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模擬戦
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昨日はおかしい1日だった。美少女にいきなり蹴り飛ばされたり、神社で祈っていたら、急に強くなったりとおかしい事の連続だった。今日くらいは平和に過ごしたいものだ。
と、起きる前まで思っていた。
「行くわよかんた!」かんたが目覚めると、みずきはかんたの腕を掴み、勢いよく部屋の窓・から飛び出した。
「あががが...」かんたは身体がバチバチ感電しているのを感じながら、地面にひれ伏していた。「いきなりごめんねかんた、男子が女子学生寮に入ってる事がバレたら大変だから窓から脱出したのよ」みずきは両手を合わせ謝るように言ってきたが、もう勘弁して欲しい。「で、今日学長と話に行くってマジなのか?」感電した身体を労いながらみずきにそう聞くと、「えぇ、これから学長の所に行くわ」みずきはそう返し、それと同時に歩き出した。かんたは乗り気では無かった。
あの学長は嫌いだからだ、全てを実力のみで判断する人間だからだ、しかしそれ以外にすることも無いE級スレイヤーのかんたはついて行くしかなかった。
スレイヤー育成学校のエントランスに着くと、みずきは顔パスを使い、学長の元に通してもらうことになった。
「この扉の向こうに学長がいるわ。いい?話は私がするからかんたは余計な事言わないでね」かんたにそう強く念を押した。みずきも学長がどんな人間かを理解しているからだ。
ガチャ、そう両開きの扉を開けると、奥には椅子に深く腰掛けている中年の男がいた。「久しぶりですね、國分学長。」そうみずきは少し不機嫌そうにそう言った。「おや?これはこれはA級スレイヤーの東雲くんじゃないですか?」ヤニで黄ばんだ歯をむき出して笑いながらみずきの顔を見てそう言った。「横にいる人は誰ですかぁ?」國分学長は睨むようにかんたの方を見た。「彼は曽木かんた。彼をこの学校に入れてあげて欲しいの」みずきはストレートに國分学長に頼んだ。これが良くなかったのかもしれない。「東雲くんの頼みなら仕方ありませんねぇ...」真剣な顔をしてそう言う國分学長。その言葉と表情を見て安堵の表情を浮かべるみずき。しかしそれを裏切る様に國分学長は「でも、その横にいる男はE級スレイヤーの曽木かんた君でしょう?こんな雑魚を入れる訳がないじゃないですかぁ」國分学長はニタニタ笑いながらそう言い、更にこう続けた。「東雲くんもこんなゴミと仲良くする暇があったら授業にでも出たらどうですかぁ?」この時みずきは怒りに震えていた。
こんな最低な人間に期待した自分が馬鹿だったと、自らの武器を具現化させ、無理やりにでも入れる様に脅そうとしたその時、かんたがそれを止めた。そしてかんたはこう言った「お久しぶりです國分学長、確かに今までの自分は弱かったでも今は違う、そこでです、俺が貴方が選んだ学生スレイヤーと模擬戦を行い、俺が勝ったらこの学校に入れてください。」そう意思表示した。それを聞いたみずきは驚いたようにかんたを見ている。
「貴方がウチの学生スレイヤーになんて勝てるわけないじゃないですかぁ笑まぁでも、良いでしょう。時刻は今から1時間後、場所は第2バトルフィールド、相手は私が決める。貴方が勝ったらウチの学校に入れてあげましょう。でも、負けた場合は二度とこの学校に近ずかないでくださいねぇ、良いですかぁ?」國分学長がゴミを見下す様にそう言った。「はい、ありがとうございます」かんたは頭を下げながらそう言った。「まぁせいぜい残りの時間もがけるだけもがけばいいんじゃないですかぁ?さぁ、話が終わったなら早く出ていきなさい」國分学長は話疲れたのか不機嫌にそう言い、2人を学長室から追い出した。
「かんた何言ってんのよ!?」学校を出ると、ずっと黙って聞いていたみずきが不満を爆発させた。「ウチの学校はかなり大きい学校よ、恐らくなかなかの実力を持った学生スレイヤーが出てくるわ。負けたらもう学校には入れないのよ?」
みずきがこれだけ怒っている理由も分かる。俺はE級スレイヤーであり、最弱スレイヤーだ。恐らく今までのかんたならこのような条件は出さなかっただろう。そう、今までなら、しかし今のかんたは違う。昨日の神社での出来事があってからかんたはなんでもできる気がしていた。だからかんたは「大丈夫、絶対勝つから」自信を持ってそう言った。
1時間が過ぎかんたは第2バトルフィールドに立っていた。
