五十の手習い

初めての手術

　２０１９年の２月、小便をしたときに尿に血が混じっていることに気がついた。それが気にかかり、かかりつけのお医者さんに診てもらった。何らかの異変を感じ取った先生は泌尿器科のある医院に紹介状を書いた。
　翌日、その泌尿器科の医院へ。そこでエコー検査をしてもらい、様子を見てもらった。そして、３月16日と設定してもらった。前週の３月９日はグループ旅行で東京へ行くのでその都合があったためだ。
　そして、迎えた16日。造影剤を入れたCT検査に入った。よく見ると左の腎臓が肥大しており、腎臓に負担をかけていたことが改めて分かった。結果として摘出手術という選択肢しかなかった。
　そして、近所にある済生会習志野病院で手術をすることとなったのだ。診断の結果手術は5月16日となり、２日前の14日に入院した。
　そして、手術の日。妹に付き添われる形となり手術室へ向かった。
　実は手術室に入るのは初めてではない。43年前、新潟大学病院に歯の治療のために入ったのだ。だが、麻酔を恐れるがあまり泣き出してしまい、手術は中断された。
　その経験を踏まえて全身麻酔や局部麻酔を受ける際も忍の一字を貫いた。その為、４時間45分にも及ぶ手術ながらも、成功したのだった。
　かかりつけ医や泌尿器科、手術をしてくださった病院と様々な先生方にご足労をおかけした。それでもこうして元気に生きていられるのも先生方のお陰であると自負している。身体を大切にしてまた手術をしなくてはならないといけない。それを理解している。