とある公立高校

Lucy

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とある公立高校

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とある公立高校

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「暑いいいい」

今日は確か最高気温が30度超えだったはず。

暑い。

最近うるさくなってきたセミも暑すぎて喚くかのようにいつにもまして鳴いている。


私は今学校にいる。
あと1週間もすれば夏休みだ。

やっと部活の無い夏休みがおくれるなんて甘いこと考えてた。
高校3年生だよ、私。
進路なんてまったく考えていなかった. ...
就職は母が嫌がっていたし、私としても進学したいけれど行きたい大学なんて何も考えていなかった私には思いつきもしない。

大好きなサッカーは続けたいけれどそれで食べていけるわけでもないし。



あー、どうしよ。

とりあえず、学校のパンフレットを見に行ってみたけれど自分が何をしたいかなんてわからないし。

「どうしたの、つかさ?珍しく真剣な顔しちゃって。」

ああ、愛美か。
この子は、河山愛美。
幼なじみだ。
The・女の子って感じの子。
ロングヘアーでちっちゃくてピンクが似合う女の子。

「んー、進路
どうしようかなって」

「やっと考える気になったの?ずっとサッカーばっかり夢中になっているから。
進学?」

「うん。」

「私は、看護師になりたいから、ここの大学。」

そう言ってひとつのパンフレットを指さす。

看護師、か。
確か愛美のお母さんも看護師だったな。

「そっか。私、どんなのが向いていると思う?」

「うーん....」

「よっ!愛美。つかさ。なにしてんの?」

「珍しく、つかさが真面目な顔してる。」


石井翠と久賀慧

こいつらも幼なじみ。

「んー、ちょっと進路話してて。二人はどこ?」

「俺ら、一緒の大学いくんだ。私立の工学系」

翠がなんか偉そうに言った。
まだ、何も決まっていない私は置いていかれている気分。
翠は私と一緒でまだ決めてないなんて思ってた。

「なにそれ、仲良しかよ」

ぼそっと本音をつぶやいてしまった。
「あー?誰が仲良しだよ。翠がついてくるっていうからそうなったんだよ!」

「ふーん」

慧は何か言っているけど
まぁ、どうでもいい。

「つーかーさー!なんだよそのどうでも良さそうな態度。
別々になるんだぜ!もちょっと悲しめよー」
「翠ウルサイ。」

私の進路どうしようかな。


なんて、ゆったり考えていた。

じわじわと暑さが迫る、7月のこと。

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夏休みが終わって。

まだまだ暑いけれど。


とりあえず、担任に話してみた。

「丘野さんは成績も悪くないし、なんて言ったってサッカー部の功績があるから。どこにでも行けるわよ!
推薦ももらえるはずだし。」

どこにでも、ね。

私はどこに行けばいいのかなんてわからない。
夏休みの間ひたすらネットで大学調べたけれど
わかったことは私は何も無い、空っぽなんだってこと。

まだまだ、セミは元気で。今日もしっかり鳴いていて。

でも明日には、セミが生きているかなんてわからない。

1週間の寿命なんだから。

そう思うと、この鳴き声もただ煩わしいだけでなくセミの最後の叫びなのかなって感傷的になった。



そのままにしておくわけにも行かなくて、母にも相談してみた。

「ねぇ、お母さん。
私の進路どうしよう。」

「あら、つかさがやりたいこと、行きたいところに行きなさい。
でも、就職はできればやめて欲しい。つかさがどうしてもって言うのならいいのだけど。」

「ね、お母さんはどうして就職は嫌なの?」

「嫌っていうかね
まだ、こんな若いうちからたくさんの苦労を知ってしまうと、いつか疲れちゃう時が同年代の子よりも早く来るから。まだまだ夢を追うには遅すぎないから。だからつかさには、やりたいことをしっかりやってダメだった時は就職して欲しいの。
最初から夢をあきらめないで。」  

