14 / 28
14
しおりを挟む
お母様からのお手紙が届いてから、半月ほどが経ちました。
王都の騒がしさとは裏腹に、ここ辺境の地では、驚くほど穏やかな時間が流れております。
わたくしとゼノン様との関係も、以前とは比べ物にならないほど、打ち解けたものになっておりました。
「ゼノン様、見てくださいな。芽が出ましたわ」
わたくしが、庭の小さな家庭菜園で芽吹いたばかりの若葉を指さすと、傍らで薪割りの斧を研いでいた彼が、穏やかな顔で頷きます。
もはや、わたくしが素手で畑を耕し、巨大な岩を掘り起こして土壌改良するのを見ても、彼は眉一つ動かしません。
「そうか。これで、新鮮な野菜が食べられるな」
「ええ! 腕によりをかけて、美味しいお料理を作りますわね」
そんな、夫婦の会話のようなやり取りにも、すっかり慣れてしまいました。
彼がわたくしに向ける視線に、かつてのような警戒心はなく、今はただ、あたたかく、そしてどこか眩しいものを見るような色が灯っています。
その視線が、少しだけくすぐったくて、わたくしは顔が熱くなるのを感じました。
そんな穏やかな午後のこと。
再び、王都から定期便がやってきました。
そして、今度は、お父様からの手紙がわたくしに手渡されたのです。
几帳面で、厳格なお父様の文字を見るのは久しぶりですわ。
少しだけ、緊張しながら封を切りました。
『アイナへ
息災にしているか。母からの手紙で、お前が元気にやっていることは聞いている。無理はするな。
本題に入る。
王宮の状況が、いよいよ看過できぬレベルになってきたため、報告しておく。
まず、皇太子殿下の政務が、著しく滞っている。
お前が婚約者として管理していた膨大な書類は、今や山となり、殿下の執務室を埋め尽くしているそうだ。
マリアンヌ嬢は、書類の整理どころか、重要度の判別すらつかぬらしい。
先日は、隣国との関税に関する重要な批准書を、ただの紙切れと勘違いして、暖炉の焚きつけにしてしまったと聞き、私は卒倒しそうになった。幸い、燃える寸前で発見されたがな。
次に、宮廷内の人間関係の悪化だ。
マリアンヌ嬢が主催した茶会が、大失敗に終わったのは母から聞いたかもしれん。
あれ以来、有力な貴族の夫人や令嬢方は、皆、彼女と距離を置いている。
社交界における皇太子殿下の立場は、完全に孤立したと言っていい。
お前がどれほど細やかな気配りで、貴族間のバランスを保っていたか、殿下は今頃、骨身に染みていることだろう。
そして、最も憂慮すべきは、財政の悪化だ。
マリアン-ヌ嬢の浪費に加え、先日、彼女が「素晴らしい事業ですわ!」と絶賛して、皇太子殿下を説得し、国庫から多額の出資をさせた事業があった。
蓋を開けてみれば、それは王都で有名な詐欺師による、全くのでっち上げだったことが判明した。
国庫は、大きな損害を被った。財務大臣は、心労で倒れてしまったほどだ。
これらの失態続きに、臣下たちの不満は限界に達しつつある。
皇太子殿下は、公の場ではマリアンヌ嬢を庇い続けているが、その顔には疲労の色が隠せない。
夜な夜な、一人で酒を呷っているという噂も耳にする。
自らが招いたこととはいえ、哀れなものだ。
お前が心配する必要はない。だが、現状は知っておくべきだと思い、筆を取った。
自分の暮らしを、第一に考えなさい。
父より』
「……これは……」
手紙を読み終えたわたくしは、その内容の深刻さに、思わず声を失いました。
お母様の手紙は、まだゴシップの範囲でしたけれど、これは、もはや国の根幹に関わる大問題です。
(いけませんわ。このままでは、国が傾いてしまいます)
わたくしの表情から、ただ事ではないと察したのでしょう。
いつの間にか隣に来ていたゼノン様が、心配そうな顔でわたくしを覗き込んでいました。
「……何か、あったのか」
「ええ、少し……。いえ、かなり、よろしくない状況のようですわ」
わたくしは、お父様からの手紙を、彼にも読んでもらいました。
彼は、一文読むごとに、その顔を険しくしていきます。
全てを読み終えた時、彼の口から、重いため息が漏れました。