模擬戦が始まるのだ。観客席に目をやると、学生がちらほら居て、そこにはみずきの姿もあった。視線を前に戻すと、そこには1人の学生スレイヤーが立っている、「おいE級スレイヤー、俺はB級スレイヤーの王建おうけんライト。殺されに来たのか?笑」そう王建ライトと名乗る学生スレイヤーが馬鹿にしてくる。「...」しかしかんたは挑発には乗らない。そうして睨み合いを続けていると審判が入ってきて、
「只今より、E級スレイヤー 曽木かんた選手対B級スレイヤー 王建ライト選手の模擬戦を開始致します!」審判がそう言うと、観客席でちらほら拍手が起こる。その拍手を聞き王建ライトは「E級スレイヤーさんよぉ、逃げ回ってばっかで俺に恥をかかせんなよぉ?」そう煽るようにニヤリと笑いながら言った。これは模擬戦だ、だからダメージは受けるが身体は損傷しない。要するに手加減しなくていいという事だ、かんたは王建ライトの顔を見てニヤリと笑った。それと同時に「ではレディーファイト!!」試合の火蓋が切って落とされた。
試合が始まると「来い光の剣」そう言い王建ライトは輝く剣を具現化させた。それに合わせるように「行くぞ、神威」かんたも黄金の刀を具現化させた。「来いよ、B級スレイヤー」かんたがそう挑発すると、「チッ、舐めるなよE級スレイヤーが!」王建ライトは挑発に乗り真正面から突っ込んできた。そして王建ライトがかんたの頭上に剣を振り落とさんとした瞬間、王建ライトの目の前からかんたが消えた。「!?」王建ライトは状況を理解出来なかった。ただのE級スレイヤーがいきなり消えるなんておかしい。そうして思考を巡らせている王建ライトを痛みが現実に引き戻した。「がはぁ!?」気が付けば王建ライトの胸には神威が刺さっていた。「勝負あったな」かんたが後ろから冷静にそう言うと王建ライトは痛みに気絶し地面に倒れた。それを見た審判は「王建ライト選手、地面に倒れました!よってこの勝負E級スレイヤー 曽木かんた選手の勝利!」そう選手と客席全体に告げた。「良かった...」みずきは胸を撫で下ろした。
「こ、こ、こんなのイカサマだぁ!!」國分学長はそう言い観客席から飛び出して行った。どちらにせよこれでかんたはスレイヤー育成学校に入ることが出来るだろう。
良かったと思い、みずきはかんたの元に行く為に会場を後にした。そして、「あのスレイヤーなかなかやりますね」「ほたる、結構興味ありますわ」この模擬戦により、かんたは色んなスレイヤーに注目され始めた。
と、起きる前まで思っていた。
「行くわよかんた!」かんたが目覚めると、みずきはかんたの腕を掴み、勢いよく部屋の窓・から飛び出した。
「あががが...」かんたは身体がバチバチ感電しているのを感じながら、地面にひれ伏していた。「いきなりごめんねかんた、男子が女子学生寮に入ってる事がバレたら大変だから窓から脱出したのよ」みずきは両手を合わせ謝るように言ってきたが、もう勘弁して欲しい。「で、今日学長と話に行くってマジなのか?」感電した身体を労いながらみずきにそう聞くと、「えぇ、これから学長の所に行くわ」みずきはそう返し、それと同時に歩き出した。かんたは乗り気では無かった。
あの学長は嫌いだからだ、全てを実力のみで判断する人間だからだ、しかしそれ以外にすることも無いE級スレイヤーのかんたはついて行くしかなかった。
スレイヤー育成学校のエントランスに着くと、みずきは顔パスを使い、学長の元に通してもらうことになった。
「この扉の向こうに学長がいるわ。いい?話は私がするからかんたは余計な事言わないでね」かんたにそう強く念を押した。みずきも学長がどんな人間かを理解しているからだ。
ガチャ、そう両開きの扉を開けると、奥には椅子に深く腰掛けている中年の男がいた。「久しぶりですね、國分学長。」そうみずきは少し不機嫌そうにそう言った。「おや?これはこれはA級スレイヤーの東雲くんじゃないですか?」ヤニで黄ばんだ歯をむき出して笑いながらみずきの顔を見てそう言った。「横にいる人は誰ですかぁ?」國分学長は睨むようにかんたの方を見た。「彼は曽木かんた。彼をこの学校に入れてあげて欲しいの」みずきはストレートに國分学長に頼んだ。これが良くなかったのかもしれない。「東雲くんの頼みなら仕方ありませんねぇ...」真剣な顔をしてそう言う國分学長。その言葉と表情を見て安堵の表情を浮かべるみずき。しかしそれを裏切る様に國分学長は「でも、その横にいる男はE級スレイヤーの曽木かんた君でしょう?こんな雑魚を入れる訳がないじゃないですかぁ」國分学長はニタニタ笑いながらそう言い、更にこう続けた。「東雲くんもこんなゴミと仲良くする暇があったら授業にでも出たらどうですかぁ?」この時みずきは怒りに震えていた。
