42 / 53
第2章 子ネコーと長老のお船休暇
第42話 お風呂リベンジ
しおりを挟む
にゃんごろーと長老は、脱衣所の手前で、プルプルプル~と体を震わせて水気を飛ばした。
それから、脱衣所の扉を開けて、まずは長老、それからにゃんごろーの順で、浴場を出る。
カラカラと扉が閉まっていく音を聞きながら、足ふきマットの上で、にゃんごろーはもふっと片手を長老に突きつけて宣言した。
「きょーは、にゃんごろー、じぬんれ、かららをかわきゃすかりゃ! ちょーろーは、らまってみれれ!」
「ほいよー」
昨日、習得したばかりのドライヤー魔法で、自分で自分の体を乾かす宣言だ。
子ネコーの瞳には、決意とやる気が満ち満ちていた。
長老のゆるっとしたお返事に、キリリ顔で頷くと、子ネコーは足を肩幅に開き、両手を上げた。
これから、体操でも始めるのかといわんばかりだが、始まったのは魔法付きの歌と踊りだった。
「ちょーろいいかじぇ、きーもちのいーかじぇ♪ にゃんごろーのきゃーらだーを、ふわっとシャラッと、にゃ・にゃ・にゃ~♪ うー♪」
突き上げた両手をワキワキしながら、お尻と尻尾をふりふりする子ネコー。
お歌が終わった時には、しっとり濡れ濡れ子ネコーは、ふわっとサラつや子ネコーに大変身していた。
「おー。上手に出来たのー」
「むふん!」
早速、長老に褒められて、腰に両手をあてて得意げに胸を反らす子ネコー。
じーじたちとカザンからも、称賛の声と拍手を浴びせられると、さすがに照れ臭くなってしまい、お手々を頭に当てて、「うにゃっ」と体を丸めた。
子ネコーと長老のお船休暇。その締めくくりは、お風呂タイムだった。
にゃんごろーの描いた絵を見ながらネコー部屋でまったりした後は、また例の和室へ移って夕ごはんを食べた。メンバーは、ネコー部屋に集合していた面々だったけれど、移動のどさくさに紛れて、クロウはいつの間にかいなくなってしまっていた。挨拶もしないままお別れしてしまったのが残念で、しょぼんとしてしまったにゃんごろーだったけれど、ミルゥに構われながら美味しいごはんを食べている内に、クロウのことはすっかり忘れてしまった。
そうして、食後のお茶まで堪能した後は。
今日の締めくくり、お風呂タイムだ。
にゃんごろーと一緒にお風呂に入りたいミルゥに、女風呂に攫われそうになる事件もあったけれど、「にゃんごろーはもう、あかちゃんネコーら、にゃいきゃらぁ~!」という子ネコーの必死の叫びにより、お船の風紀は守られた。
ミルゥとナナばーばは、未練たらたらだったけれど、にゃんごろー本ネコーにそう言われてはあきらめざるを得ない。一緒にお風呂に入りたいのはやまやまだが、それで子ネコーに嫌われてしまっては元も子もない。
代わって、ほくほくなのは、じーじたちとカザンだ。三人は、足首から羽が生えたかのような軽やかさで、にゃんごろーを伴い、男湯ののれんをくぐっていった。
男三人は、すっかり童心に帰り、にゃんごろーに請われるままに、泡で遊びまくった。それから、ゆったり湯船に浸かって、壁に描かれたお魚の鑑賞会。
女湯の方は、海の中ではなくて空の中にいるような絵になっているということも、この時に聞いた。そっちも見てみたいと、女湯に思いを馳せるにゃんごろー。マグじーじがニヤリと笑いながら「明日から女湯と男湯が交替になるぞ」と教えてくれた。子ネコーに、また一つ新しい楽しみが生まれてしまった。
そうして、ゆっくりお風呂を楽しんだ後は、昨日のリベンジだ。
昨日は、転ばないように慎重に歩かなければと力が入り過ぎたせいか、長老と二人で盛大に転びそうになり、結局、一緒にお風呂に入っていたセンリとニコルに抱きかかえられての退場となった。「今日こそは!」と張り切ったものの、張り切り過ぎて大失敗しそうになったけれど、助けてくれたカザンに「まずは、深呼吸をして落ちついて。それから、ゆっくり歩けば大丈夫だ」とアドバイスをしてもらって、その通りにしたら、今度は大成功だった。
