異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

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空の旅

対大型戦

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「確かに大きいですね」
 洞窟を抜けるとすぐに大きな化け物が視界に入る、大きさは20メートルほどで蛍光色の体色に背中や腕が装甲に覆われている。
「サヨさん、よろしく」
「はーい」
 サヨが長めの銃を取り出して化け物に打ち込むが化け物は一切反応がなかった。
「通常弾を加工した程度じゃ無駄みたいだね」
「おそらく死にかけた事と周囲に食料があることが急速な進化を促したのだろう」
「冷静に分析している場合かな?」
「これは大きな物が必要そうなので皆さん、そこから移動してくださーい」
 サヨが手を振って範囲を指定する、その範囲いた人は横に移動すると音もなく大きな銃が出現したそれは大きな砲台にも見えた。
「じゃあ化け物の視界に映らないように隠れていてください」
 指示のまま自分達は岩や木の陰に隠れる。
 サヨが指示を出していた声に反応したのか化け物がゆっくり歩み寄ってくる、歩いているタイミングに合わせてギリギリの所で轟音と共に弾が発射される。
「あちゃー」
 惜しいような声が聞こえてきたので様子を伺うと、化け物は放たれた銃弾を左手で犠牲にして防いだようだ、しかし破損した箇所から触手のような物が伸びておりゆっくりとだが再生しているように見える。


「君は戦えるだろう」
 化け物がまだ健在なので戻ろうとすると転生者に止められる。
「いやまぁそうですけど……」
「じゃあ行くべきだろう」
 いつも化け物と戦っているせいで自分は化け物と必ず戦うものと思っているようど一緒に避難していると相当な違和感があるのだろう、自分は別に戦闘が好きな訳ではないのだがな……。
「じゃあ行ってきますけど絶対に出てこないでくださいね」
「君たちがいれば問題ないだろう?」
「不確定要素はできるだけ取り除きたいのです」
「そうだ、彼の言う通りだろう、邪魔はしない方がいい」
「……わかったよ、言う通り戻っておくよ」
 思わぬ援軍がきて転生者達は男性の家に向かった」


「アレ、避難してなかったの?」
「転生者にお前も戦えってさ」
「別にアレに雇われた訳でもないのにね」
「そうだよな、あと全員あの家に行ったから人の目はないし全力でいこう」
「やったじゃあ全力だ」
 人の目が無い事でテンションが上がったのか龍の翼を広げて飛び立つ、自分の目の前には取り回しを優先した銃が出現した、自分も魔法を使用して自信を強化して起動重視で化け物に挑む。
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