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「よし……いいぞ、いいぞ!」
パソコン画面に表示されているデータは、まさに僕が理想としている値を示していた。
小躍りしたい気持ちをぐっとこらえ、僕こと瀬野尾樹基はひとりで小さくガッツポーズをした。
この三年、ずっと研究にかかりきりだった。数えきれないほどのトライアンドエラーを繰り返し、ようやく、僕の望んだ形のものが完成した瞬間だ。
ガラス張りの実験室のベッドに駆け寄り、僕は白い病院着の被験者の手を取って、「美山さん、ご協力ありがとうございました!!」とガッチリと握手をする。
被験者として、また協力者として実験に参加しているこの人は、僕が通い詰めているラボで研究員をしている、年上の男性オメガ・美山さんだ。
心拍数や脳波を測定するたくさんのチューブに繋がれているものの、大あくびをして「いいデータ取れました?」と僕に問う。美山さんの首に首に巻き付いている黒いチョーカーを恭しく取り外しつつ、僕は大きく頷いた。
「はい、このチョーカーから発生させている抗オメガフェロモンによって、美山さんのフェロモンはほぼ百パーセント相殺されています。やたら鼻の効くアルファが半径一メートル以内にいても、あなたのフェロモンに誘われることはないでしょう」
「そう。いや~……長かったですね。ずいぶん合成に時間がかかりましたけど、いい結果が出たならなによりです」
「本当ですね。いつもご協力いただきありがとうございました。お約束通り、今度いい肉を奢らせていただきます」
「肉、ねぇ……」
美山さんはモニターを外すついでのように、簡素な病院着の胸元をさりげなく開いて上目遣いをした。十八歳の僕より八つも年上ながら、オメガらしい少年のような肉体だ。
筋肉がつきにくそうだなぁと思いながら見下ろしていると、美山さんは僕の瞳をじっと見上げ、僕の股間のあたりにつつつ……と指先を這わせてきた。
「僕、牛肉より……瀬野尾くんのコレのほうがいいなぁ」
猫撫で声を出す美山さんを前に、僕は無表情のまま首を傾げた。
「? コレのほうがいいというのは? どういう意味でしょうか?」
「えー? わっかんないかなぁ」
「わかりません。言いたいことがあるならはっきり言ってください。焼肉は美山さんの好物だと言っていたじゃありませんか」
「そーですけど……。……ったく、ほんっとニブいんだからなぁ」
美山さんは呆れ顔で鼻を鳴らし、ひょいと裸足でベッドから降りた。そして雑な手つきでぶちぶちとモニター類を全て自ら引っぺがすと、その場で大きく伸びをしている。
「美山さん、備品は丁寧に扱ってください」
「はいはいわかってますよ。……さて、実験用のネックガードは外しちゃったわけですけど……僕から何かいい匂いとかしませんか?」
「? いえ、なにも」
「……やれやれ、ダメか」
実験データを整理しつつ、何か言いたいことがありそうな美山さんのほうへ視線だけを向ける。すると美山さんは自分の所持品であるネックガードを装着しながら、ちょっとつまらなそうにこう言った。
「アルファって、惚れたオメガの匂いをすごく甘く感じるらしいですね」
「そうらしいですね。僕は感受性が鈍いようで、そういう経験はありませんが」
「でしょうね、わかります」
爽やかな笑顔でサラッと傷つくことを言われた気がする。だが、僕はそういう反応に慣れっこだ。
理系の知力だけはやたらと高い僕は、他人の感情の機微を読み取ることがひどく不得手で、幼い頃から空気を読むことができなかった。
複数人の会話など特に苦痛だ。楽しく盛り上がっている会話の最中に、僕はどうもおかしな発言をしてしまうらしく、しばしば周りの人々に妙な顔をさせてしまう。
あたたまっていた場の空気とやらが、僕の発言を機にすぅ~と冷えていくさまは、さすがに居心地が悪い。僕はなるべく人と目を合わないように、サラサラとまとまらない前髪を長く伸ばして目元を極力隠し、伊達眼鏡をかけ、ひっそりと学校生活を送ってきた。
だから美山さんのような反応にも慣れっこだ。
そして今の僕には、そんなことに傷ついている暇はない。
「あー首がむずむずする。僕はやっぱり、普通の抑制剤のほうが楽だな」
