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凄いなぁ、このベッド。人間四人乗っても多少軋む音を立てるだけで、壊れる気配もない……。
何てこんなときに考えるのは、きっと現実逃避だ。
だって、今この身に起こっていることは現実感がない。目が覚めたら夢でしたとなる方がまだ信じられるし、すんなりと受け入れられる。
それか『本気にした? 冗談だよ』ってミルくん辺りが言ってくれるのを期待しているんだけど、どうやらそれは儚く消えゆくもののようだ。
「……ん、んっ、……はぁ、……ンぁ、あっ」
キスが随分とお気に召したミルくんは、先ほどからずっと私の口に吸い付いていた。耳まで真っ赤にして目を潤ませて、吐息が荒くそして熱い。飽きることなくチュッと音を立てながらキスをするミルくんは、いまや念願の舌まで入れて私の口の中を蹂躙していた。
「カレンちゃん……可愛い……」
とろんととろけた瞳で見つめると、同じような深紅の瞳で見つめ返してくる。
可愛いとか……それはミルくんのことだよ。ミルくんの方が一生懸命にキスしてきて可愛い。
たどたどしい舌の動きとか、唇が腫れあがりそうなほどに吸う姿とか。彼が私より年下だからそう思うのか、可愛くて胸がキュンキュンしてしまう。
「ミルのキス、上手になってきたな。気持ちいいか? カレン」
耳元で艶のある声で囁いてくるのが隊長だ。後ろから私の身体を抱え込んで座り、口でミルくんにキスの仕方を引き続きレクチャーしたり、傍観を決め込もうとしていたイグニスさんに指示を出していたりした。
私の胸を両手で揉み、耳や首筋に愛撫を繰り返しながら。
手際のよい動きでボタンを外されたブラウスは脱がされ、下着も私の胸を覆ってはいなかった。隊長の大きな手がそれを除け、好き勝手に揉みしだいている。それだけじゃない。胸の頂も指で弄ってくるので、私はミルくんの口の中にあられもない声を吹き込むことになっていた。
隊長の指が巧みに動く。キュッと絞るように指で引っ張ったり、指の腹で擦ったりと私をたった二本の指で翻弄してきた。
それに唇も舌も、……そして声も。
私自身が知りもしなかった性感帯を暴き、官能をみるみるうちに高めていってしまうのだ。
隊長の声がこんなにも腰に響くものだと思わなかったよ……。
「ここももうこんなにコリコリだもんなぁ。気持ちいいに決まってるよな?」
「はぅ……んっ、あ……あぁ……」
耳元で卑猥なことを言われるたびに自分の吐息が熱くなっていっているのが分かる。直接触れるわけではない、声の愛撫。それに怖いほどにこの身体は反応していた。
「……下も、気持ちいいだろ? カレン。さっきからすごいエッチな音が聞こえてきてる。イグニスにぐちょぐちょにされて……エロいな」
「……ひっ……んんっ」
隊長の言葉に合わせるように、イグニスさんが陰核を指で弾いてきた。強烈な快楽が私を貫き、また膣の奥の方からとろりと愛液が零れ堕ちる。その蜜を指ですくって秘所に差し込んだイグニスさんは、隘路をゆっくりと抉じ開けるように奥へと進ませていった。
隊長の『丁寧にほぐしてやれ』という言葉に従い、先ほどからずっと私の秘所に指を入れてほぐしているイグニスさん。体内に異物が入る感覚におびえる私を隊長が言葉で宥め、ミルくんがキスで気をそらしてくれていた。
先ほどの隊長の言葉通り私の秘所は恥ずかしいぐらいに濡れそぼっていて、卑猥の音が嫌でも聞こえてきていた。そこに至るまで大した痛みも感じず、違和感と少しの気持ちよさがあったのでイグニスさんは丁寧にやってくれているのだろう。
けれども……
「本当、凄いくらいに濡れているな。感じたのか? 隊長の愛撫が気持ちよくてここまで濡らしているのか? 隊長に触られるのは気持ちいいのか?」
「あぁんっ……!」
「赤く熟れて俺の指をきつく締め付けてくる。処女にしては咥えこむのが上手いようだな」
その嫉妬しているのか言葉攻めなのか、それとも純粋に確認しているのか分からないような質問はやめてください! イグニスさん! 何と返したらいいか返答に非常に困ります!
いつも寡黙なくせに何故こういうときに饒舌になるのか……。羞恥を煽るにしても嫉妬にしても勘弁してほしい。
確かに隊長に触られるのは気持ちいいけれど、もちろんイグニスさんの指もミルくんのキスも気持ちいいわけで、もうどれが一番とか分からないし。
とにかくもう三人からあの手この手で攻められてわけが分からない!
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