見事リベンジを果たしたことで、一つ自信をつけたにゃんごろー。
勢いに乗ったまま、キリリとしたお顔で、今度は「ひとりで体を乾かす」宣言をした。昨日も最終的に成功させてはいるものの、長老を焼きネコーに仕掛けたり、氷ネコーに仕掛けたりとで、一度ではうまくいかなかったのだ。
今日こそは、一発で成功させるぞと息巻いたにゃんごろーは、見事、宣言通りにやり遂げた。
みんなにも褒めてもらえて、照れながらも喜びを噛みしめていると、カザンがさらに嬉しいことを言ってくれた。
「そうだ、にゃんごろー。私の髪も、にゃんごろーの魔法で乾かしてもらえないか?」
「え? ニャニャンしゃんのおきゃみを?」
「ああ」
「みょ、みょみょみょみょみょ、みょちりょん! まきゃせて! れも、みゃって! しょのみゃえに、もーいっきゃい、ちょーろーれ、れんしゅーしゅるきゃら!」
「ああ、分かった」
「長老の意見は、無視かい……」
にゃんごろーの魔法の見事さに感心したカザンが、自分の髪も乾かしてほしいと頼んできたのだ。子ネコーは、大喜びの大張り切りで舞い上がった。二つ返事で了承しつつも、微妙に冷静に、事前にもう一度練習させてほしいと申し出た。もちろん、カザンに異論はない。
ぼそりと不満を呟いた長老は、まだ濡れネコーのままだった。子ネコーの魔法練習に付き合ってやろうと、自分で乾かさずに待っていたのだ。とはいっても、本番(カザン)前の練習台という使われ方は、面白くなくて、声には割合本気の不満が込められていた。
カザンへのドライヤー魔法を成功させることで頭がいっぱいの子ネコーは、長老の不満など気にすることなく歌い始める。
「ちょーろいいかじぇ、きもちのいいかじぇ♪ ちょーろーの、ぺしょぺしょぺっとりなかららを、シャラシャラッ、ふわふわっ♪ しゃら~ん♪ にゃーん♪ にゃっ・にゃっ・にゃっ♪」
長老に向かって突き出した両手を、右へ左へと動かすにゃんごろー。
お歌の通りの気持ちのいい風に包まれて、ぺっしょり濡れネコーは、白くて長い毛並みがサラサラと麗しいふわもふネコーに生まれ変わる。
どうやら子ネコーは、ドライヤー魔法を完全にものにしたようだ。
「ろう? ちょーろー?」
「うむ。完璧じゃ。じゃがな、にゃんごろー。ひとに魔法を使う時は、勝手にやってはいかん。ちゃんと、お伺いをかけて、いいよと言ってもらえてからじゃぞ」
「はっ! ご、ごめんにゃしゃい。ちょーろらから、いいかにゃとおみょって……」
「親しき中にも礼儀あり、じゃぞ?」
「にゃ……。ちゅぎは、きをちゅける……」
「うむ。まあ、魔法の方は、合格じゃ。これからは、ひとりで体を乾かせるの。成長したの、にゃんごろー」
「…………! うん!」
得意げに胸を反らす子ネコーに、長老の教育的指導が入った。身内だからと礼儀をおろそかにしたことを指摘され、しょんぼり項垂れるにゃんごろー。しっかり反省しているようなので、長老は鞭を仕舞って飴を取り出した。
成長を認められた子ネコーは、顔を上げて、ぱぁーっと笑いながら頷いた。
「ほれ、あんまり、待たせても悪いじゃろ。早く、カザンの髪を乾かしておやり」
「うん!」
子ネコーの頭をポフポフしながら、長老が促した。
にゃんごろーは両手にぎゅっと力を込めながら、元気に頷く。
次は、いよいよ。
本番だ。
それから、脱衣所の扉を開けて、まずは長老、それからにゃんごろーの順で、浴場を出る。
カラカラと扉が閉まっていく音を聞きながら、足ふきマットの上で、にゃんごろーはもふっと片手を長老に突きつけて宣言した。
「きょーは、にゃんごろー、じぬんれ、かららをかわきゃすかりゃ! ちょーろーは、らまってみれれ!」
「ほいよー」
昨日、習得したばかりのドライヤー魔法で、自分で自分の体を乾かす宣言だ。