こんな最低な人間に期待した自分が馬鹿だったと、自らの武器を具現化させ、無理やりにでも入れる様に脅そうとしたその時、かんたがそれを止めた。そしてかんたはこう言った「お久しぶりです國分学長、確かに今までの自分は弱かったでも今は違う、そこでです、俺が貴方が選んだ学生スレイヤーと模擬戦を行い、俺が勝ったらこの学校に入れてください。」そう意思表示した。それを聞いたみずきは驚いたようにかんたを見ている。
「貴方がウチの学生スレイヤーになんて勝てるわけないじゃないですかぁ笑まぁでも、良いでしょう。時刻は今から1時間後、場所は第2バトルフィールド、相手は私が決める。貴方が勝ったらウチの学校に入れてあげましょう。でも、負けた場合は二度とこの学校に近ずかないでくださいねぇ、良いですかぁ?」國分学長がゴミを見下す様にそう言った。「はい、ありがとうございます」かんたは頭を下げながらそう言った。「まぁせいぜい残りの時間もがけるだけもがけばいいんじゃないですかぁ?さぁ、話が終わったなら早く出ていきなさい」國分学長は話疲れたのか不機嫌にそう言い、2人を学長室から追い出した。
「かんた何言ってんのよ!?」学校を出ると、ずっと黙って聞いていたみずきが不満を爆発させた。「ウチの学校はかなり大きい学校よ、恐らくなかなかの実力を持った学生スレイヤーが出てくるわ。負けたらもう学校には入れないのよ?」
みずきがこれだけ怒っている理由も分かる。俺はE級スレイヤーであり、最弱スレイヤーだ。恐らく今までのかんたならこのような条件は出さなかっただろう。そう、今までなら、しかし今のかんたは違う。昨日の神社での出来事があってからかんたはなんでもできる気がしていた。だからかんたは「大丈夫、絶対勝つから」自信を持ってそう言った。
1時間が過ぎかんたは第2バトルフィールドに立っていた。
模擬戦が始まるのだ。観客席に目をやると、学生がちらほら居て、そこにはみずきの姿もあった。視線を前に戻すと、そこには1人の学生スレイヤーが立っている、「おいE級スレイヤー、俺はB級スレイヤーの王建おうけんライト。殺されに来たのか?笑」そう王建ライトと名乗る学生スレイヤーが馬鹿にしてくる。「...」しかしかんたは挑発には乗らない。そうして睨み合いを続けていると審判が入ってきて、
「只今より、E級スレイヤー 曽木かんた選手対B級スレイヤー 王建ライト選手の模擬戦を開始致します!」審判がそう言うと、観客席でちらほら拍手が起こる。その拍手を聞き王建ライトは「E級スレイヤーさんよぉ、逃げ回ってばっかで俺に恥をかかせんなよぉ?」そう煽るようにニヤリと笑いながら言った。これは模擬戦だ、だからダメージは受けるが身体は損傷しない。要するに手加減しなくていいという事だ、かんたは王建ライトの顔を見てニヤリと笑った。それと同時に「ではレディーファイト!!」試合の火蓋が切って落とされた。
試合が始まると「来い光の剣」そう言い王建ライトは輝く剣を具現化させた。それに合わせるように「行くぞ、神威」かんたも黄金の刀を具現化させた。「来いよ、B級スレイヤー」かんたがそう挑発すると、「チッ、舐めるなよE級スレイヤーが!」王建ライトは挑発に乗り真正面から突っ込んできた。そして王建ライトがかんたの頭上に剣を振り落とさんとした瞬間、王建ライトの目の前からかんたが消えた。「!?」王建ライトは状況を理解出来なかった。ただのE級スレイヤーがいきなり消えるなんておかしい。そうして思考を巡らせている王建ライトを痛みが現実に引き戻した。「がはぁ!?」気が付けば王建ライトの胸には神威が刺さっていた。「勝負あったな」かんたが後ろから冷静にそう言うと王建ライトは痛みに気絶し地面に倒れた。それを見た審判は「王建ライト選手、地面に倒れました!よってこの勝負E級スレイヤー 曽木かんた選手の勝利!」そう選手と客席全体に告げた。「良かった...」みずきは胸を撫で下ろした。
「こ、こ、こんなのイカサマだぁ!!」國分学長はそう言い観客席から飛び出して行った。どちらにせよこれでかんたはスレイヤー育成学校に入ることが出来るだろう。
良かったと思い、みずきはかんたの元に行く為に会場を後にした。そして、「あのスレイヤーなかなかやりますね」「ほたる、結構興味ありますわ」この模擬戦により、かんたは色んなスレイヤーに注目され始めた。
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