首をさすりながら病院着の上に白衣を羽織り、美山さんが鏡を覗き込んでいる。首周りに炎症が起きていない確認しているようだが、皮膚にはなんの反応も出ていない。僕はそれを見てホッとした。
「そういう人が大多数でしょうが、中にはそれが身体に合わない人もいる。そのための研究です」
「……うん、そうだね。失礼しました。しかし、まだ高校生なのに、これだけの成果を上げてしまうんだもの。さすが瀬野尾製薬の御曹司だ」
「家柄はどうあれ、恵まれた環境には感謝していますよ」
中学生の頃に発案し、実用化へ向け三年間研究を重ねてきたもの——……それが、今僕が手にしているネックガードだ。
ネックガードは護身具だ。望まぬ形でアルファにうなじを噛まれて番ってしまわぬよう、オメガの身を守るために装着するものである。
オメガには、二、三ヶ月に一度、『ヒート』と呼ばれる発情期が訪れる。
ヒート期にあるオメガは高濃度のフェロモンを発し、繁殖行為——すなわち性行為のことしか考えられなくなってしまうのが特徴だ。
その上、オメガフェロモンはアルファを強く誘引してしまう。オメガフェロモンに耐性のないアルファは理性を失い、お互いにとって望まない形で性行為に至ってしまうことも多かった。
そのため、オメガは長きにわたって『淫らな性』と蔑まれてきた上、ヒートがあるせいで仕事や学校を休まざるを得ないという事情もあり、社会的地位が低く固定されてきた歴史がある。
だが、そのヒートを抑える働きがある薬——『抑制剤』が開発されてからというもの、オメガのQOLは格段に向上した。研究が進み、近年では抑制剤の効能が格段に向上しているため、普通に社会生活を送ることができるオメガが増えている。
だが、抑制剤の成分にアレルギーを持つオメガが、稀に存在する。
アレルギー持ちのオメガは百万人に一人。ただでさえ人口比率の低いオメガの中でも、ごくごくわずかだ。そのため、抑制剤アレルギーに対する研究はこれまでまったく進んでこなかった。
……だが、その稀な抑制剤アレルギー持ちのオメガが、僕のすぐそばにいる。
冬月槇。
僕の、同い年の幼馴染だ。
パソコン画面に表示されているデータは、まさに僕が理想としている値を示していた。
小躍りしたい気持ちをぐっとこらえ、僕こと瀬野尾樹基はひとりで小さくガッツポーズをした。
この三年、ずっと研究にかかりきりだった。数えきれないほどのトライアンドエラーを繰り返し、ようやく、僕の望んだ形のものが完成した瞬間だ。
ガラス張りの実験室のベッドに駆け寄り、僕は白い病院着の被験者の手を取って、「美山さん、ご協力ありがとうございました!!」とガッチリと握手をする。
被験者として、また協力者として実験に参加しているこの人は、僕が通い詰めているラボで研究員をしている、年上の男性オメガ・美山さんだ。
心拍数や脳波を測定するたくさんのチューブに繋がれているものの、大あくびをして「いいデータ取れました?」と僕に問う。美山さんの首に首に巻き付いている黒いチョーカーを恭しく取り外しつつ、僕は大きく頷いた。
「はい、このチョーカーから発生させている抗オメガフェロモンによって、美山さんのフェロモンはほぼ百パーセント相殺されています。やたら鼻の効くアルファが半径一メートル以内にいても、あなたのフェロモンに誘われることはないでしょう」
「そう。いや~……長かったですね。ずいぶん合成に時間がかかりましたけど、いい結果が出たならなによりです」
「本当ですね。いつもご協力いただきありがとうございました。お約束通り、今度いい肉を奢らせていただきます」
「肉、ねぇ……」
美山さんはモニターを外すついでのように、簡素な病院着の胸元をさりげなく開いて上目遣いをした。十八歳の僕より八つも年上ながら、オメガらしい少年のような肉体だ。
筋肉がつきにくそうだなぁと思いながら見下ろしていると、美山さんは僕の瞳をじっと見上げ、僕の股間のあたりにつつつ……と指先を這わせてきた。
「僕、牛肉より……瀬野尾くんのコレのほうがいいなぁ」
猫撫で声を出す美山さんを前に、僕は無表情のまま首を傾げた。
「? コレのほうがいいというのは? どういう意味でしょうか?」
「えー? わっかんないかなぁ」
「わかりません。言いたいことがあるならはっきり言ってください。焼肉は美山さんの好物だと言っていたじゃありませんか」
「そーですけど……。……ったく、ほんっとニブいんだからなぁ」