「……ここまで、ひどいとは」
「わたくしが、殿下のおそばにいた頃は、これらの問題を全て、水面下で処理しておりましたから」
「……君が?」
ゼノン様が、驚いたようにわたくしを見ます。
「妃としての、当然の務めですわ。殿下には、国の象徴として、常に輝いていていただきたかった。そのための雑務は、全てわたくしが引き受けておりました」
わたくしが淡々と告げると、彼は、何とも言えない表情で黙り込みました。
わたくしの知らなかった一面に、さらに驚いているのでしょう。
「……どうする」
「どう、とは?」
「このままでは、国が危うい。貴女は……どうしたい?」
彼は、まっすぐにわたくしの目を見て尋ねました。
それは、わたくしを護衛対象としてではなく、一人の、国を憂う同志として見てくれている証拠でした。
わたくしは、自分の両手を見つめます。
薪を割り、クマを気絶させ、固い瓶の蓋を開ける、この手。
この力は、自分の穏やかな生活のためだけにあるのでしょうか。
いいえ、きっと、そうではない。
静かだった辺境の空気が、にわかに、王都の嵐の匂いを運んできたような気がいたしました。
王都の騒がしさとは裏腹に、ここ辺境の地では、驚くほど穏やかな時間が流れております。
わたくしとゼノン様との関係も、以前とは比べ物にならないほど、打ち解けたものになっておりました。
「ゼノン様、見てくださいな。芽が出ましたわ」
わたくしが、庭の小さな家庭菜園で芽吹いたばかりの若葉を指さすと、傍らで薪割りの斧を研いでいた彼が、穏やかな顔で頷きます。
もはや、わたくしが素手で畑を耕し、巨大な岩を掘り起こして土壌改良するのを見ても、彼は眉一つ動かしません。
「そうか。これで、新鮮な野菜が食べられるな」
「ええ! 腕によりをかけて、美味しいお料理を作りますわね」
そんな、夫婦の会話のようなやり取りにも、すっかり慣れてしまいました。
彼がわたくしに向ける視線に、かつてのような警戒心はなく、今はただ、あたたかく、そしてどこか眩しいものを見るような色が灯っています。
その視線が、少しだけくすぐったくて、わたくしは顔が熱くなるのを感じました。
そんな穏やかな午後のこと。
再び、王都から定期便がやってきました。
そして、今度は、お父様からの手紙がわたくしに手渡されたのです。
几帳面で、厳格なお父様の文字を見るのは久しぶりですわ。
少しだけ、緊張しながら封を切りました。
『アイナへ
息災にしているか。母からの手紙で、お前が元気にやっていることは聞いている。無理はするな。
本題に入る。
王宮の状況が、いよいよ看過できぬレベルになってきたため、報告しておく。
まず、皇太子殿下の政務が、著しく滞っている。
お前が婚約者として管理していた膨大な書類は、今や山となり、殿下の執務室を埋め尽くしているそうだ。
マリアンヌ嬢は、書類の整理どころか、重要度の判別すらつかぬらしい。
先日は、隣国との関税に関する重要な批准書を、ただの紙切れと勘違いして、暖炉の焚きつけにしてしまったと聞き、私は卒倒しそうになった。幸い、燃える寸前で発見されたがな。
次に、宮廷内の人間関係の悪化だ。
マリアンヌ嬢が主催した茶会が、大失敗に終わったのは母から聞いたかもしれん。
あれ以来、有力な貴族の夫人や令嬢方は、皆、彼女と距離を置いている。
社交界における皇太子殿下の立場は、完全に孤立したと言っていい。
お前がどれほど細やかな気配りで、貴族間のバランスを保っていたか、殿下は今頃、骨身に染みていることだろう。
そして、最も憂慮すべきは、財政の悪化だ。
マリアン-ヌ嬢の浪費に加え、先日、彼女が「素晴らしい事業ですわ!」と絶賛して、皇太子殿下を説得し、国庫から多額の出資をさせた事業があった。
蓋を開けてみれば、それは王都で有名な詐欺師による、全くのでっち上げだったことが判明した。
国庫は、大きな損害を被った。財務大臣は、心労で倒れてしまったほどだ。
これらの失態続きに、臣下たちの不満は限界に達しつつある。
皇太子殿下は、公の場ではマリアンヌ嬢を庇い続けているが、その顔には疲労の色が隠せない。
