは……幸せと感じていた。


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