はあっ? いちいち僕を巻き込むんじゃねぇっ!

栞遠

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気まずすぎる、この関係……

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 ——プルルル…………

 枕元で無機質な電子音が響く。
 「ん………………?」
 もそっと身体を動かして、手を伸ばす。
 「だれ…………?」
 プツッ。

 電話が一旦鳴り止む。
 
 暁人は、携帯の電源を入れると、時刻は真夜中の二時を指していた。
 イラッとしたが、もう一度電話がかかってきた。
 かけてきた相手は、今日会ったルイからだった。
 「え、ルイ…………?」
 暁人の意識はこの名前を見て覚醒する。
 バッと携帯を取って電話に出る。
 「もしもし……」

 『…………遅い』

 電話越しに聞こえる声は、あからさまに不機嫌だった。
 「え、ごめん……」
 思わず謝ってしまう暁人。すると、ルイは『ふっ』と笑った。
 『俺もごめん。こんな時間に電話して……』
 「僕は大丈夫、だけど……」
 暁人はその場しのぎの嘘をつく。本当は、眠くて仕方がないし、薄い壁の向こうの部屋には、兄の玲於奈が寝ている。
 起こしてしまったら、なんて言われるか、暁人は分かっていた。
 絶対怒られる。
 「ルイ、眠くないの?」


 『ドキドキして眠れない』


 ——は?
 「それ、どういう……」
 『昼間のキスを思い出して、寝れない』
 暁人の顔が一気に熱を持ち始める。カァーッと頬が赤くなる。
 『暁人、今、照れただろ?』
 「て、照れてなんか……っ」
 『ははっ。ムキになった』
 電話越しからルイの楽しげな笑い声が聞こえる。
 『……なぁ、暁人。明日も会える?』
 「え? あ、うん……多分……」
 『なんで言い切れないわけ? 俺と会いたくないの?』
 「いや、会いたくないわけじゃないけど……」
 『じゃあ、なんで?』
 ルイの声が険しくなる。暁人は慌てて言葉を探す。
 「明日、一ノ瀬と遊ぶ約束してて……」

 一昨日くらいに一ノ瀬から電話があって、無理やり遊ぶ約束をこじつけられた。
 断る理由もないから、明日は遊ぶつもりだった。
 そのことを伝えると、ルイの機嫌が一段と悪くなった。

 『誰? 一ノ瀬って』

 「あ、友達…………で」
 なんでこんなにも機嫌が悪いのか、暁人にはわからなかった。
 『いつまで遊ぶ予定なの?』
 「あ、と……。午前十時くらいから、三時くらいまで?」
 『長すぎる。十二時で別れろ』
 ルイがキレながら暁人に告げる。
 ——ルイ、なんで?
 「わ、分かったよ……」
 とりあえず、ルイをこれ以上怒らせたらいけないと思い、暁人は従う。

 『ん。いい子』

 ルイが電話越しに暁人を褒める。

 『…………ごめん…………』

 二人の間に少しばかり沈黙が流れる。でもその沈黙を破ったのは、ルイだった。
 「え?」
 『やっぱ、遊んできな』
 言い分を変えたルイに、暁人は戸惑う。
 「どうしたの、急に…………」

 『ただの、嫉妬』

 ルイからの衝撃的な内容に、暁人の脳内は一瞬フリーズする。
 『ごめん。忘れていいから』
 「え、あ、ルイ……」


 『——……おやすみ、sweet honey……』


 プツリとルイとの電話は切れた。
 暁人は自分の携帯を見つめて、脳内でさっきの言葉を再生する。


 『ただの嫉妬』


 ——嫉妬って、あんな風になるんだ……
 暁人は、嫉妬をしたことがなかった。記憶にないだけかもしれないが、暁人が思い出せる範囲では、したことがなかった。
 「ま、じか……」
 よくよく考えれば、今日初めて会った相手だ。
 ルイもそうだろう。
 なのに、どうして自分なんかに構ってくるのだろう。
 ただ分からなくて、暁人の心中は、モヤモヤしっぱなしだった。

 でも、悩んでばかりもいられなかった。
 もう暁人に襲いかかる強い睡魔に、まぶたが耐えられなくなってきた。
 「ふぁ…………あぁ……」
 欠伸あくびをしたことがキッカケで、暁人の瞼は完全に落ちて、意識を手放した。



