ヤンチャな鍛冶師はソロプレイ希望―フルダイブ型MMORPG―

UNKNOWN

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1章 始まり

74.

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«シュッ!»
「ここか?」

 子蜘蛛が足で指していた場所は、採掘ポイントの表示がなかった。

「え、だが…」
«シュシュッ!»
「わ、わかった」

 その場所をツルハシで叩いてみると、そこからミスリルが出てきた。

「…え!?ど、どういう…」

『常時クエスト〔隠れた鉱山〕をクリアしました』

 〔隠れた鉱山〕
[クリア条件]
採掘ポイントのない場所の中で、採掘できる場所を見つけ出す。
[クリア報酬]
スキル本

「スキル〔採掘〕…おぉ…さっきまでなかった場所に採掘ポイントが見える…お、こっちにもある?もしかして、隠れた場所が見えるようになるのか?」
«シュッ»

 次はこっち、という風に子蜘蛛は一声鳴くと、奥へと進んで行った。

「まぁ、ここはまた後で採掘しに来れば良いか…マップにマークだけ入れて置いて…」

 俺はマップに記録した後、子蜘蛛が進んで行った方へと進んで行った。

「次はここか…お?結晶…だが、魔導結晶とは違うようだな…」

 〔霊晶石〕
実体のないものを封印や使役することが出来る石。
 ただし、相手に使役される意思がない場合、成功しない。
(使役した魔物は、ステータスが初期化される)

「ほぉ…随分と…てか、これテイマーとは違うよな…」
«シュ?»

 子蜘蛛がこれじゃない?と言っている気がして、俺は目当ての物を取り出して見せた。

「オリハルコンと魔導結晶なんだが…」

 すると、子蜘蛛はその鉱石を囲んだ後、皆で何かを話した後、再びこちらを見た。

«シュシュッ!»
「着いてこいって?わかった」

 再び子蜘蛛が先導した道を進んでいくと、また採掘ポイントがスキルを通して見えるようになった。

「カァンッ…おお!オリハルコン!ありがとう、これが欲しかったんだ。もう少し取って言っていいか?」
«シュッ»

 俺はその採掘ポイントがクールダウンになるまで掘り続けた後、子蜘蛛の方へと歩いていき、それを暫く続けて行った。

«シュッ…»
「ここでラストか?ありがとうな、おかげでだいぶ貴重な物が集まった。
 ほら、これお礼に取って行ってくれ」

 俺は子蜘蛛達に兎肉をいくつか渡した後、最後の採掘ポイントを掘り切った。

「さて、戻るか。えっと、この大洞窟のセイフティエリアは…お、ここだ」
«戻ってきたようね。子蜘蛛だけ帰ってきて心配したわよ»
「ああ、そりゃすまん。まぁ、とりあえず結構取れたからこれで作ってみるよ」
«ところで、何を作る予定なの?»
「ああ、人工天使だ」
«随分と懐かしいものを作るわね»
「素材集めの補助要員が欲しくてな」
«なるほどね»
「ここで作っていっても良いか?」
«ええ、大丈夫よ»
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