夜な夜な、一人で酒を呷っているという噂も耳にする。
自らが招いたこととはいえ、哀れなものだ。
お前が心配する必要はない。だが、現状は知っておくべきだと思い、筆を取った。
自分の暮らしを、第一に考えなさい。
父より』
「……これは……」
手紙を読み終えたわたくしは、その内容の深刻さに、思わず声を失いました。
お母様の手紙は、まだゴシップの範囲でしたけれど、これは、もはや国の根幹に関わる大問題です。
(いけませんわ。このままでは、国が傾いてしまいます)
わたくしの表情から、ただ事ではないと察したのでしょう。
いつの間にか隣に来ていたゼノン様が、心配そうな顔でわたくしを覗き込んでいました。
「……何か、あったのか」
「ええ、少し……。いえ、かなり、よろしくない状況のようですわ」
わたくしは、お父様からの手紙を、彼にも読んでもらいました。
彼は、一文読むごとに、その顔を険しくしていきます。
全てを読み終えた時、彼の口から、重いため息が漏れました。
「……ここまで、ひどいとは」
「わたくしが、殿下のおそばにいた頃は、これらの問題を全て、水面下で処理しておりましたから」
「……君が?」
ゼノン様が、驚いたようにわたくしを見ます。
「妃としての、当然の務めですわ。殿下には、国の象徴として、常に輝いていていただきたかった。そのための雑務は、全てわたくしが引き受けておりました」
わたくしが淡々と告げると、彼は、何とも言えない表情で黙り込みました。
わたくしの知らなかった一面に、さらに驚いているのでしょう。
「……どうする」
「どう、とは?」
「このままでは、国が危うい。貴女は……どうしたい?」
彼は、まっすぐにわたくしの目を見て尋ねました。
それは、わたくしを護衛対象としてではなく、一人の、国を憂う同志として見てくれている証拠でした。
わたくしは、自分の両手を見つめます。
薪を割り、クマを気絶させ、固い瓶の蓋を開ける、この手。
この力は、自分の穏やかな生活のためだけにあるのでしょうか。
いいえ、きっと、そうではない。
静かだった辺境の空気が、にわかに、王都の嵐の匂いを運んできたような気がいたしました。
29
あなたにおすすめの小説
殿下に寵愛されてませんが別にかまいません!!!!!
さくら
恋愛
王太子アルベルト殿下の婚約者であった令嬢リリアナ。けれど、ある日突然「裏切り者」の汚名を着せられ、殿下の寵愛を失い、婚約を破棄されてしまう。
――でも、リリアナは泣き崩れなかった。
「殿下に愛されなくても、私には花と薬草がある。健気? 別に演じてないですけど?」
庶民の村で暮らし始めた彼女は、花畑を育て、子どもたちに薬草茶を振る舞い、村人から慕われていく。だが、そんな彼女を放っておけないのが、執着心に囚われた殿下。噂を流し、畑を焼き払い、ついには刺客を放ち……。
「どこまで私を追い詰めたいのですか、殿下」
絶望の淵に立たされたリリアナを守ろうとするのは、騎士団長セドリック。冷徹で寡黙な男は、彼女の誠実さに心を動かされ、やがて命を懸けて庇う。
「俺は、君を守るために剣を振るう」
寵愛などなくても構わない。けれど、守ってくれる人がいる――。
灰の大地に芽吹く新しい絆が、彼女を強く、美しく咲かせていく。
【完結】破滅フラグを回避したいのに婚約者の座は譲れません⁈─王太子殿下の婚約者に転生したみたいだけど転生先の物語がわかりません─
江崎美彩
恋愛
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりする物語です。
長編ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
白い結婚のはずが、騎士様の独占欲が強すぎます! すれ違いから始まる溺愛逆転劇
鍛高譚
恋愛
婚約破棄された令嬢リオナは、家の体面を守るため、幼なじみであり王国騎士でもあるカイルと「白い結婚」をすることになった。
お互い干渉しない、心も体も自由な結婚生活――そのはずだった。