 翌朝——。

 暁人が起きたのは、午前九時過ぎだった。
 「げ……っ! 寝過ぎた!」
 ガバッと勢いよくベッドから飛び起きる。勢いが付きすぎたのか、暁人の身体はぐらついて、ベッドから転げ落ちた。
 「いっ……たぁ…………っ」
 頭と腰を床に打ち付けてしまう。でも、痛みで悶えている時間はない。
 一ノ瀬は、待ち合わせ時間より十分早く到着するように行動しているから、なるべく早く準備しなくちゃいけない。
 暁人は急いで服を着替えて、出かける準備をする。

 クローゼットから、白い通気性のあるシャツと薄いカーディガン、ダメージが入ったジーパンを取り出して、扉を閉める。
 着替えをベッドに投げ出して、テキパキと脱ぎ着をする。

 着替え終わったとき、時間を見ると、九時四十分を回った時刻だった。
 ——間に合うかなぁ……
 一ノ瀬との待ち合わせ場所は、暁人の家からそう遠くない。
 でも徒歩で行くと、十分はかかる。

 バタバタと二階から階段を降りていく。踏み外さないように気を付けながら駆け下りる。
 リビングで新聞を見ながらロールパンを頬張っている玲於奈を見つけて叫んだ。
 「ん? あー、おはよう、暁人」
 「玲於奈兄さん! それ一個ちょうだい!」
 「んー」
 「あ、おはよう!」
 玲於奈はパンを一個手に取って暁人に渡す。
 「ありがとう!」
 暁人はすぐお礼を言って、家を飛び出した。


 💫💫💫


 昨晩、暁人に電話したら寝起きの暁人が出た。
 しばらく話していると、暁人の口から知らない男の名前が出てきてルイは、ムカっとした。
 「誰? 一ノ瀬って」
 誰かはものすごく気になるが、暁人は友達だと言い張った。
 彼の言い分は信じたい。

 でも、相手がどんなに仲のいい友達だからと言って、襲われない、という保証はない。
 心配になった。

 それと同時に、全く知らない『一ノ瀬』に嫉妬した。

 そんな感情を持っている自分に驚いた。


 無理やり電話を切って、ルイは天井を見つめる。
 ——余裕、ないなぁ。俺……
 暁人にとっては、ルイと出会うのは今日の昼間が初めてだ。
 そんな男にここまで言われて、いい気はしないだろう。
 「カッコ悪……」
 ルイはため息をついて、目を閉じた。


 💫💫💫


 待ち合わせ場所に到着すると、もうすでに一ノ瀬は待っていた。
 「おはよ、暁人くん」
 「おはよ……っ。ごめんっ、待たせた?」
 待たせたに決まっている。

 暁人は出来る限り走ってきたが、運悪く、全ての信号に引っかかり、挙げ句の果てには目の前でおばあさんが持っていた荷物が坂を転げ落ちた。
 やはり暁人は見捨てることは出来なくて、おばあさんを助けていたら、こうなった。
 一瞬、漫画でも読んでいるんじゃないかと暁人は思った。

 ——坂から何かが転がるなんて……少女漫画かよ…………

 そんなことを思いながら、暁人は一ノ瀬との待ち合わせ場所に向かった。


 「んー……待ってないよ。五分くらい前に来たから」
 「いや、待たせてるじゃん……!」
 一ノ瀬は首を振って否定するが、暁人はもう一度「ごめん」と謝った。
 「まぁまぁ。ほら、暁人くん。遊ぼ」
 「あ、……」
 一ノ瀬に腕を引っ張られて、暁人の足は自然と前に出る。
 「どこ行くんだっけ?」
 「えーとね……、映画館行って、ご飯食べて……」
 一ノ瀬が説明してくる。その内容を暁人は覚えていく。
 ——今やってる映画って、何があるっけ?
 そういった情報は、最近聞いてないから暁人は、一ノ瀬に任せるしかなかった。
 「暁人くん?」

 「ふぇ……!? あ、な、何っ?」

 申し訳ないなぁと思っていたら、一ノ瀬が暁人の顔を覗き込んできた。
 だから、変な声が出た。
 「体調悪い?」
 「あ、違……う、から」
 ——体調悪かったら遊ぶの断ってるし……
 「そう?」
 「うん。僕は大丈夫」
 「わかった。じゃあ、行こ」
 また一ノ瀬に腕を引っ張られた。



 あのあと、バトル系の映画を見て喫茶店に立ち寄った。
 そこで一ノ瀬はコーヒーを頼んで、暁人はイチゴパフェを頼んだ。
 映画の感想なんかを言い合って、あそこのシーンが良かった、とか、主人公イケメン、とか話がどんどん湧いてきた。
 「暁人くん、パフェちょうだい」
 「いいよー」
 「ありがと」
 いったん話に区切りができると、一ノ瀬がパフェを見ながら、暁人に聞いた。

 「あーん」

 暁人の目の前で、一ノ瀬が口を開けて待っている。
 ——……あーん……?