子ネコーの瞳には、決意とやる気が満ち満ちていた。
長老のゆるっとしたお返事に、キリリ顔で頷くと、子ネコーは足を肩幅に開き、両手を上げた。
これから、体操でも始めるのかといわんばかりだが、始まったのは魔法付きの歌と踊りだった。
「ちょーろいいかじぇ、きーもちのいーかじぇ♪ にゃんごろーのきゃーらだーを、ふわっとシャラッと、にゃ・にゃ・にゃ~♪ うー♪」
突き上げた両手をワキワキしながら、お尻と尻尾をふりふりする子ネコー。
お歌が終わった時には、しっとり濡れ濡れ子ネコーは、ふわっとサラつや子ネコーに大変身していた。
「おー。上手に出来たのー」
「むふん!」
早速、長老に褒められて、腰に両手をあてて得意げに胸を反らす子ネコー。
じーじたちとカザンからも、称賛の声と拍手を浴びせられると、さすがに照れ臭くなってしまい、お手々を頭に当てて、「うにゃっ」と体を丸めた。
子ネコーと長老のお船休暇。その締めくくりは、お風呂タイムだった。
にゃんごろーの描いた絵を見ながらネコー部屋でまったりした後は、また例の和室へ移って夕ごはんを食べた。メンバーは、ネコー部屋に集合していた面々だったけれど、移動のどさくさに紛れて、クロウはいつの間にかいなくなってしまっていた。挨拶もしないままお別れしてしまったのが残念で、しょぼんとしてしまったにゃんごろーだったけれど、ミルゥに構われながら美味しいごはんを食べている内に、クロウのことはすっかり忘れてしまった。
そうして、食後のお茶まで堪能した後は。
今日の締めくくり、お風呂タイムだ。
にゃんごろーと一緒にお風呂に入りたいミルゥに、女風呂に攫われそうになる事件もあったけれど、「にゃんごろーはもう、あかちゃんネコーら、にゃいきゃらぁ~!」という子ネコーの必死の叫びにより、お船の風紀は守られた。
ミルゥとナナばーばは、未練たらたらだったけれど、にゃんごろー本ネコーにそう言われてはあきらめざるを得ない。一緒にお風呂に入りたいのはやまやまだが、それで子ネコーに嫌われてしまっては元も子もない。
代わって、ほくほくなのは、じーじたちとカザンだ。三人は、足首から羽が生えたかのような軽やかさで、にゃんごろーを伴い、男湯ののれんをくぐっていった。
男三人は、すっかり童心に帰り、にゃんごろーに請われるままに、泡で遊びまくった。それから、ゆったり湯船に浸かって、壁に描かれたお魚の鑑賞会。
女湯の方は、海の中ではなくて空の中にいるような絵になっているということも、この時に聞いた。そっちも見てみたいと、女湯に思いを馳せるにゃんごろー。マグじーじがニヤリと笑いながら「明日から女湯と男湯が交替になるぞ」と教えてくれた。子ネコーに、また一つ新しい楽しみが生まれてしまった。
そうして、ゆっくりお風呂を楽しんだ後は、昨日のリベンジだ。
昨日は、転ばないように慎重に歩かなければと力が入り過ぎたせいか、長老と二人で盛大に転びそうになり、結局、一緒にお風呂に入っていたセンリとニコルに抱きかかえられての退場となった。「今日こそは!」と張り切ったものの、張り切り過ぎて大失敗しそうになったけれど、助けてくれたカザンに「まずは、深呼吸をして落ちついて。それから、ゆっくり歩けば大丈夫だ」とアドバイスをしてもらって、その通りにしたら、今度は大成功だった。
見事リベンジを果たしたことで、一つ自信をつけたにゃんごろー。
勢いに乗ったまま、キリリとしたお顔で、今度は「ひとりで体を乾かす」宣言をした。昨日も最終的に成功させてはいるものの、長老を焼きネコーに仕掛けたり、氷ネコーに仕掛けたりとで、一度ではうまくいかなかったのだ。
今日こそは、一発で成功させるぞと息巻いたにゃんごろーは、見事、宣言通りにやり遂げた。
みんなにも褒めてもらえて、照れながらも喜びを噛みしめていると、カザンがさらに嬉しいことを言ってくれた。
