異世界に転生して性転換したけどとりあえず生きてる

仙人掌(さぼてん)

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古(いにしえ)の友人

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「なんだ?」

 超音波が発せられた方向を見るとサメのようなクジラのような生き物がすごい勢いで向かって来た。

 謎の生き物は目の前で止まりこちらを威嚇するようにみる、それから少し遅れて槍を持った人魚がこちらに向かってきた、この人魚も怒り顔でこちらをみている。



 口を動かして何か言っているようだが水中な事もあって何を言っているか分からない。

(あーちょっと私の顔にして変わってくれない)

 ラクネラがちょっと面倒くさそうに話しかけてきた。

(もしかしてお知り合いですか?)

(そんなもんよ)

 とりあえずラクネラの顔にして交代してみる。



【お久しぶりね】

 当時使っていたであろう言語で話しかける、もちろんユウキ達には何を言っているかわからない。

【貴女……、なんでこんな所に……】

【いろいろあったのよ、先生絡みって言えば納得かしら?】

【あぁ、貴女まだ使われているのね】

【そうなったのは最近よ】

【まぁ良いわ、それでこんな所まで来た用事って何?】

【時蛍石ってのが必要でね、先生は深海にならあるって言うから取りにきたのよ】

【あぁね、わかったわ、ついて来なさい必要分あげるからさっさと帰って】

【もちろんよ】

 いつの間にか謎の生き物から敵意が無くなり、変わり人魚とこちらを交互に見ていた。



(それでどうなったの?)

(あの子が必要分くれるって、それから移動しやすい形態に変身してくれないかしら)

(あぁはいあい)

 とりあえず下半身は魚にして人魚の姿をまねてみる。



【貴女にしてはずいぶんと非効率ね】

【そりゃあ私が変身したわけじゃないからね】

【……もしかして永遠まって白馬の王子様でも捕まえたの?】

【似たような物よ、王子様ではなかったけど残りの一生を添い遂げる人は見つけたわ】

【嘘ぉ?! まぁでも貴女って確か蜘蛛の力は使えていたけど水性の適正はなかったハズよね】

【この体の持ち主の物よ】

【まぁ、確かに貴女が今まで生きてるなんておかしな話よね】

【それは貴女もでしょう?】

【それはたぶん貴女と同じよ】

【……なるほどね】

(いったい何の話をしているんだ?)

(彼女は私の知り合いよ、旧友だから話が弾んだの)

(ラクネラさんの知り合いって……、あの人もかなり長い時を生きてるんですね)

(みたいね)



【さ、到着したわ】

 人魚に案内された先には明かりでしっかりと見えるようになっており、そこには町が広がっていた。

【ずいぶんと発展しているのね】

【そう、私の町、残念ながらようこそとは言えないけど少しだけ案内するわ】

 町に近づくにつれてその様子がよく見えてくる、中はどうやら空気があるようで中にいる人はしっかりと地に足ついて歩いていた。

 恐らく正門と思われる場所から外れて大きな建物の裏手に続きそうな小さな入り口に通された。

【貴女というか先生関連だから特別よ、さ入って】

【失礼するわ】
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