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異世界&冒険者
説明ともう一人
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サーシャ達に俺達二人の秘密を話すことにする。
なので秘密を守ってもらうために、あることをする。
まあ命令なんですけど。
「サーシャ、突然だけど一つ命令」
そういうとサーシャが怯えるように体を震わせる。
「大丈夫、変なことじゃないから。今から俺と愛花が話す内容をそこでまだ寝ているもう一人の子以外には話さないってことだけ。外に漏れると面倒なことだからさ」
俺は命令を使って酷いことをしたいわけでもないし、仮にやろうものなら愛花から鉄拳制裁が飛んでくるからこれだけで十分だ。
問題があれば後で追加すればいいんだし。
「え、そ、それだけでいいんですか?」
「うん、それだけ」
チラッとサーシャが愛花の方を見る。
「私もそれだけだよ?他は今のところ考えてないし」
「わかりました」
愛花は同性ということもあってかすぐに信用されていた。
いや、この場合は信用というよりただ警戒が和らいだだけか。
さて、そろそろ秘密ぶっちゃけますか。
「ありがとう。それで話す内容なんだけど……簡単に言えば俺と愛花はこの世界の人間じゃない」
そういうとサーシャはとても驚き、固まっていた。
それもそうだ。目の前の、それも自分の主人達がこの世界の人間じゃないなんて知って驚かないはずがない。
俺もサーシャと同じ状況でこんなことを言われたら平静を保てる自信がない。
「まぁ、そりゃ固まるよな」
「あんなこと言われればこうもなるわよ」
逆に驚かない人がいるというなら目の前に連れてきて欲しい。
……五分たった。
「そろそろ戻ってきて欲しいんだが」
「そうね」
じゃないと話が進まない。
「おーい、サーシャちゃーん、戻っておいでー!」
愛花が大声で名前を呼び肩を揺する。
「はっ!?」
無事に現実に戻ってきたようだ。
……はいそこ!異世界転生は非現実だろとか言わない!俺が現実っていったから現実なんだ!いいな!?
茶番はさておきサーシャといろいろ話さなければ。
「戻ってきたな。おかえり」
「おかえり~」
「ただいまです……。あの、さっきの話って本当ですか?」
「うん、本当」
「夢じゃなく?」
「現実だよ」
そういうとサーシャは驚きを残しつつもどこか納得したような表情を見せた。
「そういわれると納得しする部分もあります。いくら奴隷のことを知らないとは言え知らないことが多かったですし、お二人揃って黒髪黒目というのは滅多に見なかったので。でも、これで納得いきました」
「飲み込みが早くて助かる。それで、結局ステータスってどうやってだすんだ?」
「ステータスと念じれば出てきます」
ふーん。念じればいいのか。
あっぶねぇーー!!
念じるだけでいいんじゃん!
誰だよ声に出そうとしたやつ!?
俺か!
一人ツッコミはここまでにして、念じればいいんだな。
『ステータス』
鈴木海斗
Lv.1
物理攻撃 100
物理防御 79
魔法攻撃 85
魔法防御 90
SP 25
スキル
異世界言語 魔法全属性適性 刀剣術Lv.1 経験値上昇 鑑定
アイテムボックスLv.1 気配察知Lv.1
所有奴隷(個人)
なし
所有奴隷(共有)
サーシャ ミーシャ
なんだかいろいろ出てきたぞ。
物理攻撃とか魔法防御とかは転生の時にいじった記憶がないからアークが勝手に決めたのだろう。
スキルは自分で選んだものなので今はスルーだ。Lvとか気になるものはいくらかあるが。
その下、奴隷の欄だが、個人と共有で分かれているらしい。
共有の欄にサーシャの名前がある。ということはその右に書かれているミーシャというのがもう一人の子の名前なのだろう。
「もう一人の子の名前ってミーシャで合ってる?」
「はい、合っています」
そこまで話した時だった。三人以外の声が聞こえた。
声の方向を見てみるとミーシャが目を覚ますところだった。
「ミーちゃん!!」
どうやらサーシャはミーシャのことをミーちゃんと呼んでいるらしい。
可愛い呼び方だな。
「んむぅ?サーねぇ?どうしたの?」
サーねぇ?もしやこの二人姉妹か?