……少なくとも、リオナはそう信じていた。
ところが結婚後、カイルの様子がおかしい。
距離を取るどころか、妙に優しくて、時に甘くて、そしてなぜか他の男性が近づくと怒る。
「お前は俺の妻だ。離れようなんて、思うなよ」
どうしてそんな顔をするのか、どうしてそんなに真剣に見つめてくるのか。
“白い結婚”のはずなのに、リオナの胸は日に日にざわついていく。
すれ違い、誤解、嫉妬。
そして社交界で起きた陰謀事件をきっかけに、カイルはとうとう本心を隠せなくなる。
「……ずっと好きだった。諦めるつもりなんてない」
そんなはずじゃなかったのに。
曖昧にしていたのは、むしろリオナのほうだった。
白い結婚から始まる、幼なじみ騎士の不器用で激しい独占欲。
鈍感な令嬢リオナが少しずつ自分の気持ちに気づいていく、溺愛逆転ラブストーリー。
「ゆっくりでいい。お前の歩幅に合わせる」
「……はい。私も、カイルと歩きたいです」
二人は“白い結婚”の先に、本当の夫婦を選んでいく――。
-
辺境の侯爵令嬢、婚約破棄された夜に最強薬師スキルでざまぁします。
コテット
恋愛
侯爵令嬢リーナは、王子からの婚約破棄と義妹の策略により、社交界での地位も誇りも奪われた。
だが、彼女には誰も知らない“前世の記憶”がある。現代薬剤師として培った知識と、辺境で拾った“魔草”の力。
それらを駆使して、貴族社会の裏を暴き、裏切った者たちに“真実の薬”を処方する。
ざまぁの宴の先に待つのは、異国の王子との出会い、平穏な薬草庵の日々、そして新たな愛。
これは、捨てられた令嬢が世界を変える、痛快で甘くてスカッとする逆転恋愛譚。
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
[異世界恋愛短編集]お望み通り、悪役令嬢とやらになりましたわ。ご満足いただけたかしら?
石河 翠
恋愛
公爵令嬢レイラは、王太子の婚約者である。しかし王太子は男爵令嬢にうつつをぬかして、彼女のことを「悪役令嬢」と敵視する。さらに妃教育という名目で離宮に幽閉されてしまった。
面倒な仕事を王太子から押し付けられたレイラは、やがて王族をはじめとする国の要人たちから誰にも言えない愚痴や秘密を打ち明けられるようになる。
そんなレイラの唯一の楽しみは、離宮の庭にある東屋でお茶をすること。ある時からお茶の時間に雨が降ると、顔馴染みの文官が雨宿りにやってくるようになって……。
どんな理不尽にも静かに耐えていたヒロインと、そんなヒロインの笑顔を見るためならどんな努力も惜しまないヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
「お望み通り、悪役令嬢とやらになりましたわ。ご満足いただけたかしら?」、その他5篇の異世界恋愛短編集です。
この作品は、他サイトにも投稿しております。表紙は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:32749945)をおかりしております。
実家を追い出され、薬草売りをして糊口をしのいでいた私は、薬草摘みが趣味の公爵様に見初められ、毎日二人でハーブティーを楽しんでいます
さくら
恋愛
実家を追い出され、わずかな薬草を売って糊口をしのいでいた私。
生きるだけで精一杯だったはずが――ある日、薬草摘みが趣味という変わり者の公爵様に出会ってしまいました。
「君の草は、人を救う力を持っている」
そう言って見初められた私は、公爵様の屋敷で毎日一緒に薬草を摘み、ハーブティーを淹れる日々を送ることに。
不思議と気持ちが通じ合い、いつしか心も温められていく……。
華やかな社交界も、危険な戦いもないけれど、
薬草の香りに包まれて、ゆるやかに育まれるふたりの時間。
町の人々や子どもたちとの出会いを重ね、気づけば「薬草師リオナ」の名は、遠い土地へと広がっていき――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる