箱庭の支配人──稀人は異世界で自由を満喫します?

UNKNOWN

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0章 転生

十四、箱庭の試運転(3)

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「ふむ、ならば暴走はしないように気をつけなければいけないか…」

「だが、選定の儀…魔力があるかどうかを調べる時とかも人間はその技術を使っているから、人間はあまり魔物にはなりにくいな。
守護力を捨ててまで魔物になる者も居ないだろうし…」

「うぅむ…」

【魔力暴走】
保有量を越えた魔力を体内、もしくは魔法陣などの器が存在するものに注ぎ込んだ場合、制御が出来ずに暴走してしまう現象で、そのまま暴走すれば爆笑か、もしくは魔に飲み込まれてしまう。
しかし、その現象を制御することが出来れば保有量が一気に成長する。

「…あ、これ…やってみるか。ガラハド、今から魔力暴走を意図的に引き起こすから少し離れていてくれ」

「ああ──はぁ!?」

「周囲の自然力を吸収──さぁて、制御に集中しようか」

俺はそう意気込んだ瞬間、全神経を体内の自然力に集中させた。

「(うん?あまり暴走、しないな…いや、たしかにしているが…身体全体を核にしたからか分からないが、体内に取り込んだ自然力を調和させやすいな…これなら、もっと増やしても良さそうだ)」

「お、おいッ──」

その瞬間、とてつもない量の自然力が制御を越えて体内に入り込んできた。

「あ、暴走した…ここからが本番か」

ぐっ…たしかにこれは制御どころじゃないな…

そう思った瞬間、どこからか声が聞こえてきた。

「"君の箱庭は、君自身の能力だ。
だから──世界を作り出せ"」
その言葉に従い、俺は魔力の制御を一旦やめ、箱庭の中でこことは別の、もうひとつの世界をイメージした。
すると、暴走した魔力が次々にその世界へと入り込んで行った。
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