言われてみればサーシャもミーシャも蒼の目に白髪という第一印象は同じ容姿であり、雰囲気も似ている。
こんな簡単なことにも気付かないとは自分で思う以上に混乱しているのかもしれない。
おっと、俺がサーシャの呼び方も可愛いとか思ってる間にサーシャがミーシャに今までのことを説明し終わったようだ。
「ほらミーちゃん、しっかり挨拶して」
「ミーシャです。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
「よろしくね、ミーシャちゃん」
「あ、伝えてなかったけど、無理に敬語使わなくていいからね?楽な話し方にしていいよ」
「そうね。ずっと敬語だと距離を感じて寂しくなっちゃうし」
「わ、私は普段からこの喋り方なのでこれでいいです」
「なら私は普段通りにする!敬語とか疲れちゃうし」
サーシャは変わらず、ミーシャは元の喋り方に戻したようだ。
無理に敬語使われるよりこっちの方がいい。ミーシャの見た目からしても敬語は合わないしな。
まぁ見た目のことを言えばサーシャも合わないんだが、本人がこれでいいと言うのだから深くは言わない。
さて、二人とも起きたことだしそろそろ移動した方がいいかもしれない。
これ以上待つとお昼を超えそうだ。
まだこちらの世界に来てから一時間弱といった所なのでお腹の減り具合は平気なのだが、鬱蒼とした森に居続けるのもなかなか辛い。
「ねぇ二人とも、移動したいんだけど動ける?」
「問題ないです」
「大丈夫です」
「ちょっと海斗、休ませなくていいの?」
「それはそうなんだが……ここで休めるか?」
先ほども言ったがここは鬱蒼とした森の中。
普通の人が休むには適さないだろう。
それを愛花も分かったのだろう。大人しく引き下がる。
「……確かにちょっと無理そうね。いつ動物が来るかも分からないし」
「だろ?なら森は早めに抜けた方がいい」
「あの、ご主人様。私達なら先程まで寝たので大丈夫ですよ?」
「その言葉を信じるけど、もし辛くなったら言うんだよ?倒れられても困るからさ。ミーシャもだよ?」
「は、はい、分かりました」
「分かった」
二人のことを考えると、少しゆっくり歩いた方がよさそうだ。愛花と二人の時より時間はかかるが仕方ない。
俺と愛花が先導で森を抜ける道を歩いていった。
なので秘密を守ってもらうために、あることをする。
まあ命令なんですけど。
「サーシャ、突然だけど一つ命令」
そういうとサーシャが怯えるように体を震わせる。
「大丈夫、変なことじゃないから。今から俺と愛花が話す内容をそこでまだ寝ているもう一人の子以外には話さないってことだけ。外に漏れると面倒なことだからさ」
俺は命令を使って酷いことをしたいわけでもないし、仮にやろうものなら愛花から鉄拳制裁が飛んでくるからこれだけで十分だ。
問題があれば後で追加すればいいんだし。
「え、そ、それだけでいいんですか?」
「うん、それだけ」
チラッとサーシャが愛花の方を見る。
「私もそれだけだよ?他は今のところ考えてないし」
「わかりました」
愛花は同性ということもあってかすぐに信用されていた。
いや、この場合は信用というよりただ警戒が和らいだだけか。
さて、そろそろ秘密ぶっちゃけますか。
「ありがとう。それで話す内容なんだけど……簡単に言えば俺と愛花はこの世界の人間じゃない」
そういうとサーシャはとても驚き、固まっていた。
それもそうだ。目の前の、それも自分の主人達がこの世界の人間じゃないなんて知って驚かないはずがない。
俺もサーシャと同じ状況でこんなことを言われたら平静を保てる自信がない。
「まぁ、そりゃ固まるよな」
「あんなこと言われればこうもなるわよ」
逆に驚かない人がいるというなら目の前に連れてきて欲しい。
……五分たった。
「そろそろ戻ってきて欲しいんだが」
「そうね」
じゃないと話が進まない。
「おーい、サーシャちゃーん、戻っておいでー!」
愛花が大声で名前を呼び肩を揺する。
「はっ!?」
無事に現実に戻ってきたようだ。
……はいそこ!異世界転生は非現実だろとか言わない!俺が現実っていったから現実なんだ!いいな!?