 「あれ? ほら暁人くん。食べさせて」

 追い込むように一ノ瀬が言葉で畳みかける。
 ——て、照れる……っ
 一ノ瀬は学校の中でも、『イケメン』の部類に入る。
 そんな奴が、暁人の目の前で口を開けて待っている。
 女子が見たら、多分、失神しているだろう。

 「暁人くん?」

 「あ……、あーん…………」

 声に出して言うと、余計に照れ臭くなる。暁人は頬を紅潮こうちょうさせながら、パフェをすくって一ノ瀬の口に運ぶ。
 「あーん」

 パクッとパフェを食べる一ノ瀬。


 「ん。美味しい」


 ぺろっと口の横に着いたクリームを舐める一ノ瀬は、なんだか、妖艶ようえんだった。
 「あ、い、一ノ瀬! 僕、お昼から用事が出来ちゃって……」
 気分を紛らわせるように、暁人が話を切り替える。
 「……へぇ……」
 ズゥン……と一ノ瀬の声が沈むのがわかった。
 ——怒らせたかも…………
 「どこか行くの?」
 「あ、人に会いに……」
 さっきまでの楽しい空気はどこに行ったんだろうか。
 二人を取り巻く空気は、かなり暗い。
 「暁人くんの友達?」
 「と、友達……」
 「ふぅん…………」
 一ノ瀬が頬杖をついて、暁人の目をしっかり見る。

 そもそも、ルイは、友達なのだろうか。初めて会った日に、濃厚なキスをされた。
 ——そんな相手は、『友達』?
 「一ノ瀬……っ」
 「わかった。ごめんね、ちょっと嫉妬した」
 ——また、その単語……
 昨日の夜も、ルイが言っていた。「嫉妬」と言う言葉。
 一ノ瀬にも使われて、暁人の頬は赤くなる。
 「かわいいね、暁人くんは」
 「かわいくないっ!」
 「ははっ。ごめんねー」
 一ノ瀬を殴ろうと腕を伸ばすが、あっさりと躱されて、逆に捕まった。
 「筋力、必要だね。暁人くん」
 「うー…………」
 うなっても意味ないことはわかっている。
 でも多少の抵抗はしたいものだ。
 「一ノ瀬がおかしいんだよ」
 「暁人くんが弱過ぎるの」
 ズバッと正論を言われて、暁人は口を閉じる。
 「い、いつか、ギャフンって言わせてやる……っ!」

 「うん。待ってるねー」
 ケラケラと笑う一ノ瀬には、勝てないな、と暁人は思った。

 「まぁでも。暁人くんはそのままでいいよ」

 「なんで?」
 暁人は強くなりたいのだ。武器を持ちたくないかわりに、力を付けたい。

 「かわいいから」

 なぜこうも人々は、暁人のことを『かわいい』と言うのだろう。
 自分の顔を鏡で見ても、かわいいとは思えない。

 グイッと一ノ瀬は暁人に顔を近づけて、暁人のデコに、ちゅっと唇を付けた。
 「え…………?」
 一ノ瀬の顔が離れていく。

 徐々に何をされたか理解していくと、暁人はリンゴのように顔を真っ赤にさせた。
 「な、え、は……?」
 「ふふっ。暁人くんがかわいくて、つい——」

 爽やかに笑う一ノ瀬を見て、暁人はイタズラだと思うことにした。
 ——ほ、本気だったら、口……だよね?
 ルイがそうだった。
 いきなり口にキスをしてきたのだから、本気なのがすぐにわかった。
 でも、一ノ瀬のキスは、デコ。

 ——多分、大丈夫……

 「真っ赤になっちゃって。本当、暁人くんは——」

 一ノ瀬に指摘されるくらい、暁人の顔は赤いのか。
 暁人は両手で顔を隠そうとした——


 「なに、してんの?」


 ドクッ……と、暁人の血液が逆流する。この声は。

 「……っ、る、ルイ………………」

 金髪で、赤い瞳を持つ青年。

 ルイだった。
 「暁人。誰、コイツ」
 あからさまにルイは不機嫌だった。
 「友達……一ノ瀬…………」
 「…………あぁ」
 電話で話した内容を思い出したのか、ルイは納得する。

 ——なにこれ、めっちゃ……

 暁人の正面には、口をポカンと開けている一ノ瀬。
 横には、すごい形相で一ノ瀬を睨んでいる、ルイ。


 ——気まずい。気まず過ぎる……っ!!
 
 
















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