お母さんにそんなことを言われて、私は何も言えなかった。

自分の夢なんて、やりたいことなんて全く見つからないのに。


夢をあきらめないで、なんて。


私は全然眠たくないけど布団に入った。

なんか、しっかりしなきゃいけないなって思ってしまったから。


次の日の朝

暑い暑い
9月の初め
入道雲が近づいて
天気が悪くなりそうな予感。


この間愛美に聞きそびれた私に向いている職業を聞こうと思っていつも通り待ち合わせ場所に行った。

「おはよ」

「おはよ、つかさ
どうしたの、今日は早いね。」

「んー、こないださ愛美に私に向いている職業聞いたじゃん?聞きそびれちゃったから」

「あれね、私も気になってて昨日考えてみたの。
で、かなり前なんだけど、」

「おっはよー!!」
「はよ」

あー、もう
またか
よし、シカト。

「かなり前?なんかあったっけ?」

「え、無視!?ひどくない?」

「翠が朝からうるさいからだろ」
「慧もひどー
で、で、何の話?」

「んっとねー、つかさの職業の話!二人とも覚えてない?かなり前なんだけど、」

そう言って愛美は話し出す。

ミーンミーンと今日も叫ぶセミの声を背に歩きながら。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

小学3年生の時。

男っぽかったつかさは悪ガキ共に嫌われてて

いじめられてた子みんな助けたからか
喧嘩したら圧勝したからか
とりあえずカッコよかったのよね。

それで悪ガキ共のターゲットにされて
いじめはつかさ一人になって平和だったけど
やり方がひどくてね。
靴とかすぐにダメになってて
引き出しには虫とか入ってたし。

一番ひどい日はどこで見つけたのかわからない骨。


それなのにつかさは先生にも言わないの


私と翠と慧はみんなクラス離れちゃって
誰も支えてくれる人がいなかったのよね。


だけど、つかさはあの頃愛犬のあめが死んでちょっと心弱ってて
誰にも見つからない場所で一人で泣いてて。

私達総出で探したのよ

つかさ、身長高いのに昔からかくれんぼは上手でなかなか見つからなくて。


そんな時、担任でもない先生が
確か、6年生の担任の先生だったかな。
つかさがひとりで座っているの見つけてなにか話たって。
後からつかさに聞いたけど。

詳しいことはつかさ、覚えてるんじゃない?

あの時からなんか吹っ切れたように悪ガキ共にやり返していたし。

つかさはやり返しても
繰り返されるだけだからってずっと耐えてたのに。

先生がいなかったらあのまま立ち直れなかったんじゃないかなーって今でも思うの。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「懐かしいなー。
俺らすっごい探したよな
慧なんか半泣きで
『つかさちゃんがいない!!僕がしっかりしていたら』ーって」

「翠、うるさい昔の話だろ!」

「そうだけどー」

「まぁ、そういう翠はガチで泣いてたよね」

「うっ!!
だって、あめが死んじゃったから、つかさもって幼いながら単細胞だなと思うけどそう考えちゃったんだよ!!」

「ははっ懐かしいなー
みんな探してくれてたね、そういえば」

「なんでついでみたいにいうの!!」
「そうだよー
あの時、ほんとに大事(おおごと)だったんだから!!」
「つかさ、ちょっとひどい」

「うっ、ごめん」

そんな会話しているといつの間にか学校に着いた。

今日の授業は9年前にタイムスリップしようかな。



キーンコーンカーンコーン

天気は最悪
どんよりとした雲が空を覆って暗くて重い雨が降り
蒸し暑い。


いつの間にか、授業は終わっていた。
朝、愛美に昔話されたけど実は私はあまり覚えていなくて。
みんなが探してくれて若干大事だったのは覚えているけど、先生と何話したのかはあんまり覚えていない。

でも、心のもやもやはすっと晴れて明日から頑張ろうって思えたんだ。

とりあえず、そのまま家に帰って気持ちが重くてもやもやしたままだけどご飯食べてお風呂入って。

時刻はもう11時。
まだまだ、雨が止む予感はない。どんより。

9年前、

先生と何を話したんだっけ。



私は確か、校舎から少し離れているプールの近くの倉庫に隠れていて。

誰か来るなんて見つけてくれるなんて、微塵にも思っていなかった。

でも、暗い倉庫に一筋の光が入って。

びっくりした。
集会の時にしか見ない6年生の担任の先生だったから。

なんでこんなところに、とか
怒られるかも、て思っていたけど
先生が
「泣いていいんだよ」
って言うから。

なんかその言葉だけで救われた気がして
わんわん泣いた。
一番泣いたのはあの時だと思う。
しばらく泣いて
泣き止んでから先生が優しく話してきた。


「よく噂になっている丘野さん、だよね?」

「ぐすっ、はい」

「6年生にまで身長がが高くてカッコイイ子がいるってよく話題に出るよ。
でも、最近元気ないって聞いてたけど
なにか、あったの?
今、ここに、ひとりでいたのと関係ある?」

「先生は、笑わないで聞いてくれますか?こんな、小学生のつまらないはなし。」

あの頃の私は何かやさぐれてたなー。
あめ、死んじゃったのすごいショックで疑心暗鬼っていうか人間不信ちょっと前て感じだったんだよね。

そんな失礼なことを言ったのに先生は

「笑うも笑わないも、それ以前の問題だよ。
小学生だからって態度を変える必要がある?君たちも人権を持っている。ちゃんと人だ。人の話をしっかり聞くのは母親から教わったよね?ほら、話してみて。」

小学生に真面目にそんな事を話す先生が面白くて

いじめっ子からクラスメイトを助けたこと

その後ボコボコにしたこと

ターゲットが私になったこと

動物の骨がはいってたこと


あめが死んだこと


全部話した。

涙はもうでなくて、なんだか笑いが出てきた。

先生もボコボコにしたって言った時はタレ目をさらに垂らして笑ってくれて

でも、骨とあめの話は笑ってくれなかった。
寂しそうに私を見るだけだった。

「ねぇ、丘野さん。
どうして君は最初は彼らときちんと向き合って、喧嘩していたのに今はやらないの?」

「.....私は、誰かが理由もなく、いじめられているのが許せなくて。
でも、今回は私が悪い。
こうくんたちを傷つけた。
喧嘩した時、たくさん怪我させちゃった。だから私はこれでいいの。こうくんたちを怪我、させちゃったから」