「そうだ、にゃんごろー。私の髪も、にゃんごろーの魔法で乾かしてもらえないか?」
「え? ニャニャンしゃんのおきゃみを?」
「ああ」
「みょ、みょみょみょみょみょ、みょちりょん! まきゃせて! れも、みゃって! しょのみゃえに、もーいっきゃい、ちょーろーれ、れんしゅーしゅるきゃら!」
「ああ、分かった」
「長老の意見は、無視かい……」
にゃんごろーの魔法の見事さに感心したカザンが、自分の髪も乾かしてほしいと頼んできたのだ。子ネコーは、大喜びの大張り切りで舞い上がった。二つ返事で了承しつつも、微妙に冷静に、事前にもう一度練習させてほしいと申し出た。もちろん、カザンに異論はない。
ぼそりと不満を呟いた長老は、まだ濡れネコーのままだった。子ネコーの魔法練習に付き合ってやろうと、自分で乾かさずに待っていたのだ。とはいっても、本番(カザン)前の練習台という使われ方は、面白くなくて、声には割合本気の不満が込められていた。
カザンへのドライヤー魔法を成功させることで頭がいっぱいの子ネコーは、長老の不満など気にすることなく歌い始める。
「ちょーろいいかじぇ、きもちのいいかじぇ♪ ちょーろーの、ぺしょぺしょぺっとりなかららを、シャラシャラッ、ふわふわっ♪ しゃら~ん♪ にゃーん♪ にゃっ・にゃっ・にゃっ♪」
長老に向かって突き出した両手を、右へ左へと動かすにゃんごろー。
お歌の通りの気持ちのいい風に包まれて、ぺっしょり濡れネコーは、白くて長い毛並みがサラサラと麗しいふわもふネコーに生まれ変わる。
どうやら子ネコーは、ドライヤー魔法を完全にものにしたようだ。
「ろう? ちょーろー?」
「うむ。完璧じゃ。じゃがな、にゃんごろー。ひとに魔法を使う時は、勝手にやってはいかん。ちゃんと、お伺いをかけて、いいよと言ってもらえてからじゃぞ」
「はっ! ご、ごめんにゃしゃい。ちょーろらから、いいかにゃとおみょって……」
「親しき中にも礼儀あり、じゃぞ?」
「にゃ……。ちゅぎは、きをちゅける……」
「うむ。まあ、魔法の方は、合格じゃ。これからは、ひとりで体を乾かせるの。成長したの、にゃんごろー」
「…………! うん!」
得意げに胸を反らす子ネコーに、長老の教育的指導が入った。身内だからと礼儀をおろそかにしたことを指摘され、しょんぼり項垂れるにゃんごろー。しっかり反省しているようなので、長老は鞭を仕舞って飴を取り出した。
成長を認められた子ネコーは、顔を上げて、ぱぁーっと笑いながら頷いた。
「ほれ、あんまり、待たせても悪いじゃろ。早く、カザンの髪を乾かしておやり」
「うん!」
子ネコーの頭をポフポフしながら、長老が促した。
にゃんごろーは両手にぎゅっと力を込めながら、元気に頷く。
次は、いよいよ。
本番だ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!
山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」
夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
嘘つきと呼ばれた精霊使いの私
ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
家族に捨てられたけど、もふもふ最強従魔に愛されました
朔夜
ファンタジー
この世界は「アステルシア」。
魔法と魔物、そして“従魔契約”という特殊な力が存在する世界。代々、強大な魔力と優れた従魔を持つ“英雄の血筋”。
でも、生まれたばかりの私は、そんな期待を知らず、ただ両親と兄姉の愛に包まれて育っていった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる