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「え……?」
アルフレッドの言葉に顔を上げると、いつの間にか彼の下半身が露になっていた。そしてそこには、想像していたよりも遥かに巨大なものがそそり立っていた。
「ひっ……」
あまりにも立派すぎるそれに、フォセットは小さく悲鳴を上げた。するとアルフレッドが申し訳なさそうな顔をする。
「やはり怖いか? 無理はさせたくないんだ。だから嫌なら……」
そう言いかけたところで、フォセットが慌てて遮った。
「ち、違います! 違うんです! ただ……ちょっと驚いただけです……」
「そうか?」
「はい……」
本当は少し怖かったのだが、アルフレッドの優しさを無下にしたくなくて、フォセットは勇気を振り絞ってみせた。するとアルフレッドは優しく微笑んでくれた。
「ありがとう」
そう言うと、アルフレッドはベッド脇に置いてあった小瓶を手に取った。蓋を開けると、中には透明な液体が入っている。彼はそれを手に取り、指先に馴染ませると、フォセットの蜜口に塗りつけた。ひんやりとした感覚が走り抜ける。
そのまま中へと挿入され、ゆっくりと抜き差しされるうちに、だんだん違和感がなくなっていった。
「ん……ふぅっ……」
「痛いか?」
「いえ……」
むしろ逆だった。アルフレッドの指が出入りするたびに、今まで味わったことのない奇妙な快感が生まれてくるのだ。それはじわりと体中に広がっていき、フォセットは無意識のうちに腰を揺らしていた。
「あぁ……あっ……あんっ……!」
やがてアルフレッドが二本目の指を差し入れると、フォセットの反応が変わった。明らかに異物を受け入れているにもかかわらず、痛みを感じないどころか、もっと奥まで入れて欲しいとさえ思ってしまう。
「あ……アルフレッド様……もう……」
「ああ、わかっている」
アルフレッドは指を引き抜くと、代わりに自身の先端をあてがった。先程見た時よりも更に大きくなっているように感じる。それがゆっくりと押し入ってくる。
「う……ぐっ……」
「苦しいのか?」
アルフレッドが心配そうに声をかけてきたので、フォセットは首を振った。
「大丈夫です……続けてください」
「わかった」
アルフレッドは少しずつではあるが確実に侵入を続け、やがて全てが入りきると、フォセットは大きく息を吐いた。
「はぁ……はぁ……」
「全部入ったぞ」
「はい……」
アルフレッドは一旦動きを止めて、フォセットが落ち着くのを待ってくれていた。優しい人だな、と思うと同時に、こんなにも大切にされていることに喜びを感じる。
破瓜の血がシーツに滲んでいるのを見て、アルフレッドが眉を寄せた。
アルフレッドの言葉に顔を上げると、いつの間にか彼の下半身が露になっていた。そしてそこには、想像していたよりも遥かに巨大なものがそそり立っていた。
「ひっ……」
あまりにも立派すぎるそれに、フォセットは小さく悲鳴を上げた。するとアルフレッドが申し訳なさそうな顔をする。
「やはり怖いか? 無理はさせたくないんだ。だから嫌なら……」
そう言いかけたところで、フォセットが慌てて遮った。
「ち、違います! 違うんです! ただ……ちょっと驚いただけです……」
「そうか?」
「はい……」
本当は少し怖かったのだが、アルフレッドの優しさを無下にしたくなくて、フォセットは勇気を振り絞ってみせた。するとアルフレッドは優しく微笑んでくれた。
「ありがとう」
そう言うと、アルフレッドはベッド脇に置いてあった小瓶を手に取った。蓋を開けると、中には透明な液体が入っている。彼はそれを手に取り、指先に馴染ませると、フォセットの蜜口に塗りつけた。ひんやりとした感覚が走り抜ける。
そのまま中へと挿入され、ゆっくりと抜き差しされるうちに、だんだん違和感がなくなっていった。
「ん……ふぅっ……」
「痛いか?」
「いえ……」
むしろ逆だった。アルフレッドの指が出入りするたびに、今まで味わったことのない奇妙な快感が生まれてくるのだ。それはじわりと体中に広がっていき、フォセットは無意識のうちに腰を揺らしていた。
「あぁ……あっ……あんっ……!」
やがてアルフレッドが二本目の指を差し入れると、フォセットの反応が変わった。明らかに異物を受け入れているにもかかわらず、痛みを感じないどころか、もっと奥まで入れて欲しいとさえ思ってしまう。
「あ……アルフレッド様……もう……」
「ああ、わかっている」
アルフレッドは指を引き抜くと、代わりに自身の先端をあてがった。先程見た時よりも更に大きくなっているように感じる。それがゆっくりと押し入ってくる。
「う……ぐっ……」
「苦しいのか?」
アルフレッドが心配そうに声をかけてきたので、フォセットは首を振った。
「大丈夫です……続けてください」
「わかった」
アルフレッドは少しずつではあるが確実に侵入を続け、やがて全てが入りきると、フォセットは大きく息を吐いた。
「はぁ……はぁ……」
「全部入ったぞ」
「はい……」
アルフレッドは一旦動きを止めて、フォセットが落ち着くのを待ってくれていた。優しい人だな、と思うと同時に、こんなにも大切にされていることに喜びを感じる。
破瓜の血がシーツに滲んでいるのを見て、アルフレッドが眉を寄せた。
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