茶番はさておきサーシャといろいろ話さなければ。
「戻ってきたな。おかえり」
「おかえり~」
「ただいまです……。あの、さっきの話って本当ですか?」
「うん、本当」
「夢じゃなく?」
「現実だよ」
そういうとサーシャは驚きを残しつつもどこか納得したような表情を見せた。
「そういわれると納得しする部分もあります。いくら奴隷のことを知らないとは言え知らないことが多かったですし、お二人揃って黒髪黒目というのは滅多に見なかったので。でも、これで納得いきました」
「飲み込みが早くて助かる。それで、結局ステータスってどうやってだすんだ?」
「ステータスと念じれば出てきます」
ふーん。念じればいいのか。
あっぶねぇーー!!
念じるだけでいいんじゃん!
誰だよ声に出そうとしたやつ!?
俺か!
一人ツッコミはここまでにして、念じればいいんだな。
『ステータス』
鈴木海斗
Lv.1
物理攻撃 100
物理防御 79
魔法攻撃 85
魔法防御 90
SP 25
スキル
異世界言語 魔法全属性適性 刀剣術Lv.1 経験値上昇 鑑定
アイテムボックスLv.1 気配察知Lv.1
所有奴隷(個人)
なし
所有奴隷(共有)
サーシャ ミーシャ
なんだかいろいろ出てきたぞ。
物理攻撃とか魔法防御とかは転生の時にいじった記憶がないからアークが勝手に決めたのだろう。
スキルは自分で選んだものなので今はスルーだ。Lvとか気になるものはいくらかあるが。
その下、奴隷の欄だが、個人と共有で分かれているらしい。
共有の欄にサーシャの名前がある。ということはその右に書かれているミーシャというのがもう一人の子の名前なのだろう。
「もう一人の子の名前ってミーシャで合ってる?」
「はい、合っています」
そこまで話した時だった。三人以外の声が聞こえた。
声の方向を見てみるとミーシャが目を覚ますところだった。
「ミーちゃん!!」
どうやらサーシャはミーシャのことをミーちゃんと呼んでいるらしい。
可愛い呼び方だな。
「んむぅ?サーねぇ?どうしたの?」
サーねぇ?もしやこの二人姉妹か?
言われてみればサーシャもミーシャも蒼の目に白髪という第一印象は同じ容姿であり、雰囲気も似ている。
こんな簡単なことにも気付かないとは自分で思う以上に混乱しているのかもしれない。
おっと、俺がサーシャの呼び方も可愛いとか思ってる間にサーシャがミーシャに今までのことを説明し終わったようだ。
「ほらミーちゃん、しっかり挨拶して」
「ミーシャです。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
「よろしくね、ミーシャちゃん」
「あ、伝えてなかったけど、無理に敬語使わなくていいからね?楽な話し方にしていいよ」
「そうね。ずっと敬語だと距離を感じて寂しくなっちゃうし」
「わ、私は普段からこの喋り方なのでこれでいいです」
「なら私は普段通りにする!敬語とか疲れちゃうし」
サーシャは変わらず、ミーシャは元の喋り方に戻したようだ。
無理に敬語使われるよりこっちの方がいい。ミーシャの見た目からしても敬語は合わないしな。
まぁ見た目のことを言えばサーシャも合わないんだが、本人がこれでいいと言うのだから深くは言わない。
さて、二人とも起きたことだしそろそろ移動した方がいいかもしれない。
これ以上待つとお昼を超えそうだ。
まだこちらの世界に来てから一時間弱といった所なのでお腹の減り具合は平気なのだが、鬱蒼とした森に居続けるのもなかなか辛い。
「ねぇ二人とも、移動したいんだけど動ける?」
「問題ないです」
「大丈夫です」
「ちょっと海斗、休ませなくていいの?」
「それはそうなんだが……ここで休めるか?」
先ほども言ったがここは鬱蒼とした森の中。
普通の人が休むには適さないだろう。
それを愛花も分かったのだろう。大人しく引き下がる。
「……確かにちょっと無理そうね。いつ動物が来るかも分からないし」
「だろ?なら森は早めに抜けた方がいい」
「あの、ご主人様。私達なら先程まで寝たので大丈夫ですよ?」
「その言葉を信じるけど、もし辛くなったら言うんだよ?倒れられても困るからさ。ミーシャもだよ?」
「は、はい、分かりました」
「分かった」
二人のことを考えると、少しゆっくり歩いた方がよさそうだ。愛花と二人の時より時間はかかるが仕方ない。
俺と愛花が先導で森を抜ける道を歩いていった。
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