美山さんは呆れ顔で鼻を鳴らし、ひょいと裸足でベッドから降りた。そして雑な手つきでぶちぶちとモニター類を全て自ら引っぺがすと、その場で大きく伸びをしている。
「美山さん、備品は丁寧に扱ってください」
「はいはいわかってますよ。……さて、実験用のネックガードは外しちゃったわけですけど……僕から何かいい匂いとかしませんか?」
「? いえ、なにも」
「……やれやれ、ダメか」
実験データを整理しつつ、何か言いたいことがありそうな美山さんのほうへ視線だけを向ける。すると美山さんは自分の所持品であるネックガードを装着しながら、ちょっとつまらなそうにこう言った。
「アルファって、惚れたオメガの匂いをすごく甘く感じるらしいですね」
「そうらしいですね。僕は感受性が鈍いようで、そういう経験はありませんが」
「でしょうね、わかります」
爽やかな笑顔でサラッと傷つくことを言われた気がする。だが、僕はそういう反応に慣れっこだ。
理系の知力だけはやたらと高い僕は、他人の感情の機微を読み取ることがひどく不得手で、幼い頃から空気を読むことができなかった。
複数人の会話など特に苦痛だ。楽しく盛り上がっている会話の最中に、僕はどうもおかしな発言をしてしまうらしく、しばしば周りの人々に妙な顔をさせてしまう。
あたたまっていた場の空気とやらが、僕の発言を機にすぅ~と冷えていくさまは、さすがに居心地が悪い。僕はなるべく人と目を合わないように、サラサラとまとまらない前髪を長く伸ばして目元を極力隠し、伊達眼鏡をかけ、ひっそりと学校生活を送ってきた。
だから美山さんのような反応にも慣れっこだ。
そして今の僕には、そんなことに傷ついている暇はない。
「あー首がむずむずする。僕はやっぱり、普通の抑制剤のほうが楽だな」
首をさすりながら病院着の上に白衣を羽織り、美山さんが鏡を覗き込んでいる。首周りに炎症が起きていない確認しているようだが、皮膚にはなんの反応も出ていない。僕はそれを見てホッとした。
「そういう人が大多数でしょうが、中にはそれが身体に合わない人もいる。そのための研究です」
「……うん、そうだね。失礼しました。しかし、まだ高校生なのに、これだけの成果を上げてしまうんだもの。さすが瀬野尾製薬の御曹司だ」
「家柄はどうあれ、恵まれた環境には感謝していますよ」
中学生の頃に発案し、実用化へ向け三年間研究を重ねてきたもの——……それが、今僕が手にしているネックガードだ。
ネックガードは護身具だ。望まぬ形でアルファにうなじを噛まれて番ってしまわぬよう、オメガの身を守るために装着するものである。
オメガには、二、三ヶ月に一度、『ヒート』と呼ばれる発情期が訪れる。
ヒート期にあるオメガは高濃度のフェロモンを発し、繁殖行為——すなわち性行為のことしか考えられなくなってしまうのが特徴だ。
その上、オメガフェロモンはアルファを強く誘引してしまう。オメガフェロモンに耐性のないアルファは理性を失い、お互いにとって望まない形で性行為に至ってしまうことも多かった。
そのため、オメガは長きにわたって『淫らな性』と蔑まれてきた上、ヒートがあるせいで仕事や学校を休まざるを得ないという事情もあり、社会的地位が低く固定されてきた歴史がある。
だが、そのヒートを抑える働きがある薬——『抑制剤』が開発されてからというもの、オメガのQOLは格段に向上した。研究が進み、近年では抑制剤の効能が格段に向上しているため、普通に社会生活を送ることができるオメガが増えている。
だが、抑制剤の成分にアレルギーを持つオメガが、稀に存在する。
アレルギー持ちのオメガは百万人に一人。ただでさえ人口比率の低いオメガの中でも、ごくごくわずかだ。そのため、抑制剤アレルギーに対する研究はこれまでまったく進んでこなかった。
……だが、その稀な抑制剤アレルギー持ちのオメガが、僕のすぐそばにいる。
冬月槇。
僕の、同い年の幼馴染だ。
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ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
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