異世界探訪記

Luckstyle

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四十日目。エルフ族の集落に延びる道。森の入り口にて

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四十日目。
 新調した荷車はとても軽く車輪の回りも滑らかで、買った物を全て積んで引いてもびっくりするほど軽かった。
 そんな故あって、予定していた野営地には予定の一刻も前に到着した。想定外の事態だとギルビットさんが頭を悩ませていたのでどうしたのか聞くと、これだけ早く着くなら野営地を新しく作る必要があるかも知れないと言うのだ。そうすれば村を空ける時間が短くでき、襲われた際の対処も容易になると言う。
 ギルビットさんが離れてもベルデットさんがいるから大丈夫じゃないかな?と言ってみたが、それでも心配らしい。その心意気にほっこりしてしまった。

 今日の夕餉は襲ってきた蛇。一匹では足りなかったので三匹手元に残していた。野菜はストレイフーズで買った物を炒め、野菜くずはスープの出汁に。エルフ族の集落から持ち出した野菜は瑞々しく風味もしっかり感じられたがストレイフーズでの物は少々味気ない。
 
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