これは仕方が無いこと
私はそう思ってた

「怪我、ね。
喧嘩したら怪我するのは当たり前だよ。むしろ君は心が傷ついた、怪我したんだよ。
だからもう十分じゃないか?
怪我させるのが怖いなら手当すればいい。その知識を身につければいい。今から頑張れば何でもできる。」


その言葉は、私の心に響いて

深く深く沁みた。


―――――――――
――――――
―――

チュンチュン

朝。

昨日いつの間にか眠っていたみたい。

懐かしい思い出だったなー。

あれから、私が小学5年生になった年にほかの学校に赴任しちゃったな。

担任の先生になって欲しい先生ランキング1位だったのに。

あの先生の名前、何だったっけ。

なんだかこう、喉につっかえている感じがもどかしい。

学校に行く準備をしながら
考える。

こういう時はなかなか出てこない。


なんだったっけ。

食パン食べても思い出せない。
愛美に聞いてみよっかな
覚えてないかもなー

うーん。

「いってきまーす」

うわっ眩しい。
思わず目を細める。
まだ、夏だー。
もう9月中旬なのに
セミがまだないている。

最後のふぃーばーたいむだ。


「おはようつかさ」

「おはよう愛美
時間ぴったりだね」

「当たり前よー!!
今日はクラスマッチなんだから!!バレー勝たなきゃねつかさ!!」

「うん、そうだね。」

この学校のクラスマッチは、文化祭と体育祭の間の絶妙な日にある。

愛美はバレーが好きで負けず嫌いだ。

何が何でも勝たなきゃ。
あとが怖い。

いつも通りの通学路を歩いて話してた。
ふと、思い出して

「ねぇ、愛美。
あの時の先生の名前ってなんだったっけ。」


「あの時?
ああ、小学校のときのね。
たしかー、やな先生ってみんな読んでたよね
嫌な先生みたいになってみんな面白がって呼び出したの。
先生びっくりしてたの覚えてる」

やな先生


名前は確か、







柳瀬、先生。




『あれ、久しぶりだな。』

いつの間にか、学校についていて

目の前にあの時の懐かしい顔があった。
あの、タレ目の先生が。

「久しぶりだな、たしか丘野さんだよね。
大きくなって」

なんで、先生がこんなところにいるのかわからなくって
ポカンと思考放棄してしまった。

「え、やな先生!!
久しぶりですねー!!」

「おっ、河山か。
君も大きくなったなー」

「当たり前じゃないですか!
もう小学生じゃないんですよ」

「そうか
もう9年くらい前のことか 、、」

「先生はどうしてこの学校に?」

「ああ、今日はちょっと用事があってな。
また、あの小学校で教師やってるんだよ。何かあったら相談に来ていいからな!」

ぽんぽんと会話が進んでいって私はもう追いつけない。

思考回路はショート寸前
今すぐ会いたいよ


.....取り乱しちゃった。

「それじゃ、クラスマッチ?か?がんばれよ!」

「はーい!
またね先生!!」

くだらない事考えている間に会話は終わっちゃった。

また、会えたらいいな。



「........なんか、先生っていいかも。」


ぽつんと思いつきで呟いてみた。



「つかさ!!!!
それだよそれ!
先生!!
向いてる!
教え方上手だし、すぐ人と仲良くなるし、怒る時も納得がいくように怒る。
なんかいろいろしっくりこないと思ったら、これかー
私は一番つかさに向いている職だと思うよ!」


先生


憧れなかったわけじゃない。

なってみたいって考えたことはないわけじゃない。

でも、私が子供の将来を導くなんてできるわけないって思ってた。

でも、なれるなら

目指せるなら

『頑張れば何でもできる。』

あの言葉はずっと私の中にあって。

あの次の日から
救急セット持ってきて
喧嘩して怪我したら手当してあげたんだ。

そしたら、もういじめなんてなくなってみんな仲良しで。

嬉しくて先生に報告しに行ったな。

「先生!!
いじめ、なくなりました!
救急セット使えるようになりました!
ありがとう先生!」



うん、決めた。

セミの音はやんでいて

もう今年は聞けないのかなって思うとちょっと寂しくて。

上を見ると澄み渡る空が広がっていた。

来年また、大学で
セミの音を聞けたらいいな


それからは怒涛の毎日。
とりあえずクラスマッチは優勝して

次の日にすぐ進路室へ向かい先生に相談

でも、小学校中学校高校の先生どれになるかで進路先も変わる
教科も決めなくちゃ。

目標が決まってやることは大きて大変だけど毎日が充実していて
輝いている。

よし、受験頑張ろ。






..................................................................................................................................................................

ちょっといろいろ
めちゃくちゃです。
オチも読んだ感じもあんまりないかもです。



なんで小学校の先生が高校にとか、9年前と同じ小学校で働けるのとか
そこはご都合主義でお願いします....
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